異世界人拾っちゃいました…

kaoru

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アレルギー対策

体質変化

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 早速、鑑定魔法でお祝いの食事をしようかと提案してみたが、どうやら、実用化には、もう少し、時間が必要らしい。

「僕が、ここの食材についての知識がないからみたいなんだ。だから、明日から、市場巡りして、色々なモノを覚える事にした」
 
のだ、そうだ…鑑定って、知らないことをパッと教えてくれるモノだと思っていたけど、使用者の知識にも関係してるのか…道理で鑑定魔法持ちは好奇心旺盛で『なぜ?どうして?』と聞いてくる奴が多い理由がわかった。

 そういう訳で、今夜もビストの夕食だ。

 

 次の日、リョウは早起きし「今夜は、マトンの串焼きパーティーだからねー」と、言って市場に向かった。
 …だよなぁ。この一週間、あのタレの香りが広がっている市場を横目に役所通いしていたんだから、先ずは串焼きからだよなぁ。
 俺も、リョウに付き合い、街に居るのにビストを食べていた。
 
 よし!今日は食べるぞぉ!

 と、その前に、タクマさんの話を聞くんだったな、午前中は昨日の戦利品の下処理をして過ごし、取り敢えず最後となるであろうビストの昼食を食べ、役所に行く。

 メリロットに案内された小部屋のソファーで、疲れきった様子のリョウがビストを噛っていた。その横で、付き添ってくれていたタリクさんも昼食のサンドイッチを食べている。

「リョウ君、スゴいですよ。半日で、市場の商品三割以上、覚えたんですよ」

 挨拶の後、タリクさんが、少し興奮ぎみに報告してくれた。

「へへぇー、香辛料とか、マトンの串焼きのタレに使われているもの優先で覚えたからね」

「よし、予定通り、串焼きパーティーだな」

「やったー」

 リョウの鑑定魔法取得と俺の冒険者試験合格のお祝いが、やっと出来るということで、タリクさんとメリロットも誘ってみたら、二人とも快く受けてくれたので、帰りは皆で市場巡りをすることになった。

 そして、タクマさんの話というのは、転移者の体質についてだ。リョウの事で、気になることがあったので、タクマさんが、転移者が興した町で聞き取りをしたら、面白い事が分かったというのだ。

「えっ、じゃぁ、異世界に居るときに、アレルギーを受け入れていた人は、こちらでも、そのアレルギーを持っていて、受け入れられなくてストレスを感じていた人は、耐性や無効の技能が付いたということですか?」

「そうなんですよ。まぁ、受け入れというか、諦めですね。それとは逆で…食材ではないのですが、例えば、金属アレルギーで、アクセサリーを思うように身に付けられなくて、悔しい思いをしていた娘が、こちらに来たら、金属耐性と、驚いたことに金属系の毒物無効までついていたんですよ」

「え?毒物無効って、摂取しても効かないってことですか?」

「おそらく、まぁ、試して欲しいとは言えませんけど、鑑定ではそう出ていたので、間違いないかと思います」

「はぁー、スゴいですね」

「ええ、それと、向こうで、動物の皮の臭いが苦手だった人は、こちらで、動物や魔獣の皮製品のアレルギーと出ました。後、生食がダメだった人達は、自分、もしくは身近な人に生食をして、食中毒になったことのある人達でした」

「じゃぁ、転移者の人達は、元の世界に居たときの影響が、かなり出ているってことですか?」

「そうなんです。今まで食材でしか見てなかったから気づかなかったんですが、全ての事に関して相違点を上げてもらったら、今みたいな話が出てきたんです。ですから、リョウ君も、向こうでの事が、関係しているのかもしれないと思ったんですよ」
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