悪役だから仕方がないなんて言わせない!

音無砂月

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 私は王妃の宮を追われた日、侍女のレイチェル、シオン、シールの三人に頼んでシャルロッテのことを調べさせたり、女の勘というか、誰が見ても明らかにシャルロッテは陛下意外の男と関係があったのでその証拠として、シャルロッテが男達と交わしていた手紙を入手させていた。
 「こ、これは確かにシャルロッテの字だが」
 私が見せた手紙には睦言が多く書かれていた。
 シャルロッテは見るからに動揺し、シャルロッテと手紙を交わしていた側近達は不自然なぐらい陛下やシャルロッテから視線を逸らした。
 「う、嘘よ!こんなの、私を陥れるためにその女が仕組んだことだわ。筆跡だって、そ、そうよ!きっと誰かに真似て書かせたに違いないわ」
 「どうやって?」
 「そ、そんなの城の誰かに頼めばいいでしょっ!」
 「そ、そうか。そうだ、シャルロッテの言う通りだ。こんな汚い手を使って私達の仲を引き裂こうとするなんて、お前は本当に最低な女だな」
 シャルロッテの言葉に陛下が同意し、側近達も直ぐに「そうだ、そうだ」と言いながら、首がもげるんじゃないかと思うぐらい首を強く振る。
 「なら、他に決定的な証拠を出してやろうか?」
 ニヤリと笑ってトワ様が私の隣に立った。
 「そんなもの、あるわけが」
 「あるよ」
 そう言ってトワ様はポケットなら赤みのかかった紫色の石を取り出した。大きさはそこら辺に転がっている石と同じだ。
 「な、何よ、それ」
 「魔石だね。オルドルト国で取れる特別な石で、オルドルトは長年の研究によって魔石を使った様々な物を作って、売ってるよね」
 シャルロッテの質問に答えたのはリヴィお兄様だった。
 「さて。では会場にお集まりの紳士淑女の皆様、これから始まる喜劇をどうか公平な目で評価してください」
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