2030年未来の旅

しんたろう

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1章新世界より

航海日誌2

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船は大分旅をした。
船は太平洋を進んでいた。濃い霧が船の視界を曇らせる・・・。
そんな中、黒い影が見え、船に近ずいてきていた。
乗組員が甲板で何の船か眺めていた。一人が双眼鏡で船を見つめる。(普通、国の交通に使われる船と違い、
海賊船はエンジンのある大航海時代様式の木造の海賊船が主。お金がないと犯罪も多いので国もネットやサイバー情報犯罪などには厳しいが、20世紀や海族の犯罪には比較的寛容で生活保護だけでは仕事がなく食べていけないので海賊はたくさんいる)

「濃い霧で分かりそうにないな、あの黒い影は何だ」
「船だ」一人が気ずいて言った。
「何の船だ?」
「オーストラリアからの船かな?」
「わからないよ」

祐介もデッキに出てきた。

「何か信号を送ってみよう」
「ok]

黒い影は近ずいてきた。

「何だ?」
「わからない」

一人の船員が言った、「海賊船だ!」

イスラム軍の旗のようなイスラム文字で書かれた月の海賊船の黒い海賊旗が翻る。

「ホント出くわしたか」
船長が、
「全速力、逃げ切るぞ!」

だが海賊船からは速くにげきれそうじゃない、祐介達の船は海賊船に威嚇射撃をしたが、

「大砲用意」船長が言った、
「ファイア!」船長が言う。海賊船の大砲が響く。

海賊船は祐介達の貨物船に大砲を飛ばしてきた。貨物船は大打撃を受ける。

「第2砲構え」浩一は言う。
それから「ファイア!」

「うわっ」2・3人海に放り出された。三角巾を被った海賊の多くの縄を船にかけ多くの水上バイク(ウォーターワールドの水上バイクの感じ)と帆船のマストのローブを使って乗り移ってきた。護衛が発砲する。海賊も発砲してきて貨物船は戦場になった。
祐介も勇敢に戦ったが、全員負けて捕らえられる。
腕タトゥーをいれた男が出てきた。

「お願いだ、助けてくれ」と船長は言う。

積み荷を海賊たちは奪うと、貨物船に火を放った。
海賊は、
「死ね」
「まて、船長を呼べ」

燃えおちる船の中、乗組員達は火で焼かれる前に安楽死銃に殺された。
祐介と詩織は、自分の頭に銃を突き付けている海賊の一員が少し目をそらしたのを見て、自分の胸元に隠していた古式銃パーカッションロック式の安楽死銃でそいつを撃ち、海に飛び込んだ。(安楽死銃、麻酔銃に安楽死薬を液体化させ、安楽死薬を麻酔弾に混ぜた弾、皮膚から吸収されると気化ガス全身麻酔の感じで1舜で意識がなくなり、数十秒で死にいたる。)
詩織は捕まったままだ。
貨物船の燃えてバラバラになった船の一部にしがみついていたが、ここは太平洋のど真ん中だ・・・どうせ死ぬと思い、詩織のことを考えて、結局海賊に捕まった。

「こいつも殺そうか?」と三角巾をつけた海賊の一人が言う、
「お前この船の乗組員じゃないな」
「ああ僕は海洋学者の祐介」と言う。
「殺せ」とタトゥーの男が言う。
「待ってくれ僕たちは旅行をしているだけないんだ」
「貨物船でか?」
「オーストラリアに行く船がなかったんだ」
「オーストラリア?奇遇だな、俺達もオーストラリアに向かう。俺達はいつも紅海から地中海までどこだって旅している。知らない海はないぞ」
祐介は思い切って、
「金を払おう、それで僕と船員とあの女を助けてくれ」
海賊は詩織の体に奴隷の印があるのを見て、
「奴隷女だな」

少しタトゥーの男は考えたが、

「別に俺も好き好んでお前らを始末するつもりはない、ただ金がほしいだけだ、
考えるな」
「ここは太平洋のど真ん中だ。助けてくれといっても無理だろう。
船がこうなった以上、あんた達に頼るしかない」
「女と世界旅行か」
「思い出作りだよ」
祐介は事情を説明し、
男は笑って、
「いい世の中になったもんだ、奴隷女と地球を回るのか」
「そうだ」

海賊達が笑いだす。

「憧れのオーストラリアに海賊船で渡りたいとはな」
「方法がない」
「まあいい。じゃあ縄はといてやれ」

祐介は助かった、だが男が、

「だがこいつらを船員室に閉じ込めておけ」
「まってくれ俺達はそんな危険人物じゃない、オーストラリアに行きたいだけだ」

タトゥーをいれた男が、

「俺がこの船の船長のキャプテン浩一だ」と三角帽をかぶった男は言った。浩一は懸賞金がかけられた、
有名な海賊。
「さあ、黙って船室へ行け」海賊の一人が言う、

浩一に祐介は、

「ここは太平洋のど真ん中だ、俺達をオーストラリアにのせてってくれないか?
もちろんタダでとは言わない」
「俺たちは海賊だぜ」
「頼む」

浩一は少し考えた後、こいつらで金を儲けれると思った浩一は、

「まあいいだろう」
「だがな、海賊船は州の団体の取り締まりがあったりして、長くあんたらを乗せる事はできないぜ。オーストラリアに行くまでだ」
「わかった」
「話のわかるやろうだ」
「あんたもな」
「もともとこの船も海賊じゃなかった、客船じゃないが、オーストラリアまでなら
何人も月に乗せている。航路は知り尽くしているよ」

それから・・・、多くの海賊が樽を運んでいた。
陶器の石焼で乗組員達がステーキや飯を食べている。
地球の資源は枯渇していた。資源がないので、酒の入れ物などは陶器が一般的。乗組員は多くのミネラルウオーターを船に用意していた。
祐介はよほど喉が渇いていたのかミネラルウオーターをぶんどり一気に飲み干した。

「おいおい」
「ありがとう死にそうだったよ」

浩一が出てきた。

「俺達は海賊の他に真珠の養殖の仕事をしている」

浩一はウイスキーを片手に言った、

「お前も飲むか?」
「もらうよ」と勢いでウイスキーを飲んで吐き出す。
浩一は笑って「はは、ここに来ていきなりはきついか」

そして3日後・・・
船は波の中、オーストラリアに向かっていた。

「航海は順調だな」と浩一は言う。
マストに登っている船員が何かに気ずいているようで、浩一を呼んだ。
マストの乗組員は海上で背びれのようなものが見えるのをマストからよじ登って大航海時代式望眼鏡でじっと眺めた後、角笛を鳴らして乗組員を集める。乗組員は望眼鏡を浩一に渡して言った、

「エルゴだ・・・。2日前から俺達の船をつけている・・・」
「厄介な事にならないといいが・・・」
(エルゴ 今は禁止されている、ニュータントまで作り上げたトランスジェニック生物時代に遺伝子操作で作られた巨大人食いホウジロザメ。その姿は古代の鮫メガロドンを思わせる。獰猛で賢い。船乗り達から恐れられている。通称海の悪魔)

祐介は背びれを見ながら、20メートル以上はあるな・・・と呟いた。

「奴の事を関心あるのか?」船員が言う。
「僕は海洋学者でね。あいつが悪名高きエルゴか」
「トランスジェニック生物時代に作られた最強の化け物が奴だ。
奴の獰猛さは凄い。人間を見つければ襲ってくる。
食われた奴は計り知れない。奴は人間の肉が大好物だ。
しかも賢さは並じゃない。人間は遺伝子操作であんな化け物を作ってしまった。
先人の犯した罪さ。あいつはそんな自分を作った人間の血を貪欲に欲しているのさ、どこまでも・・・」
と海賊船の船員は背びれを見つめながらそう言った。
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