甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。

ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。



「案外、本当に君以外いないかも」



「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」



「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」



そのドクターの甘さは手加減を知らない。


【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
 
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?

田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?

【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
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