110 / 120
第112話 強さの悦楽
しおりを挟む
ゴンザレスは初めて見る穏やかな白色に満たされた空間で目を覚ました。
天井が見える事からどうやら仰向けになって寝ている様だが、背中から伝わって来る柔らかで極楽心地の感触に自分は天国へ来たのだと悟る。
其れほど初めて感じるベッドの感触は気持ちが良かったのだ。
「ああ、起きたのか」
あの世とは一体どのような場所なのだろうと気に成りキョロキョロしていると、ゴンザレスの耳に扉が開く音と誰かの声が聞こえる。
そして反射的に音のした方へ目線を向けると、其処には自分をあの世に送った張本人であるアンベルトが立っていた。
「うッ、うわああッ!?」
自分を殺した相手との再会にゴンザレスはパニックになり、身体を強張らせて拳を握った。
彼の中では今自分は死んでいて此処は天国であるという認識だったのだが、其れだとアンベルトがここに居るのはおかしいので頭がパニックに落ち居たのだ。
顔は混乱で埋まり、身体は小さくぷるぷると震える。
一方のアンベルトは非常に落ち着いており、巨大な身体をまるでボールの様に丸めたゴンザレスを見て少し困った顔をする。
「落ち着け、取って食いやしないし害意もない」
「こ、ここッ此処は?」
ゴンザレスは震えている上に恐ろしく小さな聞き取りづらい声で言った。
しかしアンベルトはそれでもしっかりと言っている事を理解し、彼が現在置かれている状況を非常に掻い摘まんで説明する。
「此処は俺達レヴィアスファミリーが利用している病棟だ。俺が瓦礫の下に沈んだお前を引っ張り出し、治療してやったんだよ」
アンベルトが穏やかな口調でそう言うと目の前の大男はキョトンとした顔をした。
其れから慌てて自分の身体を確認してみると確かに瓦礫の槍に押し潰されたにも関わらず、彼の身体は擦り傷や痣すら無い綺麗な状態になっていた。
どうやら本当に目の前の男は治療を施してくれて、此処は病院である様だ。
しかし彼はその上で理解出来なかったのだ、自分を殺そうとした相手を生かしただけでなく治療まで施したその考えが。
「なんで……ダメだろ? ちゃんとトドメを刺さないとッ、後で復讐されるかも知れない」
コレはゴンザレスの心からの質問であった。
その質問にアンベルトは少し驚いた様な表情を見せ、それから数秒の沈黙を挟んだ後に落ち着いた語りかける様な口調で声を発する。
「何故お前を殺さなかったか……その理由を今此処で俺が言っても多分理解できないだろうけど一言で言うなら、お前が強いからだッ」
事前に断られていた事だが、やはりゴンザレスには理解できなかった。
何故強いと生かされるのか、強ければ強いほど復讐に来たとき面倒な筈なのに何故遺恨を除かない
のか。
答えを貰えれば減ると思っていた脳内の?が逆に増殖してしまった。
(若しかすると僕が馬鹿だから理解できないのかも知れない……どうせ理解できないのに無理矢理考えても時間の無駄だよな……)
ゴンザレスが理解出来ない自分にナーバスに成っていると、アンベルトがその内面を察したのか新たな言葉で補強してくれた。
「お前、俺と戦った時楽しかっただろ?」
「えッ、戦って楽しかったか? そ、其れは……」
その質問を受け、ゴンザレスは初めて死の気配を感じた強敵との戦いを思い出す。
僅かでも集中が途切れれば一瞬で命を失いかねないヒリついた空気、敗北の恐怖と勝利の確信を交互に繰り返す特殊な心の揺らぎ、幾重にも張り巡らされた困難を突破して叩き付けた拳から伝わる痺れる様な衝撃。
思い出しただけで両手に力が籠もり、熱くなる。
あの瞬間、今まで味気ない作業でしか無かった戦いが確かに楽しかったのだ。
今までの自分が勝利する未来が確定している戦いでは無く、一秒先でさえ予想出来ない自分が挑戦者となる空間が気持ちよかった。
どうやら自分は、強い人間との戦いが好きなようだ。
「うん、楽しかった。今までの人生で一番本気で笑えた気がする」
ゴンザレスはつい先程までプルプルと震えていたにも関わらず薄笑いを浮かべ、そして熱の籠もった瞳で自分の右手を眺めた。
そしてアンベルトは熱の戻ったその様子を見て嬉しそうに口を開く。
「そうだろ、お前は俺と同類だからなッ戦い以上に楽しい事何て考えられない筈だ。そしてもしも、此れから一生昨日の様な戦いに身を置けるとしたらどうだ?」
「どうって、何が?」
「何がって……分かりやすく言うと、お前さえ良いなら俺が一生強敵と戦い続けられる環境を作ってやるって言ってるんだよ」
その言葉を受けて漸くアンベルトから提示されている話の内容を理解したゴンザレスは一瞬で表情を明るくする。
やっと楽しいと思える事を見つけた彼の脳内はもうその『楽しい事』で一杯だった。
一方でアンベルトが提示してくれたのはその『楽しい事』に人生の全てを捧げる事ができる、正に夢のような条件。
当然拒む訳がなく、先程まで怯えていた姿が嘘の様に前のめりで飛び付いた。
「何をすれば良いッ??」
「はぁ?」
予想外の返答を受けてアンベルトの口から気の抜ける声が零れた。
「だからッ何をすればその環境に僕を連れて行ってくれる? 何でもするから僕を其処へ連れて行ってくれよ! やっと退屈がひっくり返る気配がしたんだ、前の生活には戻りたくないッ!! なあッ頼むよ!!!!」
ゴンザレスはベッドの上で小さく圧縮されていた両手両足を解き放ち、身体を乗り出してアンベルトに掴み掛る。
その余りの必死さはアンベルトが気後れして後退る程であった。
アンベルトからしてみれば唯単に優秀そうな人材を発見したのでスカウトしただけだったが、ゴンザレスからしてみれば無限に続く詰まらない毎日から抜け出せる千載一遇のチャンスである。
自分の人生が掛っているような物だ、何をしてでも連れ出して貰いたい。
「ま、待てよ落ち着け。俺はお前に何か特別なことを望んでいる訳じゃない、ただ一つだけ確認させてくれ」
「何?」
「お前はッ、お前はその……一生強敵と戦い続けられる環境に行きたいんだな?」
「うん!」
アンベルトから投げかけられた質問にゴンザレスはノータイムで頷く。
その反応を見たアンベルトは嬉しそうに笑いながら頷き、其れから右手を伸ばしてきた。
「OK、交渉成立だ。俺は戦場で戦ってくれる強い兵士が欲しかった、お前は全力で力をぶつけられる強敵が欲しかった、まさにWin-Winだ」
「つまりどういう事?」
ゴンザレスはアンベルトが何を言いたいのか分からなかったが、取り敢えず握手をする。
「これからお前には俺の指示に従って幾度もの戦争を経験してもらう。安心しろ、本当の戦場には俺程度の実力を持った人間は山の様にいる。毎日血湧き肉踊る戦いの連続だ、退屈のたの字も聞こえない日々が待っているぞ」
「本当!? 直ぐ行く!! 僕ッ直ぐその戦場に行く!!」
ゴンザレスは昨日の戦いに魅了されていた。
今まで自分が何故生きているのか分からず、何の罪悪感も感じずに人間を殺せる自分が何者なのかも分からなかった。
しかし昨日瓦礫の槍に押し潰される寸前、強い命の輝きを感じたのだ。
漸く自分が何の為に生きているのか理解した。
其れは意味も無く月日を重ねる為でも、訳の分からない他人へ金を貢ぐ為でも無い。
死と生の狭間で命を最大限輝かせる為に自らのすべて使い切ろうと決めたのである。
一方のアンベルトは長引くグレイズファミリーとの戦争を受け、少しでも多くの実力者を集めて力を蓄えようとしていた。
そしてゴンザレスという金の卵を発見したのだ、其れが仲間になるのなら万々歳である。
加えて私情を漏らすとするならば、同じ最高幹部であるオーウェンとディオンが独自の派閥を作り始め、慌てて自分の戦力が欲しくなったのだ。
この大男であれば実力も見栄えも充分だろう。
二人の驚く顔が目に浮かび、アンベルトは軽い笑みを浮かべた。
こうして二つの思惑は重なり、力強く手は握られた。
交渉成立である。
「よし、じゃあもう歩けるか?」
「うん、歩けると思う」
アンベルトの質問にゴンザレスは直ぐ頷き、ベッドから飛び降りて二本足で立って見せた。
「そうか、ならもう療養は充分そうだな。じゃあ移動するぞ、一端レヴィアスファミリーの本部へ向かうッ」
「え? 強い奴がいる戦場に連れて行ってくれるんじゃないの??」
「色々とあるんだよ。先ずは本部に行って自慢をッ……じゃない、ファミリーの仲間として登録しなきゃ成らない事が幾つかあるんだ」
そう言いながらアンベルトは部屋から出て行く。
そしてゴンザレスは何の事だか全く分からなかったが、取り敢えず彼の背中を追って室外に出て行った。
ゴンザレスは正直言って一刻も早く戦場へ行って強い人間と戦いたいのだが、待てを喰らってしまい釈然としない表情だ。
「安心しろ、一日で全ての登録は終わる。明後日からは逃げたくても逃げられない戦闘三昧の毎日が待っているから覚悟しておけよ」
「そっか~、楽しみだなー!!」
ゴンザレスは心底嬉しそうに言う。
こうしてゴンザレスはレヴィアスファミリーに入り、アンベルトの部下として幾度も死線を乗り越えていく事と成ったのだった。
天井が見える事からどうやら仰向けになって寝ている様だが、背中から伝わって来る柔らかで極楽心地の感触に自分は天国へ来たのだと悟る。
其れほど初めて感じるベッドの感触は気持ちが良かったのだ。
「ああ、起きたのか」
あの世とは一体どのような場所なのだろうと気に成りキョロキョロしていると、ゴンザレスの耳に扉が開く音と誰かの声が聞こえる。
そして反射的に音のした方へ目線を向けると、其処には自分をあの世に送った張本人であるアンベルトが立っていた。
「うッ、うわああッ!?」
自分を殺した相手との再会にゴンザレスはパニックになり、身体を強張らせて拳を握った。
彼の中では今自分は死んでいて此処は天国であるという認識だったのだが、其れだとアンベルトがここに居るのはおかしいので頭がパニックに落ち居たのだ。
顔は混乱で埋まり、身体は小さくぷるぷると震える。
一方のアンベルトは非常に落ち着いており、巨大な身体をまるでボールの様に丸めたゴンザレスを見て少し困った顔をする。
「落ち着け、取って食いやしないし害意もない」
「こ、ここッ此処は?」
ゴンザレスは震えている上に恐ろしく小さな聞き取りづらい声で言った。
しかしアンベルトはそれでもしっかりと言っている事を理解し、彼が現在置かれている状況を非常に掻い摘まんで説明する。
「此処は俺達レヴィアスファミリーが利用している病棟だ。俺が瓦礫の下に沈んだお前を引っ張り出し、治療してやったんだよ」
アンベルトが穏やかな口調でそう言うと目の前の大男はキョトンとした顔をした。
其れから慌てて自分の身体を確認してみると確かに瓦礫の槍に押し潰されたにも関わらず、彼の身体は擦り傷や痣すら無い綺麗な状態になっていた。
どうやら本当に目の前の男は治療を施してくれて、此処は病院である様だ。
しかし彼はその上で理解出来なかったのだ、自分を殺そうとした相手を生かしただけでなく治療まで施したその考えが。
「なんで……ダメだろ? ちゃんとトドメを刺さないとッ、後で復讐されるかも知れない」
コレはゴンザレスの心からの質問であった。
その質問にアンベルトは少し驚いた様な表情を見せ、それから数秒の沈黙を挟んだ後に落ち着いた語りかける様な口調で声を発する。
「何故お前を殺さなかったか……その理由を今此処で俺が言っても多分理解できないだろうけど一言で言うなら、お前が強いからだッ」
事前に断られていた事だが、やはりゴンザレスには理解できなかった。
何故強いと生かされるのか、強ければ強いほど復讐に来たとき面倒な筈なのに何故遺恨を除かない
のか。
答えを貰えれば減ると思っていた脳内の?が逆に増殖してしまった。
(若しかすると僕が馬鹿だから理解できないのかも知れない……どうせ理解できないのに無理矢理考えても時間の無駄だよな……)
ゴンザレスが理解出来ない自分にナーバスに成っていると、アンベルトがその内面を察したのか新たな言葉で補強してくれた。
「お前、俺と戦った時楽しかっただろ?」
「えッ、戦って楽しかったか? そ、其れは……」
その質問を受け、ゴンザレスは初めて死の気配を感じた強敵との戦いを思い出す。
僅かでも集中が途切れれば一瞬で命を失いかねないヒリついた空気、敗北の恐怖と勝利の確信を交互に繰り返す特殊な心の揺らぎ、幾重にも張り巡らされた困難を突破して叩き付けた拳から伝わる痺れる様な衝撃。
思い出しただけで両手に力が籠もり、熱くなる。
あの瞬間、今まで味気ない作業でしか無かった戦いが確かに楽しかったのだ。
今までの自分が勝利する未来が確定している戦いでは無く、一秒先でさえ予想出来ない自分が挑戦者となる空間が気持ちよかった。
どうやら自分は、強い人間との戦いが好きなようだ。
「うん、楽しかった。今までの人生で一番本気で笑えた気がする」
ゴンザレスはつい先程までプルプルと震えていたにも関わらず薄笑いを浮かべ、そして熱の籠もった瞳で自分の右手を眺めた。
そしてアンベルトは熱の戻ったその様子を見て嬉しそうに口を開く。
「そうだろ、お前は俺と同類だからなッ戦い以上に楽しい事何て考えられない筈だ。そしてもしも、此れから一生昨日の様な戦いに身を置けるとしたらどうだ?」
「どうって、何が?」
「何がって……分かりやすく言うと、お前さえ良いなら俺が一生強敵と戦い続けられる環境を作ってやるって言ってるんだよ」
その言葉を受けて漸くアンベルトから提示されている話の内容を理解したゴンザレスは一瞬で表情を明るくする。
やっと楽しいと思える事を見つけた彼の脳内はもうその『楽しい事』で一杯だった。
一方でアンベルトが提示してくれたのはその『楽しい事』に人生の全てを捧げる事ができる、正に夢のような条件。
当然拒む訳がなく、先程まで怯えていた姿が嘘の様に前のめりで飛び付いた。
「何をすれば良いッ??」
「はぁ?」
予想外の返答を受けてアンベルトの口から気の抜ける声が零れた。
「だからッ何をすればその環境に僕を連れて行ってくれる? 何でもするから僕を其処へ連れて行ってくれよ! やっと退屈がひっくり返る気配がしたんだ、前の生活には戻りたくないッ!! なあッ頼むよ!!!!」
ゴンザレスはベッドの上で小さく圧縮されていた両手両足を解き放ち、身体を乗り出してアンベルトに掴み掛る。
その余りの必死さはアンベルトが気後れして後退る程であった。
アンベルトからしてみれば唯単に優秀そうな人材を発見したのでスカウトしただけだったが、ゴンザレスからしてみれば無限に続く詰まらない毎日から抜け出せる千載一遇のチャンスである。
自分の人生が掛っているような物だ、何をしてでも連れ出して貰いたい。
「ま、待てよ落ち着け。俺はお前に何か特別なことを望んでいる訳じゃない、ただ一つだけ確認させてくれ」
「何?」
「お前はッ、お前はその……一生強敵と戦い続けられる環境に行きたいんだな?」
「うん!」
アンベルトから投げかけられた質問にゴンザレスはノータイムで頷く。
その反応を見たアンベルトは嬉しそうに笑いながら頷き、其れから右手を伸ばしてきた。
「OK、交渉成立だ。俺は戦場で戦ってくれる強い兵士が欲しかった、お前は全力で力をぶつけられる強敵が欲しかった、まさにWin-Winだ」
「つまりどういう事?」
ゴンザレスはアンベルトが何を言いたいのか分からなかったが、取り敢えず握手をする。
「これからお前には俺の指示に従って幾度もの戦争を経験してもらう。安心しろ、本当の戦場には俺程度の実力を持った人間は山の様にいる。毎日血湧き肉踊る戦いの連続だ、退屈のたの字も聞こえない日々が待っているぞ」
「本当!? 直ぐ行く!! 僕ッ直ぐその戦場に行く!!」
ゴンザレスは昨日の戦いに魅了されていた。
今まで自分が何故生きているのか分からず、何の罪悪感も感じずに人間を殺せる自分が何者なのかも分からなかった。
しかし昨日瓦礫の槍に押し潰される寸前、強い命の輝きを感じたのだ。
漸く自分が何の為に生きているのか理解した。
其れは意味も無く月日を重ねる為でも、訳の分からない他人へ金を貢ぐ為でも無い。
死と生の狭間で命を最大限輝かせる為に自らのすべて使い切ろうと決めたのである。
一方のアンベルトは長引くグレイズファミリーとの戦争を受け、少しでも多くの実力者を集めて力を蓄えようとしていた。
そしてゴンザレスという金の卵を発見したのだ、其れが仲間になるのなら万々歳である。
加えて私情を漏らすとするならば、同じ最高幹部であるオーウェンとディオンが独自の派閥を作り始め、慌てて自分の戦力が欲しくなったのだ。
この大男であれば実力も見栄えも充分だろう。
二人の驚く顔が目に浮かび、アンベルトは軽い笑みを浮かべた。
こうして二つの思惑は重なり、力強く手は握られた。
交渉成立である。
「よし、じゃあもう歩けるか?」
「うん、歩けると思う」
アンベルトの質問にゴンザレスは直ぐ頷き、ベッドから飛び降りて二本足で立って見せた。
「そうか、ならもう療養は充分そうだな。じゃあ移動するぞ、一端レヴィアスファミリーの本部へ向かうッ」
「え? 強い奴がいる戦場に連れて行ってくれるんじゃないの??」
「色々とあるんだよ。先ずは本部に行って自慢をッ……じゃない、ファミリーの仲間として登録しなきゃ成らない事が幾つかあるんだ」
そう言いながらアンベルトは部屋から出て行く。
そしてゴンザレスは何の事だか全く分からなかったが、取り敢えず彼の背中を追って室外に出て行った。
ゴンザレスは正直言って一刻も早く戦場へ行って強い人間と戦いたいのだが、待てを喰らってしまい釈然としない表情だ。
「安心しろ、一日で全ての登録は終わる。明後日からは逃げたくても逃げられない戦闘三昧の毎日が待っているから覚悟しておけよ」
「そっか~、楽しみだなー!!」
ゴンザレスは心底嬉しそうに言う。
こうしてゴンザレスはレヴィアスファミリーに入り、アンベルトの部下として幾度も死線を乗り越えていく事と成ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる