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光年の差
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美香と相手の大谷がリング上で紹介を受ける中、隣にいたサオリが美月に声をかけた。
「お疲れ、美月」
サオリは、元気のない美月の肩に手を置くと、優しげな笑みを浮かべて言った。
「サオリさん
すいません…
情けない試合をしてしまって…」
「ううん。
よくやったと思うよ。
如恵留と理亜夢は、ワタシがやってもあんな感じになるわ。
空手出身者がプロレス覚えると、かなり厄介なのよ。
美月みたいにアマレス上がりの子にはね。」
「はい。
何も出来ませんでした…」
「そう落ち込まないで。
あの二人とあなた達には天と地くらいの差があるのは事実よ。
これからよ、美月もミサトも強くなっていくのはね。」
「ありがとうございます。
頑張ります。」
「美香ちゃんの試合をよく見ておくといいよ。
美月には、一番参考になると思うわ。
彼女の戦いぶりはね。」
「美香さんが?」
「ええ。
彼女は、ワタシらや如恵留、理亜夢と違って、全くの畑違いの野球出身者でしょ?
ウチのエースに君臨するまでに、相当な努力が必要だったはずよ。」
「そうですよね。」
「でもね
全くの未経験者だったからこそ、何事も吸収するのが早かったかもしれないね。
先入観てものがないんだから。」
「わかります。」
「まあ、それでも性転換手術して死ぬほど辛い目にも遭ってるからね。
よくプロレス出来るまでになったと思うよ。」
「ですね。」
「さあ、始まるよ。
よく見ておきなさい。」
サオリの言葉に、美月は力強く頷いた。
「お疲れ、美月」
サオリは、元気のない美月の肩に手を置くと、優しげな笑みを浮かべて言った。
「サオリさん
すいません…
情けない試合をしてしまって…」
「ううん。
よくやったと思うよ。
如恵留と理亜夢は、ワタシがやってもあんな感じになるわ。
空手出身者がプロレス覚えると、かなり厄介なのよ。
美月みたいにアマレス上がりの子にはね。」
「はい。
何も出来ませんでした…」
「そう落ち込まないで。
あの二人とあなた達には天と地くらいの差があるのは事実よ。
これからよ、美月もミサトも強くなっていくのはね。」
「ありがとうございます。
頑張ります。」
「美香ちゃんの試合をよく見ておくといいよ。
美月には、一番参考になると思うわ。
彼女の戦いぶりはね。」
「美香さんが?」
「ええ。
彼女は、ワタシらや如恵留、理亜夢と違って、全くの畑違いの野球出身者でしょ?
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先入観てものがないんだから。」
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「まあ、それでも性転換手術して死ぬほど辛い目にも遭ってるからね。
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よく見ておきなさい。」
サオリの言葉に、美月は力強く頷いた。
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