40 / 184
56.たとえるなら親が近くにいるから調子に乗る後ろ髪だけ伸ばした子供のように……
しおりを挟む崖下――俺たちの目の前より高く舞い上がったドラゴンは。
どがっ
空中で不自然にバランスを崩し、岩壁に激突した。
「「…………」」
突然のドラゴン登場にも驚いたが、上手く飛べずに岩陰にぶつかったことも驚いた。この場の全員が言葉を失うほどに。何? 気流? 気流のせい?
だが、さすがというか、やはり野生の生物ということなんだろう。
奴はバランスを崩したものの、かろうじて体制だけは整えていたようだ。四肢の爪を食い込ませて、岩壁のそこに留まっている。
――ドラゴンである。紛れもなく。ファンタジーの王道、俺たちの知っている超つえー方の「空龍」だ。
腕と翼が一体化した、黒に近い灰色の鱗を持つドラゴンだ。翼膜を広げている両腕と後ろ足で身体を支え、壁に張り付いたまま首を巡らし、金色の瞳でこちらを見ている。
だが……小さい、気がする。
もちろん人間やここに住んでいるトカゲなんかと比べれば、でかい。翼を広げれば10メートルくらいはあるだろう。人間なんて丸呑みできるくらいにデカイが……
しかしどうにも華奢で、腕や足も細い気がする。
俺の想像していたドラゴンは、あれの倍はデカいのを思い描いていた。文献なんかも一応チラ見したし、完全な想像ってわけでもないぞ。
「子供ですね」
「そうだな」
警戒しつつ、レンとゼータが言葉を交わす。そうか、やっぱりまだ育ってないやつか。……よし、俺もいい加減立つか。投げられちゃったから尻餅ついてんだよね。地面がしめってるからすでにケツが最悪の状態である。あと預かっていた荷物とか放り投げっぱなしだし。
「上手く飛べないほど未熟なら、生後一年経ってませんね。本当に珍しい時期に会えたものです」
「うむ。初めて人間を見るのだろうな、こちらを警戒しておるようだ」
俺たちがドラゴンを見ているように、向こうもこちらを見ているということか。
「見るなり掛かってこないところを鑑みるに、なかなか頭がいい」
確かに、これまで見てきたトカゲとは根本的に違うって印象はある。
特に視線だ。瞳だ。
トカゲはトカゲらしい爬虫類みたいな、感情がまったく伺えない瞳をしていた。だがあのドラゴンは違う。知性を感じる。少なくとも「手頃な大きさの動物は全部エサ」くらいアバウトな判断しかできない獣とは全く違う。
他の空龍がどうかは知らないが、あいつは確実に、自分の力量とこちらの力量を見比べていると思う。
たぶんゼータ辺りがヤバイ感じがするんだろう。獣の第六感的なもので。
「まあ、あれくらいなら一撃で屠れるが」
やっぱりゼータの方が強いようだ。頼もしい! よっ、酒好き!
――しかし続いた言葉は、意外なものだった。
「少々まずいな」
え?
「そうですね。私の記憶が確かなら、非常にまずいです」
レンまでそんなことを言い出した。なぜだ。勝てるんだろ? 別に退治しに来たわけじゃなし、戦わなくてもいいしさ……無視して進んでもいいと思うよ?
「あの、何が問題なの?」
おおグラン、俺と同じ疑問を……よくぞ聞いた。
答えたのは、アルカだった。INTは低くとも、やはり冒険者としてのキャリアが違うってことなのだろう。
「形からしてワイバーンの一種だと思う。――あの種はある程度育つまで親が面倒を見るんだよ」
え? 親? ファザー? マザー? 両方? 左か右かオラオラか?
「正確には、ちゃんと飛べるまでは、ね」
不吉な、とても不吉な予感がした。
胸が締め付けられるような、鼓動を打つ心臓を何かに掴まれているような、これから自分の背後に死神が立つことを予期したかのような。
とてつもなく嫌な予感がした。
「……アルカさん、それは死亡――」
死亡フラグじゃないか。
そんな冗談を、冗談ではなく、どこまでも真剣に真面目に言おうとした瞬間――「夜」が訪れた。
それから先のことは、正直、何がどうなったのかよくわからない。
現状確認さえする間がなく、状況は一瞬で変わってしまった。
「「ギャーーーーーー」」
ででででで出たぁあああーーーーーーー!! でけーーーーーー!!
先に見たドラゴン効果か、今見上げた先にいるドラゴンの大きさたるや、実物以上に巨大に見えた。まあ視覚効果なんか狙わなくてもマジでデカいんだけどね! なんだこれ! ガチデカじゃねえか!
本当に、本当に巨大なドラゴンだった。
僅かに覗く青空は、奴の身体に隠れてしまった。
思わずグランとともに悲鳴を上げてしまうくらいに、衝撃的なデカさだった。
僅かに覗いた青空を覆い隠す「夜」は、どれくらい大きいのかわからないが――先に見た子供のドラゴンの倍以上は大きかった。普通の旅客機くらいあるだろうか。列車一両くらいなら足で掴んで飛べるかもしれない。それくらい大きい。
あの大きなのが一つ羽ばたくたびに、大気が震える。岩が転がり砂埃が舞う。あまりにも生物として、種としての存在が違いすぎる。
この大きさで、生物として成り立っているという事実に、嫌でもファンタジー世界であることを突きつけられる。空想科学の本とかで読んだ気がするが、サイズと重量と比率とを計算したら飛べないらしいからな。
俺たちの世界で一番大きな動物といえば、シロナガスクジラだったかな。最長35メートルくらいで150トン以上とかいう、ある種ロマンのある巨体だったと思う。まさに現代のモンスターと言えるかもしれない。
実物を見たことがあるわけじゃないので一概に比べられるものではないが、たぶん、俺たちの真上にいるドラゴンは、同じくらいかそれ以上にデカい。翼を広げた状態なら確実に倍以上にデカい。
ロマンはあると思う。
怪獣のような巨大生物だ。ぶっちゃけ俺なんか深海に漂う大王イカでもロマンを感じるくらいだ。こんなの感動しないわけがない。
が……それ以上に……なんというか……
戦うことなんて考えられないサイズというか、人類が絶対に敵いっこない、最初から勝負が見えている存在というか……「レベル1がうっかりラスボスに遭遇しちゃった」くらいの理不尽を感じる。なんなんだこの生物としての差は。こんなのどうしようもないだろう。ゴ○ラみたいなもんに生身の人間が敵うかって話だ。いや、形状で言えばモ○ラかギ○ラっぽい……どうでもいいわ! どっちが似てるとかどうでもいいわ!
あんなのどうすんの?
どうやって戦うんだ?
言葉通りの意味で人知を超えてるだろ。
――まあ別に戦う必要はないんだが。
さすがのゼータやレンやアルカでも、護衛の身で同行している今、アレと戦おうとは思うまい。
あまりにもひどい生物差だ、勝てるかどうか訊くのさえ愚問だと思うんだが……でもファンタジーの住人からすれば、案外「殺って殺れない相手じゃないよねーキャハハ」とか笑い飛ばしそうな雰囲気はあるわけで。そんな反応されるのもちょっと怖いぞ……
レンたちが言っていた通り、あの壁のドラゴンの親なんだと思う。実際壁のドラゴンは、己を余裕で超えるサイズのドラゴン襲来にまるで頓着していない。きっと身内だからなんだろう。
ゆっくりと降下してくるバカデカいドラゴンを、呆気に取られて見ていると――
「――うわっ」
不意に、俺のすぐそばにいたグランが声を上げた。
声に向かって振り返ると、……え?
グランは、宙に浮いていた。さっきの俺と同じように。
しかし決定的に違うのは。
グランの後ろには何もないことだ。
「グォォアアアアアア!!」
視界の端に、壁にいたはずの子ドラゴンが見えた。
思ったより近くにいた。
耳をつんざき、恐怖を呼び起こすような雄々しい咆哮を上げ、傘を広げたゼータを威嚇する。
恐らくグランは、親ドラゴンに度肝を抜かされていた間に、子ドラゴンの襲撃を食らったのだろう。思いっきり不意打ちのように。そして追撃を阻止するためにゼータが動いた、だと思う。
あるいはグランは、もしかしたら、呆気に取られていた俺を庇ったのかもしれない。俺を庇ってぶっ飛ばされたのかもしれない。
あの子ドラゴン、ちょっと強い親が来たからって調子に乗って仕掛けてきたに違いない。……まあちょっと強いどころか、サイズだけで言えば王国滅ぼせそうだけどな!
――なんにしろ、俺が取るべき行動は変わらない。
「グラン!」
「グランくん!」
状況を忘れていた自分を恥じるのは後だ。
咄嗟にグランに向かって足を踏み出す俺と、ほぼ同時にアルカも飛び出していた。
今捕まえないと、グランは子ドラゴンが飛び出してきた奈落に落ちる。下がどうなっているかわからない以上、落ちたら死ぬ可能性もある。
絶対に落とすわけにはいかない。
「ヨウくん飛んで!」
立ち位置からして、わずかに俺の方がグランに近いと判断したのか、アルカは足を止めた。
そして俺は、アルカの声に従い、底の見えない穴に向かって飛んだ。力の限り。
アルカの言葉がどういう意味かはわからないが、迷うことはなかった。
時が止まる。
時間にすればわずか数秒の出来事なのに、俺には何分にも感じられた。
俺の行動に驚き、意思を察して手を伸ばすグランと、そこへ向かって頭から飛ぶ俺の右手が…………ギリギリで重なった!
「絶対離さないで!」
――と、長い間飛んでいた俺の浮遊時間が終わり、ガクンと動きが止まった。
いや、時が進んだのだ。
どうやらアルカは、俺の足首を掴んだようだ。
決死のダイビングが終わり、空中から岩壁に叩きつけられる。なんかどっか強かにぶつけたようだが、そんなことに構っていられない。
だって俺、逆さまだし!
上でアルカが足首掴んでるし、下はグランの手掴んでるし! こ、これが中間管理職の辛さってやつか……上にも下にも責任が重い……!
とりあえず、どっちかの責任をどうにかせねば。
空いている左手と左足でその辺の岩を噛み、揺れないようにある程度身体を固定する。
「グラン、登れ!」
下でぶらんぶらんしているグランに命じる。さすがにアルカ一人で二人分の体重は引き上げられないだろう。だとしたら一番下が登るのが早い。
こういう崖っぷちな状況は、長くは持たないと相場は決まっている。俺もまだ余裕はあるが、このまま5分は耐えられないだろう。せいぜい2、3分だ。上のアルカなんてもっとつらいだろうしな。
ゼータとレンの助力は期待しちゃいけない。きっと二人は必死でドラゴンの相手をして、無防備極まりない俺たちが体勢を整える時間を稼いでくれているはずだ。
「の、登るって……」
「俺の身体とか服とか掴んで登れっつってんだよ!」
「え? 俺、って……」
「早くしろバカ! アルカまで落ちるから早く! 死にたいなら一人で落ちろ!」
「あ、いや」
「うるせー早くしろ!」
「でも」
「しゃべんな! 静かにしろ!」
「あ」
「黙れゲス野郎! 今まで何人の女に言い寄られた!?」
「え」
「調子に乗ってっとマジやってやっかんな!」
「……」
「なんかしゃべれよ! それか早く登れ!」
さすがにこの状況で、俺も取り繕ってはいられない。考えつく限りの言葉でグランを急かす。急かしまくる。……考えないようにしてるけど超こえーんだよ! むしろ考えないようにしてるからまだ動けるんだよ! マジで早くしてくれ! 握力もどんどん弱くなってるぞ!
「いてててっ」
「あ、ごめ」
「うるせー構うな! いいから早く!」
意を決したグランが、俺の髪とか引っつかみながら、ゆっくりと登りだす。……あ、俺今パンツ丸出しじゃね? スカートなのに逆さまだから……まあ二枚重ねの見せパン装着してますけどね! スカート短いからいつ見られてもいいように! ……今度から冒険出る時は短パンも装備しとくかな。
俺の腰から足首まで登ったところで、目の前をグランの足が通過する。俺はついさっきまでグランの手を握っていた右手で、不自然な体制ながら目の前の靴底を下から押し上げる。
このままなんとかいけるか――見下ろすように上を見ると、上半身をこちら側……崖下に突っ込んで、これまた逆さまになっているアルカと視線があった。
かすかに頷いたので、頷き返した。
たぶん「この調子なら大丈夫」だと思う。よかった。二人分の体重を支えていたアルカの負担は、中間管理職の俺の比じゃなかっただろうからな。
そして――
俺は、アルカの上の巨大な金眼とも、目があった。
あまりにも大きな存在が、今ここに、降り立とうとしていた。
「「えっ」」
俺とアルカの声が重なった。ちょうど岩まで登っていたグランの声もあった。
重苦しい羽ばたき一つ、地響きが轟いた。
あれだけの巨体だ、重量だって相当なものだろう。そんなの考えなくてもわかることだ。
――それは軽度ながらも、確実に地震と呼べるほどの振動をもたらして。
――その「揺れ」のせいで、アルカが全体重を掛けてしがみついていた大岩の、根元の土が崩れた。
この数分の間に色々なことが起こりすぎて、正直状況がよくわからないのだが。
確かなことだけ述べるのであれば、俺たち三人は仲良く崖から落ちました、ってことだ。
12
あなたにおすすめの小説
断罪済み悪役令嬢に憑依したけど、ネトゲの自キャラ能力が使えたので逃げ出しました
八華
ファンタジー
断罪済みの牢の中で悪役令嬢と意識が融合してしまった主人公。
乙女ゲームストーリー上、待っているのは破滅のみ。
でも、なぜか地球でやっていたオンラインゲームキャラの能力が使えるみたいで……。
ゲームキャラチートを利用して、あっさり脱獄成功。
王都の街で色んな人と出会いながら、現実世界への帰還を目指します!
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!
月芝
ファンタジー
国の端っこのきわきわにある辺境の里にて。
不自由なりにも快適にすみっこ暮らしをしていたチヨコ。
いずれは都会に出て……なんてことはまるで考えておらず、
実家の畑と趣味の園芸の二刀流で、第一次産業の星を目指す所存。
父母妹、クセの強い里の仲間たち、その他いろいろ。
ちょっぴり変わった環境に囲まれて、すくすく育ち迎えた十一歳。
森で行き倒れの老人を助けたら、なぜだか剣の母に任命されちゃった!!
って、剣の母って何?
世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。
それを産み出す母体に選ばれてしまった少女。
役に立ちそうで微妙なチカラを授かるも、使命を果たさないと恐ろしい呪いが……。
うかうかしていたら、あっという間に灰色の青春が過ぎて、
孤高の人生の果てに、寂しい老後が待っている。
なんてこったい!
チヨコの明日はどっちだ!
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
政治家の娘が悪役令嬢転生 ~前パパの教えで異世界政治をぶっ壊させていただきますわ~
巫叶月良成
ファンタジー
政治家の娘として生まれ、父から様々なことを学んだ少女が異世界の悪徳政治をぶった切る!?
////////////////////////////////////////////////////
悪役令嬢に転生させられた琴音は政治家の娘。
しかしテンプレも何もわからないまま放り出された悪役令嬢の世界で、しかもすでに婚約破棄から令嬢が暗殺された後のお話。
琴音は前世の父親の教えをもとに、口先と策謀で相手を騙し、男を篭絡しながら自分を陥れた相手に復讐し、歪んだ王国の政治ゲームを支配しようという一大謀略劇!
※魔法とかゲーム的要素はありません。恋愛要素、バトル要素も薄め……?
※注意:作者が悪役令嬢知識ほぼゼロで書いてます。こんなの悪役令嬢ものじゃねぇという内容かもしれませんが、ご留意ください。
※あくまでこの物語はフィクションです。政治家が全部そういう思考回路とかいうわけではないのでこちらもご留意を。
隔日くらいに更新出来たらいいな、の更新です。のんびりお楽しみください。
ヒロイン? 玉の輿? 興味ありませんわ! お嬢様はお仕事がしたい様です。
彩世幻夜
ファンタジー
「働きもせずぐうたら三昧なんてつまんないわ!」
お嬢様はご不満の様です。
海に面した豊かな国。その港から船で一泊二日の距離にある少々大きな離島を領地に持つとある伯爵家。
名前こそ辺境伯だが、両親も現当主の祖父母夫妻も王都から戻って来ない。
使用人と領民しか居ない田舎の島ですくすく育った精霊姫に、『玉の輿』と羨まれる様な縁談が持ち込まれるが……。
王道中の王道の俺様王子様と地元民のイケメンと。そして隠された王子と。
乙女ゲームのヒロインとして生まれながら、その役を拒否するお嬢様が選ぶのは果たして誰だ?
※5/4完結しました。
新作
【あやかしたちのとまり木の日常】
連載開始しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる