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タレント化
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「えっ、久美子さん
皆さん、本当にニューハーフなんですか?」
望月は、四人を見つめ、驚いた様子で久美子に質問した。
「そうよ。
一番左側の美香ちゃんのみ、完全なる性転換手術を行なっていて、それ以外の三人は、ワタシと同じで、下が付いてる状態。」
「マジっすか。
ちょっと美人すぎやしませんか。」
「望月ちゃん
アンタ、偉くなっても喋り口調はあの時と同様、軽いわねえ。
昔を思い出しちゃったわ。」
久美子は、声を出して笑った。
「いやいや、テレビ屋なんてもんはこんな感じが丁度いいんすよ。
いい加減なもんで。」
望月は頭を掻いて照れていたが、すぐに表情を引き締め
「ところで、僕に頼みっていうのは?」
と、久美子に言った。
「うん。電話でも少しお話ししたように、ワタシ達はニューハーフプロレスの団体として活動してきたんだけど、少し頭打ち状態になっててね。
望月ちゃんのお力をお借りして、もっと世間にNPWという存在を認知していただきたいの。」
「なるほどね。
いけるんじゃないですか?
これだけの美人揃いなら。
僕に協力できることは全てやらせてもらいますよ。」
望月はそう言って、また笑った。
「ホント?
ありがとう、望月ちゃん
嬉しいわ。」
「何言ってんすか。久美子さん
僕がこうしてテレビマンとしてやっていけるのは、あなたがいたからですよ。
ただの下っ端ADだった僕に、優しくしてくれたのは、後にも先にもあなたしかいないんですから。
当時のあなたは、ニューハーフタレントのトップにいて、本当に大スターだったから。」
「もう、やめてよ。
恥ずかしいわ。」
久美子は、そう言って、顔を真っ赤にした。
皆さん、本当にニューハーフなんですか?」
望月は、四人を見つめ、驚いた様子で久美子に質問した。
「そうよ。
一番左側の美香ちゃんのみ、完全なる性転換手術を行なっていて、それ以外の三人は、ワタシと同じで、下が付いてる状態。」
「マジっすか。
ちょっと美人すぎやしませんか。」
「望月ちゃん
アンタ、偉くなっても喋り口調はあの時と同様、軽いわねえ。
昔を思い出しちゃったわ。」
久美子は、声を出して笑った。
「いやいや、テレビ屋なんてもんはこんな感じが丁度いいんすよ。
いい加減なもんで。」
望月は頭を掻いて照れていたが、すぐに表情を引き締め
「ところで、僕に頼みっていうのは?」
と、久美子に言った。
「うん。電話でも少しお話ししたように、ワタシ達はニューハーフプロレスの団体として活動してきたんだけど、少し頭打ち状態になっててね。
望月ちゃんのお力をお借りして、もっと世間にNPWという存在を認知していただきたいの。」
「なるほどね。
いけるんじゃないですか?
これだけの美人揃いなら。
僕に協力できることは全てやらせてもらいますよ。」
望月はそう言って、また笑った。
「ホント?
ありがとう、望月ちゃん
嬉しいわ。」
「何言ってんすか。久美子さん
僕がこうしてテレビマンとしてやっていけるのは、あなたがいたからですよ。
ただの下っ端ADだった僕に、優しくしてくれたのは、後にも先にもあなたしかいないんですから。
当時のあなたは、ニューハーフタレントのトップにいて、本当に大スターだったから。」
「もう、やめてよ。
恥ずかしいわ。」
久美子は、そう言って、顔を真っ赤にした。
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