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第十二章 最悪のノエル
第百話 揺れ動くノエル
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次の日の昼休み。
食堂でティアはアーサーと向かい合って食事をしていた。今日はメリルが自作した弁当をブライトンと一緒に中庭で食べると言い出したため、久しぶりに二人きりの昼食となった。
「メリル、朝から頑張って弁当を作ってたんだって」
ティアが微笑ましそうに言う。
「そうか。
それでブライトンと二人きりで食べてるわけだな」
アーサーは少し笑った。
「ねぇ、アーサーも……やっぱり手作り弁当とかに憧れたりする?」
「いや、別に特別な憧れはないけど……作ってくれたら、喜んで食べるよ」
「そうなんだ。
私だって料理くらいはできるんだから。
今度、頑張っちゃおうかな?」
「期待して待ってるよ」
二人がそんな穏やかな会話をしていると――
「おい。
ちょっと話せるか?」
不意にノエルが現れ、ティアとアーサーのテーブルに声をかけてきた。
「今は食事中だから、後にしてくれると助かるんだけど」
ティアが眉をひそめる。
「まあいい。
座れよ。
聞いてやるから」
アーサーはそう言うと、自分の隣の椅子を引いてノエルを座らせた。
「もう……アーサーったら」
ティアは不機嫌そうに口を尖らせる。
「いいだろ。
で、話ってなんだ?」
アーサーが促すと、ノエルは俯き加減のまま口を開いた。
「……お前が言うから、クラスの奴らには礼は言った。
だが――何故あいつらはあんなに俺に興味を示す? 何か企んでいるんじゃないのか?」
苦しげな表情で、ノエルはティアを睨みつける。
「ちゃんと『ありがとう』って言えたんだね。
皆、喜んでたでしょ?」
ティアは嬉しそうに笑った。
「みんながあなたに興味を持ってるのは、私に決闘を挑んだからよ。
それだけ。
裏なんてないわ」
「……分からない。
利益も得もない。
なのに、どうして……」
ノエルの闇の深さが、その言葉の端々から伝わってくる。
彼にとって“誰かに喜ばれる”ということ自体が理解しづらいのだ。
アーサーは真剣な表情でノエルを見つめた。
「ノエル。
……お前、もしかしてこの世界の人間じゃないんじゃないか?」
「……そうだ」
しばし沈黙した後、ノエルは周囲に聞こえぬよう小さな声で答える。
「俺のいた世界は……こことは違う世界で、俺は亜空間に追放された。
そして、気付いたら、この世界にいた」
ティアとアーサーは目を合わせ、そして柔らかく微笑んだ。
「驚かないのか?」
ノエルは目を見開く。
「うん。
実はね、もしかしたらって思ってたから。
だから驚かない」
ティアは静かに言った。
「ここじゃ言いづらいこともあるだろう。
放課後、生徒会室で続きを話そう」
アーサーが提案すると、ノエルは小さく頷いた。
放課後の生徒会室。
夕暮れの光が窓から差し込み、応接室のソファにはティアとアーサー、そしてノエルの三人が腰掛けていた。
生徒会のメンバーはすでに帰っており、室内には静かな空気が漂っている。
ノエルは俯いたまま、重い口を開いた。
「……俺は、この世界に来る前の世界で勇者として覚醒したんだ」
ティアとアーサーは息をのむ。
ノエルは続ける。
「俺は未熟だった。
大した力もないのに勇者に選ばれて……“概念消滅”という勇者スキルを手に入れた。
だが、俺はそれを誤って使った。
自分に逆らう者を次から次へと消し去り、気づけば恐れられる存在になっていた」
彼の声は低く、苦しげだった。
「俺は貧民の出で、親のこともよく覚えていない。
多分、捨てられたんだろう。
……やりたい放題やって敵を増やし、気づけば“魔王ノエル”と呼ばれていた。
人間たちは俺を討つために新たな勇者を立て……俺は敗れ、亜空間に落とされた」
一拍置いて、ノエルは苦笑する。
「……気が付いたら、この世界にいた。
最初は、ここも俺の手に収めようと思った。
だが“概念消滅”の力は失われていた。
俺には魔法も武術も中途半端で……何も取り柄がない。
結局、あの世界では、たった一つの危険なスキルで威張っていただけの、哀れな存在だったんだ」
ティアが冷静な顔でノエルに問いかける。
「あなたが持っていたスキル。
概念消滅は私が消去したのよ。
あなた、その力で私の親友であるメリルを消し去ろうとしてたでしょ?
あなたのステータスを覗き見て、申し訳ないけど消させて貰ったわ。
あのスキルは恐らく消した存在自体、この世界の概念そのものも消し去るから誰の記憶にも残らない。
存在さない者とされる筈。
それはとても危険な力よ。」
「……、そうか。
あの時、お前が消したのか…。
まあ、それは良い。
あのスキルは……、ん?
確か、スラム街で俺が勇者に覚醒した時に、変な黒尽くめの魔導士。
確か、自分は聖魔道士で賢者だと名乗った気がする。
その男が、俺に何かを…、…思い出せない。
記憶が欠けてる。」
「少し、気になる話ね。
その賢者と名乗った男は名前は言わなかったの?」
ティアは頭を抱えて思い出しているノエルを見て嫌な予感が巡っている。
「名前?…、確か、…、ミドウィルって名乗ったような。」
「勇者スキルを賢者が目覚めさせられるとは思えないけど。
勇者スキルは天啓による者で神の力で無いとスキルを発現させられないと思んだけど。
もしかして、その賢者は神だった可能性もあるわね。」
「神?そうか。
あれが神なら何故あんな危険でヤバイスキルを俺に発現させたんだ?
世界を混乱させる為?」
「まあ、スキルは使い方次第だから、神に一概に悪意があったかはわからないわね。
まあ、それはそれとして、この世界でノエルはどう生きていきたいの?」
「わからない。
クラスの連中の優しさも期待も俺にはまだ理解できない。
どうするべきかも分からない。
理解できないんだ。
どうすれば良い?」
アーサーが腕を組み、静かに問いかける。
「なるほどな。
この世界で通用しない現実に面食らってる……ってことか?」
「ああ……そうだ」
ノエルは小さく頷く。
「人との距離の取り方も、何もかも分からない」
ティアはノエルをじっと見つめ、穏やかな声で言った。
「――あなたがどうしたいのか。それを決めなければ、前には進めないわ」
その言葉に、ノエルは目を伏せたまま黙り込む。
ティアとアーサーは複雑な想いを抱きながらも、結論は一つだった。
最終的に進むべき道を決めるのは、ノエル自身。
二人はそれを見守ることにした。
ノエルを部屋へ送り届けたアーサーは、その足でティアの部屋へと転送してきた。
「アーサー。
ノエルはどうだった?」
ティアが出迎える。
「ああ、部屋には戻ったよ。
ただ……元気はなさそうだな」
アーサーは小さく息をついた。
ティアは窓辺に歩み寄り、沈みかけた夕日を眺めながら口を開いた。
「それにしても、ノエルの話……気になるわね。
神がノエルにスキルを与えたなんて。
私は遠い昔、天使だった記憶があるけれど、神が自ら地上に干渉するなんて、普通は考えられない」
アーサーも腕を組み、眉をひそめる。
「確かにな。
数多あるスキルの中で“概念消滅”なんて危険なものを与える理由は分からない。
もっと現実的で、安定した力を与える選択もできたはずだ」
「私が気になるのは――神はあらゆる世界に干渉できる、ということよ」
ティアは振り返り、真剣な瞳でアーサーを見つめた。
「ノエルの世界でできたなら、この世界でも可能だということになる」
「……恐ろしい話だな」
アーサーは低く呟いた。
「だが、俺も百年近くこの世界を旅してきたが、ノエルのような事例は聞いたことがない。
考えすぎかもしれないぞ」
ティアは肩をすくめ、苦笑を漏らす。
「そうね。
ここのところ、立て続けに“世界を滅ぼそうとする者”が現れたから……ついシビアに考えてしまうのよ」
「それでも、ティアはよく頑張ってきた」
アーサーの声には確かな温もりがあった。
「何度も世界を救ってきたんだ。
……それは本当にすごいことだ」
ティアは目を伏せ、静かに息を吐く。
「アーサー。
ありがとう。
世界を救う、か……。もしも、私やアーサーが、何らかの“神の意思”でこの世界に導かれたのだとしたら……」
一瞬、言葉を切り、苦笑を浮かべた。
「ダメね。
すぐにそういう考えに行き着く癖がついてしまっている」
「だとすれば……ノエルのスキルも、その世界を救うために神が与えたもの、ということになるのかもしれないな」
アーサーの言葉に、ティアは複雑な面持ちで見返す。
しばし、二人の視線が絡み合い――重い空気の中に小さな笑みがこぼれた。
「ふふ……アーサーまで、私の癖が移ったのね」
「ああ。
どうやら近くにいると、考え方まで似てくるらしい」
二人は小さく笑い合った。
けれど、ティアの胸の奥には、どうしても拭えない“もどかしさ”が残っていた。
食堂でティアはアーサーと向かい合って食事をしていた。今日はメリルが自作した弁当をブライトンと一緒に中庭で食べると言い出したため、久しぶりに二人きりの昼食となった。
「メリル、朝から頑張って弁当を作ってたんだって」
ティアが微笑ましそうに言う。
「そうか。
それでブライトンと二人きりで食べてるわけだな」
アーサーは少し笑った。
「ねぇ、アーサーも……やっぱり手作り弁当とかに憧れたりする?」
「いや、別に特別な憧れはないけど……作ってくれたら、喜んで食べるよ」
「そうなんだ。
私だって料理くらいはできるんだから。
今度、頑張っちゃおうかな?」
「期待して待ってるよ」
二人がそんな穏やかな会話をしていると――
「おい。
ちょっと話せるか?」
不意にノエルが現れ、ティアとアーサーのテーブルに声をかけてきた。
「今は食事中だから、後にしてくれると助かるんだけど」
ティアが眉をひそめる。
「まあいい。
座れよ。
聞いてやるから」
アーサーはそう言うと、自分の隣の椅子を引いてノエルを座らせた。
「もう……アーサーったら」
ティアは不機嫌そうに口を尖らせる。
「いいだろ。
で、話ってなんだ?」
アーサーが促すと、ノエルは俯き加減のまま口を開いた。
「……お前が言うから、クラスの奴らには礼は言った。
だが――何故あいつらはあんなに俺に興味を示す? 何か企んでいるんじゃないのか?」
苦しげな表情で、ノエルはティアを睨みつける。
「ちゃんと『ありがとう』って言えたんだね。
皆、喜んでたでしょ?」
ティアは嬉しそうに笑った。
「みんながあなたに興味を持ってるのは、私に決闘を挑んだからよ。
それだけ。
裏なんてないわ」
「……分からない。
利益も得もない。
なのに、どうして……」
ノエルの闇の深さが、その言葉の端々から伝わってくる。
彼にとって“誰かに喜ばれる”ということ自体が理解しづらいのだ。
アーサーは真剣な表情でノエルを見つめた。
「ノエル。
……お前、もしかしてこの世界の人間じゃないんじゃないか?」
「……そうだ」
しばし沈黙した後、ノエルは周囲に聞こえぬよう小さな声で答える。
「俺のいた世界は……こことは違う世界で、俺は亜空間に追放された。
そして、気付いたら、この世界にいた」
ティアとアーサーは目を合わせ、そして柔らかく微笑んだ。
「驚かないのか?」
ノエルは目を見開く。
「うん。
実はね、もしかしたらって思ってたから。
だから驚かない」
ティアは静かに言った。
「ここじゃ言いづらいこともあるだろう。
放課後、生徒会室で続きを話そう」
アーサーが提案すると、ノエルは小さく頷いた。
放課後の生徒会室。
夕暮れの光が窓から差し込み、応接室のソファにはティアとアーサー、そしてノエルの三人が腰掛けていた。
生徒会のメンバーはすでに帰っており、室内には静かな空気が漂っている。
ノエルは俯いたまま、重い口を開いた。
「……俺は、この世界に来る前の世界で勇者として覚醒したんだ」
ティアとアーサーは息をのむ。
ノエルは続ける。
「俺は未熟だった。
大した力もないのに勇者に選ばれて……“概念消滅”という勇者スキルを手に入れた。
だが、俺はそれを誤って使った。
自分に逆らう者を次から次へと消し去り、気づけば恐れられる存在になっていた」
彼の声は低く、苦しげだった。
「俺は貧民の出で、親のこともよく覚えていない。
多分、捨てられたんだろう。
……やりたい放題やって敵を増やし、気づけば“魔王ノエル”と呼ばれていた。
人間たちは俺を討つために新たな勇者を立て……俺は敗れ、亜空間に落とされた」
一拍置いて、ノエルは苦笑する。
「……気が付いたら、この世界にいた。
最初は、ここも俺の手に収めようと思った。
だが“概念消滅”の力は失われていた。
俺には魔法も武術も中途半端で……何も取り柄がない。
結局、あの世界では、たった一つの危険なスキルで威張っていただけの、哀れな存在だったんだ」
ティアが冷静な顔でノエルに問いかける。
「あなたが持っていたスキル。
概念消滅は私が消去したのよ。
あなた、その力で私の親友であるメリルを消し去ろうとしてたでしょ?
あなたのステータスを覗き見て、申し訳ないけど消させて貰ったわ。
あのスキルは恐らく消した存在自体、この世界の概念そのものも消し去るから誰の記憶にも残らない。
存在さない者とされる筈。
それはとても危険な力よ。」
「……、そうか。
あの時、お前が消したのか…。
まあ、それは良い。
あのスキルは……、ん?
確か、スラム街で俺が勇者に覚醒した時に、変な黒尽くめの魔導士。
確か、自分は聖魔道士で賢者だと名乗った気がする。
その男が、俺に何かを…、…思い出せない。
記憶が欠けてる。」
「少し、気になる話ね。
その賢者と名乗った男は名前は言わなかったの?」
ティアは頭を抱えて思い出しているノエルを見て嫌な予感が巡っている。
「名前?…、確か、…、ミドウィルって名乗ったような。」
「勇者スキルを賢者が目覚めさせられるとは思えないけど。
勇者スキルは天啓による者で神の力で無いとスキルを発現させられないと思んだけど。
もしかして、その賢者は神だった可能性もあるわね。」
「神?そうか。
あれが神なら何故あんな危険でヤバイスキルを俺に発現させたんだ?
世界を混乱させる為?」
「まあ、スキルは使い方次第だから、神に一概に悪意があったかはわからないわね。
まあ、それはそれとして、この世界でノエルはどう生きていきたいの?」
「わからない。
クラスの連中の優しさも期待も俺にはまだ理解できない。
どうするべきかも分からない。
理解できないんだ。
どうすれば良い?」
アーサーが腕を組み、静かに問いかける。
「なるほどな。
この世界で通用しない現実に面食らってる……ってことか?」
「ああ……そうだ」
ノエルは小さく頷く。
「人との距離の取り方も、何もかも分からない」
ティアはノエルをじっと見つめ、穏やかな声で言った。
「――あなたがどうしたいのか。それを決めなければ、前には進めないわ」
その言葉に、ノエルは目を伏せたまま黙り込む。
ティアとアーサーは複雑な想いを抱きながらも、結論は一つだった。
最終的に進むべき道を決めるのは、ノエル自身。
二人はそれを見守ることにした。
ノエルを部屋へ送り届けたアーサーは、その足でティアの部屋へと転送してきた。
「アーサー。
ノエルはどうだった?」
ティアが出迎える。
「ああ、部屋には戻ったよ。
ただ……元気はなさそうだな」
アーサーは小さく息をついた。
ティアは窓辺に歩み寄り、沈みかけた夕日を眺めながら口を開いた。
「それにしても、ノエルの話……気になるわね。
神がノエルにスキルを与えたなんて。
私は遠い昔、天使だった記憶があるけれど、神が自ら地上に干渉するなんて、普通は考えられない」
アーサーも腕を組み、眉をひそめる。
「確かにな。
数多あるスキルの中で“概念消滅”なんて危険なものを与える理由は分からない。
もっと現実的で、安定した力を与える選択もできたはずだ」
「私が気になるのは――神はあらゆる世界に干渉できる、ということよ」
ティアは振り返り、真剣な瞳でアーサーを見つめた。
「ノエルの世界でできたなら、この世界でも可能だということになる」
「……恐ろしい話だな」
アーサーは低く呟いた。
「だが、俺も百年近くこの世界を旅してきたが、ノエルのような事例は聞いたことがない。
考えすぎかもしれないぞ」
ティアは肩をすくめ、苦笑を漏らす。
「そうね。
ここのところ、立て続けに“世界を滅ぼそうとする者”が現れたから……ついシビアに考えてしまうのよ」
「それでも、ティアはよく頑張ってきた」
アーサーの声には確かな温もりがあった。
「何度も世界を救ってきたんだ。
……それは本当にすごいことだ」
ティアは目を伏せ、静かに息を吐く。
「アーサー。
ありがとう。
世界を救う、か……。もしも、私やアーサーが、何らかの“神の意思”でこの世界に導かれたのだとしたら……」
一瞬、言葉を切り、苦笑を浮かべた。
「ダメね。
すぐにそういう考えに行き着く癖がついてしまっている」
「だとすれば……ノエルのスキルも、その世界を救うために神が与えたもの、ということになるのかもしれないな」
アーサーの言葉に、ティアは複雑な面持ちで見返す。
しばし、二人の視線が絡み合い――重い空気の中に小さな笑みがこぼれた。
「ふふ……アーサーまで、私の癖が移ったのね」
「ああ。
どうやら近くにいると、考え方まで似てくるらしい」
二人は小さく笑い合った。
けれど、ティアの胸の奥には、どうしても拭えない“もどかしさ”が残っていた。
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