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幼少期
Ⅲ.デュークと私
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あの日からデュークはよく遊びに来てくれる。
お父様とお母様もデュークのことを気に入り、歓迎してくれる。
ただデュークがミルドレッド伯父様のお気に入りと知ったお父様は物凄く哀れみを帯びた顔をして「それは災難だったな」と言った。
私はどうしてお父様がそんなことを言ったのか分からなかったけど、目を逸らしたお兄様とデュークは何か心当たりがあるみたい。
知らぬが仏と昔の人も言っているので私は追求することはやめておきました。
さて、今日はデュークにお庭を見せています。
本当はお兄様も一緒だったのですが、何か用事ができたとかで、デュークに私のことで釘を刺して泣きながら行ってしまいました。
過保護な兄です。
三歳の女の子にどんな心配をしているのやら。
「綺麗な庭だね」
「あい。にわしが、いちゅもていれ、してくれましゅ」
ちょうど、季節的に薔薇が咲いているので庭にはピンクの薔薇が咲き誇っている。
「あ、あのさ、模擬戦、本当に観に来てくれるの?」
「あい。たいしぇつなおともだちのはれぶいでしゅ。
おうえんにいきましゅ。
だめでしゅか?」
しゅんとするわたしにデュークは慌てて首を左右に振った。
「そんなことないよ。
とても嬉しい。頑張るよ」
「あい」
許可が出て喜ぶ私をデュークに優しい笑みを浮かべてくれた。
どきりとしたのはデュークがイケメンだからでしょうか?
まだ、判断はできません。
何せ、前世で恋愛経験ゼロですから。
「ちょっと、何を見つめ合ってるの?」
後ろを振り向くと何故か仁王立ちしたお兄様がいました。
後ろから黒いモヤみたいなのが見えるのは気のせいでしょうか?
隣にいるデュークを見てみると尻尾の毛が逆立っていたので気のせいではないようだ。
「レイラはまだお嫁にやらないからね」
「だからお前は何年先の心配をしているんだっ!」
と、デュークが怒鳴ったのは仕方がないでしょう。
私はまだ三歳
結婚できる年ではありません。
兄のシスコンにも困ったものです。
お父様とお母様もデュークのことを気に入り、歓迎してくれる。
ただデュークがミルドレッド伯父様のお気に入りと知ったお父様は物凄く哀れみを帯びた顔をして「それは災難だったな」と言った。
私はどうしてお父様がそんなことを言ったのか分からなかったけど、目を逸らしたお兄様とデュークは何か心当たりがあるみたい。
知らぬが仏と昔の人も言っているので私は追求することはやめておきました。
さて、今日はデュークにお庭を見せています。
本当はお兄様も一緒だったのですが、何か用事ができたとかで、デュークに私のことで釘を刺して泣きながら行ってしまいました。
過保護な兄です。
三歳の女の子にどんな心配をしているのやら。
「綺麗な庭だね」
「あい。にわしが、いちゅもていれ、してくれましゅ」
ちょうど、季節的に薔薇が咲いているので庭にはピンクの薔薇が咲き誇っている。
「あ、あのさ、模擬戦、本当に観に来てくれるの?」
「あい。たいしぇつなおともだちのはれぶいでしゅ。
おうえんにいきましゅ。
だめでしゅか?」
しゅんとするわたしにデュークは慌てて首を左右に振った。
「そんなことないよ。
とても嬉しい。頑張るよ」
「あい」
許可が出て喜ぶ私をデュークに優しい笑みを浮かべてくれた。
どきりとしたのはデュークがイケメンだからでしょうか?
まだ、判断はできません。
何せ、前世で恋愛経験ゼロですから。
「ちょっと、何を見つめ合ってるの?」
後ろを振り向くと何故か仁王立ちしたお兄様がいました。
後ろから黒いモヤみたいなのが見えるのは気のせいでしょうか?
隣にいるデュークを見てみると尻尾の毛が逆立っていたので気のせいではないようだ。
「レイラはまだお嫁にやらないからね」
「だからお前は何年先の心配をしているんだっ!」
と、デュークが怒鳴ったのは仕方がないでしょう。
私はまだ三歳
結婚できる年ではありません。
兄のシスコンにも困ったものです。
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