102 / 105
102.自分も努力を
しおりを挟む
千鶴の帰った後、椿は机に座り、目の前の一輪挿しの花瓶に飾られているガーベラをジッと見つめた。
これはセオドアがオフィーリアに送った花。でも、最終的には柳が自分にくれた花。
『あなたは運命の人』
この言葉が椿の胸に深く浸み込む。
ある意味、柳は運命の人だ。異世界に一緒に入り込み共に過ごすという有り得ない経験をしたのだ。その時は、紛れもなく二人は運命共同体だったのだ。
それなのにこのまま疎遠になってしまっていいのか? 折角、同じ世界に生きているというのに!
確かに、陽キャと陰キャは生息域が違う。だが、生きる世界は一緒だ。同じ空の下、同じ空気を吸って生きているのだ。オフィーリアのように二度と出会えることも触れ合えることもできない異世界ではない。手を伸ばせば触れることが出来る同じ世界に生きているのだ。だから・・・!
(やっぱり、私は柳君とお友達でいたい!)
椿は両手の拳をギュッと握った。
柳にちゃんと伝えてみよう。自分は柳のお友達でありたいと。
自分のような喪女が人気者の柳の近くにいつも一緒にいれるなんて思わないし、そこまで多くは望まない。だが、たまに話してもらえる程度の友達ならばなれるのではないか。優しい柳のことだ、きっと許してくれるに違いない。
(それに・・・)
椿は机の上にある可愛らしい花柄模様の缶に手を伸ばした。その蓋を開けると、まるで宝物にでも触るようにそっと何かを取り出した。
それは切れたミサンガだった。
『たくさんお友達が出来たらいいね!』
今日の千鶴の言葉が蘇る。
きっと、自分でも気が付かなった気持ちを千鶴は気が付いていたのだ。
『自分だって努力しなきゃダメだ。自分だって心を開かなきゃ』
同時にこの言葉も脳裏を過る。
「うん! 努力しなきゃ!」
いきなり喪女を脱するのは無理だとしても、徐々に徐々にゆっくりでいいからコミュ障を克服しよう。できなくたっていい、友達を作る努力はしてみよう!
「とにかく明日、柳君に友達になって欲しいって伝えよう!」
明日は金曜日。もしも柳に断られても、翌日は土曜日で学校は休み。翌日気まずい思いを引きずりながら学校に行くこともない。土日の二日もあれば少しは回復するだろう。この二日間は心強い。
決戦は金曜日
母の大好きなドリカムの歌にあった。
その通り。決戦は金曜日にするものだ。
椿は妙に納得しながら、力強くガーベラを見つめた。
☆彡
翌朝、椿はいつものように早く登校し、誰もいない中庭の花壇の水やりをしていた。
水やりをしながら、今日の段取りを考える。
(いつ、どのタイミングで柳君に声を掛けよう・・・?)
人気者の柳にの周りにはいつも人がいる。
いくら決心をしたからと言っても、人集りを押しのけてまで柳に話しかけるほどの気合は注入してきていない。
かと言って、昨日、あんな風に自分から話をぶった切っておいて、再び柳に話しかけてもらえる可能性は限りなくゼロに近いだろう。
(うーん、どうしたものか・・・)
じょうろの口先から流れ落ちる水を見ながらひたすら考えていると、
「おはよ、山田」
「あ、おはようございます・・・」
突然、挨拶され、てっきり通りすがりの教員かと思い、声のする方へ振り向いた。
そこには柳が立っていた。
「ふあああ!」
思いもよらぬ本人の登場に椿は腰が抜けかけた。
「え? え? 何でそんなに驚く?」
柳は驚く椿を見て驚いている。
「い、いえ! あ、朝早いのに、声を掛けられて、そ、その、ちょっとビックリして」
「ちょっとって感じじゃねーけど」
「すみません、すみません!」
椿はじょうろを両手に抱え直し、ペコペコと柳に頭を下げた。
「いや、謝んなって・・・。ってか、謝るのなら俺の方だろ? きっとさ」
柳は頭を掻きながら、気まずそうに椿を見ている。そして、一息深呼吸すると意を決したように、椿に近づいてきた。
「あのさぁ、山田。俺、昨日、山田を怒らせるようなこと言った?」
椿の傍に立つと、顔を覗き込んできた。
「昨日の昼飯の時、急に図書室に行っちゃうし。待ってって言ったのに。気になって帰りに声を掛けようとしたら、ガン無視して帰っちゃうし・・・」
「え? ガン無視・・・?」
その記憶はないが、確かに柳の事を見るのが気まずくて、なるべく彼の方を見ずに急いで帰ったことは覚えている。
「俺、何かヤバいこと言った? ごめんなぁ」
「違います、違います! 柳君が謝ることなんて一つも無いです! 山田が挙動不審な行動を取ってしまったせいで誤解をさせてしまいました! ごめんなさい!」
「誤解?」
「はい! 誤解です、誤解! 怒ってなんていないですよ! というよりも、山田が怒るなんてお門違いですよ! こちらこそ、嫌な思いをさせてしまってすみません!」
「別に、嫌な思いはしてねーけど・・・」
どこか歯切れの悪い柳を見て、椿は益々焦ってきた。願い事を言う前に機嫌を損ねてしまったか?
(どうしよう・・・)
「ま、怒ってねーんならいいんだけどさ・・・」
椿がオロオロしていると、柳が少し拗ねた顔をしてそっぽを向いてしまった。
(やばい! 怒ってらっしゃる! これじゃ、お願いする前に終わってしまう!!)
椿は自分に活を入れた。
「でもさ、山田。昨日はちょっと寂しか・・・」
「柳君!!!」
何かを言いかけた柳を遮って、椿は叫ぶように名前を呼んだ。
驚いた柳は目をまん丸にして椿を見つめた。
「柳君!!! 実は大切なお話があります! いや、お話と言うかお願いがあります!!」
「は、はいっ! なんでしょーかっ?!」
椿の勢いに圧され、柳はピンッと姿勢を正した。
「柳君! どうか、山田とお友達になってもらえないでしょうか!?」
椿はじょうろを両手に抱いたまま、深々と柳に頭を下げた。
これはセオドアがオフィーリアに送った花。でも、最終的には柳が自分にくれた花。
『あなたは運命の人』
この言葉が椿の胸に深く浸み込む。
ある意味、柳は運命の人だ。異世界に一緒に入り込み共に過ごすという有り得ない経験をしたのだ。その時は、紛れもなく二人は運命共同体だったのだ。
それなのにこのまま疎遠になってしまっていいのか? 折角、同じ世界に生きているというのに!
確かに、陽キャと陰キャは生息域が違う。だが、生きる世界は一緒だ。同じ空の下、同じ空気を吸って生きているのだ。オフィーリアのように二度と出会えることも触れ合えることもできない異世界ではない。手を伸ばせば触れることが出来る同じ世界に生きているのだ。だから・・・!
(やっぱり、私は柳君とお友達でいたい!)
椿は両手の拳をギュッと握った。
柳にちゃんと伝えてみよう。自分は柳のお友達でありたいと。
自分のような喪女が人気者の柳の近くにいつも一緒にいれるなんて思わないし、そこまで多くは望まない。だが、たまに話してもらえる程度の友達ならばなれるのではないか。優しい柳のことだ、きっと許してくれるに違いない。
(それに・・・)
椿は机の上にある可愛らしい花柄模様の缶に手を伸ばした。その蓋を開けると、まるで宝物にでも触るようにそっと何かを取り出した。
それは切れたミサンガだった。
『たくさんお友達が出来たらいいね!』
今日の千鶴の言葉が蘇る。
きっと、自分でも気が付かなった気持ちを千鶴は気が付いていたのだ。
『自分だって努力しなきゃダメだ。自分だって心を開かなきゃ』
同時にこの言葉も脳裏を過る。
「うん! 努力しなきゃ!」
いきなり喪女を脱するのは無理だとしても、徐々に徐々にゆっくりでいいからコミュ障を克服しよう。できなくたっていい、友達を作る努力はしてみよう!
「とにかく明日、柳君に友達になって欲しいって伝えよう!」
明日は金曜日。もしも柳に断られても、翌日は土曜日で学校は休み。翌日気まずい思いを引きずりながら学校に行くこともない。土日の二日もあれば少しは回復するだろう。この二日間は心強い。
決戦は金曜日
母の大好きなドリカムの歌にあった。
その通り。決戦は金曜日にするものだ。
椿は妙に納得しながら、力強くガーベラを見つめた。
☆彡
翌朝、椿はいつものように早く登校し、誰もいない中庭の花壇の水やりをしていた。
水やりをしながら、今日の段取りを考える。
(いつ、どのタイミングで柳君に声を掛けよう・・・?)
人気者の柳にの周りにはいつも人がいる。
いくら決心をしたからと言っても、人集りを押しのけてまで柳に話しかけるほどの気合は注入してきていない。
かと言って、昨日、あんな風に自分から話をぶった切っておいて、再び柳に話しかけてもらえる可能性は限りなくゼロに近いだろう。
(うーん、どうしたものか・・・)
じょうろの口先から流れ落ちる水を見ながらひたすら考えていると、
「おはよ、山田」
「あ、おはようございます・・・」
突然、挨拶され、てっきり通りすがりの教員かと思い、声のする方へ振り向いた。
そこには柳が立っていた。
「ふあああ!」
思いもよらぬ本人の登場に椿は腰が抜けかけた。
「え? え? 何でそんなに驚く?」
柳は驚く椿を見て驚いている。
「い、いえ! あ、朝早いのに、声を掛けられて、そ、その、ちょっとビックリして」
「ちょっとって感じじゃねーけど」
「すみません、すみません!」
椿はじょうろを両手に抱え直し、ペコペコと柳に頭を下げた。
「いや、謝んなって・・・。ってか、謝るのなら俺の方だろ? きっとさ」
柳は頭を掻きながら、気まずそうに椿を見ている。そして、一息深呼吸すると意を決したように、椿に近づいてきた。
「あのさぁ、山田。俺、昨日、山田を怒らせるようなこと言った?」
椿の傍に立つと、顔を覗き込んできた。
「昨日の昼飯の時、急に図書室に行っちゃうし。待ってって言ったのに。気になって帰りに声を掛けようとしたら、ガン無視して帰っちゃうし・・・」
「え? ガン無視・・・?」
その記憶はないが、確かに柳の事を見るのが気まずくて、なるべく彼の方を見ずに急いで帰ったことは覚えている。
「俺、何かヤバいこと言った? ごめんなぁ」
「違います、違います! 柳君が謝ることなんて一つも無いです! 山田が挙動不審な行動を取ってしまったせいで誤解をさせてしまいました! ごめんなさい!」
「誤解?」
「はい! 誤解です、誤解! 怒ってなんていないですよ! というよりも、山田が怒るなんてお門違いですよ! こちらこそ、嫌な思いをさせてしまってすみません!」
「別に、嫌な思いはしてねーけど・・・」
どこか歯切れの悪い柳を見て、椿は益々焦ってきた。願い事を言う前に機嫌を損ねてしまったか?
(どうしよう・・・)
「ま、怒ってねーんならいいんだけどさ・・・」
椿がオロオロしていると、柳が少し拗ねた顔をしてそっぽを向いてしまった。
(やばい! 怒ってらっしゃる! これじゃ、お願いする前に終わってしまう!!)
椿は自分に活を入れた。
「でもさ、山田。昨日はちょっと寂しか・・・」
「柳君!!!」
何かを言いかけた柳を遮って、椿は叫ぶように名前を呼んだ。
驚いた柳は目をまん丸にして椿を見つめた。
「柳君!!! 実は大切なお話があります! いや、お話と言うかお願いがあります!!」
「は、はいっ! なんでしょーかっ?!」
椿の勢いに圧され、柳はピンッと姿勢を正した。
「柳君! どうか、山田とお友達になってもらえないでしょうか!?」
椿はじょうろを両手に抱いたまま、深々と柳に頭を下げた。
43
あなたにおすすめの小説
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
魔法学園の悪役令嬢、破局の未来を知って推し変したら捨てた王子が溺愛に目覚めたようで!?
朱音ゆうひ@11/5受賞作が発売されます
恋愛
『完璧な王太子』アトレインの婚約者パメラは、自分が小説の悪役令嬢に転生していると気づく。
このままでは破滅まっしぐら。アトレインとは破局する。でも最推しは別にいる!
それは、悪役教授ネクロセフ。
顔が良くて、知性紳士で、献身的で愛情深い人物だ。
「アトレイン殿下とは円満に別れて、推し活して幸せになります!」
……のはずが。
「夢小説とは何だ?」
「殿下、私の夢小説を読まないでください!」
完璧を演じ続けてきた王太子×悪役を押し付けられた推し活令嬢。
破滅回避から始まる、魔法学園・溺愛・逆転ラブコメディ!
小説家になろうでも同時更新しています(https://ncode.syosetu.com/n5963lh/)。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
【完結済】破棄とか面倒じゃないですか、ですので婚約拒否でお願いします
紫
恋愛
水不足に喘ぐ貧困侯爵家の次女エリルシアは、父親からの手紙で王都に向かう。
王子の婚約者選定に関して、白羽の矢が立ったのだが、どうやらその王子には恋人がいる…らしい?
つまりエリルシアが悪役令嬢ポジなのか!?
そんな役どころなんて御免被りたいが、王サマからの提案が魅力的過ぎて、王宮滞在を了承してしまう。
報酬に目が眩んだエリルシアだが、無事王宮を脱出出来るのか。
王子サマと恋人(もしかしてヒロイン?)の未来はどうなるのか。
2025年10月06日、初HOTランキング入りです! 本当にありがとうございます!!(2位だなんて……いやいや、ありえないと言うか…本気で夢でも見ているのではないでしょーか……)
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる