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第2話 編入生ラフィト
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王立魔法学校は、高等部から数名の編入生を受け入れている。埋もれた人材の再発掘を目的とし、外界で魔族の侵攻が激化する中、3年前から導入されている制度だ。
この春の編入生は5名、その中に銀髪の少年ラフィトがいた。
他の4名は王都の貴族出身だったが、ラフィトは辺境からやってきた平民だった。
貴族出身の4人が、編入試験合格での入学であるのに対し、ラフィトは特別推薦枠での入学であった。
編入生の入学式は少人数であることもあり、例年校長室において、関係者だけで執り行われる。
「皆さんは本日より、伝統ある王立魔法学校の一員です。国家に貢献できる魔法使いになれるよう、皆さんの健闘を祈ります」
校長から簡単な式辞があり、新入生に校章が配られた。
式後、新入生5人は教室へと向かった。
中等部から内部進学してきた生徒たちは、始業式を終え、既にホームルーム教室に着席していた。担任であるマリル女史に連れられ、5人は教室へ入った。
「皆さん静粛に。本日から、こちらの5人の編入生を加え、高等部での授業が始まります。それでは編入生の皆さん、自己紹介を」
マリル女史に促され、編入生は順に自己紹介をしていった。自分の出自や得意魔法、趣味など。
貴族が中心の学校のため、既に社交界での顔見知りも多く、和やかに自己紹介は進み、最後にラフィトが登壇した。
「あ、あの……。ラ、ラフィト・テンゼルです。山岳部にある村……いえ集落から、やってきました。よ、よろしくお願いします!」
しどろもどろになりながら、ラフィトは頭が膝についてしまうくらいに、深々と頭を下げた。
教室内が、にわかにざわつき始めた。
「あれが平民出の編入生?」
「髪も眼も銀色なんて、初めて見たわ!」
「推薦枠だって? なんであんな冴えないやつが?」
「貴族に魔法でかなうはずないのにね」
マリル女史は、パンパンと手を叩いた。
「静粛に! それでは編入生の皆さん、空いている席に座りなさい。オリエンテーションを始めますよ」
編入生は、めいめい知人の近くに着席した。しかしラフィトだけは、誰からも離れて、教室の最後列に座った。
この春の編入生は5名、その中に銀髪の少年ラフィトがいた。
他の4名は王都の貴族出身だったが、ラフィトは辺境からやってきた平民だった。
貴族出身の4人が、編入試験合格での入学であるのに対し、ラフィトは特別推薦枠での入学であった。
編入生の入学式は少人数であることもあり、例年校長室において、関係者だけで執り行われる。
「皆さんは本日より、伝統ある王立魔法学校の一員です。国家に貢献できる魔法使いになれるよう、皆さんの健闘を祈ります」
校長から簡単な式辞があり、新入生に校章が配られた。
式後、新入生5人は教室へと向かった。
中等部から内部進学してきた生徒たちは、始業式を終え、既にホームルーム教室に着席していた。担任であるマリル女史に連れられ、5人は教室へ入った。
「皆さん静粛に。本日から、こちらの5人の編入生を加え、高等部での授業が始まります。それでは編入生の皆さん、自己紹介を」
マリル女史に促され、編入生は順に自己紹介をしていった。自分の出自や得意魔法、趣味など。
貴族が中心の学校のため、既に社交界での顔見知りも多く、和やかに自己紹介は進み、最後にラフィトが登壇した。
「あ、あの……。ラ、ラフィト・テンゼルです。山岳部にある村……いえ集落から、やってきました。よ、よろしくお願いします!」
しどろもどろになりながら、ラフィトは頭が膝についてしまうくらいに、深々と頭を下げた。
教室内が、にわかにざわつき始めた。
「あれが平民出の編入生?」
「髪も眼も銀色なんて、初めて見たわ!」
「推薦枠だって? なんであんな冴えないやつが?」
「貴族に魔法でかなうはずないのにね」
マリル女史は、パンパンと手を叩いた。
「静粛に! それでは編入生の皆さん、空いている席に座りなさい。オリエンテーションを始めますよ」
編入生は、めいめい知人の近くに着席した。しかしラフィトだけは、誰からも離れて、教室の最後列に座った。
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