N -Revolution

フロイライン

文字の大きさ
90 / 190

しおりを挟む
アキは、その日も山本と一緒に道場を出て、山本の自宅に泊まりに行った。


「ホントは引越しの準備をしなきゃならないんだけど、ついつい来ちゃうのよ。」


「俺は大歓迎なんだけど。

まあ、引越しは手伝いに行くから、言ってくれよな。」


「ありがとう。

ユウたんが来てくれるなら心強いわ。」


「なあ、アキ

そのユウたんていうの、やめてくれない?」


「えーっ

だって、名前、雄大じゃない。

だからユウたんて呼んでもいいでしょ?」


「うーん…

こんなオッサン捕まえてユウたんはキツイって。

くれぐれも道場とか人前では言わんでくれよ。」


「わかってるよ。
その辺はわきまえてるから。

今は家の中だから、いいでしょ?」


「そりゃ、まあ…」


「キスしよ。」


「えっ…

うん…」 


山本はアキの腰に手を回し、唇をそっと重ね合わせた。

もう何回もキスしているのに、いざ、するとなると、どうもぎこちなくて身体が固まってしまうという自覚を持ちながらも、アキの魅力にやられてしまう山本だった。


「アキ…」


長いキスを終えると、山本は、アキの耳元でボソッと呟くように名前を呼んだ。


「どうしたの?ユウたん」


「なんでこんなジジイと付き合ってくれたんだ?」


「ジジイ?」

「だって三十も離れてんだぞ。
フツーはあり得ないだろ。」


「そんなのは全然気にしないよ。
だったら、ワタシも聞くけど…
ユウたんは、どうしてワタシの告白を受けてくれたの?

フツーに女性が好きな筈なのに。」


「それは…

アキが美しすぎるからだよ。
たしかに俺は女が好きだよ。男には全く興味がないし。

でも、アキが男だとは思ってないし、魅力的な女性だと思ってる。

好きにならずにはいられないよ。」


「ありがとう…
泣きそうなほど嬉しいわ。」


「いや、俺の方こそありがとう…
正直言うと、ずっと孤独でな…潰れてしまいそうだったんだ。

でも今は、毎日が楽しくて、ようやく生きる目的が出来たって感じなんだ。」  


「ユウたん
ずっと一緒にいてね。

約束よ。」


「こんな俺でよければ…」


山本はそう言うと、再びアキにキスをし、それから服を脱がせていった。


いつ見ても見事なアキの裸体が目の前に現れた。

これほどまでに好きになってしまうと、股間に付いた可愛らしいペニスさえも愛おしく感じ、山本は、そっと握り、擦り始めた。

アキも呼応するように、自分のモノの何倍も大きい山本のペニスを同じように握りしめ、激しく手を動かした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

ナースコール

wawabubu
大衆娯楽
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

女帝の遺志(第二部)-篠崎沙也加と女子プロレスラーたちの物語

kazu106
大衆娯楽
勢いを増す、ブレバリーズ女子部と、直美。 率いる沙也加は、自信の夢であった帝プロマット参戦を直美に託し、本格的に動き出す。 一方、不振にあえぐ男子部にあって唯一、気を吐こうとする修平。 己を見つめ直すために、女子部への入部を決意する。 が、そこでは現実を知らされ、苦難の道を歩むことになる。 志桜里らの励ましを受けつつ、ひたすら練習をつづける。 遂に直美の帝プロ参戦が、現実なものとなる。 その壮行試合、沙也加はなんと、直美の相手に修平を選んだのであった。 しかし同時に、ブレバリーズには暗い影もまた、歩み寄って来ていた。

OLサラリーマン

廣瀬純七
ファンタジー
女性社員と体が入れ替わるサラリーマンの話

坊主女子:友情短編集

S.H.L
青春
短編集です

処理中です...