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「可哀想な、マリア。辛かったろ。あんな馬鹿共に取り囲まれて」
シスタミナの人間に無理やり用意させた部屋に入るなりガルムお兄様は再び私を引き寄せ、抱き締めた。
「ごめんな、助けに来るのが遅くなって」
「いいえ。この件に関しては私も悪かったんです。シスタミナ帝国の前王陛下のお言葉を信じて自国から誰も連れてこなかったのが」
あまりにも強く抱き締められて、苦しかったので私はガルムお兄様の胸に手をついて少しだけ距離をとった。
でもまた直ぐに強い力で引き寄せられたけど。
「お前は自分の婚姻で使用人達が住み慣れた母国を離れることを哀れんで連れてこなかっただけだろ。全てはお前の優しさ故だ。
それを褒めることはあれど、責めることはない」
それでも、私は一国の王女なのだから。私の行動一つで戦争だって起こる。もっと用心すべだったのだ。
「兄さん、そのくらいにしてあげたら。マリアも、今日は疲れているだろうから早く休ませてあげてよ」
いっこうに私を放そうとしないガルムお兄様に呆れ声を出しながらリヴィお兄様から助け船が出された。
「そうだな。すまない、マリア。気づかなくて」
「いいえ」
「マリア、隣の部屋を用意させたからそこで休むと良いよ。アンネ、ついててやってくれるか?」
「もちろんよ。さ、行きましょう」
「ガルムお兄様、リヴィお兄様、あんねお義姉様、それにトワ様。ご心配をおかけして申し訳ありません。助けていただき、ありがとうございます」
私は来てくれた四人を謝罪と礼を言って頭を下げた。
クレバー陛下やその側近にも問題があったのだが、私の浅慮さも問題だったのだ。だから、こうなった原因ば私にもある。それに、もっと毅然とした態度で接していればまだこの国の貴族達の私に対する態度は違ったのかもしれない。
そんな私の考えを察してからトワ様が私の頭を優しく撫でてくれた。
「あまり己を責めるな。こうなると予想できるものはいない。ましてやお前は大国の王女なのだから。その王女を蔑ろにすると誰が思う?喩え愛人がいろうとも正妃を優先させるものだ。それができない馬鹿や諌めることもできないどころか、増長させる奴らしかいないなんて予想もできなかった。お前の兄やオレスト国の国王だって、同じだ。お前一人の責任じゃない」
そう言ってトワ様は優しく微笑んだ。
「・・・・はい」
久しぶりに触れた優しさのせいか、なぜか泣きたくなった。
「さ、行きましょう。マリア」
私はアンネお義姉様に促されて用意された?させた?部屋へ行った。
「あなたが眠りにつくまで傍にいるわ」
そう言って、ベッドに入る私の手をアンネお義姉様は握ってくれた。
まるで小さな子供に戻った気分で私はくすりと笑った。
それから今までの疲れが押し寄せてきたのか私は直ぐに眠りについた。
シスタミナの人間に無理やり用意させた部屋に入るなりガルムお兄様は再び私を引き寄せ、抱き締めた。
「ごめんな、助けに来るのが遅くなって」
「いいえ。この件に関しては私も悪かったんです。シスタミナ帝国の前王陛下のお言葉を信じて自国から誰も連れてこなかったのが」
あまりにも強く抱き締められて、苦しかったので私はガルムお兄様の胸に手をついて少しだけ距離をとった。
でもまた直ぐに強い力で引き寄せられたけど。
「お前は自分の婚姻で使用人達が住み慣れた母国を離れることを哀れんで連れてこなかっただけだろ。全てはお前の優しさ故だ。
それを褒めることはあれど、責めることはない」
それでも、私は一国の王女なのだから。私の行動一つで戦争だって起こる。もっと用心すべだったのだ。
「兄さん、そのくらいにしてあげたら。マリアも、今日は疲れているだろうから早く休ませてあげてよ」
いっこうに私を放そうとしないガルムお兄様に呆れ声を出しながらリヴィお兄様から助け船が出された。
「そうだな。すまない、マリア。気づかなくて」
「いいえ」
「マリア、隣の部屋を用意させたからそこで休むと良いよ。アンネ、ついててやってくれるか?」
「もちろんよ。さ、行きましょう」
「ガルムお兄様、リヴィお兄様、あんねお義姉様、それにトワ様。ご心配をおかけして申し訳ありません。助けていただき、ありがとうございます」
私は来てくれた四人を謝罪と礼を言って頭を下げた。
クレバー陛下やその側近にも問題があったのだが、私の浅慮さも問題だったのだ。だから、こうなった原因ば私にもある。それに、もっと毅然とした態度で接していればまだこの国の貴族達の私に対する態度は違ったのかもしれない。
そんな私の考えを察してからトワ様が私の頭を優しく撫でてくれた。
「あまり己を責めるな。こうなると予想できるものはいない。ましてやお前は大国の王女なのだから。その王女を蔑ろにすると誰が思う?喩え愛人がいろうとも正妃を優先させるものだ。それができない馬鹿や諌めることもできないどころか、増長させる奴らしかいないなんて予想もできなかった。お前の兄やオレスト国の国王だって、同じだ。お前一人の責任じゃない」
そう言ってトワ様は優しく微笑んだ。
「・・・・はい」
久しぶりに触れた優しさのせいか、なぜか泣きたくなった。
「さ、行きましょう。マリア」
私はアンネお義姉様に促されて用意された?させた?部屋へ行った。
「あなたが眠りにつくまで傍にいるわ」
そう言って、ベッドに入る私の手をアンネお義姉様は握ってくれた。
まるで小さな子供に戻った気分で私はくすりと笑った。
それから今までの疲れが押し寄せてきたのか私は直ぐに眠りについた。
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