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第4章 教会と学校
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調査の合間、聖堂の片隅で子どもたちが手を振ってきた。
「エレオノーラ様、一緒に本を読みましょう!」
差し出されたのは、革表紙で綴じられた聖書だった。
「……今は調査中なんだけど」
そう言いかけると、背後でリヒャルトが控えめに口を開いた。
「少し休憩なさっては? 長く座り詰めではお疲れでしょう」
子どもたちの瞳に期待の色が浮かんでいる。私は苦笑し、聖書を開いた。
最初に記されていたのは、この世界の始まりの物語だった。
創造神――名を呼ぶのは禁忌とされる唯一の存在。そこから分かれ出た精霊たち。炎・風・水・雷、それぞれの精霊が世界を巡り、人に力を分け与えたと書かれていた。
(……あ、これ、洗礼式で光ったやつだ)
人は気に入られた精霊の力を借りやすく、それが洗礼式のときの光の色を決める。
極端に光が濃い、あるいは薄い人は、光の精霊と闇の精霊に愛されている証であり――魔力が強い。
(つまり……魔法って、本当に神と精霊の思し召し!? いやいや急にファンタジーすぎでしょ!)
声に出しそうになった言葉をご令嬢スキルでぐっと飲み込む。喉が詰まりそうなほど我慢した。
そして、ページを繰る手が止まる。
「神々は、人々の感謝と信仰を喜び、魔法を授けた」
その一文を読んだ瞬間、背筋に稲妻が走った。
「これだ!!」
思わず立ち上がった私に、子どもたちがきょとんとし、リヒャルトが慌てて近寄る。
「エレオノーラ様!? いかがなさいましたか」
私は本をぎゅっと握りしめながら、震える声で答えた。
「魔力が増えた理由……信仰と感謝が鍵なのよ!」
「エレオノーラ様、一緒に本を読みましょう!」
差し出されたのは、革表紙で綴じられた聖書だった。
「……今は調査中なんだけど」
そう言いかけると、背後でリヒャルトが控えめに口を開いた。
「少し休憩なさっては? 長く座り詰めではお疲れでしょう」
子どもたちの瞳に期待の色が浮かんでいる。私は苦笑し、聖書を開いた。
最初に記されていたのは、この世界の始まりの物語だった。
創造神――名を呼ぶのは禁忌とされる唯一の存在。そこから分かれ出た精霊たち。炎・風・水・雷、それぞれの精霊が世界を巡り、人に力を分け与えたと書かれていた。
(……あ、これ、洗礼式で光ったやつだ)
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極端に光が濃い、あるいは薄い人は、光の精霊と闇の精霊に愛されている証であり――魔力が強い。
(つまり……魔法って、本当に神と精霊の思し召し!? いやいや急にファンタジーすぎでしょ!)
声に出しそうになった言葉をご令嬢スキルでぐっと飲み込む。喉が詰まりそうなほど我慢した。
そして、ページを繰る手が止まる。
「神々は、人々の感謝と信仰を喜び、魔法を授けた」
その一文を読んだ瞬間、背筋に稲妻が走った。
「これだ!!」
思わず立ち上がった私に、子どもたちがきょとんとし、リヒャルトが慌てて近寄る。
「エレオノーラ様!? いかがなさいましたか」
私は本をぎゅっと握りしめながら、震える声で答えた。
「魔力が増えた理由……信仰と感謝が鍵なのよ!」
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