111 / 120
第113話 一端終わり
しおりを挟む
「はい、今日はここまでで終わりッ」
そう言ってゴンザレスは彼の思い出話を中断させた。
此処から話が面白い方向へ進んでいきそうであったのに肩透かしを食らったディーノは少し驚いた表情を見せる。
気が付けば彼はゴンザレスの思い出話にのめり込んでいたのだ。
話を中断される事がこれ程の口惜しく感じるとは、話し始めた頃には全く予想していなかった。
「えッ!? 此処で終わり? 何でこんな中途半端な場所で、まだ話の半分近くが残ってるだろ??」
「残ってるけどまた今度。外を見てみな」
「外?」
ゴンザレスが言葉と共に指差した窓の方へ目線を向けると、其処に映っていたのは黒々とした赤色に包まれた街の姿。
本当に夜が訪れる目前、日が沈む前最後の夕焼けであった。
ゴンザレスがこの部屋にやって来たのはまだ昼過ぎだったにも関わらず、気が付けば相当な時間が流れてしまった様である。
そしてその時間の流れを感じさせない程彼の話は濃密であった。
「いつの間にこんな時間が……全く気付かなかったぞッ」
「ハハッ、其処まで僕の人生に興味を持ってくれて嬉しいよ。でもディーノは一応病人なんだから、しっかり休んで身体を癒やさないとダメだよ?」
「癒やすって、もう一日ベッドの上で横になってるだけでおかしく成りそうなんだけどッ」
ディーノはベッドの上で不満を表す様に藻掻いた。
しかしその激しい動きは今の彼の身体にはまだ早すぎた様で、凄まじい吐き気と目眩が襲ってきて慌ててバケツにゲロを吐く。
心は充分に回復したが、身体の機能はまだ不調が続いているようだ。
「仕方ないさ。則で具体的な傷は治せるけど、一度停止した機能を復元するには君の身体自体に頑張って貰うしか無いからね。2,3日もすれば腕立てくらいはできる様に成るんじゃない?」
「2,3日って、その間が暇すぎてメンタルが死ぬ……」
これから自分を待ち受けている恐らく数年にも感じるであろう2,3日の事を考えてディーノは青い顔になる。暇がこれ程恐ろしい物だとは思ってみなかった。
そんなディーノを見たゴンザレスは苦笑いをするが、突然何かを思い出した様に懐へ手を入れる。
そして数日前に彼を死の淵まで引き摺り込んだ物体を手渡した。
「此れは……蝋燭かッ!!」
ディーノは素晴らしい暇つぶしを発見して目を輝かせる。
「そう。此処へ来る前になにか暇つぶしになる様な物を探して、此れを見つけたんだ。この蝋燭に火を付けるだけなら激しい運動は必要無いだろ?」
「ああ、最高だよ! 此れで残り2,3日が数倍楽になったッ」
そう言ってディーノは蝋燭を受け取り、窓際に置いた。
其れから真っ直ぐ腕を蝋燭に向けて周囲の則と繋がり、発火するのに最低限のエネルギーを流し込んで火を灯し、即座に消した。
数日前の、本当の極限状態へ突入する前に比べて格段に上手くなっている。
どうやら瀕死の向こう側に到達して得た感覚は一時的な物ではなく、身体に刻まれた再現可能な機能として追加された様だ。
今なら一本の蝋燭で1万回着火は余裕だろう。
「凄いな……本当に見違える程コントロールが上手くなってる。最初修行の内容を聞いた時にはキツ過ぎて止めようかと思ったけど、本当に信じられない位に強く成ってるよ」
「あぁ、俺も自分で自分に驚いてる。まあでも、一回死んでまで手に入れた力なんだから費用対効果はトントンかも知れないけど……其れでも凄いッ」
ディーノはそう言いながら自分の右手に視線を落とす。
今回が今までの修行の中で最もヤバかった修行であった事は間違いないが、そのキツさに見合って余りある程大きな変化が身体に現われている。
その気に成れば人間を一瞬で火だるまに変えられるだけの力を感じるのだ。
この力を全力で振りかざしたら如何成るのか、今すぐにでもその力を解放して暴れ回りたいという欲求に包まれる。
(一回だけ窓の外を意味もなく爆破してみるか? 怒られても良いから一回だけ……)
「あ、そうだ。アンベルトさんから伝言を頼まれてるんだった!!」
新しく手に入れた玩具を使ってみたいという衝動に襲われ、危険な行動に走ろうとしたディーノの思考をゴンザレスの声が遮った。
アンベルトからの伝言、嫌な予感がする。
あの男が関わって起きる出来事は毎回ディーノに大きな進歩をもたらすが、その分毎回酷い目に遭わされている。
それ故名前が出ただけで若干身構えてしまうのだ。
「『一週間何も問題を起こさず、部屋から抜け出さずに過ごせたのなら最強の武器を与えてやろう』だってさ」
「さッ……最強の、武器??」
想像もしていなかった伝言の内容にディーノは思わずオウム返しをしてしまった。
最強の武器、非常に心躍るワードだ。
アンベルトは好き好んで冗談を言うタイプではないし、わざわざゴンザレスに言伝まで頼んでそんな下らない事をする事とは思えない。
だとすれば一週間耐え抜けば本当にその、『最強の武器』とやらをくれるのだろうか??
しかしあの男は正真正銘の性悪オヤジである。
ディーノを一週間ベッドに貼り付ける為であれば、平然と嘘をつきそうな気もする……
(『最強の武器とは、この一週間を耐え凌いだその屈強な心だッ!!』とか言われる可能性も無くはない……信じて良いのか??)
ディーノは結局結論を出せなかったが、もしも本当だった場合の事を考えて一週間ベッドの上で静かにしている事にした。
其れほど最強の武器という響きは魅力的であったのだ。
逆にもしも『最強の武器』が存在しなかったら正気を失うだろう、そして『最強の武器』が下らない物でも暴れ回るだろう。
「分かった、ちゃんと一週間此処でジッとしている。アンベルトに『最強の武器』が下らない物だったら殺すって伝えてくれ」
「了解、しっかりと伝えておくよ。それじゃあ僕はこの辺で失礼するね」
そう言って椅子に反対向きに座り、背もたれに顎を乗せていたゴンザレスが立ち上がった。
考えてみれば余りにも長い時間ゴンザレスを此処に縛り付けてしまった、自分の為に彼の時間を浪費してしまって申し分け無い。
「ああ、ありがとうなゴンザレス。お前のお陰でかなり時間が潰せたよ、今度何かでお礼するからな!」
「本当? なら楽しみにしておくよ、またね~」
その言葉を最後に、ゴンザレスは手を振りながら部屋の外に出て行った。
そして再び一人きりになった部屋でディーノは若干の寂しさを感じ、其れを誤魔化す為にゴンザレスが置いていってくれた蝋燭に向かい合う。
「灯れッ」
蝋燭の先端に熱が集まって発火し、そして即座に消えた。
この修行法を教えられた時はヘンテコな修行法だと思ったが、今となって再び向き合えば随分良くできた修行法だと関心する。
一本の蝋燭で何回火を灯せたのかが具体的な数字で表れ、自分がどれだけ成長しているのか、それとも停滞しているのかが一目で分かるのだ。
加えて何処でも蝋燭一本で出来るため、利便性でもコスト面でも優秀である。
則のコントロールを鍛える上でこれ以上の修行法は無いだろう。
(もっと感情の純度を上げて、雑念を全て排除して、自分の全てを蝋燭の先端に向けるんだッ)
ディーノは有り余る体力を全て集中力の燃料に変え、呼吸さえ忘れる程の集中で蝋燭に火を灯し続ける。
そして一本の蝋燭で4万回火を灯したという新記録を樹立し、漸く疲労を感じたディーノは眠りに付いたのだった。
そう言ってゴンザレスは彼の思い出話を中断させた。
此処から話が面白い方向へ進んでいきそうであったのに肩透かしを食らったディーノは少し驚いた表情を見せる。
気が付けば彼はゴンザレスの思い出話にのめり込んでいたのだ。
話を中断される事がこれ程の口惜しく感じるとは、話し始めた頃には全く予想していなかった。
「えッ!? 此処で終わり? 何でこんな中途半端な場所で、まだ話の半分近くが残ってるだろ??」
「残ってるけどまた今度。外を見てみな」
「外?」
ゴンザレスが言葉と共に指差した窓の方へ目線を向けると、其処に映っていたのは黒々とした赤色に包まれた街の姿。
本当に夜が訪れる目前、日が沈む前最後の夕焼けであった。
ゴンザレスがこの部屋にやって来たのはまだ昼過ぎだったにも関わらず、気が付けば相当な時間が流れてしまった様である。
そしてその時間の流れを感じさせない程彼の話は濃密であった。
「いつの間にこんな時間が……全く気付かなかったぞッ」
「ハハッ、其処まで僕の人生に興味を持ってくれて嬉しいよ。でもディーノは一応病人なんだから、しっかり休んで身体を癒やさないとダメだよ?」
「癒やすって、もう一日ベッドの上で横になってるだけでおかしく成りそうなんだけどッ」
ディーノはベッドの上で不満を表す様に藻掻いた。
しかしその激しい動きは今の彼の身体にはまだ早すぎた様で、凄まじい吐き気と目眩が襲ってきて慌ててバケツにゲロを吐く。
心は充分に回復したが、身体の機能はまだ不調が続いているようだ。
「仕方ないさ。則で具体的な傷は治せるけど、一度停止した機能を復元するには君の身体自体に頑張って貰うしか無いからね。2,3日もすれば腕立てくらいはできる様に成るんじゃない?」
「2,3日って、その間が暇すぎてメンタルが死ぬ……」
これから自分を待ち受けている恐らく数年にも感じるであろう2,3日の事を考えてディーノは青い顔になる。暇がこれ程恐ろしい物だとは思ってみなかった。
そんなディーノを見たゴンザレスは苦笑いをするが、突然何かを思い出した様に懐へ手を入れる。
そして数日前に彼を死の淵まで引き摺り込んだ物体を手渡した。
「此れは……蝋燭かッ!!」
ディーノは素晴らしい暇つぶしを発見して目を輝かせる。
「そう。此処へ来る前になにか暇つぶしになる様な物を探して、此れを見つけたんだ。この蝋燭に火を付けるだけなら激しい運動は必要無いだろ?」
「ああ、最高だよ! 此れで残り2,3日が数倍楽になったッ」
そう言ってディーノは蝋燭を受け取り、窓際に置いた。
其れから真っ直ぐ腕を蝋燭に向けて周囲の則と繋がり、発火するのに最低限のエネルギーを流し込んで火を灯し、即座に消した。
数日前の、本当の極限状態へ突入する前に比べて格段に上手くなっている。
どうやら瀕死の向こう側に到達して得た感覚は一時的な物ではなく、身体に刻まれた再現可能な機能として追加された様だ。
今なら一本の蝋燭で1万回着火は余裕だろう。
「凄いな……本当に見違える程コントロールが上手くなってる。最初修行の内容を聞いた時にはキツ過ぎて止めようかと思ったけど、本当に信じられない位に強く成ってるよ」
「あぁ、俺も自分で自分に驚いてる。まあでも、一回死んでまで手に入れた力なんだから費用対効果はトントンかも知れないけど……其れでも凄いッ」
ディーノはそう言いながら自分の右手に視線を落とす。
今回が今までの修行の中で最もヤバかった修行であった事は間違いないが、そのキツさに見合って余りある程大きな変化が身体に現われている。
その気に成れば人間を一瞬で火だるまに変えられるだけの力を感じるのだ。
この力を全力で振りかざしたら如何成るのか、今すぐにでもその力を解放して暴れ回りたいという欲求に包まれる。
(一回だけ窓の外を意味もなく爆破してみるか? 怒られても良いから一回だけ……)
「あ、そうだ。アンベルトさんから伝言を頼まれてるんだった!!」
新しく手に入れた玩具を使ってみたいという衝動に襲われ、危険な行動に走ろうとしたディーノの思考をゴンザレスの声が遮った。
アンベルトからの伝言、嫌な予感がする。
あの男が関わって起きる出来事は毎回ディーノに大きな進歩をもたらすが、その分毎回酷い目に遭わされている。
それ故名前が出ただけで若干身構えてしまうのだ。
「『一週間何も問題を起こさず、部屋から抜け出さずに過ごせたのなら最強の武器を与えてやろう』だってさ」
「さッ……最強の、武器??」
想像もしていなかった伝言の内容にディーノは思わずオウム返しをしてしまった。
最強の武器、非常に心躍るワードだ。
アンベルトは好き好んで冗談を言うタイプではないし、わざわざゴンザレスに言伝まで頼んでそんな下らない事をする事とは思えない。
だとすれば一週間耐え抜けば本当にその、『最強の武器』とやらをくれるのだろうか??
しかしあの男は正真正銘の性悪オヤジである。
ディーノを一週間ベッドに貼り付ける為であれば、平然と嘘をつきそうな気もする……
(『最強の武器とは、この一週間を耐え凌いだその屈強な心だッ!!』とか言われる可能性も無くはない……信じて良いのか??)
ディーノは結局結論を出せなかったが、もしも本当だった場合の事を考えて一週間ベッドの上で静かにしている事にした。
其れほど最強の武器という響きは魅力的であったのだ。
逆にもしも『最強の武器』が存在しなかったら正気を失うだろう、そして『最強の武器』が下らない物でも暴れ回るだろう。
「分かった、ちゃんと一週間此処でジッとしている。アンベルトに『最強の武器』が下らない物だったら殺すって伝えてくれ」
「了解、しっかりと伝えておくよ。それじゃあ僕はこの辺で失礼するね」
そう言って椅子に反対向きに座り、背もたれに顎を乗せていたゴンザレスが立ち上がった。
考えてみれば余りにも長い時間ゴンザレスを此処に縛り付けてしまった、自分の為に彼の時間を浪費してしまって申し分け無い。
「ああ、ありがとうなゴンザレス。お前のお陰でかなり時間が潰せたよ、今度何かでお礼するからな!」
「本当? なら楽しみにしておくよ、またね~」
その言葉を最後に、ゴンザレスは手を振りながら部屋の外に出て行った。
そして再び一人きりになった部屋でディーノは若干の寂しさを感じ、其れを誤魔化す為にゴンザレスが置いていってくれた蝋燭に向かい合う。
「灯れッ」
蝋燭の先端に熱が集まって発火し、そして即座に消えた。
この修行法を教えられた時はヘンテコな修行法だと思ったが、今となって再び向き合えば随分良くできた修行法だと関心する。
一本の蝋燭で何回火を灯せたのかが具体的な数字で表れ、自分がどれだけ成長しているのか、それとも停滞しているのかが一目で分かるのだ。
加えて何処でも蝋燭一本で出来るため、利便性でもコスト面でも優秀である。
則のコントロールを鍛える上でこれ以上の修行法は無いだろう。
(もっと感情の純度を上げて、雑念を全て排除して、自分の全てを蝋燭の先端に向けるんだッ)
ディーノは有り余る体力を全て集中力の燃料に変え、呼吸さえ忘れる程の集中で蝋燭に火を灯し続ける。
そして一本の蝋燭で4万回火を灯したという新記録を樹立し、漸く疲労を感じたディーノは眠りに付いたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる