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第六章 学園生活
第四十二話 祭りの後
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ミスコン本選――会場中央には煌びやかな舞踏の舞台が設えられていた。
学園一の華やかな催しに、観客席は立ち見が出るほどの賑わいを見せている。
「カップル競技は社交ダンス!
審査は演技の美しさと完成度、それに観客の印象も含めて行われます!」
司会の声に、場内はどよめきと歓声に包まれた。
まず登場したのは、圧倒的存在感を誇る三年生ペア――セシリアとジークフリード。
彼らは一年生の頃から連続優勝を誇る絶対王者。
セシリアは華やかな赤のドレスを翻し、ジークフリードは鍛え抜かれた体を優雅に操り、二人の舞はまるで炎と剣が織りなす舞踏のようだった。
「さすがだな……」
観客の誰もが息を呑む。
完璧なリードとフォロー、隙のない演技――まさに王者の風格。
次々と各クラスのミスコンカップルの演技が行われていく。
誰も彼も良く練習して来たのだろうと思える演技だ。
続いて登場したのは、一年生ペア、ティアとブライトン。
緊張が漂う舞台の上、二人は互いに目を見つめ、そっと手を重ねる。
「大丈夫。
私を信じて。」
ティアの囁きに、ブライトンは深く頷いた。
音楽が流れ出す。
軽やかな旋律に合わせ、二人は滑るように舞台を踏み出した。
ティアの金髪が光を受けて流星のように揺れ、ブライトンの確かなリードがその全てを支える。
「すごい……」
観客から驚きの声が漏れる。
ティアの表情は優雅で、どこか楽しげで――その舞は観客の心を一瞬で掴んで離さなかった。
ブライトンの硬さも徐々に解け、最後のターンでは二人が一体となったかのような美しいラインを描き出した。
音楽が終わると同時に、場内は大きな拍手と歓声に包まれる。
「きゃああ!ティア様ーー!」
「ブライトンー!かっこいい!」
クラスメイト達の声援にも熱が入る。
そして全ての演技が終わると審査発表の時――。
「第一位は……一年一組、ティア・エルフェリア嬢と、ブライトン・クレスト君!!!」
会場が爆発するような歓声に包まれた。
「やったああああ!」
クラスメイトたちが立ち上がり、涙を流しながら喜び合う。
僅差での勝利だった。
セシリアとジークフリードの圧巻の舞を凌ぎ、観客を魅了した二人の輝きが勝利を手繰り寄せたのだ。
ステージ上でティアとブライトンは顔を見合わせ、思わず笑い合った。
「優勝だ……!」
「うん、一緒に勝ち取ったわね!」
さらに結果は続く。
クラス対抗の出し物勝負でもティアたちのメイド喫茶が一位を獲得。
そして――総合優勝。
「「「うおおおおおおおお!!!」」」
クラス全員が抱き合い、飛び跳ね、歓喜を爆発させる。
学園祭は、彼ら一年生にとって忘れられない栄光の一日となった。
学園祭の熱気がまだ残る夕刻。
クラスの生徒たちは学園内のフリースペースを借り切り、打ち上げを開いていた。
テーブルの上には、出し物で使った食材の余りを工夫した料理がずらりと並び、笑い声と歓声が途切れることなく響く。
「一年で総合優勝だなんて前代未聞だぞ!」
「ティアとブライトンのダンス、マジで鳥肌だった!」
「メイド姿のメリルも可愛かったぞ~!」
誰もが興奮冷めやらぬ様子で、盛り上がりは最高潮に達していた。
そんな中、ティアは少し人混みを抜け出し、廊下の窓辺で涼しい夜風に当たっていた。
月明かりが金髪を照らし、まるで光のベールを纏っているように見える。
「……ここにいたんだ。」
背後から声をかけてきたのは、ブライトンだった。
彼もまた少し顔を紅潮させ、きっと宴の勢いで飲んだ果実酒のせいだろう。
「お酒呑んだの?」
「ああ、学園で仕入れている果樹酒は品質も良くてとても飲みやすいんだ。
15歳になった時に、親から勧められて飲み出して好きになった。」
「そうなんだ。
私が知ってる国ではお酒は20歳になってからだよ。」
「へぇ~、遅いんだね。
この国では15歳になると解禁されるから国が違うと文化も違うんだな。」
「ブライトンって今何歳なの?」
「俺は20歳だよ。
ティアは?」
「私も20歳よ。
学園っていろいろな世代の人が学生してるじゃない。
まあ、普通に話してる分には違和感ないんだけど。
楽しいよね。
違った世代の価値観も垣間見れて。」
「ああ、ティアと同い年なのはちょっとうれしいけど。」
「そうなの?
メリルも20歳だよ。
彼女とは馬が合うって言うか、気を遣わなくて良いって言うか。
良い友達に巡り会えたわ。」
「そうだね。
それにしてもミスコンで三年生の先輩達のダンスも凄かったな。」
「そうね。
迫力あって負けちゃうかと思ったわ。」
ブライトンは窓辺に寄り、ティアの横に立つ。
夜空に浮かぶ月を見上げながら、静かに続けた。
「俺は踊りなんて全然自信なかった。
でも……ティアが僕を見て“信じて”って言ってくれた時、不思議と怖さが消えたんだ。」
「ふふ、私もよ。
ブライトンがリードしてくれたから、安心して楽しめた。」
二人は顔を見合わせ、照れくさそうに笑った。
その笑顔はどこかぎこちないけれど、心から嬉しそうで――。
「……ありがとう、ティア。」
「こちらこそ。
楽しかったわ。」
沈黙が落ちる。
宴のざわめきは遠く、月光の下では二人だけの世界。
ブライトンは言葉を探すように少し視線を泳がせた後、勇気を振り絞って口を開いた。
「これからも……一緒に、色んなことをやっていけたらいいな。」
ティアの胸が少し熱くなる。
それは淡い約束であり、未来への願い。
ティアは静かに頷き、微笑んだ。
「ええ、もちろんよ。」
その瞬間、遠くで誰かがティアを探す声がした。
二人は慌てて顔をそらし、照れ笑いを浮かべながら宴の喧騒へと戻っていった。
けれど、二人の間に生まれた小さな絆は――
これからの学園生活を、きっと今まで以上に鮮やかなものへと変えていくだろう。
優勝で勝ち取った「避暑地への切符」は、クラス全員の大切な宝物になった。
夏休みの予定を立てるたびに、話題は自然とその避暑地のことで持ちきりになる。
そんなある日、ティアは寮の廊下でメリルに声をかけた。
「ねぇ、メリル。
避暑地の準備、一緒にしない?」
「準備?」
「そうよ!
避暑地といえば……プールに海!
つまり――水着よ!」
瞳をきらきらと輝かせるティアに、メリルは苦笑しながらも頷いた。
「……うん。行こうか。」
二人は街へ繰り出し、王都でも一際賑わうショッピングモールへ足を踏み入れる。
専門店が軒を連ねる大きな建物は、人の活気で溢れ、まるで祭りのようだった。
「わぁ、見てメリル!
あっちの店、水着がずらっと並んでる!」
「ちょ、ちょっとティア、そんなに引っ張らないで……!」
ティアは嬉しそうに店を飛び回り、次々と商品を手に取っては試着室へ消えていく。
やがて、派手な赤と黒のビキニ姿で現れると、恥じらいもなくポーズを決めた。
「どう? 似合ってるでしょ?」
「……うん、すごく似合ってる。
スタイルもいいし……私なんて全然……。」
メリルは小さな声でつぶやき、目を伏せる。
だがティアは笑顔で、水色のシンプルなビキニを手渡した。
「そんなこと言わないの。
ほら、これ着てみて?」
メリルは少し渋りながらも、着替えて姿を見せる。
透き通るような水色が彼女の白い肌に映え、恥ずかしそうに両手で胸元を押さえる姿は、誰が見ても可憐だった。
「……どうかな?」
「すっごく似合ってる!
ほら、ほら、可愛いって!」
ティアの言葉に、メリルの頬はぱっと赤く染まった。
褒められた嬉しさと、ちょっとした照れくささが混じり合っている。
「じゃあ……これにしようかな。」
「決まりね!」
二人は買い物を終えると、街角のカフェで甘いデザートを頬張りながら、必要な持ち物や遊びの計画を話し合った。
笑い声が絶えないその光景は、まるで避暑地での楽しい夏の始まりを先取りしているようだった。
学園一の華やかな催しに、観客席は立ち見が出るほどの賑わいを見せている。
「カップル競技は社交ダンス!
審査は演技の美しさと完成度、それに観客の印象も含めて行われます!」
司会の声に、場内はどよめきと歓声に包まれた。
まず登場したのは、圧倒的存在感を誇る三年生ペア――セシリアとジークフリード。
彼らは一年生の頃から連続優勝を誇る絶対王者。
セシリアは華やかな赤のドレスを翻し、ジークフリードは鍛え抜かれた体を優雅に操り、二人の舞はまるで炎と剣が織りなす舞踏のようだった。
「さすがだな……」
観客の誰もが息を呑む。
完璧なリードとフォロー、隙のない演技――まさに王者の風格。
次々と各クラスのミスコンカップルの演技が行われていく。
誰も彼も良く練習して来たのだろうと思える演技だ。
続いて登場したのは、一年生ペア、ティアとブライトン。
緊張が漂う舞台の上、二人は互いに目を見つめ、そっと手を重ねる。
「大丈夫。
私を信じて。」
ティアの囁きに、ブライトンは深く頷いた。
音楽が流れ出す。
軽やかな旋律に合わせ、二人は滑るように舞台を踏み出した。
ティアの金髪が光を受けて流星のように揺れ、ブライトンの確かなリードがその全てを支える。
「すごい……」
観客から驚きの声が漏れる。
ティアの表情は優雅で、どこか楽しげで――その舞は観客の心を一瞬で掴んで離さなかった。
ブライトンの硬さも徐々に解け、最後のターンでは二人が一体となったかのような美しいラインを描き出した。
音楽が終わると同時に、場内は大きな拍手と歓声に包まれる。
「きゃああ!ティア様ーー!」
「ブライトンー!かっこいい!」
クラスメイト達の声援にも熱が入る。
そして全ての演技が終わると審査発表の時――。
「第一位は……一年一組、ティア・エルフェリア嬢と、ブライトン・クレスト君!!!」
会場が爆発するような歓声に包まれた。
「やったああああ!」
クラスメイトたちが立ち上がり、涙を流しながら喜び合う。
僅差での勝利だった。
セシリアとジークフリードの圧巻の舞を凌ぎ、観客を魅了した二人の輝きが勝利を手繰り寄せたのだ。
ステージ上でティアとブライトンは顔を見合わせ、思わず笑い合った。
「優勝だ……!」
「うん、一緒に勝ち取ったわね!」
さらに結果は続く。
クラス対抗の出し物勝負でもティアたちのメイド喫茶が一位を獲得。
そして――総合優勝。
「「「うおおおおおおおお!!!」」」
クラス全員が抱き合い、飛び跳ね、歓喜を爆発させる。
学園祭は、彼ら一年生にとって忘れられない栄光の一日となった。
学園祭の熱気がまだ残る夕刻。
クラスの生徒たちは学園内のフリースペースを借り切り、打ち上げを開いていた。
テーブルの上には、出し物で使った食材の余りを工夫した料理がずらりと並び、笑い声と歓声が途切れることなく響く。
「一年で総合優勝だなんて前代未聞だぞ!」
「ティアとブライトンのダンス、マジで鳥肌だった!」
「メイド姿のメリルも可愛かったぞ~!」
誰もが興奮冷めやらぬ様子で、盛り上がりは最高潮に達していた。
そんな中、ティアは少し人混みを抜け出し、廊下の窓辺で涼しい夜風に当たっていた。
月明かりが金髪を照らし、まるで光のベールを纏っているように見える。
「……ここにいたんだ。」
背後から声をかけてきたのは、ブライトンだった。
彼もまた少し顔を紅潮させ、きっと宴の勢いで飲んだ果実酒のせいだろう。
「お酒呑んだの?」
「ああ、学園で仕入れている果樹酒は品質も良くてとても飲みやすいんだ。
15歳になった時に、親から勧められて飲み出して好きになった。」
「そうなんだ。
私が知ってる国ではお酒は20歳になってからだよ。」
「へぇ~、遅いんだね。
この国では15歳になると解禁されるから国が違うと文化も違うんだな。」
「ブライトンって今何歳なの?」
「俺は20歳だよ。
ティアは?」
「私も20歳よ。
学園っていろいろな世代の人が学生してるじゃない。
まあ、普通に話してる分には違和感ないんだけど。
楽しいよね。
違った世代の価値観も垣間見れて。」
「ああ、ティアと同い年なのはちょっとうれしいけど。」
「そうなの?
メリルも20歳だよ。
彼女とは馬が合うって言うか、気を遣わなくて良いって言うか。
良い友達に巡り会えたわ。」
「そうだね。
それにしてもミスコンで三年生の先輩達のダンスも凄かったな。」
「そうね。
迫力あって負けちゃうかと思ったわ。」
ブライトンは窓辺に寄り、ティアの横に立つ。
夜空に浮かぶ月を見上げながら、静かに続けた。
「俺は踊りなんて全然自信なかった。
でも……ティアが僕を見て“信じて”って言ってくれた時、不思議と怖さが消えたんだ。」
「ふふ、私もよ。
ブライトンがリードしてくれたから、安心して楽しめた。」
二人は顔を見合わせ、照れくさそうに笑った。
その笑顔はどこかぎこちないけれど、心から嬉しそうで――。
「……ありがとう、ティア。」
「こちらこそ。
楽しかったわ。」
沈黙が落ちる。
宴のざわめきは遠く、月光の下では二人だけの世界。
ブライトンは言葉を探すように少し視線を泳がせた後、勇気を振り絞って口を開いた。
「これからも……一緒に、色んなことをやっていけたらいいな。」
ティアの胸が少し熱くなる。
それは淡い約束であり、未来への願い。
ティアは静かに頷き、微笑んだ。
「ええ、もちろんよ。」
その瞬間、遠くで誰かがティアを探す声がした。
二人は慌てて顔をそらし、照れ笑いを浮かべながら宴の喧騒へと戻っていった。
けれど、二人の間に生まれた小さな絆は――
これからの学園生活を、きっと今まで以上に鮮やかなものへと変えていくだろう。
優勝で勝ち取った「避暑地への切符」は、クラス全員の大切な宝物になった。
夏休みの予定を立てるたびに、話題は自然とその避暑地のことで持ちきりになる。
そんなある日、ティアは寮の廊下でメリルに声をかけた。
「ねぇ、メリル。
避暑地の準備、一緒にしない?」
「準備?」
「そうよ!
避暑地といえば……プールに海!
つまり――水着よ!」
瞳をきらきらと輝かせるティアに、メリルは苦笑しながらも頷いた。
「……うん。行こうか。」
二人は街へ繰り出し、王都でも一際賑わうショッピングモールへ足を踏み入れる。
専門店が軒を連ねる大きな建物は、人の活気で溢れ、まるで祭りのようだった。
「わぁ、見てメリル!
あっちの店、水着がずらっと並んでる!」
「ちょ、ちょっとティア、そんなに引っ張らないで……!」
ティアは嬉しそうに店を飛び回り、次々と商品を手に取っては試着室へ消えていく。
やがて、派手な赤と黒のビキニ姿で現れると、恥じらいもなくポーズを決めた。
「どう? 似合ってるでしょ?」
「……うん、すごく似合ってる。
スタイルもいいし……私なんて全然……。」
メリルは小さな声でつぶやき、目を伏せる。
だがティアは笑顔で、水色のシンプルなビキニを手渡した。
「そんなこと言わないの。
ほら、これ着てみて?」
メリルは少し渋りながらも、着替えて姿を見せる。
透き通るような水色が彼女の白い肌に映え、恥ずかしそうに両手で胸元を押さえる姿は、誰が見ても可憐だった。
「……どうかな?」
「すっごく似合ってる!
ほら、ほら、可愛いって!」
ティアの言葉に、メリルの頬はぱっと赤く染まった。
褒められた嬉しさと、ちょっとした照れくささが混じり合っている。
「じゃあ……これにしようかな。」
「決まりね!」
二人は買い物を終えると、街角のカフェで甘いデザートを頬張りながら、必要な持ち物や遊びの計画を話し合った。
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