66 / 121
策略
しおりを挟む
紅陽が大苦戦をするのとは対照的に、鐘ヶ岡は、第1セットを圧倒的な点差で先取した。
その情報は、紅陽戦を観戦中の高山と佐藤校長にももたらされた。
「高山さん
新田さんが復調しているようですが、一体何故でしょうか。」
「なあに、簡単なことですよ。
新田さん自体は、薬の影響を本来は、受けることはないんです。」
「どういうことですか?」
「ようやく色んなことが判明してきましてね。
私も調べてみたんですが、あの薬を使った当事者は、運動能力が飛躍的に上がるだけで、マイナス面なのは性欲が強くなるくらいです。
そこを我慢せずに、夜中にずっと部員達とセックスをしまくった為に、新田さんのコンディションが悪かっただけで、悶々とはしているでしょうが、隔離されている今、事態は好転しています。」
「なるほど。
では、新田さんと性行為に及んだ生徒達はどうですか?
揃って精彩を欠いていましたが。」
「それも解消されているようです。
新田さんとセックスをすると、女性ホルモンの動きが活発になり、運動をする上でマイナスとなる物質が体を巡り、運動能力を極端に落としてしまうのです。
ですが、もう何日も新田さんとセックスをしていない為、そのような状態は脱し、ほぼ以前の状態に戻っているようです。」
「そういう状態は何日続くんでしょうか。」
「三日が限界ではないですか。
効果が一番出るのが翌日で、三日を過ぎれば元に戻ってしまう。
古川さんも、今日のコンディションが最悪な筈で、徐々に戻してくるでしょう。」
「それだと、決勝に互いに進んだ場合、ウチにとって不利なんじゃないですか?
今日の状態はともかく、ここから少しでも復調すれば、古川選手はウチのレベルなら圧倒してしまうと思います。」
「それは、何とも言えないですが、欲を言えば、決勝前夜にもう一度新田さんに接触してもらい、セックスをしておく事をお勧めします。」
「他人事のようにおっしゃる…
こっちは学校存亡の運命がかかっているというのに。」
「大袈裟ですね。
校長先生は。
まあ、なるようになりますよ。
それに、紅陽が決勝に勝ち上がるとも限りません。
さあ、第2セットに注目しましょう。」
高山はそう言うと、コートの方に視線を向けた。
その情報は、紅陽戦を観戦中の高山と佐藤校長にももたらされた。
「高山さん
新田さんが復調しているようですが、一体何故でしょうか。」
「なあに、簡単なことですよ。
新田さん自体は、薬の影響を本来は、受けることはないんです。」
「どういうことですか?」
「ようやく色んなことが判明してきましてね。
私も調べてみたんですが、あの薬を使った当事者は、運動能力が飛躍的に上がるだけで、マイナス面なのは性欲が強くなるくらいです。
そこを我慢せずに、夜中にずっと部員達とセックスをしまくった為に、新田さんのコンディションが悪かっただけで、悶々とはしているでしょうが、隔離されている今、事態は好転しています。」
「なるほど。
では、新田さんと性行為に及んだ生徒達はどうですか?
揃って精彩を欠いていましたが。」
「それも解消されているようです。
新田さんとセックスをすると、女性ホルモンの動きが活発になり、運動をする上でマイナスとなる物質が体を巡り、運動能力を極端に落としてしまうのです。
ですが、もう何日も新田さんとセックスをしていない為、そのような状態は脱し、ほぼ以前の状態に戻っているようです。」
「そういう状態は何日続くんでしょうか。」
「三日が限界ではないですか。
効果が一番出るのが翌日で、三日を過ぎれば元に戻ってしまう。
古川さんも、今日のコンディションが最悪な筈で、徐々に戻してくるでしょう。」
「それだと、決勝に互いに進んだ場合、ウチにとって不利なんじゃないですか?
今日の状態はともかく、ここから少しでも復調すれば、古川選手はウチのレベルなら圧倒してしまうと思います。」
「それは、何とも言えないですが、欲を言えば、決勝前夜にもう一度新田さんに接触してもらい、セックスをしておく事をお勧めします。」
「他人事のようにおっしゃる…
こっちは学校存亡の運命がかかっているというのに。」
「大袈裟ですね。
校長先生は。
まあ、なるようになりますよ。
それに、紅陽が決勝に勝ち上がるとも限りません。
さあ、第2セットに注目しましょう。」
高山はそう言うと、コートの方に視線を向けた。
1
あなたにおすすめの小説
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる