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「これより、判決を言い渡す!」
国王陛下の声が、大広間の空気を振動させた。
玉座の間は、水を打ったような静寂に包まれている。
誰もが息を潜め、この国の未来が決まる瞬間を見守っていた。
「まず、ラミリア・バーンスタイン令嬢、前へ」
「はい」
私はスカートの裾を掴み、一歩前に進み出た。
背筋を伸ばし、陛下を真っ直ぐに見上げる。
隣には、護衛のようにアレクセイ様が寄り添ってくれている。
彼の手の温もりが、私の震えを止めてくれていた。
「そなたの容疑は、『ミナ・フォン・ロードヴィッヒ男爵令嬢への傷害、ならびに嫌がらせ』、および『公爵家資産の横領』であったな?」
「はい、そのように告発されておりました」
「調査の結果、これらの容疑はすべて――」
陛下は一拍置き、会場を見渡してから告げた。
「『事実無根』であると断定する!」
わぁっ、と会場から歓声が上がった。
分かっていたこととはいえ、国王の口から公式に宣言されることの重みは違う。
これで、私の冤罪は晴れたのだ。
「ラミリア嬢のアリバイは完璧であり、逆に告発者であるミナ側の証拠捏造が発覚した。また、資金に関しても、ラミリア嬢の献身的な補填があったことが証明された。……よって、ラミリア嬢は無罪! 潔白である!」
「ありがとうございます、陛下」
私が深く礼をすると、陛下は少し声を和らげた。
「ただし、一つだけ罪がある」
「えっ?」
「そなたは『有能すぎた罪』だ。馬鹿な息子を甘やかし、その尻拭いを完璧にこなしすぎたせいで、あやつが増長した。……これからは、その能力を正しい主(アレクセイ)のために使い、自分自身も幸せになるよう、ここに命じる」
「……っ! はい、謹んでお受けいたします!」
粋な計らいに、私は胸が熱くなった。
会場からは割れんばかりの拍手が送られる。
「ま、待ってください父上!」
その祝福ムードをぶち壊すように、ジェラルド殿下が叫んだ。
「ラミリアが無罪なら、私の借金はどうなるのですか!? 誰が返すのですか!?」
「……自分の借金くらい、自分で返さんか、このたわけが」
陛下は冷ややかに息子を見下ろした。
「次は被告人、ジェラルド・フォン・アルカディア。およびミナ・フォン・ロードヴィッヒ。前へ」
「ひぃっ」
二人はビクつきながら、ヨロヨロと進み出た。
さっきまでの威勢はどこへやら、今はただの怯えた子供のようだ。
「ジェラルド。そなたに対する罪状は以下の通りだ」
陛下が羊皮紙を広げ、読み上げる。
「一、職務怠慢。王太子としての責務を放棄し、国政を停滞させた罪。
二、公金横領および浪費。国の予算を私利私欲のために使い込んだ罪。
三、虚偽告訴。無実の婚約者を陥れ、その名誉を傷つけた罪」
一つ読み上げられるたびに、殿下の肩がガクリと落ちる。
しかし、陛下はまだ止まらない。
「そして、四つ目。これが最も重い」
陛下は目を細め、底冷えする声で言った。
「『国家反逆未遂』、ならびに『最高位貴族への不敬罪』だ」
「は、反逆……!?」
殿下が目を剥いた。
「私が!? まさか! 私は王家の人間ですよ!?」
「忘れたか? そなたは先日、私(国王)の名を騙り、偽の勅命を作成したな?」
「あ……」
「『ラミリアを返せ』という、私的な欲望のために、王の権威を悪用した。……これは王位簒奪にも等しい重罪だ。しかも、その命令をアレクセイ公爵に向けた」
陛下はチラリとアレクセイ様を見た。
私の隣の公爵様は、能面のような無表情で立っているが、その周囲にはパキパキと氷の結晶が舞っている。
一番怒らせてはいけない相手だ。
「アレクセイは王弟であり、この国の守護神だ。その彼に対し、『従わなければ反逆者とみなす』などと脅迫したそうだな? ……国を滅ぼす気か?」
「ち、違います! あれは、その場の勢いで……!」
「勢いで国が滅んでたまるか! もしアレクセイが本気で応戦していたら、今頃王城は氷漬けだ! そなたの首など胴体とサヨナラしていたのだぞ!」
陛下の怒号に、殿下は言葉を失った。
ようやく事の重大さに気づいたらしい。
アレクセイ様の堪忍袋の緒が切れる寸前だったことを。
「よって、判決を言い渡す!」
陛下が高らかに宣言した。
「ジェラルド・フォン・アルカディア。そなたを本日付けで『廃嫡』とする!」
「は、はい……?」
殿下はポカンとした。
意味が理解できないようだ。
「王位継承権の剥奪だ。そなたはもう王太子ではない。ただの罪人だ」
「嘘だ……嘘だぁぁぁっ!!」
殿下は絶叫した。
「嫌だ! 私は王になる男だぞ! ラミリアがいないなら、他の誰かがやればいいじゃないか! そうだ、ミナだ! ミナが聖女の力でなんとかしてくれるはずだ!」
殿下はすがりつくようにミナ様を見た。
しかし、当のミナ様は、そそくさと殿下から距離を取ろうとしていた。
「あ、あのぉ~。私、やっぱり関係ないですぅ」
「は?」
ミナ様は可愛い顔を作って、陛下に媚びた。
「私、殿下に脅されてたんです! 『付き合わないと殺す』って! だから仕方なく……。私、ただの被害者なんですぅ!」
「なっ、ミナ!? 貴様、何を言っているんだ!?」
殿下が愕然とする。
愛し合っていたはずの恋人の、鮮やかな手のひら返し。
「だってぇ、王子じゃなくて無職の借金男なんて、用はないですもん。……ねえ、陛下ぁ? 私、可哀想な女の子でしょ? 許してくれますよねぇ?」
ミナ様は上目遣いで陛下を見つめた。
普通の男なら、この色仕掛けに絆されるかもしれない。
しかし、相手は百戦錬磨の賢王と、その弟だ。
「……醜いな」
アレクセイ様がボソリと呟いた。
その一言が、ミナ様の心臓を貫いた。
「自分の保身のために男を売るか。……ラミリアを見習え。彼女は私が暴走しかけた時も、我が身を挺して私を止めてくれたぞ」
「ぐぬぬ……!」
「それに、ミナよ」
陛下が冷たく告げた。
「そなたの罪も重いぞ。経歴詐称、王家への詐欺、そして証拠捏造。……さらに、アレクセイ公爵邸への不法侵入と、公爵夫人(予定)への侮辱罪も追加だ」
「そ、そんなぁ……」
「そなたたちには、相応の報いを受けてもらう。……地下牢で、頭が冷えるまで反省するがいい」
陛下が合図をすると、待機していた衛兵たちがザッザッと進み出た。
かつて殿下に従っていた近衛騎士たちではない。
国王直属の、情け容赦ない憲兵たちだ。
「連れて行け!」
「い、嫌だぁぁぁ! 離せ! 私は王子だぞ! ラミリア、助けてくれぇぇぇ!」
「嫌ぁぁぁ! 私のドレスが汚れるぅ! ヒロインは牢屋なんか入らないのよぉぉぉ!」
二人の絶叫が響き渡る中、彼らはズルズルと引きずられていった。
その姿はあまりにも滑稽で、そして哀れだった。
大広間の扉が閉ざされ、二人の声が消えると、会場には安堵のため息が広がった。
終わったのだ。
長かった断罪劇が、今ここで完全に逆転し、幕を下ろしたのだ。
「……ふぅ」
私は肩の力を抜いた。
隣のアレクセイ様が、優しく私の背中を支えてくれる。
「終わったな、ラミリア」
「はい、アレクセイ様。……本当に、終わりましたね」
「気にするな。あいつらは自業自得だ。……それより」
アレクセイ様は私の手を取り、甲に口づけを落とした。
「おめでとう、私の『元・悪役令嬢』。……いや、これからは『公爵夫人』だな」
「……はいっ!」
私は涙をこらえて微笑んだ。
悪役令嬢という汚名は、今日ここできれいに雪がれた。
私はもう、誰かに作られた悪役ではない。
アレクセイ様に愛され、自分の足で立つ、一人の幸せな女性なのだ。
「さて、陛下」
アレクセイ様は国王陛下に向き直った。
「用は済みましたね。私たちは帰ります。……今日はラミリアと、お祝いのケーキを食べる約束がありますので」
「ま、待てアレクセイ! まだ話が……! 今後の国の再建計画とか!」
「それは兄上がやってください。ラミリアはもう、王家の道具ではありませんので」
アレクセイ様はピシャリと言い放つと、私の腰を抱いて踵を返した。
会場の貴族たちが、モーセの海割りのように道を開ける。
私たちは拍手と祝福の声を背に受けながら、堂々と大広間を後にした。
「……行こう、ラミリア。家に」
「はい、帰りましょう。……私たちの家に」
繋いだ手の温かさを感じながら、私は前を向いて歩き出した。
もう二度と、振り返ることはない。
私の未来は、この愛しい人と共にあるのだから。
……しかし。
地下牢に連行されたミナ様の目が、まだ諦めの色を浮かべていなかったことに、私たちは気づくべきだったかもしれない。
彼女の背後にある「黒幕」の存在が、最後の波乱を呼ぼうとしていた。
国王陛下の声が、大広間の空気を振動させた。
玉座の間は、水を打ったような静寂に包まれている。
誰もが息を潜め、この国の未来が決まる瞬間を見守っていた。
「まず、ラミリア・バーンスタイン令嬢、前へ」
「はい」
私はスカートの裾を掴み、一歩前に進み出た。
背筋を伸ばし、陛下を真っ直ぐに見上げる。
隣には、護衛のようにアレクセイ様が寄り添ってくれている。
彼の手の温もりが、私の震えを止めてくれていた。
「そなたの容疑は、『ミナ・フォン・ロードヴィッヒ男爵令嬢への傷害、ならびに嫌がらせ』、および『公爵家資産の横領』であったな?」
「はい、そのように告発されておりました」
「調査の結果、これらの容疑はすべて――」
陛下は一拍置き、会場を見渡してから告げた。
「『事実無根』であると断定する!」
わぁっ、と会場から歓声が上がった。
分かっていたこととはいえ、国王の口から公式に宣言されることの重みは違う。
これで、私の冤罪は晴れたのだ。
「ラミリア嬢のアリバイは完璧であり、逆に告発者であるミナ側の証拠捏造が発覚した。また、資金に関しても、ラミリア嬢の献身的な補填があったことが証明された。……よって、ラミリア嬢は無罪! 潔白である!」
「ありがとうございます、陛下」
私が深く礼をすると、陛下は少し声を和らげた。
「ただし、一つだけ罪がある」
「えっ?」
「そなたは『有能すぎた罪』だ。馬鹿な息子を甘やかし、その尻拭いを完璧にこなしすぎたせいで、あやつが増長した。……これからは、その能力を正しい主(アレクセイ)のために使い、自分自身も幸せになるよう、ここに命じる」
「……っ! はい、謹んでお受けいたします!」
粋な計らいに、私は胸が熱くなった。
会場からは割れんばかりの拍手が送られる。
「ま、待ってください父上!」
その祝福ムードをぶち壊すように、ジェラルド殿下が叫んだ。
「ラミリアが無罪なら、私の借金はどうなるのですか!? 誰が返すのですか!?」
「……自分の借金くらい、自分で返さんか、このたわけが」
陛下は冷ややかに息子を見下ろした。
「次は被告人、ジェラルド・フォン・アルカディア。およびミナ・フォン・ロードヴィッヒ。前へ」
「ひぃっ」
二人はビクつきながら、ヨロヨロと進み出た。
さっきまでの威勢はどこへやら、今はただの怯えた子供のようだ。
「ジェラルド。そなたに対する罪状は以下の通りだ」
陛下が羊皮紙を広げ、読み上げる。
「一、職務怠慢。王太子としての責務を放棄し、国政を停滞させた罪。
二、公金横領および浪費。国の予算を私利私欲のために使い込んだ罪。
三、虚偽告訴。無実の婚約者を陥れ、その名誉を傷つけた罪」
一つ読み上げられるたびに、殿下の肩がガクリと落ちる。
しかし、陛下はまだ止まらない。
「そして、四つ目。これが最も重い」
陛下は目を細め、底冷えする声で言った。
「『国家反逆未遂』、ならびに『最高位貴族への不敬罪』だ」
「は、反逆……!?」
殿下が目を剥いた。
「私が!? まさか! 私は王家の人間ですよ!?」
「忘れたか? そなたは先日、私(国王)の名を騙り、偽の勅命を作成したな?」
「あ……」
「『ラミリアを返せ』という、私的な欲望のために、王の権威を悪用した。……これは王位簒奪にも等しい重罪だ。しかも、その命令をアレクセイ公爵に向けた」
陛下はチラリとアレクセイ様を見た。
私の隣の公爵様は、能面のような無表情で立っているが、その周囲にはパキパキと氷の結晶が舞っている。
一番怒らせてはいけない相手だ。
「アレクセイは王弟であり、この国の守護神だ。その彼に対し、『従わなければ反逆者とみなす』などと脅迫したそうだな? ……国を滅ぼす気か?」
「ち、違います! あれは、その場の勢いで……!」
「勢いで国が滅んでたまるか! もしアレクセイが本気で応戦していたら、今頃王城は氷漬けだ! そなたの首など胴体とサヨナラしていたのだぞ!」
陛下の怒号に、殿下は言葉を失った。
ようやく事の重大さに気づいたらしい。
アレクセイ様の堪忍袋の緒が切れる寸前だったことを。
「よって、判決を言い渡す!」
陛下が高らかに宣言した。
「ジェラルド・フォン・アルカディア。そなたを本日付けで『廃嫡』とする!」
「は、はい……?」
殿下はポカンとした。
意味が理解できないようだ。
「王位継承権の剥奪だ。そなたはもう王太子ではない。ただの罪人だ」
「嘘だ……嘘だぁぁぁっ!!」
殿下は絶叫した。
「嫌だ! 私は王になる男だぞ! ラミリアがいないなら、他の誰かがやればいいじゃないか! そうだ、ミナだ! ミナが聖女の力でなんとかしてくれるはずだ!」
殿下はすがりつくようにミナ様を見た。
しかし、当のミナ様は、そそくさと殿下から距離を取ろうとしていた。
「あ、あのぉ~。私、やっぱり関係ないですぅ」
「は?」
ミナ様は可愛い顔を作って、陛下に媚びた。
「私、殿下に脅されてたんです! 『付き合わないと殺す』って! だから仕方なく……。私、ただの被害者なんですぅ!」
「なっ、ミナ!? 貴様、何を言っているんだ!?」
殿下が愕然とする。
愛し合っていたはずの恋人の、鮮やかな手のひら返し。
「だってぇ、王子じゃなくて無職の借金男なんて、用はないですもん。……ねえ、陛下ぁ? 私、可哀想な女の子でしょ? 許してくれますよねぇ?」
ミナ様は上目遣いで陛下を見つめた。
普通の男なら、この色仕掛けに絆されるかもしれない。
しかし、相手は百戦錬磨の賢王と、その弟だ。
「……醜いな」
アレクセイ様がボソリと呟いた。
その一言が、ミナ様の心臓を貫いた。
「自分の保身のために男を売るか。……ラミリアを見習え。彼女は私が暴走しかけた時も、我が身を挺して私を止めてくれたぞ」
「ぐぬぬ……!」
「それに、ミナよ」
陛下が冷たく告げた。
「そなたの罪も重いぞ。経歴詐称、王家への詐欺、そして証拠捏造。……さらに、アレクセイ公爵邸への不法侵入と、公爵夫人(予定)への侮辱罪も追加だ」
「そ、そんなぁ……」
「そなたたちには、相応の報いを受けてもらう。……地下牢で、頭が冷えるまで反省するがいい」
陛下が合図をすると、待機していた衛兵たちがザッザッと進み出た。
かつて殿下に従っていた近衛騎士たちではない。
国王直属の、情け容赦ない憲兵たちだ。
「連れて行け!」
「い、嫌だぁぁぁ! 離せ! 私は王子だぞ! ラミリア、助けてくれぇぇぇ!」
「嫌ぁぁぁ! 私のドレスが汚れるぅ! ヒロインは牢屋なんか入らないのよぉぉぉ!」
二人の絶叫が響き渡る中、彼らはズルズルと引きずられていった。
その姿はあまりにも滑稽で、そして哀れだった。
大広間の扉が閉ざされ、二人の声が消えると、会場には安堵のため息が広がった。
終わったのだ。
長かった断罪劇が、今ここで完全に逆転し、幕を下ろしたのだ。
「……ふぅ」
私は肩の力を抜いた。
隣のアレクセイ様が、優しく私の背中を支えてくれる。
「終わったな、ラミリア」
「はい、アレクセイ様。……本当に、終わりましたね」
「気にするな。あいつらは自業自得だ。……それより」
アレクセイ様は私の手を取り、甲に口づけを落とした。
「おめでとう、私の『元・悪役令嬢』。……いや、これからは『公爵夫人』だな」
「……はいっ!」
私は涙をこらえて微笑んだ。
悪役令嬢という汚名は、今日ここできれいに雪がれた。
私はもう、誰かに作られた悪役ではない。
アレクセイ様に愛され、自分の足で立つ、一人の幸せな女性なのだ。
「さて、陛下」
アレクセイ様は国王陛下に向き直った。
「用は済みましたね。私たちは帰ります。……今日はラミリアと、お祝いのケーキを食べる約束がありますので」
「ま、待てアレクセイ! まだ話が……! 今後の国の再建計画とか!」
「それは兄上がやってください。ラミリアはもう、王家の道具ではありませんので」
アレクセイ様はピシャリと言い放つと、私の腰を抱いて踵を返した。
会場の貴族たちが、モーセの海割りのように道を開ける。
私たちは拍手と祝福の声を背に受けながら、堂々と大広間を後にした。
「……行こう、ラミリア。家に」
「はい、帰りましょう。……私たちの家に」
繋いだ手の温かさを感じながら、私は前を向いて歩き出した。
もう二度と、振り返ることはない。
私の未来は、この愛しい人と共にあるのだから。
……しかし。
地下牢に連行されたミナ様の目が、まだ諦めの色を浮かべていなかったことに、私たちは気づくべきだったかもしれない。
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