67 / 121
contrast
しおりを挟む
まさかの紅陽大苦戦の報が流れる中、まどか率いる鐘ヶ岡は、相手の真風に圧倒的な力の差を見せつけ、第二セットも終盤に差し掛かっていた。
「まどかのスパイク決定率は八割に迫る勢いではないか?
ここまで復調するとは。」
監督の木本は、独り言のように隣の山口に呟いた。
「そうですね。
あり得ない数字です。
しかも相手は競合の真風です。
紅陽が頭一つ抜けているとしても、ウチと真風は戦前の予想では、ほぼ互角だと言われていました。」
そんな話を交わす二人の耳に、まどかのコートに叩きつけるスパイクの音が耳に入ってきた。
25-7
このセットも鐘ヶ岡が圧倒し、セットカウント2-0と、完膚なきまでに真風を叩きのめす結末が用意されつつあった。
この試合の流れはすでに決まった感があり、真風ベンチ、応援団に絶望感が広がっていった。
たしかに、まどかがその圧倒的な運動能力を活かし、驚くような打点から放つスパイクで優位に試合を進めてるのは、誰も否定しないであろう。
しかし、ここまで鐘ヶ岡が圧倒している理由は、それだけではなかった。
大きな要因として、セッターの優香が復調したことがこのアドバンテージを引き出したのだ。
いや、優香の場合、復調ではない。
以前より良くなっているのである。
何故なのか…
木本はその動きを見つつ、必死に答えを導き出そうとしたがムダだった。
実際のところ、優香本人にもその理由がわからなかった。
何故だかわからないが、優香にはまどかの動き出し、位置取りなど、全てが手に取るようにわかった。
多分、これは肌を合わせたもの同士しか理解、到達の出来ない阿吽の呼吸の世界
まどかに犯され、女になってしまった三人の選手たちが、それぞれ、セックスをした事が、ここにきてプラスに転じたのだ。
まどかはタオルで汗を拭きながら、自分が性処理に使ったメンバーを眺め、申し訳ない気持ちと、何が何でも全国に連れて行くという、強い気持ちを胸に、決意を新たにした。
「まどかのスパイク決定率は八割に迫る勢いではないか?
ここまで復調するとは。」
監督の木本は、独り言のように隣の山口に呟いた。
「そうですね。
あり得ない数字です。
しかも相手は競合の真風です。
紅陽が頭一つ抜けているとしても、ウチと真風は戦前の予想では、ほぼ互角だと言われていました。」
そんな話を交わす二人の耳に、まどかのコートに叩きつけるスパイクの音が耳に入ってきた。
25-7
このセットも鐘ヶ岡が圧倒し、セットカウント2-0と、完膚なきまでに真風を叩きのめす結末が用意されつつあった。
この試合の流れはすでに決まった感があり、真風ベンチ、応援団に絶望感が広がっていった。
たしかに、まどかがその圧倒的な運動能力を活かし、驚くような打点から放つスパイクで優位に試合を進めてるのは、誰も否定しないであろう。
しかし、ここまで鐘ヶ岡が圧倒している理由は、それだけではなかった。
大きな要因として、セッターの優香が復調したことがこのアドバンテージを引き出したのだ。
いや、優香の場合、復調ではない。
以前より良くなっているのである。
何故なのか…
木本はその動きを見つつ、必死に答えを導き出そうとしたがムダだった。
実際のところ、優香本人にもその理由がわからなかった。
何故だかわからないが、優香にはまどかの動き出し、位置取りなど、全てが手に取るようにわかった。
多分、これは肌を合わせたもの同士しか理解、到達の出来ない阿吽の呼吸の世界
まどかに犯され、女になってしまった三人の選手たちが、それぞれ、セックスをした事が、ここにきてプラスに転じたのだ。
まどかはタオルで汗を拭きながら、自分が性処理に使ったメンバーを眺め、申し訳ない気持ちと、何が何でも全国に連れて行くという、強い気持ちを胸に、決意を新たにした。
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる