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第3章第十六話 総力戦
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第3章第十六話 総力戦
あたる。その火球が、女生徒たちに。
そう思われた瞬間だった。
たたき落とした。
直径一メートルの火球を。
長い槍で。
大男の兵士が。
臨時百人隊長代行だ。
百人隊の隊長、副隊長、隊長補佐は、全員、騎士階級の貴族が務める。
だがすでに、戦死した。百人隊の隊長、副隊長、隊長補佐は。
そのうえ、投入されて臨時将校となった王立士官学校の男子学生たちも。
討ち死にした。ほとんど全員。
貴族の男たちが死に絶えたため、女である魔法剣姫たちが、兵士たちの指揮を執ることになった。
臨時百人隊長代行は、平民身分の十人隊長の中から、選ばれた。生き残りのベテラン兵士で、それなりの戦術的知能指数もある者だ。
大声で怒鳴った。臨時百人隊長代行が、兵士たちに。
「守れ! 魔法使いのお嬢さんたちを!」
その一言で、百名の兵士たちが、駆け寄った。臨時百人隊長代行のもとに。
隊列が、できあがった。女生徒たちの前に。百名の兵士たちが整列して。
ふたたび、怒鳴った。臨時百人隊長代行が。
「たたき落とせる! 長槍で! あの程度の大きさの火球なら」
次々に、火球を放った。上空に舞い上がった魔族たちが。
魔族たちは、次々に撃墜されたが。トッキロのウオーター・カッターによって。
たたき落とした。兵士たちが、長槍で。魔族の放った火球を。次々に。
だが、たたき落とすタイミングが合わず、焼死する兵士も続出した。
叫んだ。エメラルディアが、大声で。
「もっと強く! 風魔法を! 火球を、兵士たちの前方に押し戻すわよ!」
さらに、強くなった。北から南に吹く風が。
上空の魔族が放った火球が、押し戻され始めた。わずか、二メートルか三メートルほどだが。
それだけでも、有利になった。兵士たちが長槍で、火球をたたき落とすことが。
叫んだ。炎姫が。
「踏ん張れ! 勇者たちよ! この総力戦を凌げば、人間の勝利だ!」
怒鳴り返した。炎龍王女が。
「なにが、人間の勝利だ! どこに隠した! われの角を! 卑劣な人間どもめ!」
デーモン・ゼネラル男が、魔族語で怒鳴った。炎龍王女に。
焦れてきているのだろう。
早く撤退したいのだ。炎龍王女を連れて。
その理由は、次から次に、魔族が犠牲になっているからだ。トッキロのウオーター・カッターによって。
すでに、二百数十名の魔族が、左右真っ二つになって墜落した。
デーモン・ゼネラル男が、なにかを叫んだ。魔族語で。トッキロに向かって。巨大な火球を出現させながら。
罵倒の言葉だろう。
切り裂いた。次の瞬間。トッキロが。ウオーター・カッターで。デーモン・ゼネラル男の身体を。左右真っ二つに。
なにかを怒鳴った。二名のデーモン・チーフ男が。巨大火球を出現させて。
その次の瞬間だった。
氷姫と炎姫が叫んだ。ほぼ同時に。
「アイス・ブレード!」
「ファイアー・ブレード!」
左手のデーモン・チーフ男の腹が、ザックリと割けた。すさまじい速度で飛翔してきた氷の刃で。
右手のデーモン・チーフ男が、燃えあがった。全身が、炎に包まれて。
絶叫した。炎に包まれた右手の魔族男が。
左手の魔族男が、飛び出した内臓を、あわてて腹の中に戻している。
その隙を突いた。氷姫が。
アイス・ブレードを、ふたたび放った。
ザックリと裂けた。左手の魔族男の首が。
噴出した。大量の血が。切り裂かれた魔族男の首から。
首の骨は、切断できなかったが。氷の刃では。
だが、その好機を逃さなかった。トッキロは。
すぐさま、切り裂いた。二本のウオーター・カッターで。その二名のデーモン・チーフ男の身体を。左右真っ二つに。
砦の屋上の水位が、さらに低下してきた。
すでに、トッキロの足首より、少し高い程度の水位まで低下した。
まずい。この状況は。
もうすぐ、できなくなる。複数のウオーター・カッターの連発は。
このままでは、押し負ける。魔族の人海戦術に。
怒鳴り散らした。炎龍王女が。
「おのれ! 人間どもめ! どこに隠した! われの角を!」
怒鳴り続けた。炎龍王女が。巨大な火球を、出現させながら。
「皆殺しにしてやる! 人間は、一匹残らず!」
巨大火球を放った。炎龍王女が。
あたる。その火球が、女生徒たちに。
そう思われた瞬間だった。
たたき落とした。
直径一メートルの火球を。
長い槍で。
大男の兵士が。
臨時百人隊長代行だ。
百人隊の隊長、副隊長、隊長補佐は、全員、騎士階級の貴族が務める。
だがすでに、戦死した。百人隊の隊長、副隊長、隊長補佐は。
そのうえ、投入されて臨時将校となった王立士官学校の男子学生たちも。
討ち死にした。ほとんど全員。
貴族の男たちが死に絶えたため、女である魔法剣姫たちが、兵士たちの指揮を執ることになった。
臨時百人隊長代行は、平民身分の十人隊長の中から、選ばれた。生き残りのベテラン兵士で、それなりの戦術的知能指数もある者だ。
大声で怒鳴った。臨時百人隊長代行が、兵士たちに。
「守れ! 魔法使いのお嬢さんたちを!」
その一言で、百名の兵士たちが、駆け寄った。臨時百人隊長代行のもとに。
隊列が、できあがった。女生徒たちの前に。百名の兵士たちが整列して。
ふたたび、怒鳴った。臨時百人隊長代行が。
「たたき落とせる! 長槍で! あの程度の大きさの火球なら」
次々に、火球を放った。上空に舞い上がった魔族たちが。
魔族たちは、次々に撃墜されたが。トッキロのウオーター・カッターによって。
たたき落とした。兵士たちが、長槍で。魔族の放った火球を。次々に。
だが、たたき落とすタイミングが合わず、焼死する兵士も続出した。
叫んだ。エメラルディアが、大声で。
「もっと強く! 風魔法を! 火球を、兵士たちの前方に押し戻すわよ!」
さらに、強くなった。北から南に吹く風が。
上空の魔族が放った火球が、押し戻され始めた。わずか、二メートルか三メートルほどだが。
それだけでも、有利になった。兵士たちが長槍で、火球をたたき落とすことが。
叫んだ。炎姫が。
「踏ん張れ! 勇者たちよ! この総力戦を凌げば、人間の勝利だ!」
怒鳴り返した。炎龍王女が。
「なにが、人間の勝利だ! どこに隠した! われの角を! 卑劣な人間どもめ!」
デーモン・ゼネラル男が、魔族語で怒鳴った。炎龍王女に。
焦れてきているのだろう。
早く撤退したいのだ。炎龍王女を連れて。
その理由は、次から次に、魔族が犠牲になっているからだ。トッキロのウオーター・カッターによって。
すでに、二百数十名の魔族が、左右真っ二つになって墜落した。
デーモン・ゼネラル男が、なにかを叫んだ。魔族語で。トッキロに向かって。巨大な火球を出現させながら。
罵倒の言葉だろう。
切り裂いた。次の瞬間。トッキロが。ウオーター・カッターで。デーモン・ゼネラル男の身体を。左右真っ二つに。
なにかを怒鳴った。二名のデーモン・チーフ男が。巨大火球を出現させて。
その次の瞬間だった。
氷姫と炎姫が叫んだ。ほぼ同時に。
「アイス・ブレード!」
「ファイアー・ブレード!」
左手のデーモン・チーフ男の腹が、ザックリと割けた。すさまじい速度で飛翔してきた氷の刃で。
右手のデーモン・チーフ男が、燃えあがった。全身が、炎に包まれて。
絶叫した。炎に包まれた右手の魔族男が。
左手の魔族男が、飛び出した内臓を、あわてて腹の中に戻している。
その隙を突いた。氷姫が。
アイス・ブレードを、ふたたび放った。
ザックリと裂けた。左手の魔族男の首が。
噴出した。大量の血が。切り裂かれた魔族男の首から。
首の骨は、切断できなかったが。氷の刃では。
だが、その好機を逃さなかった。トッキロは。
すぐさま、切り裂いた。二本のウオーター・カッターで。その二名のデーモン・チーフ男の身体を。左右真っ二つに。
砦の屋上の水位が、さらに低下してきた。
すでに、トッキロの足首より、少し高い程度の水位まで低下した。
まずい。この状況は。
もうすぐ、できなくなる。複数のウオーター・カッターの連発は。
このままでは、押し負ける。魔族の人海戦術に。
怒鳴り散らした。炎龍王女が。
「おのれ! 人間どもめ! どこに隠した! われの角を!」
怒鳴り続けた。炎龍王女が。巨大な火球を、出現させながら。
「皆殺しにしてやる! 人間は、一匹残らず!」
巨大火球を放った。炎龍王女が。
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