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夏フェスに想いを乗せて
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放課後。
今日の朝、とんでもないことがあったけれど。
一度も校長室に呼び出されることはなかった。
その理由は。
隼理くんのおかげ。
隼理くんが上手に校長先生に話をしてくれたみたい。
昼の休憩のとき。
スマホにメッセージが受信されていた。
隼理くんからだった。
メッセージを確認すると。
【なんとか切り抜けた。
だから夕鶴は心配しなくて大丈夫。
また夜、連絡する】
という内容だった。
隼理くんの言葉の通り。
校長室に呼び出されることはなく。
全ての授業を受けることができた。
校長先生にどういうふうに言ってくれたのかな。
少しだけ気になった。
そう思いながら隼理くんにとても感謝をしていた。
そんな気持ちになりながら。
今、部室へ向かっている。
……のだけど……。
巻き込まれるかもしれない。
厄介なことに。
私の少し前方に。
通路を塞ぐように立っている五人の生徒たち。
リボンの色が同じということは私と同じ学年。
その生徒たちが。
私のことを怖い顔で見ている。
気のせいではない。
これは確実に私に何か文句を言おうとしている表情。
そう感じたとき。
急に足が動かなくなった。
たぶん。
ううん、確実に。
足が動かないのは。
あの五人の生徒たちに恐怖を感じているから。
何を言われるのかわからない。
何をされるのかわからない。
けれど。
何かはされる。
何かはわからないのに。
されることだけはわかってしまう。
そういう状況は恐怖をより増大させる。
けれど。
恐怖で足が動かないからといって動かないわけにはいかない。
そう思っているのに。
思うように動かすことができない。
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