【完結】獣王の番

キャラクター紹介

◆ライオネル＝ヴァルガ（攻め・α）  
25歳前後。獣王国の若き王であり獅子の血を引くカリスマα。
表面は冷徹だが、誰にも明かさぬ孤独と本能の葛藤を抱える。
「番など認めぬ」と心を閉ざすが、ユリアンにだけは抑えきれぬ愛情が――。
プライドの高さと、心を許した相手には徹底的な溺愛体質が共存するギャップ持ち。

◆ユリアン＝セレスタ（受け・Ω）  
20歳前後。隣国から和平の証として差し出されたΩの少年。
華奢で儚げ――だが芯は強く、人のためには傷つくことも選べる優しさを持つ。
不思議な力で王を鎮め、やがて国の命運を左右する「真の番」となる運命の持ち主。冷遇にも屈しない誇りと、隠された孤独を抱える。

◆大神官セラフィオ  
神殿の長であり、古の予言を伝える精神的支柱。二人の宿命を見抜き、時に優しく、時に厳しく導く。

◆宰相グレン  
獣王の腹心であり、優秀な参謀。当初はユリアン＝Ωを冷たくみるも、少しずつ考えを変えていく理知的。

◆隣国の王子  
ユリアンを政略に利用する冷徹な兄。後に宿命的な敵となる。