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マクー大陸で家造り
ユピロー様を待っている間に…
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「え、えーと、ローサさん、大丈夫ですか?」
『う、うむ…だ、ダイジョウブだ』
うん、言い方が大丈夫じゃないよね。ユピロー様、容赦無いなぁ…
「タマちゃん。ローサさんを回復してあげて」
『…ハイですぅ』
「お仕置きなんだから。しばらく、しびれさせておいた方がいいんじゃないっスか?」
シリュウの言葉に、同調しているタマちゃんの気配を感じる。
「そういうこと言わないの、グチりたい時は誰にでもあるんだから、まぁ、時と場所、相手をちゃんと見極めてこれからはお願いしますね」
『う、うむ。スオーや、すまんかったな。別にお前を本当に恥ずかしいなど思ったりはしとらんぞ、ただな、お前の父親の行いに苛立ってな…イヤ、言い訳じゃな……スオーは、ワシのかわいい子孫だ。お前は、お前の好きなように生きてよいのだぞ』
『じぃじ…』
スオーちゃんが、うるうるして、ローサさんを見上げた。戸惑っている感じだけど、嬉しいような感じも混じっているから良いよね。
『ふぅ』
え?タマちゃん?
タマちゃんからは、仕方がないですねって感じで、ローサさんに向かって治癒魔法を放ってる。
『リョウ殿かたじけない』
シャンと復活したローサさんが、頭を下げた…いやいや、大したことしてませんよと、頭を下げながら『殿ってあるじゃん』と、シリュウにツッコミを入れる。
シリュウは、キョトンとして『そういうのって、どんな意味があるんスか?』と逆に質問された。
どんな意味…んー、そんなのちゃんと考えたことなかったなぁ…そういう風に教えられたからとしか…
「あ、親しき仲にも礼儀あり」
「リョウ様、どうされましたか?」
思い付いた言葉を普通に声に出しちゃった。
「シリュウが、どうして敬称をつけるのか聞いてきたんです。同じような立場で凄く親しい相手なら愛称や呼びすてでもいいけど、目上の人や初対面の人に、呼びすてや愛称なんかで呼んだら粗野な感じがするでしょ?」
「う~ん、なんとなくわかるっス。でも…」
「でも、なに?」
「神様とかにつけるのは、まぁ、分かるッス。みなさん、スゴい力を持っているし、長く生きてるし、誰に対してもそんなに態度も変わらないッスからね。でも、地上人は、つけて話していても、陰では罵っていたりするとよくわからなくなるッス」
ああ…シリュウは、長い間、獣人族のお城に居たんだっけ…しかも、悪魔達に狙われて、何やら狂人になった王様とかもいたみたいだから、人の嫌な部分とか沢山見てきたんだろうね。
「んー、そうだねぇ。裏表というやか、光と闇というか、人は二面性があるからね。シリュウは、元々、道具なんだから、あまり考えず『タマちゃん』や『スオーちゃん』みたいに、そういう呼び名なんだって思っていれば良いんじゃない?」
『地、いや…シリュウは、おかしなことを気にするのだな。そんなこと自分で決めてしまえば良いのだ。尊敬できたり、憧れる様な相手であれば、敬意を表せばよいし、そうでなければ、呼び捨てでも、オイでもお前でも良いではないか』
また、極端な意見が出てきた。神だから言える事だね。
「シリュウだって、神器なんだから、神様と同じに考えれば、それで良いのかもね」
「そうッスか?」
「うん、そういう話し方をしてる時点で、自由だなって思うよ。だから、自分の話しやすいようにすればいいよ。伝説の『地竜の剣』なんだからさ」
「わかったッス。あまり気にしないことにします」
『う、うむ…だ、ダイジョウブだ』
うん、言い方が大丈夫じゃないよね。ユピロー様、容赦無いなぁ…
「タマちゃん。ローサさんを回復してあげて」
『…ハイですぅ』
「お仕置きなんだから。しばらく、しびれさせておいた方がいいんじゃないっスか?」
シリュウの言葉に、同調しているタマちゃんの気配を感じる。
「そういうこと言わないの、グチりたい時は誰にでもあるんだから、まぁ、時と場所、相手をちゃんと見極めてこれからはお願いしますね」
『う、うむ。スオーや、すまんかったな。別にお前を本当に恥ずかしいなど思ったりはしとらんぞ、ただな、お前の父親の行いに苛立ってな…イヤ、言い訳じゃな……スオーは、ワシのかわいい子孫だ。お前は、お前の好きなように生きてよいのだぞ』
『じぃじ…』
スオーちゃんが、うるうるして、ローサさんを見上げた。戸惑っている感じだけど、嬉しいような感じも混じっているから良いよね。
『ふぅ』
え?タマちゃん?
タマちゃんからは、仕方がないですねって感じで、ローサさんに向かって治癒魔法を放ってる。
『リョウ殿かたじけない』
シャンと復活したローサさんが、頭を下げた…いやいや、大したことしてませんよと、頭を下げながら『殿ってあるじゃん』と、シリュウにツッコミを入れる。
シリュウは、キョトンとして『そういうのって、どんな意味があるんスか?』と逆に質問された。
どんな意味…んー、そんなのちゃんと考えたことなかったなぁ…そういう風に教えられたからとしか…
「あ、親しき仲にも礼儀あり」
「リョウ様、どうされましたか?」
思い付いた言葉を普通に声に出しちゃった。
「シリュウが、どうして敬称をつけるのか聞いてきたんです。同じような立場で凄く親しい相手なら愛称や呼びすてでもいいけど、目上の人や初対面の人に、呼びすてや愛称なんかで呼んだら粗野な感じがするでしょ?」
「う~ん、なんとなくわかるっス。でも…」
「でも、なに?」
「神様とかにつけるのは、まぁ、分かるッス。みなさん、スゴい力を持っているし、長く生きてるし、誰に対してもそんなに態度も変わらないッスからね。でも、地上人は、つけて話していても、陰では罵っていたりするとよくわからなくなるッス」
ああ…シリュウは、長い間、獣人族のお城に居たんだっけ…しかも、悪魔達に狙われて、何やら狂人になった王様とかもいたみたいだから、人の嫌な部分とか沢山見てきたんだろうね。
「んー、そうだねぇ。裏表というやか、光と闇というか、人は二面性があるからね。シリュウは、元々、道具なんだから、あまり考えず『タマちゃん』や『スオーちゃん』みたいに、そういう呼び名なんだって思っていれば良いんじゃない?」
『地、いや…シリュウは、おかしなことを気にするのだな。そんなこと自分で決めてしまえば良いのだ。尊敬できたり、憧れる様な相手であれば、敬意を表せばよいし、そうでなければ、呼び捨てでも、オイでもお前でも良いではないか』
また、極端な意見が出てきた。神だから言える事だね。
「シリュウだって、神器なんだから、神様と同じに考えれば、それで良いのかもね」
「そうッスか?」
「うん、そういう話し方をしてる時点で、自由だなって思うよ。だから、自分の話しやすいようにすればいいよ。伝説の『地竜の剣』なんだからさ」
「わかったッス。あまり気にしないことにします」
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