快適 異世界生活―保護者のエルフと家造り&神と一緒にダンジョン経営?―

kaoru

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マクー大陸で家造り

パラレルワールド

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 声をかけたら、ユピロー様が僕を見たけどそのまま動かない…
 何?どうしたんだろう…?

「分かった。分かった…、ヒデアキや、タランティーヌが、魔術を授ける事はできんが、魔力調整のためのスキルをプレゼントするそうじゃ」

 ?

「えーと、それはどういったスキルなんですか?」

「ああ、今のお主の状態では、まだ入れぬ地域が多いのだ。魔力量的には問題ないのだが、お主は、ムラがありすぎて精霊達から厄介な力を取り込む可能性がある。普通の状態で魔力に溶け込んで来て悪さをする精霊をセーブ出来るスキルだな。集中力が良くなるから。ものづくりする上でも役立つスキルになるぞ。これがあれば、ハバーのウィル族の森に入れるし、ゲトーやエンプもほぼ回れるようになる」

「はぁ?」

「あっ、もしかして、ウィル族の森って、妖精達と相性が良いだけじゃ入れないんですか?」

「そうじゃ。リョウは、エルフの中で育ったからな知らなかっただろう。魔力量や妖精達との相性の他に、精霊達との相性もあるのだよ。他の土地から来た者には、好奇心旺盛な精霊達は寄ってきやすく、その者の考えによっては悪い方向に作用してしまうんじゃ。まぁ…住み分けの為に環境を変えていた弊害という感じかのう…最近になって分かってきたところなのだよ」

「今まで無かったんですか?」

「いや、あったのだ。それが、精霊達が関係しているとは思っていなかったのだ。分かっていれば、抑えられた事件もいくつかあっての…まぁ、それを早くに修正した世界では今と違う物語が紡がれとる」

 うわっ、ちゃんと聞いたことはなかったけど…パラレルワールドの存在を神様から聞いちゃった。

「因みに、その世界には、僕は?」

「いない世界が多いな。というか、ワシらと会っている時点で固定されるのだ。だから、リョウが居る世界は少ないぞ」

「え?そうなんですか?」

「そうじゃ、この世界は、モンディールが神格化した時点で天界に移らなんだせいで、あまり枝分かれはしとらんのだ。他の地域の神々に『少ないから管理がしやすいだろう?』と嫌みを言われとる位だ。最近は、ダンジョンでワシらが地上に降りておるので、固定された時が多いのでな、更に、少ないのだ」

「え?神様達って、時を自由に行き来出来るんじゃないんですか?」

「うーん、そういう地域もあるようだが、ここでは、前に降りた時より前には、降りることは出来んのじゃ。なので、今、ワシがこうしているこの時間は固定されるのでな、この時間が無くなるような変化は訪れないようになっておる。なので、この時から前に戻って何かをすることは出来んのじゃ。観ることは出来るがな」

「「……」」

 う~ん、神が地上に居ると固定される?えーと、じゃぁ、今、この瞬間の世界は一つだけ?いや、待てよ。ここに影響しない場所に居る人達には選択肢が色々あって……あれ?でも、ハバーには、モンディール様が居て、マクーには、モンディール様以外の三大精霊が居る。エンプには、雪の女王のお父さんのアガトー様が…他にも、なんてたって日本と同じ八百万の神が居る世界、固定された時間が多ければ並列世界は少いのか?

「私の用な存在はどうなるのですか?」

 僕がいろいろと考えていると、ノワールさんがユピロー様に質問をした。

「お主は、天界に住める資格があるというだけで、本当の意味での神格化ではないのだ。世界に影響が出る存在になるには、地上での知名度が大きいのでな、お主はエンプ、しかも、魔族の者にしか認知されとらんから、固定される事象は少ないな。そして、その知名度がないから、スオウは、天界での負荷が大きくなるのじゃ」

「神の血だけで天界に住めるのだと思っておりました」

「それは純血の者だけじゃ、産まれた時から神だからな。地上の者と交わって出来た子は、神ではないからのう」

 う~ん、分かったような…分からないような…まぁ、こちらで僕が居ない世界があるということは、地球で暮らしてる僕の世界もあるということなんだよね?でも、今を感じてる僕は一人だけで、他の世界の事なんて自分と同じとは考えられない…外見が同じだったとしても…だから、今を生きるしかなくて、別世界に憧れることはないな……たぶん…

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