黒狼の牙 〜領地を追われた元貴族。過去の世界で魔法の力を得て現在に帰還する。え、暴力組織? やめて下さい、黒狼会は真っ当な商会です〜

ネコミコズッキーニ

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エルヴァール・ミドルテアの悩み

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「……ええと。すみません、貴族様のお名前には明るくなくて……」

「なんと……!? ミドルテアの名を知らぬのか!? ……すみません、エルヴァール様。まさかヴェルトがここまで無知とは露知らず……」

「いや、よいのだ。主だった貴族と関係を作らず黒狼会を大きくしたのだからな。知らぬのも無理はない」

 どうやら貴族界では有名人の様だ。しかし俺の帝国貴族に対する知識は薄いし、格付けされた貴族名鑑を見た訳でもない。自分たちの常識で、これは知っているだろうと迫られても反応に困る。

 アルフレッドは呆れながら説明をしてくれた。

「まったく……。良いか、帝都の貴族には様々な派閥があるが、中でも大きな派閥が2つある。一つは軍拡路線が主流のハイラント派。もう一つが、大陸において帝国を中心とした経済網を発展させようという者たちが中心のミドルテア派だ」

 要するに目の前のエルヴァール・ミドルテアは、その二大派閥の長という訳だ。

 帝国は少し前までハイラント派がとても強い影響力を持っていたらしい。だが今の皇帝は思想がミドルテア派閥と距離が近く、即位後は軍拡路線を止め、国内情勢の安定に力を向け始めた。

「以前なら帝国の覇権主義は時代に即していた。私も反対はなかった。だが今の帝国は、巨大になり過ぎたのだ。これ以上いたずらに領土を広げたところで、それを管理するノウハウが蓄積されている訳でもない。地方に向けられる目はどうしても限られるのだ」

「それで経済優先と?」

「派閥をまとめるための方便でもあるがな。帝国は内需だけでも相当な経済規模だ。だが大陸の要所を支配している今、帝国を中心とした経済網を大陸に敷き、国力を背景にした通商条約を交わしていった方が、長い目で見た時には帝国の発展に寄与する」

 管理しきれない程領土を広げ将来の内乱の種をまくよりは、大陸を横断する経済網を発展させ、経済力で諸外国をコントロールする。簡単に言うとそういう思想らしい。

 まぁ事情は異なるが、ノンヴァード王国も最終的には内乱で滅びている。大国になったらなったで、相応の管理体制が求められるのだろう。

 エルヴァールは軍拡派を抑え込むため、この思想を活用しているとの事だった。

「そもそも今の帝国と正面きって戦争を仕掛けようという国など存在しない。それならば外国は商売相手として活用すればいいのだ」

「そう簡単な話でもないと思いますが……」

「平民如きが言うではないか。だがその通りだ。しかし大陸統一にかかるコストや、統一後のリスク管理などを考えると、帝国は今くらいで維持していく方針に舵を切った方が良い」

 為政者には為政者の理屈があるのだろう。俺の出る幕ではないか。実際話のスケールが大きすぎて、俺では雑なイメージしかできない。

 だがエルヴァールはアルフレッドの問答を終えた後に姿を見せた。この事が意味するのは。

「……私に会いたがっていたのは、エルヴァール様ですね? アルフレッド様は私や黒狼会を見極めるための判断をしていた」

「その通りだ。それだけこの会談は内密に行いたかったという事情がある」

 エルヴァールも椅子に座り、俺に視線を向ける。

「率直に言おう。黒狼会の力を貸してほしい」

「……事情をお伺いしても?」

 帝都最大派閥の一角が俺たち黒狼会を頼る。異常事態と言えるだろう。  

 何せ向こうからすれば、俺たちはどこの馬の骨とも分からない不審者だ。これまでの評判だけで接触するにはあまりにも違和感がある。 

 裏を返せば、それだけなりふり構っていられない状況なのかも知れない。

「これから言う事は全て他言無用だ。もちろんここで私に会った事も」

「……分かりました」

 エルヴァールはうむと頷いて口を開く。

「実は私の派閥は今、立場が危ういものになっている。それというのもハイラント派の貴族が暗殺者に殺され、当主であるヴィンチェスター・ハイラントの娘もその暗殺者組織に拉致されかけたからだ」

 話が一気にきな臭くなってきたな。想像以上に面倒な話になるかもしれない。

「もし2つある大派閥の片方が、暗殺者によって襲撃されたらどう考える?」

「……対抗派閥の差し金かと」

「その通りだ。だが真実は違う。私は暗殺者など雇っていないし、そんな事をしてまでハイラント派を排除しようとは考えていない。……黒狼会は最近、騎士団に冥狼の情報を売ったな?」

「ええ」

 大貴族ともなると、その辺りも把握していて当然か。

「冥狼の情報を売るなど、黒狼会しかできぬ事であろうな。だがその情報は非常に有益なものだった。何せ閃刺鉄鷲の暗殺者と冥狼が繋がっていると分かったのだから」

 その辺りも含めて、騎士団にはライルズさんを通して情報を売っていた。是非騎士の諸君には権力という剣を振りかざして、正面から冥狼を潰してもらいたいものだ。

「そして冥狼はハイラントと繋がりが深い。……ここまで言えば、もう分かるだろう?」

「……中々闇は深そうですね」

 つまりハイラントは、暗殺者を使って自派閥内の邪魔者を消し。さらに娘を襲撃させることで、自分たちは被害者であるという状況を作り出した。おそらくは自作自演で。

「おかげでミドルテア派は暗殺者を送り込んだ卑怯者の誹りを受けている」

「ですが黒狼会が騎士団に持ち込んだ情報は、他の貴族様にも伝わっているのでしょう? エルヴァール様同様、ハイラントの自作自演だと気づいている者は多いのでは?」
 
 むしろ卑怯者の誹りを受けるのはハイラント派の様な気がするのだが。しかしここでエルヴァールは溜息を吐いた。

「ハイラントがそれを認めるはずがないだろう。むしろ騎士団に対し、素性の知れない者が持ち込んだ情報を鵜呑みにするのかと声高々に叫んでおる。そしてこれもミドルテア派の策謀だと噂を流しているのだ」

「それは……」

 まぁそうだな。ハイラント派の反応は極当然のものだ。むしろその反論を潰せる準備をしていなかったミドルテア派にも落ち度はある。

 ……と部外者なら言えるのだが、実際には本人たちにも事情があるのだろう。アルフレッドも難しい顔で頷く。

「元々ハイラント派は騎士団にも影響力が強いのだ。今は昔ほどではないが、それでも騎士のいくらかはハイラント派の息がかかっておる」

 騎士も貴族だからな。ハイラント派は騎士団に対し、意見をもの申しやすいと言うことか。

 軍拡路線が主流の派閥という事から、騎士団が与しやすいのだろうな。何せ騎士団の発言力と規模が大きくなれば、それだけ莫大な予算を取れるのだから。

「相手は冥狼と暗殺者を使ってくる様な輩だ。私とて家族がいるし、自分たちの身は守りたい。そこで目を付けたのがお前たち黒狼会だった。その評判に加え、騎士団に冥狼の情報を売った実績もある。まず敵対組織ではないだろうと考えた」
 
 なるほど。騎士団に情報を売った行為が、こういう形で影響してきたのか。確かにハイラント派とは無関係……むしろ間接的とはいえ、敵対している証明になったからな。

「そしてもう一つ。あの怪物を倒せるほどの力を有している点と、実際に閃刺鉄鷲の暗殺者たちを撃退してみせたという実績を評価しての事だ」

「……あの怪物の正体をご存じなのですか?」

 怪物の事は俺もずっと気になっていた。少なくともあれが帝都のどこかにいると思うと、放っておける存在ではない。

「詳しく知っている訳ではない。だがおそらくは、あれは冥狼が行っている人体実験だ」

「人体実験……?」

「ああ。実は怪物の存在を確認したのは、お前が戦ったものが初めてではない。過去にもいくつか確認されている。そのいずれもが残忍な事件を起こしているが、いつも最後には枯れた老人の様な姿に変異して死んでしまうのだ」

 怪物は時間の経過と共に老人の姿に変わるらしい。だが怪物の皮膚はまともに傷を与えられず、その膂力は人を遥かに凌駕する。

 その見た目の醜悪さも相まって、これまで正面から対処できた者はいないとの事だった。

「冥狼が行っている人体実験だという証拠はあるのですか?」

「物証はない。だがこれまで見つかった枯れた老人の死体には、全て閃刺鉄鷲の刺青が確認されている。まぁ死体の全てが回収できている訳ではないが、おそらく奴らの内の何人かは怪物に変異する様な、遅効性の毒でも飲んでいるのだろう。暴れるだけ暴れて最後には死ぬのだから、やられた方はとんだ迷惑だがな」

 冥狼は閃刺鉄鷲の本体……ではないらしいが、それに連なる者たちを実行部隊として使役している。危険な毒物を末端の者で試している可能性はあるか……。

「お前に頼みたい事は、大きくは二つ。一つは私を含む、ミドルテア家の護衛。もう一つは、冥狼とハイラント家の繋がりを示す証拠の確保だ」

 なるほど。冥狼とハイラント派とは確実に繋がっていない、黒狼会の武力をあてにしている訳か。

 冥狼自体はいずれ潰す気だったし、その時の状況次第でハイラント派と繋がっている証拠を探すのも構わない。

 だが貴族に言われたから喜んでさせてもらいます、というのは気に食わない。俺とミドルテア家が旧知の仲であるならともかく、ただそこに活用できそうな武力があるから、それをうまく使おうという様に見えるのだ。

 護衛の件にしてもそうだ。それに貴族はあくまで体制側の人間であり、庶民とは立っているステージが違う。

 だから死んでも良いとはならないが、やる気スイッチが入りにくいのも事実。そんな俺の表情をどう読んだのか、エルヴァールは言葉を続けた。

「もちろん報酬は望みのものを用意する。受けてくれるのなら、私が黒狼会の後ろ盾になっても構わない」

「エルヴァール様……! それは……!」

 アルフレッドが驚いた声を出す。当然だろう。今日会ったばかりの流れ者に対して破格の条件だ。

 いくら以前から黒狼会を調べていたとはいえ、まだ互いに人となりは理解できていないのだから。

 しかしそれだけ焦ってもいるのだろう。何より、怪物に対抗できる戦力が他に流れる前に、自分が確保したいという考えもあるに違いない。

「もちろん表立って関係性をアピールする事は難しいが、できる限りは協力するつもりだ」

 大貴族の後ろ盾はこれ以上ないくらいに頼もしいものとなるだろう。

 だがある意味、それはミドルテア派と一蓮托生になることを意味する。今後ミドルテア派が潰れた場合、敵対していた派閥の者はミドルテア派だった者に容赦しないだろうからな。

 リスクもあるが、メリットはそれなりに釣り合いは取れている。特に貴族街の壁の中は、権力がもの言うフィールドだからな。

「いくつか確認したい事があります」

「なんだね?」

「黒狼会に目を付けた理由は理解できました。そして騎士団に頼りづらい状況だという事も。しかし騎士団の全てがハイラント派に取り込まれている訳ではありますまい。中には正剣騎士団といった、帝都の安寧を維持するのが目的の騎士団もございますが」

 それとなくクインの在籍する騎士団の名をだす。エルヴァールと騎士団の距離、そしてクインの情報を確認できないかと考えての事だ。

「……正剣騎士団か。確かに彼の騎士団は、数ある騎士団の中ではまともに機能しておる方だろうな」

「そうなのですか?」

「うむ。団長は無派閥だし、血縁を辿っても各派閥間との繋がりは薄い。何より実力がある上にまともな人物だからな」

 クインの評価を間接的に聞けて、どこか嬉しくなってくる。どうやらクインは今もあの時のまま、真っすぐな奴らしい。

「しかしそれ故に、融通が利かぬのだ」

「ほう……」

「間違っても一貴族の私設護衛部隊として、人員を割いてはくれぬだろうな」

 私設ではない……相応の理由があれば別なのだろうが、確かに「敵対派閥に狙われるかもしれないから」と何の確証もないのに人は割けないだろう。

 金で釣れる相手であればよかったのだろうが、話を聞いた限りだとクインはそこも厳しい様だ。

「では影狼は。話を聞いていて私はてっきり、ハイラント派は冥狼。ミドルテア派は影狼と繋がりが深いのではと思っていたのですが」

「正直なところ、派閥の末端貴族と裏組織の繋がりまでは把握できていないが。私自身はどこの組織とも繋がりはない。人を介して接触してきた事はあったがね。だがハイラント派が冥狼と繋がっている事は分かっていたため、派閥と裏組織の両方で対立する構図は避けたかったのだ。下手すれば巨大裏組織の代理戦争が貴族街内で起こりかねん」

「その結果、武力面で不安が残ったとしてもですか?」

「そうだ……と言いきれれば良かったのだが。実際そうも言っておられなくなったので、こうして黒狼会に接触したのが正直なところだ」

 エルヴァールは本当に腹の内を見せてくれている様だ。少なくともここまでの会話を通して、いくらか好感は持てた。

 しかもこれまで意識して影狼などの裏組織と関係を断っていたとは。安易に裏組織に頼ったハイラント派よりは、いくらかまともに見える。

「……もう少しお伺いしても?」

「かまわないとも」

「ミドルテア派の中に、旧ルングーザ王国の貴族……ルングーザ家とローブレイト家は在籍していますか?」

「割と大物だな。その二人はそろってハイラント派だ。……何故それが気になる?」

「個人的な事情です。そして今の質問を忘れていただく事と、もう一つお願いを聞き入れていただけましたら、最高幹部会で前向きにお話を受ける様に意見調整をしたいと思います」

 エルヴァールは視線で先を促す。俺は一呼吸おいて言葉を発した。

「昔は神殿であり、今は貴族院と呼ばれている施設がありますね。そこのかつて大幻霊石が祭られていた部屋に、我々黒狼会の最高幹部を入れて欲しいのです」
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