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幼少期
Ⅱ.取り敢えず友達ができました。
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「ただいま、私の可愛いレイラは良い子でお留守番していたかな?」
私の兄は私を見つけて蕩けるような笑みを浮かべる。
「おかえりなしゃい、おにいしゃま」
まだ、三歳なので上手く話せません。
お兄様は私を抱き上げ、両頬にキスをする。
お兄様とは六歳差なので現在、お兄様は九歳になる。
この世界では六歳から学校に通い始める。
一二歳までは初等教育として初等部
一二歳から一六歳は中等部になる。
因みに社交界デビューは一二歳から一六歳の間のどこかで行われ、結婚は一六歳から一八歳までだ。
それを過ぎれば行き遅れ扱いにされてしまう。
二年と短いが、貴族は基本的に政略結婚であり、また学校という場で婚約者探しと見極めをするので二年の間に結婚することは可能だ。
だからこそ、行き遅れてしまった場合は特に女は何か問題があるのではないかと周りから勘ぐられ、家名を穢す原因にもなる。
九歳のお兄様は現在、学校に通われています。
「おにいしゃま、うしろにだれかいましゅ」
「ああ。そんなところで何をしているんだ?さっさと入っておいでよ」
ドアの所から黒くて長い尻尾が見えるので亜人だということは分かる。
お兄様に促され、恐る恐る顔を出して来た人を見て私は驚きました。
何と、攻略対象の一人であるデューク・バルセットが居ました。
「お、おにいしゃまのおともだちでしゅか?」
「うん、そう。デュークだ。一三歳になるからレイラとは一〇歳差だね」
存じておるよ、兄よ。
細かいあらすじを知らないから何とも言えないが、悪役令嬢とデュークはヒロインよりも先に会うのがストーリー的に正しいのか?
よく分からん。
「おおきでしゅね」
「亜人は基本的に大きい人が多いいから」
「はじめましゅて、デュークしゃま。わたしはレイラでしゅ」
「様は要らないよ、俺、平民だから。
初めまして、レイラ嬢。俺はギルの友達のデュークです」
ピクピクと動く耳、お尻から垂れている尻尾
実にキュートです。
「なまえはよびしゅてでいいでしゅ。
わたしもおともだちになりたいでしゅ」
私がそう言うとデュークは驚いた顔をした。
はて?私は何かおかしなことを言っただろうか。
困って兄を見ると苦笑されてしまった。
「亜人は大きいし、デュークのような肉食系の亜人を子供は本能で怖がるんだ。
だからまだ三歳のレイラが普通に接していることがちょっと変わっているんだよ」
兄よ、それは私が変わっていると言いたいのか?」
「だから、さいしょ、ドアにかくれていたんでしゅか?」
「怖がらせるといけないから」
「やさしいでしゅ」
「え?」
「デュークはこわくないでしゅ。
ひとをおもいやられるのはやさいしいことでしゅ。
おかあしゃまがいってましゅた。
それに、ピクピクうごくおみみもしっぽもかわいいでしゅ」
「かわ/////あ、ありがとう」
照れたように真っ赤になるデュークは更に可愛いです。
これならヒロインが惚れるのも無理はありませんね。
「デューク、レイラに変なちょっかいを出さないでよね」
兄から黒いオーラが流れ出ています。
心なしか顔も怖いです。
デュークは耳をピクピクさせながらそっと目を逸らした。
「どうして私の目を見ないのかな?」
「・・・・怖いから」
「怖がる理由は何かな」
「・・・・・別に良いだろ」
「良くない。レイラはまだ三歳だけど、可愛いから良くない」
「おにいしゃま、いじめちゃだめれす」
ペシと軽く兄を叩いてみるとデレッとした顔をして「じゃれているだけだよ」と言いました。
嘘ですよね、それ。絶対に嘘ですよね。
「デュークはおにいしゃまとおなじ、がっこうにかよってるの?」
この世界には一般学校と騎士学校という二つの学校がある。
一般学校というのは貴族子息令嬢が通う場所
騎士学校というのは平民から主に家を継げない次男以降の貴族が騎士になる為に通う学校だ。
騎士学校は一三歳からの入学になるので貴族は初等教育終了後に騎士学校へ通うことになる。
ただ、敷地内は同じであり、図書室などある程度は共有されているので交流が全くないわけではない。
それに騎士も要人警護の際に夜会に出席したりするので一般生徒に紛れてダンスやマナーを学んだりもする。
私の記憶が正しければデュークは騎士学校に通っているはずだ。
ただ、当然のことだがレイラがそれを知っているわけがないので私は一応聞いてみる。
「違うよ。デュークは騎士学校に通っているんだ。
ただ、剣の腕が良くてね、伯父さんに時々、稽古をつけてもらっているんだ」
なんと!それは凄い。
ミルトレッド伯父さんは国一番の剣豪なのでそのお眼鏡にかなったのなら将来有望だろう。
「私も伯父さんの所で時々鍛えてもらっているからね。そこから知り合ったの」
「そうなんでしゅか、しゅごいでしゅね」
「そんなことないよ」
照れたように頬を掻きながら言うデュークの尻尾は褒められて嬉しかったのか激しく左右にパタパタと動いている。
便利が良いね。
耳や尻尾の動きで感情が丸見えた。
「きょうは、どうしたんでしゅか?」
「うん?どうせなら、レイラと合わせてみようかと思ってね」
「わたしと?」
「うん。気が合うと思ったから。案の定だったしね」
「あい」
貴族の令嬢というのは外に出て過ごすことがないのでなかなか退屈なのです。
それなので友達ができてたまに遊んでもらえるというのはなかなか魅力的だ。
前世では色々とあって友達付き合いというのがなかなかできなかったから嬉しい。
今世では誰に気兼ねすることなくできるのだ。
「デューク、おにわをみせてあげましゅ。
それとも、おちゃしましゅか?」
私は戸惑うデュークの手をグイグイ引っ張って部屋に連れ込んだ。
少し強引な気がするけれど、デュークは戸惑っているだけで嫌がってはいなさそうなので問題はないと私は判断した。
直ぐ後ろをニコニコしながら兄がついてくる。
「言っとくけど、二人キリにはしないからね。
庭なら兎も角、部屋とか、レイラにはまだ早いから」
「何の心配をしているんだ、お前は」
呆れたように言うデューク
私もその意見には賛成だよ。
私は、中身はどうあれ三歳だからね。
一三歳の健全な男子が三歳の女の子に欲情するとかないでしょ。
結局、部屋で兄とデュークと私の三人でお茶をすることにした。
「レイラは普段何をしているの?」
「しぇんしぇいにマニャー(マナーと言いたかったんです(;´д`)トホホ・・・言葉が💧)とか、いろんなべんきょうをならってましゅ」
「え!?もう?早くない?」
普通は四歳ぐらいから学校に入学するまで基礎を学ぶが私は既に学び始めています。
中身は三歳ではないので。
「私のレイラは天才だからね。
記憶力も良いし、既に計算は中等部までマスターしているよ。
普段から小難しい本を読んでいるしね」
と、兄は自慢げに言ってくれていますが、デュークもかなり驚いて私を見ていますが、ごめんなさい。
この世界ではの学力は私の世界では小学生レベルだ。
計算って言っても足し算、引き算、掛け算、割り算ぐらいだしね。
文字の読み書きはただいま苦戦中ですが、学校に行くまでには余裕でも問題ないし。
前世の記憶保持者である私にはできて当然のことなので、そこまで自慢されたり、驚かれたりするとちょっと罪悪感に近いものを感じる。
まるで自分がズルをしているようだ。
いえ、人より恵まれているのは分かってはいるのですがね。
「これでは学校であまり学ぶものがないのではないんじゃない?」
「そうだね」
因みに一般学校ではこの国の歴史や簡単な他国の情勢、それに音楽(楽器→特に決まったものはない)、ダンスにお茶会、男はエスコートの仕方も。算数。これは少し難しくなって小数点やパーセント提示の計算になる。
それから、他国の言語。これは何種類もあるので自分で好きなものを選べる。勿論、初等から中等部の間で全ての言語をマスターしてもいい。
男子は嗜み程度に剣と馬術、女子は護身術、裁縫
貴族というのは狙われやすいので万が一を考えて簡単な手当の方法なども学ぶ。
「きしがっこうはなにをまなぶんでしゅか?」
「そうだね、剣術などの武術は当然でしょ。
勿論、馬術も。
後は要人警護の為のダンスや夜会、お茶会のマナーに戦術とかも学ぶね。
隊長クラスになると戦術を立てることもあるし、あとは地図見方とか、応急処置の仕方
貴族とかだとまず自分のことを自分ですることから学ぶね」
「ああ、貴族は基本的に周りがしてくれるからね。何もできない人が多いんだよね」
私は前世が一般家庭なのであまり人に世話を焼かれたくはないので自分でする。
兄も伯父さんについて行ったりしているので(そこで何をしているかは知らない)自分のことは自分でできるようだ。
「野営とかもするし、植物に対しても学ぶね。
何かのアクシデントで食料が不足したら自給自足だから。
その時に毒キノコとか食べたら困るし」
それは確かに困るな。
「けんだけかとおもってた。
きしになるのはたいへんでしゅね」
「上下関係とか厳しいから」
「今度、模擬戦あるから見に行ってみる?レイラ」
「いきましゅ。デュークがたたかってるところ見てみたいでしゅ」
「だそうだ。負けなられないね、デューク」
「プレッシャーをかけること言うなよ。
今の絶対にわざとだろ」
お兄様は答えない代わりに意地の悪い笑みを浮かべた。
私の兄はなかなかいい性格をしている。
******************
自称神様よ。
いろいろと文句はあるが、今日は取り敢えず友達ができました。
これだけは報告をしておきます。
悪役令嬢という役柄は気に入らないが私の家族は私を愛してくれるし、私も愛しています。
それに公爵令嬢という不自由しない家族に生まれさせてくれたことは感謝します。
きっと、気遣いからではなく面白さからレイラに転生させたのでしょうけど。
過程はどうあれ、幸せなので取り敢えず感謝しておきます。心の中で。
私の兄は私を見つけて蕩けるような笑みを浮かべる。
「おかえりなしゃい、おにいしゃま」
まだ、三歳なので上手く話せません。
お兄様は私を抱き上げ、両頬にキスをする。
お兄様とは六歳差なので現在、お兄様は九歳になる。
この世界では六歳から学校に通い始める。
一二歳までは初等教育として初等部
一二歳から一六歳は中等部になる。
因みに社交界デビューは一二歳から一六歳の間のどこかで行われ、結婚は一六歳から一八歳までだ。
それを過ぎれば行き遅れ扱いにされてしまう。
二年と短いが、貴族は基本的に政略結婚であり、また学校という場で婚約者探しと見極めをするので二年の間に結婚することは可能だ。
だからこそ、行き遅れてしまった場合は特に女は何か問題があるのではないかと周りから勘ぐられ、家名を穢す原因にもなる。
九歳のお兄様は現在、学校に通われています。
「おにいしゃま、うしろにだれかいましゅ」
「ああ。そんなところで何をしているんだ?さっさと入っておいでよ」
ドアの所から黒くて長い尻尾が見えるので亜人だということは分かる。
お兄様に促され、恐る恐る顔を出して来た人を見て私は驚きました。
何と、攻略対象の一人であるデューク・バルセットが居ました。
「お、おにいしゃまのおともだちでしゅか?」
「うん、そう。デュークだ。一三歳になるからレイラとは一〇歳差だね」
存じておるよ、兄よ。
細かいあらすじを知らないから何とも言えないが、悪役令嬢とデュークはヒロインよりも先に会うのがストーリー的に正しいのか?
よく分からん。
「おおきでしゅね」
「亜人は基本的に大きい人が多いいから」
「はじめましゅて、デュークしゃま。わたしはレイラでしゅ」
「様は要らないよ、俺、平民だから。
初めまして、レイラ嬢。俺はギルの友達のデュークです」
ピクピクと動く耳、お尻から垂れている尻尾
実にキュートです。
「なまえはよびしゅてでいいでしゅ。
わたしもおともだちになりたいでしゅ」
私がそう言うとデュークは驚いた顔をした。
はて?私は何かおかしなことを言っただろうか。
困って兄を見ると苦笑されてしまった。
「亜人は大きいし、デュークのような肉食系の亜人を子供は本能で怖がるんだ。
だからまだ三歳のレイラが普通に接していることがちょっと変わっているんだよ」
兄よ、それは私が変わっていると言いたいのか?」
「だから、さいしょ、ドアにかくれていたんでしゅか?」
「怖がらせるといけないから」
「やさしいでしゅ」
「え?」
「デュークはこわくないでしゅ。
ひとをおもいやられるのはやさいしいことでしゅ。
おかあしゃまがいってましゅた。
それに、ピクピクうごくおみみもしっぽもかわいいでしゅ」
「かわ/////あ、ありがとう」
照れたように真っ赤になるデュークは更に可愛いです。
これならヒロインが惚れるのも無理はありませんね。
「デューク、レイラに変なちょっかいを出さないでよね」
兄から黒いオーラが流れ出ています。
心なしか顔も怖いです。
デュークは耳をピクピクさせながらそっと目を逸らした。
「どうして私の目を見ないのかな?」
「・・・・怖いから」
「怖がる理由は何かな」
「・・・・・別に良いだろ」
「良くない。レイラはまだ三歳だけど、可愛いから良くない」
「おにいしゃま、いじめちゃだめれす」
ペシと軽く兄を叩いてみるとデレッとした顔をして「じゃれているだけだよ」と言いました。
嘘ですよね、それ。絶対に嘘ですよね。
「デュークはおにいしゃまとおなじ、がっこうにかよってるの?」
この世界には一般学校と騎士学校という二つの学校がある。
一般学校というのは貴族子息令嬢が通う場所
騎士学校というのは平民から主に家を継げない次男以降の貴族が騎士になる為に通う学校だ。
騎士学校は一三歳からの入学になるので貴族は初等教育終了後に騎士学校へ通うことになる。
ただ、敷地内は同じであり、図書室などある程度は共有されているので交流が全くないわけではない。
それに騎士も要人警護の際に夜会に出席したりするので一般生徒に紛れてダンスやマナーを学んだりもする。
私の記憶が正しければデュークは騎士学校に通っているはずだ。
ただ、当然のことだがレイラがそれを知っているわけがないので私は一応聞いてみる。
「違うよ。デュークは騎士学校に通っているんだ。
ただ、剣の腕が良くてね、伯父さんに時々、稽古をつけてもらっているんだ」
なんと!それは凄い。
ミルトレッド伯父さんは国一番の剣豪なのでそのお眼鏡にかなったのなら将来有望だろう。
「私も伯父さんの所で時々鍛えてもらっているからね。そこから知り合ったの」
「そうなんでしゅか、しゅごいでしゅね」
「そんなことないよ」
照れたように頬を掻きながら言うデュークの尻尾は褒められて嬉しかったのか激しく左右にパタパタと動いている。
便利が良いね。
耳や尻尾の動きで感情が丸見えた。
「きょうは、どうしたんでしゅか?」
「うん?どうせなら、レイラと合わせてみようかと思ってね」
「わたしと?」
「うん。気が合うと思ったから。案の定だったしね」
「あい」
貴族の令嬢というのは外に出て過ごすことがないのでなかなか退屈なのです。
それなので友達ができてたまに遊んでもらえるというのはなかなか魅力的だ。
前世では色々とあって友達付き合いというのがなかなかできなかったから嬉しい。
今世では誰に気兼ねすることなくできるのだ。
「デューク、おにわをみせてあげましゅ。
それとも、おちゃしましゅか?」
私は戸惑うデュークの手をグイグイ引っ張って部屋に連れ込んだ。
少し強引な気がするけれど、デュークは戸惑っているだけで嫌がってはいなさそうなので問題はないと私は判断した。
直ぐ後ろをニコニコしながら兄がついてくる。
「言っとくけど、二人キリにはしないからね。
庭なら兎も角、部屋とか、レイラにはまだ早いから」
「何の心配をしているんだ、お前は」
呆れたように言うデューク
私もその意見には賛成だよ。
私は、中身はどうあれ三歳だからね。
一三歳の健全な男子が三歳の女の子に欲情するとかないでしょ。
結局、部屋で兄とデュークと私の三人でお茶をすることにした。
「レイラは普段何をしているの?」
「しぇんしぇいにマニャー(マナーと言いたかったんです(;´д`)トホホ・・・言葉が💧)とか、いろんなべんきょうをならってましゅ」
「え!?もう?早くない?」
普通は四歳ぐらいから学校に入学するまで基礎を学ぶが私は既に学び始めています。
中身は三歳ではないので。
「私のレイラは天才だからね。
記憶力も良いし、既に計算は中等部までマスターしているよ。
普段から小難しい本を読んでいるしね」
と、兄は自慢げに言ってくれていますが、デュークもかなり驚いて私を見ていますが、ごめんなさい。
この世界ではの学力は私の世界では小学生レベルだ。
計算って言っても足し算、引き算、掛け算、割り算ぐらいだしね。
文字の読み書きはただいま苦戦中ですが、学校に行くまでには余裕でも問題ないし。
前世の記憶保持者である私にはできて当然のことなので、そこまで自慢されたり、驚かれたりするとちょっと罪悪感に近いものを感じる。
まるで自分がズルをしているようだ。
いえ、人より恵まれているのは分かってはいるのですがね。
「これでは学校であまり学ぶものがないのではないんじゃない?」
「そうだね」
因みに一般学校ではこの国の歴史や簡単な他国の情勢、それに音楽(楽器→特に決まったものはない)、ダンスにお茶会、男はエスコートの仕方も。算数。これは少し難しくなって小数点やパーセント提示の計算になる。
それから、他国の言語。これは何種類もあるので自分で好きなものを選べる。勿論、初等から中等部の間で全ての言語をマスターしてもいい。
男子は嗜み程度に剣と馬術、女子は護身術、裁縫
貴族というのは狙われやすいので万が一を考えて簡単な手当の方法なども学ぶ。
「きしがっこうはなにをまなぶんでしゅか?」
「そうだね、剣術などの武術は当然でしょ。
勿論、馬術も。
後は要人警護の為のダンスや夜会、お茶会のマナーに戦術とかも学ぶね。
隊長クラスになると戦術を立てることもあるし、あとは地図見方とか、応急処置の仕方
貴族とかだとまず自分のことを自分ですることから学ぶね」
「ああ、貴族は基本的に周りがしてくれるからね。何もできない人が多いんだよね」
私は前世が一般家庭なのであまり人に世話を焼かれたくはないので自分でする。
兄も伯父さんについて行ったりしているので(そこで何をしているかは知らない)自分のことは自分でできるようだ。
「野営とかもするし、植物に対しても学ぶね。
何かのアクシデントで食料が不足したら自給自足だから。
その時に毒キノコとか食べたら困るし」
それは確かに困るな。
「けんだけかとおもってた。
きしになるのはたいへんでしゅね」
「上下関係とか厳しいから」
「今度、模擬戦あるから見に行ってみる?レイラ」
「いきましゅ。デュークがたたかってるところ見てみたいでしゅ」
「だそうだ。負けなられないね、デューク」
「プレッシャーをかけること言うなよ。
今の絶対にわざとだろ」
お兄様は答えない代わりに意地の悪い笑みを浮かべた。
私の兄はなかなかいい性格をしている。
******************
自称神様よ。
いろいろと文句はあるが、今日は取り敢えず友達ができました。
これだけは報告をしておきます。
悪役令嬢という役柄は気に入らないが私の家族は私を愛してくれるし、私も愛しています。
それに公爵令嬢という不自由しない家族に生まれさせてくれたことは感謝します。
きっと、気遣いからではなく面白さからレイラに転生させたのでしょうけど。
過程はどうあれ、幸せなので取り敢えず感謝しておきます。心の中で。
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