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少年期編
16 腐り花を育てよう
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時は流れて、私は十歳になった。
ウィリス村は、相変わらず田舎の貧しい村のままだ。ただ、モルゲンからそろばんが広まったことで、材料となる木材の需要が高まり、ウィリス村も少し潤った。どうやらダライアスが手を回し、モルゲンだけでなく周辺の村も儲かるように配慮したらしい。…まあ、いろいろ思うところはあるけど、経営者としては悪い奴じゃないと思う。
それはそうとして。
私は今、大いに悩んでいる。それは…
「サイラス、おまえちゃんと食ってるか?」
目の前にいるコイツ――リチャードである。リチャードは今、十三歳。元々っていうのもあるんだろうけど、しっかり男らしさ漂うがっしりした体格になりつつある。顔つきもあどけなさはあるが精悍になった。青年になりつつあるダドリーとかはもっとだ。
「う…俺はこういう体型なんだっ!」
女だからか私の体型は、今ひとつ細っちいのだ。まだ子供だけど、胸の問題もあるし、そろそろ対策した方がいいかもしれない。あと、言っておくけど、私は別に食が細いわけじゃない。
「もうっ。体型とか人によるじゃない。ね、サイラス?」
すっかりお姉さんになったシェリルがフォローしてくれた。シェリルよ、君だけが私の味方だ。いや、頭ナデナデはしなくていいよ?おい、リチャード笑うなって!
こうなったら鍛錬だ。ムキムキになって太さを稼ごう。残念だとか言わないでよっ!
ヴィクターはどこだろう。ヴィクターは、村人に剣を教えているのだ。といっても、対人間じゃなくて対魔物の剣術だけどね。そろばん需要で多少潤ったとはいえ、ウィリス村は盗賊に見向きもされない貧乏ド田舎なのだ。
ヴィクターは………いた。広場でアイザックと立ち話の最中だ。
「王国兵はこの辺りには…」
「しかしアルスィルの動きを探るには…」
ぼそぼそと話す二人は私に気づいていない。
真剣な面持ちで話すからには、大事な話なのかな?大人しく終わるのを待つか。
にしてもヴィクター、すんなりとアイザックたちに受け入れられたよな~。口が上手いのもあるけど、田舎の村って保守的でよそ者を拒むイメージあったからな~。しかも、しっかりこのド貧乏村に居場所を作っちゃったし…
「…森の奥の湖には近づいてはならない。睡蓮に見えるが、死人の手…サイラス?」
ふとアイザックが私に気づいて表情を緩めた。私が模擬剣を持っているのを見て、ヴィクターを指す。
「どうした?鍛錬か?」
「うん。でも…大事な話してたんじゃないの?後でいいよ」
アイザックは、ダライアスを前にするとヘタレだけど、森に関しては意見できる者はいないくらい詳しいのだ。だから、森の監視者――ウィリス村代官なんだろうね。森には魔物も少なからずいるし、ダライアスへの報告内容の大半は、魔物、特にグラートンのことだったりする。ヴィクターの咎めるような顔もあって、大人しく引き下がろうとしたのだが、
「いや。鍛錬を頼む、ヴィクター殿」
アイザックはあっさり話を打ち切った。
「しかし…」
「サイラスは他の子より体が小さい。万が一魔物に襲われた時、身を護る術を教えてやってほしい。」
…うぐぅ。気にしていることを~!
「……わかりました」
どことなく苦い顔のヴィクター。どうやらアイザックは私をダシに話を終わらせたかったようだ。何話してたんだろ。湖とか睡蓮とか…ろくに聞いてなかったからわからんけど。
「素振り100回」
広場の端っこで模擬剣を構える私にヴィクターは言った。またですか。いや、私も成長したし、このくらい余裕だ。つーかヴィクターさん、私を見ずに考え事をしておられる。
「終わったら、走り込みです。村3周」
ジトッと見ていたら、付け足された。鬼だ。
◆◆◆
筋肉痛になった翌日。この日、私はアイザックの許可を取りつけて森に入った。ちなみに一人ではない。ヴィクターと、すっかりデカくなったダドリーと一緒。ずっと試したかった実験をするためだ。
もう夏が近いというのに、ウィリスの森の中はひんやりと冷気が蟠っている。涼しいというより肌寒い。そんな中を、とあるポイント――いつかシェリルのお婆さんのために薬草採りにきた湖を目指して歩く。だけど、目的は薬草ではなくて…
「いやっほー。来てやったぜ、キモ花ども」
繁みをかきわけると、あのピンクの群生。その数しめて14匹。一週間前に来たときには12匹と芽っぽいのが1つだった。ふーん。大体一週間で大きくなるのか、コイツら。
「腐り花?取ってはいけませんよ。これは…」
ヴィクターが渋い顔をする。大丈夫だって、狩りに来たんじゃないから。ピンクの群生に向かって、魔力を練る。
まずは少しずつ少~しずつ腐り花の周りの空気を温める。しばらくすると、しおしおと腐り花たちがお辞儀するようにしおれ始めた。ふむ。温かいのはダメらしい。魔法をやめ、湖から水を汲んできてバシャッと萎れた腐り花にぶっかけると、生き返ったとばかりにしゃんと葉を伸ばした。ジメジメが大好きなのだ、この魔草。次に、今度はさっきとは逆に魔法で少しずつ空気の温度を下げていく。寒いのには強いのか、腐り花に変化はない。そして、霜柱が立つほどまでに冷やしたとき、変化は起きた。
ポコポコッ
土を押しあげて顔を出したのは、なんと腐り花の芽。一気に5個くらい出た。
「寒いと増えるのですか…。」
ヴィクターが意外そうに呟いた。私もびっくりだ。ちなみに、今までの実験で、獲物を与えた後も増えることがわかっている。こちらは、獲物の大きさ次第らしい。けれど、獲物が長らく捕れないとまた数が減ってしまうのだとは、ダドリーの言。
「これで急成長させることができたら、父さんを説得できるんだけど…」
腐り花は高値で売れる。栽培して商品化したいが、まだアイザックを説得できる材料が足りないのだ。
「魔力を与えてみたらどうですか?」
「魔力?」
ヴィクターを振り返ると、「魔物ですから」とのこと。じゃあ、やってみるか。
シュルシュル シュルシュル
蔓が伸びてきた。枯らせないようにごくごく軽めの雷撃を当てて、撃退。蔓は引っ込んだ。
「サイラス…、魔物に人間の魔力を与えてもダメだろ。魔物の魔力を与えるならともかく。」
ダドリーが呆れた顔で言った。う…そう言えば人間と魔物では魔力の種類が違うんだっけ?
「……早く教えてくれよ。」
「おまえが忘れていただけだ。」
「うぐぅ」
ジト目でヴィクターを振り返ったら、彼は驚いたようにダドリーを見ていた。ヴィクターでも知らないことがあるらしい。
ひとまず、殖やし方はわかった。でも、殖やしても成長して売れる個体にならなきゃダメなわけで。目下の課題は成育に必要な栄養源の確保か。悩みながらこの日は村へ引き返した。
◆◆◆
村に帰ってくると、槍に似た柄の長い道具と大クジラの巣を撤去したときに使ったデカスプーンを何本も出して、村の大人達が集まっていた。これは…
「ワームですか」
ヴィクターが言った。私はげんなりする。
「まあ、そういう時期だ」
ダドリーは顔色一つ変えない。よく平気だよな~。
この辺でワームといえば、文字通り芋虫だ。しかし、ただの芋虫ではなく、虫の魔物。それが大量発生する。想像してみてほしい、カラスくらいの大きさの芋虫が、そこらの木に鈴なりになっているんだよ?悪夢である。しかもこの害魔虫、毎年大量発生するけど市場価値はない。ゲームみたいに魔石が採れたりはしないのだ。一匹一匹が弱っちいのがせめてもの救いかな…。
「サイラスも手伝いなさい」
大量発生=人手が要る。仕方ないので三人で村人たちのところへ加勢に行った。
◆◆◆
うあ~。今日もめっちゃいるわ、グロ芋虫ども。普通の芋虫同様、コイツらのエサは葉っぱなのだが、面倒なことに酸を吐いて攻撃してくる。退治するには雷撃魔法で痺れさせてから木から落とし、酸を吐かないように頭を落とし、最後に焼却。あの槍擬きは、ワームの頭を落とすために、デカスプーンは死骸を運ぶのに使うのだ。はっきり言う。女子的に直視したくないグロ作業である。……やるけどさ。
そして約一時間かけて、退治したワームは百匹以上。デカスプーンで寄せて山にした死骸を、ヴィクターが炎熱魔法で炭にするのだが。ふと、その山を見たヴィクターがポツリと呟いた。
「この死骸…腐り花のエサになりませんかね?死骸ですが魔物ですから、魔力は残っていますし…」
「え?!」
確かに魔物って死んでも僅かばかりの魔力は残るし、死骸を放置しておくと魔力と匂いに惹きつけられた別の魔物が来ちゃうから燃やして炭にするんだけど。エサにする発想はなかった。思いついたが吉日……?
渋々厭々ワームのグロ死骸を数匹分持って、その日のうちに先程発芽させた腐り花の群生に撒いた。結果、三匹ほどのワームで翌日には腐り花の芽は全て大人?の腐り花に成長した。
ワーム、腐り花のエサ決定。
早速アイザックに…と思ったらニマム村に行った後だった。帰ってきたら報告しよう。ワームを調達するのは気が進まないけど、村を金持ちにする第一歩だ。
◆◆◆
「で?貴方は何をやっているのですか?」
夜、こっそり腹回りに布を巻いて試行錯誤する私に、ヴィクターが冷めた眼差しを寄越した。
「……嵩増し」
いや、ほら…胸だって後数年すればシェリルみたくボンッてなるわけだし?胸囲と腹囲の格差をなくそうとしているのだよ。違和感をなくすため…真剣なのだ。
「体格差を気にするのはわかります。ですが、その方法では性別を誤魔化すには無理がありますよ?」
「?!」
ウィリス村は、相変わらず田舎の貧しい村のままだ。ただ、モルゲンからそろばんが広まったことで、材料となる木材の需要が高まり、ウィリス村も少し潤った。どうやらダライアスが手を回し、モルゲンだけでなく周辺の村も儲かるように配慮したらしい。…まあ、いろいろ思うところはあるけど、経営者としては悪い奴じゃないと思う。
それはそうとして。
私は今、大いに悩んでいる。それは…
「サイラス、おまえちゃんと食ってるか?」
目の前にいるコイツ――リチャードである。リチャードは今、十三歳。元々っていうのもあるんだろうけど、しっかり男らしさ漂うがっしりした体格になりつつある。顔つきもあどけなさはあるが精悍になった。青年になりつつあるダドリーとかはもっとだ。
「う…俺はこういう体型なんだっ!」
女だからか私の体型は、今ひとつ細っちいのだ。まだ子供だけど、胸の問題もあるし、そろそろ対策した方がいいかもしれない。あと、言っておくけど、私は別に食が細いわけじゃない。
「もうっ。体型とか人によるじゃない。ね、サイラス?」
すっかりお姉さんになったシェリルがフォローしてくれた。シェリルよ、君だけが私の味方だ。いや、頭ナデナデはしなくていいよ?おい、リチャード笑うなって!
こうなったら鍛錬だ。ムキムキになって太さを稼ごう。残念だとか言わないでよっ!
ヴィクターはどこだろう。ヴィクターは、村人に剣を教えているのだ。といっても、対人間じゃなくて対魔物の剣術だけどね。そろばん需要で多少潤ったとはいえ、ウィリス村は盗賊に見向きもされない貧乏ド田舎なのだ。
ヴィクターは………いた。広場でアイザックと立ち話の最中だ。
「王国兵はこの辺りには…」
「しかしアルスィルの動きを探るには…」
ぼそぼそと話す二人は私に気づいていない。
真剣な面持ちで話すからには、大事な話なのかな?大人しく終わるのを待つか。
にしてもヴィクター、すんなりとアイザックたちに受け入れられたよな~。口が上手いのもあるけど、田舎の村って保守的でよそ者を拒むイメージあったからな~。しかも、しっかりこのド貧乏村に居場所を作っちゃったし…
「…森の奥の湖には近づいてはならない。睡蓮に見えるが、死人の手…サイラス?」
ふとアイザックが私に気づいて表情を緩めた。私が模擬剣を持っているのを見て、ヴィクターを指す。
「どうした?鍛錬か?」
「うん。でも…大事な話してたんじゃないの?後でいいよ」
アイザックは、ダライアスを前にするとヘタレだけど、森に関しては意見できる者はいないくらい詳しいのだ。だから、森の監視者――ウィリス村代官なんだろうね。森には魔物も少なからずいるし、ダライアスへの報告内容の大半は、魔物、特にグラートンのことだったりする。ヴィクターの咎めるような顔もあって、大人しく引き下がろうとしたのだが、
「いや。鍛錬を頼む、ヴィクター殿」
アイザックはあっさり話を打ち切った。
「しかし…」
「サイラスは他の子より体が小さい。万が一魔物に襲われた時、身を護る術を教えてやってほしい。」
…うぐぅ。気にしていることを~!
「……わかりました」
どことなく苦い顔のヴィクター。どうやらアイザックは私をダシに話を終わらせたかったようだ。何話してたんだろ。湖とか睡蓮とか…ろくに聞いてなかったからわからんけど。
「素振り100回」
広場の端っこで模擬剣を構える私にヴィクターは言った。またですか。いや、私も成長したし、このくらい余裕だ。つーかヴィクターさん、私を見ずに考え事をしておられる。
「終わったら、走り込みです。村3周」
ジトッと見ていたら、付け足された。鬼だ。
◆◆◆
筋肉痛になった翌日。この日、私はアイザックの許可を取りつけて森に入った。ちなみに一人ではない。ヴィクターと、すっかりデカくなったダドリーと一緒。ずっと試したかった実験をするためだ。
もう夏が近いというのに、ウィリスの森の中はひんやりと冷気が蟠っている。涼しいというより肌寒い。そんな中を、とあるポイント――いつかシェリルのお婆さんのために薬草採りにきた湖を目指して歩く。だけど、目的は薬草ではなくて…
「いやっほー。来てやったぜ、キモ花ども」
繁みをかきわけると、あのピンクの群生。その数しめて14匹。一週間前に来たときには12匹と芽っぽいのが1つだった。ふーん。大体一週間で大きくなるのか、コイツら。
「腐り花?取ってはいけませんよ。これは…」
ヴィクターが渋い顔をする。大丈夫だって、狩りに来たんじゃないから。ピンクの群生に向かって、魔力を練る。
まずは少しずつ少~しずつ腐り花の周りの空気を温める。しばらくすると、しおしおと腐り花たちがお辞儀するようにしおれ始めた。ふむ。温かいのはダメらしい。魔法をやめ、湖から水を汲んできてバシャッと萎れた腐り花にぶっかけると、生き返ったとばかりにしゃんと葉を伸ばした。ジメジメが大好きなのだ、この魔草。次に、今度はさっきとは逆に魔法で少しずつ空気の温度を下げていく。寒いのには強いのか、腐り花に変化はない。そして、霜柱が立つほどまでに冷やしたとき、変化は起きた。
ポコポコッ
土を押しあげて顔を出したのは、なんと腐り花の芽。一気に5個くらい出た。
「寒いと増えるのですか…。」
ヴィクターが意外そうに呟いた。私もびっくりだ。ちなみに、今までの実験で、獲物を与えた後も増えることがわかっている。こちらは、獲物の大きさ次第らしい。けれど、獲物が長らく捕れないとまた数が減ってしまうのだとは、ダドリーの言。
「これで急成長させることができたら、父さんを説得できるんだけど…」
腐り花は高値で売れる。栽培して商品化したいが、まだアイザックを説得できる材料が足りないのだ。
「魔力を与えてみたらどうですか?」
「魔力?」
ヴィクターを振り返ると、「魔物ですから」とのこと。じゃあ、やってみるか。
シュルシュル シュルシュル
蔓が伸びてきた。枯らせないようにごくごく軽めの雷撃を当てて、撃退。蔓は引っ込んだ。
「サイラス…、魔物に人間の魔力を与えてもダメだろ。魔物の魔力を与えるならともかく。」
ダドリーが呆れた顔で言った。う…そう言えば人間と魔物では魔力の種類が違うんだっけ?
「……早く教えてくれよ。」
「おまえが忘れていただけだ。」
「うぐぅ」
ジト目でヴィクターを振り返ったら、彼は驚いたようにダドリーを見ていた。ヴィクターでも知らないことがあるらしい。
ひとまず、殖やし方はわかった。でも、殖やしても成長して売れる個体にならなきゃダメなわけで。目下の課題は成育に必要な栄養源の確保か。悩みながらこの日は村へ引き返した。
◆◆◆
村に帰ってくると、槍に似た柄の長い道具と大クジラの巣を撤去したときに使ったデカスプーンを何本も出して、村の大人達が集まっていた。これは…
「ワームですか」
ヴィクターが言った。私はげんなりする。
「まあ、そういう時期だ」
ダドリーは顔色一つ変えない。よく平気だよな~。
この辺でワームといえば、文字通り芋虫だ。しかし、ただの芋虫ではなく、虫の魔物。それが大量発生する。想像してみてほしい、カラスくらいの大きさの芋虫が、そこらの木に鈴なりになっているんだよ?悪夢である。しかもこの害魔虫、毎年大量発生するけど市場価値はない。ゲームみたいに魔石が採れたりはしないのだ。一匹一匹が弱っちいのがせめてもの救いかな…。
「サイラスも手伝いなさい」
大量発生=人手が要る。仕方ないので三人で村人たちのところへ加勢に行った。
◆◆◆
うあ~。今日もめっちゃいるわ、グロ芋虫ども。普通の芋虫同様、コイツらのエサは葉っぱなのだが、面倒なことに酸を吐いて攻撃してくる。退治するには雷撃魔法で痺れさせてから木から落とし、酸を吐かないように頭を落とし、最後に焼却。あの槍擬きは、ワームの頭を落とすために、デカスプーンは死骸を運ぶのに使うのだ。はっきり言う。女子的に直視したくないグロ作業である。……やるけどさ。
そして約一時間かけて、退治したワームは百匹以上。デカスプーンで寄せて山にした死骸を、ヴィクターが炎熱魔法で炭にするのだが。ふと、その山を見たヴィクターがポツリと呟いた。
「この死骸…腐り花のエサになりませんかね?死骸ですが魔物ですから、魔力は残っていますし…」
「え?!」
確かに魔物って死んでも僅かばかりの魔力は残るし、死骸を放置しておくと魔力と匂いに惹きつけられた別の魔物が来ちゃうから燃やして炭にするんだけど。エサにする発想はなかった。思いついたが吉日……?
渋々厭々ワームのグロ死骸を数匹分持って、その日のうちに先程発芽させた腐り花の群生に撒いた。結果、三匹ほどのワームで翌日には腐り花の芽は全て大人?の腐り花に成長した。
ワーム、腐り花のエサ決定。
早速アイザックに…と思ったらニマム村に行った後だった。帰ってきたら報告しよう。ワームを調達するのは気が進まないけど、村を金持ちにする第一歩だ。
◆◆◆
「で?貴方は何をやっているのですか?」
夜、こっそり腹回りに布を巻いて試行錯誤する私に、ヴィクターが冷めた眼差しを寄越した。
「……嵩増し」
いや、ほら…胸だって後数年すればシェリルみたくボンッてなるわけだし?胸囲と腹囲の格差をなくそうとしているのだよ。違和感をなくすため…真剣なのだ。
「体格差を気にするのはわかります。ですが、その方法では性別を誤魔化すには無理がありますよ?」
「?!」
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