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第19話 表裏一体の二人
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「来たか、、、」
VCFの大将、ライオネル・ウィンザーは嘗ての友の接近を感知して空中を見上げる。
見上げた先には非常に小さな黒点があり、其れが次第に人型へ近づきながら落下し10メートル先で土煙を上げた。
「よう、直接顔合わせるのは五年ぶりくらいか? 事務作業も禄に出来ない癖に大将へ昇進したらしいじゃんか、おめっとさんッ。判子押すだけの置きモンは楽しいかい?」
土煙の中から声がして、ルチアーノが姿を現した。
その表情は悪戯猫の様に不敵でワクワクが止まらない様子の笑顔で、其れを見たライオネルも嬉しそうに悪戯な笑顔を見せる。
「ああ、ありがとう。どっかのファミリーが起こした大規模侵攻を止めて、どっかの世界最強を撃退した功績が評価されてな。棚からぼた餅とはこの事だなまったく」
「人の野望打ち砕いといて食うぼた餅は美味いかよ?」
「美味かったな、涙と血のテーストが非常にワシ好みじゃった」
二人は顔を合わせて早々凄まじい速度で嫌みと皮肉のラッシュを繰り返した。
互いに青筋を浮かべながら一歩ずつ近づいていく。
「じゃあ俺も昇進祝いしなくちゃな。此れから貴重なVCF大将のパラ肉を入手する予定でさ、天国まで送るから住所と郵便番号教えてくんない?」
「ああ、肉は結構。これから薄汚いマフィアのクズ肉が大量に手に入る予定でな、食う気も失せたので犬の餌にするつもりだ。よって肉は当分結構」
「ああそう。じゃあテメエの墓にはブロッコリーでも供えておくよッ」
ルチアーノが皮肉を言いながら開戦の一撃を放った。
彼が最も得意とする則のコントロールによってエネルギーを圧縮し放つ斬撃は、超音速ででライオネルの身体に直撃した。
鉄筋コンクリートでできたビルであっても用意に両断する斬撃、当然人間の骨肉程度がその進行を止められる訳が無い。
しかし、ライオネルの肉体に触れた瞬間、まるで超硬質な金属にブレードが跳ね返された様なガギンッ!という音を残して斬撃が消滅したのだった。
「チッ、能力は依然健在か、、、今は何秒だよ?」
「20秒だな」
「10秒減ってんじゃん、、、歳には勝てねえってか? そろそろ引退の時期じゃ無いですか、おじいちゃん??」
「やかましいわ、時間が減った代わりに精度が上がっとるんじゃ。今なら貴様の攻撃に誤差00,1秒で合わせる事ができる、、、其れに豚箱送りにしそびれた犯罪者が残っとるから引退は当分先だ」
「可哀想に、其れじゃ一生引退できないね」
「安心しろ、今日の夜にはお前の生首片手に退職届を提出しとるわッ!!」
今度はライオネルが地面に亀裂が走る程の踏み込みを見せ、身体を一つの弾丸の様に圧縮させながら絶大な速度と質量を誇るタックルが放たれた。
ルチアーノはそのタックルを前にして笑顔を張り付かせたまま右手を一閃する。
その右手を追う様に無数の斬撃が0,001秒の間隔を開けながらライオネルの身体に放たれ、タックルが衝突するまでの1秒間に1000の刃が切り刻む。
しかし其れでもライオネルのタックルは止まらない。
ルチアーノの斬撃であっても衣服に傷すら付けられないまま肉の弾丸がルチアーノに直撃し、衝突音というよりも爆発音に近い轟音を発して吹飛ばした。
まるで蹴り上げられたボールの様に大人一人の身体が宙を舞い、遙か後方に聳えていたビルに激突してようやく停止する。
しかしルチアーノ着弾から2秒の間を開け、ビルが重低音と共に崩壊して生き埋めに成ってしまった。
「クソが、1秒持って行かれたか、、、」
ライオネルは即死クラスの大技を当てる事に成功したにも掛らず苦い顔で、ルチアーノが押し潰された瓦礫の山を忌々しげに見詰める。
すると瓦礫の山から小さな砂煙が出て、次の瞬間頭上から目視不能の刃が振り下ろされた。
「タックルの切れ落ちてるじゃんか、俺に衝突するまで1秒も掛ってやがる」
その斬撃の正体は当然ルチアーノの攻撃で、数百トンという質量のビルが崩れ落ちる中にいたにも関わらず彼は平気な顔をして舞い戻ってきたのである。
ただ一つ、タックルを受け止めた右腕だけが骨折で真紫に変色してた。
「どうせ最初の一撃は避ないと分かっていたからな、挨拶はこの程度で充分か?」
「ああ。積もる話も互いに有るし、先ずは名刺交換から始めよう、、、つまり殺し合いだ」
「上等ッ」
ルチアーノは則を利用して右腕の負傷を回復させながら言葉を発し、内出血の色が消えた右腕を振りかぶって力を貯める。
ライオネルも嬉しそうにそのアクションにリアクションを返し、自らも右腕を振りかぶる。
「行くぞッ」
「来いよッ」
二人は嘗ての戦いを思い出して高鳴る心臓を抑えながら、今日こそは数十年来の決着を付けようと闘気を練り上げる。
そして、、、
「「シャッ、ラァァッ!!」」
瓜二つの声を上げながら二つの拳が衝突し、その瞬間世界が揺れた。
VCFの大将、ライオネル・ウィンザーは嘗ての友の接近を感知して空中を見上げる。
見上げた先には非常に小さな黒点があり、其れが次第に人型へ近づきながら落下し10メートル先で土煙を上げた。
「よう、直接顔合わせるのは五年ぶりくらいか? 事務作業も禄に出来ない癖に大将へ昇進したらしいじゃんか、おめっとさんッ。判子押すだけの置きモンは楽しいかい?」
土煙の中から声がして、ルチアーノが姿を現した。
その表情は悪戯猫の様に不敵でワクワクが止まらない様子の笑顔で、其れを見たライオネルも嬉しそうに悪戯な笑顔を見せる。
「ああ、ありがとう。どっかのファミリーが起こした大規模侵攻を止めて、どっかの世界最強を撃退した功績が評価されてな。棚からぼた餅とはこの事だなまったく」
「人の野望打ち砕いといて食うぼた餅は美味いかよ?」
「美味かったな、涙と血のテーストが非常にワシ好みじゃった」
二人は顔を合わせて早々凄まじい速度で嫌みと皮肉のラッシュを繰り返した。
互いに青筋を浮かべながら一歩ずつ近づいていく。
「じゃあ俺も昇進祝いしなくちゃな。此れから貴重なVCF大将のパラ肉を入手する予定でさ、天国まで送るから住所と郵便番号教えてくんない?」
「ああ、肉は結構。これから薄汚いマフィアのクズ肉が大量に手に入る予定でな、食う気も失せたので犬の餌にするつもりだ。よって肉は当分結構」
「ああそう。じゃあテメエの墓にはブロッコリーでも供えておくよッ」
ルチアーノが皮肉を言いながら開戦の一撃を放った。
彼が最も得意とする則のコントロールによってエネルギーを圧縮し放つ斬撃は、超音速ででライオネルの身体に直撃した。
鉄筋コンクリートでできたビルであっても用意に両断する斬撃、当然人間の骨肉程度がその進行を止められる訳が無い。
しかし、ライオネルの肉体に触れた瞬間、まるで超硬質な金属にブレードが跳ね返された様なガギンッ!という音を残して斬撃が消滅したのだった。
「チッ、能力は依然健在か、、、今は何秒だよ?」
「20秒だな」
「10秒減ってんじゃん、、、歳には勝てねえってか? そろそろ引退の時期じゃ無いですか、おじいちゃん??」
「やかましいわ、時間が減った代わりに精度が上がっとるんじゃ。今なら貴様の攻撃に誤差00,1秒で合わせる事ができる、、、其れに豚箱送りにしそびれた犯罪者が残っとるから引退は当分先だ」
「可哀想に、其れじゃ一生引退できないね」
「安心しろ、今日の夜にはお前の生首片手に退職届を提出しとるわッ!!」
今度はライオネルが地面に亀裂が走る程の踏み込みを見せ、身体を一つの弾丸の様に圧縮させながら絶大な速度と質量を誇るタックルが放たれた。
ルチアーノはそのタックルを前にして笑顔を張り付かせたまま右手を一閃する。
その右手を追う様に無数の斬撃が0,001秒の間隔を開けながらライオネルの身体に放たれ、タックルが衝突するまでの1秒間に1000の刃が切り刻む。
しかし其れでもライオネルのタックルは止まらない。
ルチアーノの斬撃であっても衣服に傷すら付けられないまま肉の弾丸がルチアーノに直撃し、衝突音というよりも爆発音に近い轟音を発して吹飛ばした。
まるで蹴り上げられたボールの様に大人一人の身体が宙を舞い、遙か後方に聳えていたビルに激突してようやく停止する。
しかしルチアーノ着弾から2秒の間を開け、ビルが重低音と共に崩壊して生き埋めに成ってしまった。
「クソが、1秒持って行かれたか、、、」
ライオネルは即死クラスの大技を当てる事に成功したにも掛らず苦い顔で、ルチアーノが押し潰された瓦礫の山を忌々しげに見詰める。
すると瓦礫の山から小さな砂煙が出て、次の瞬間頭上から目視不能の刃が振り下ろされた。
「タックルの切れ落ちてるじゃんか、俺に衝突するまで1秒も掛ってやがる」
その斬撃の正体は当然ルチアーノの攻撃で、数百トンという質量のビルが崩れ落ちる中にいたにも関わらず彼は平気な顔をして舞い戻ってきたのである。
ただ一つ、タックルを受け止めた右腕だけが骨折で真紫に変色してた。
「どうせ最初の一撃は避ないと分かっていたからな、挨拶はこの程度で充分か?」
「ああ。積もる話も互いに有るし、先ずは名刺交換から始めよう、、、つまり殺し合いだ」
「上等ッ」
ルチアーノは則を利用して右腕の負傷を回復させながら言葉を発し、内出血の色が消えた右腕を振りかぶって力を貯める。
ライオネルも嬉しそうにそのアクションにリアクションを返し、自らも右腕を振りかぶる。
「行くぞッ」
「来いよッ」
二人は嘗ての戦いを思い出して高鳴る心臓を抑えながら、今日こそは数十年来の決着を付けようと闘気を練り上げる。
そして、、、
「「シャッ、ラァァッ!!」」
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