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スキル『ユアの秘密』を使った
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まだ陽が昇り始めた頃に目が覚め、着替え終わってからテラスに出た。
気持ちいい風が吹き、カーテンがフワリと揺れた。
「うん、気持ちいい朝」
朝? 朝!
地球での私ってどうなってるのかな?
さすがに捜索願いとかはないでしょう、でも、あの家族ならあり得るかも!
うーーん、何処に繋ごうかな?
部屋の中はクローゼットにトイレ、あとは浴室? うん、浴室にしよう!
浴室のドアに手を当てて「地球の私の部屋に繋いで!」っと唱えて、そっと開けて入りドアを閉めた。
次の瞬間ドアが開き!!
泣きながら兄をはじめ両親に抱きつかれ号泣。
私の部屋で今まであった経緯を話し聞かせた。
「話は分かったわ。
でも私達は心配で心配で探し回ったのよ!
優愛が無事だと分かって良かったわ」
母は泣きながら抱きついて離してくれない。
「お父さんはまだ嫁には出さん!
まだ16歳なんだぞ。
今が一番楽しい時期なのに、そんなお前を、お前を……。
お前の目、もう決めたんだな?
今、幸せなんだな?」
「うん、オールなら私を不幸になんてしないって自信を持って言える!」
お父さんは頷き、何とか承諾してくれた。
「お前の人生だ。
悔いの無いように頑張れ!」
お父さんは頷き、涙を堪えて何とか承諾してくれた。
問題なのが『お兄ちゃん』なのよ。
号泣だよ?
私がシンの前で泣いた時と同じで、顔は涙と鼻水だらけ、そんな顔で突進する勢いで抱きつかれた。
鼻水つくじゃんか!
汚いなぁ「そんな汚い顔してたら桜さんに嫌われるよ」と、ボソッと呟いた。
私から離れティッシュで涙と鼻水を拭いた。
「もうこっちには帰って来れないのか?」
「向こうと地球の、この私の部屋のドア……窓がドアになってるけど、ここからなら帰って来れるよ」
その言葉を聞いて又しても号泣、私達家族ってみんな泣き虫?
「近いうち、オールの家族に会ってほしいの。
女は美女! 男は超イケメン!
私のペット、フェンリルなんだよ、こっちでは空想の生き物だけどミーストでは実在してて魔法まであるの! 凄いでしょ?」
今まで見た事ない笑顔で言われ、兄も両親も幸せで楽しく過ごせてるならって納得してくれた。
地球での私の事は事情があり転校したって事にするみたい。
「お母さん、イースト無い? あとは、お味噌にコンソメの粉末!
あるだけ持って来て!」
必死な私に驚いたのか、急いでバックに入れて持って来てくれた。
イースト5箱にお味噌が3個、コンソメ粉末が5袋。
これで直ぐに出来る!!
「やったぁーー!」
万歳して喜ぶ私。
地球の自室で話し込んでる間、ミーストに居るオール達に捜索されている事も知らずに私は家族と楽しく談笑していた。
足元がスリスリするって思ったら「フェン」と一声。
家族の視線がフェンを捉えて「可愛い!」の一言。
「今は魔力で小さくなってるけど3メートルは余裕に越えるんだよ!
話も出来るんだよね、フェン!」
「我の主には命を助けてもらい名を授けて貰った。
感謝している。
危険がないよう我が何時も側にいる」
皆んな目が点になってるよ。
「頼もしい番犬だわ」
「良い番犬を見つけたな、さすが俺の娘」
「話す番犬を初めて見たな」
母・父・兄の順に思ってる事を言った。
フェンを見たけど『フフ~ン、ドヤ~』な顔してるけど、フェン分かってないでしょ? 番犬はフェンリルにとって誇って良い言葉じゃないんだよ。
まあフェンが嬉しそうだから良いかな。
気持ちいい風が吹き、カーテンがフワリと揺れた。
「うん、気持ちいい朝」
朝? 朝!
地球での私ってどうなってるのかな?
さすがに捜索願いとかはないでしょう、でも、あの家族ならあり得るかも!
うーーん、何処に繋ごうかな?
部屋の中はクローゼットにトイレ、あとは浴室? うん、浴室にしよう!
浴室のドアに手を当てて「地球の私の部屋に繋いで!」っと唱えて、そっと開けて入りドアを閉めた。
次の瞬間ドアが開き!!
泣きながら兄をはじめ両親に抱きつかれ号泣。
私の部屋で今まであった経緯を話し聞かせた。
「話は分かったわ。
でも私達は心配で心配で探し回ったのよ!
優愛が無事だと分かって良かったわ」
母は泣きながら抱きついて離してくれない。
「お父さんはまだ嫁には出さん!
まだ16歳なんだぞ。
今が一番楽しい時期なのに、そんなお前を、お前を……。
お前の目、もう決めたんだな?
今、幸せなんだな?」
「うん、オールなら私を不幸になんてしないって自信を持って言える!」
お父さんは頷き、何とか承諾してくれた。
「お前の人生だ。
悔いの無いように頑張れ!」
お父さんは頷き、涙を堪えて何とか承諾してくれた。
問題なのが『お兄ちゃん』なのよ。
号泣だよ?
私がシンの前で泣いた時と同じで、顔は涙と鼻水だらけ、そんな顔で突進する勢いで抱きつかれた。
鼻水つくじゃんか!
汚いなぁ「そんな汚い顔してたら桜さんに嫌われるよ」と、ボソッと呟いた。
私から離れティッシュで涙と鼻水を拭いた。
「もうこっちには帰って来れないのか?」
「向こうと地球の、この私の部屋のドア……窓がドアになってるけど、ここからなら帰って来れるよ」
その言葉を聞いて又しても号泣、私達家族ってみんな泣き虫?
「近いうち、オールの家族に会ってほしいの。
女は美女! 男は超イケメン!
私のペット、フェンリルなんだよ、こっちでは空想の生き物だけどミーストでは実在してて魔法まであるの! 凄いでしょ?」
今まで見た事ない笑顔で言われ、兄も両親も幸せで楽しく過ごせてるならって納得してくれた。
地球での私の事は事情があり転校したって事にするみたい。
「お母さん、イースト無い? あとは、お味噌にコンソメの粉末!
あるだけ持って来て!」
必死な私に驚いたのか、急いでバックに入れて持って来てくれた。
イースト5箱にお味噌が3個、コンソメ粉末が5袋。
これで直ぐに出来る!!
「やったぁーー!」
万歳して喜ぶ私。
地球の自室で話し込んでる間、ミーストに居るオール達に捜索されている事も知らずに私は家族と楽しく談笑していた。
足元がスリスリするって思ったら「フェン」と一声。
家族の視線がフェンを捉えて「可愛い!」の一言。
「今は魔力で小さくなってるけど3メートルは余裕に越えるんだよ!
話も出来るんだよね、フェン!」
「我の主には命を助けてもらい名を授けて貰った。
感謝している。
危険がないよう我が何時も側にいる」
皆んな目が点になってるよ。
「頼もしい番犬だわ」
「良い番犬を見つけたな、さすが俺の娘」
「話す番犬を初めて見たな」
母・父・兄の順に思ってる事を言った。
フェンを見たけど『フフ~ン、ドヤ~』な顔してるけど、フェン分かってないでしょ? 番犬はフェンリルにとって誇って良い言葉じゃないんだよ。
まあフェンが嬉しそうだから良いかな。
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