271 / 678
Dead End ユ キ・サクラ (15)
しおりを挟む
時は満ちた!…お月様は欠けているっというか、隠れちゃっているんだけれど…ね!待ちに待った新月の夜!!前回の様に呆けたりしないよ!
くぅぅっと、背中を丸めて両肘がくっ付きそうなくらい近づけ、その場で足踏みをしてしまうくらい心が弾ける!!
下準備ってほどじゃないけれど、考えはまとめれた!って思いたい!
私ってさー、誰かに説明しながらの方が新しい発想とか?思考が整理されることがあるからさー、机に向かって一人で悶々と考えるとさー色々と見逃しとかありそうなきがする!
だけれど!それはそれ!考えて、見直して、再度、長考しても、出てこないっていう現段階だったらさ、問題なくない?
直ぐにでも湧き上がる疑問こそが優先度が高いって事でしょ?考えても考えても出てこないってことは重要じゃないでしょ?なら、問題なし!!
自分の考えに同意する様にうんうんっと、頷き、そっと心臓に手を当てると鼓動が速くなっているのが凄くわかる…
速くなる心臓が心地いいと感じる日がくるなんて、想像だにしたことが無かった。
高鳴る胸を、感情を!抑えつけるなんて野暮なことはしない!!鏡に映った私の顔は微笑どころか新しいおもちゃを貰った子供のように溢れんばかりの笑み!!
この鼓動を、衝動を!抑えつけるなんて愚か!全力で…全力でぶつかりにいくよ!!全ての未知を既知にする!!
それだけでも私の知的好奇心が満たされるのを願って邁進できるってもんだよね!!恋心だけじゃないってもんよ!!
すぅはぁっと、幾度となく深呼吸をして、深呼吸を繰り返して!ある程度は、落ち着かせれたような気がする!
流石に、ね?このペースでありとあらゆる湧き上がる感情が高まり続けるとさ、出会った瞬間に息切れしそうじゃん?頭が真っ白になりかねないからね!!
テンションコントロール、適度な緊張感を保ちつつッてね!
無粋な鎧などは着ない!鎖帷子も着ない!だって、この装備を固めないっていうのが、大事なんだよ!私から彼が敵でないと、信じていると!軽装で行くことによって此方は敵意が無いと相手に伝わるってもんでしょ?
歩み寄るためにも、その一歩から勇気を出すってのは大事大事!重たくて準備するのが面倒だからじゃないよ?
お気に入りの服をきて、鏡の前で胸を張って鼻からふん!っと息を吐きだす
…なんてね、かっこつけてみたけれどさ、ぶっちゃけると、術者同士の戦いは機動力がモノを言うと私は考えているんだよね!立ち止まって詠唱なんてしてらんない!
如何に敵を封殺できるかが胆なんだから!敵に手順を踏ませない!必勝パターンをやらせない!いかに相手のリズムを崩すかが大事ってね!
そんな事を、新月の夜までにどうやって、強者である術者である新月の夜に現れる彼と、万が一敵対したと考えた時に、どうやって戦い抜くのか幾度となくシミュレーションはしてきてある!数多くのパターン…幾度となくパターンを考えては、考察し、幾度となく脳内で訓練してきた!
不測の事態はある程度、計算済み!持ちうる知識をフル活用フル動員して闘う準備も怠っていない!
…ただ、彼が術者タイプじゃなくて、生粋な騎士タイプだったら幾度となく繰り返し演算してきたシミュレーションは無意味だったりするんだけどね!
先入観っと言うか、私の索敵術式にどでかい穴を開けれるような人物が術者タイプではない、って部分を認めたくないだけなのかもしれない。
っま、相手が騎士で在ろうと、その時はその時!敵の方が一枚上手だってだ~け!
後手に回ろうが対人戦に置いて私に勝てる存在はいない!断言できるね!騎士対策だって完璧なんだから!
ふんふんっと鼻息を荒くしながら、猛烈に高まる感情を楽しみに感じ、ドアを開き、広場へと向かって早歩きで歩いていく。
因みに、まだ索敵術式に大きな穴が開いてたりはしていない、新月の夜なのだから、彼が来るのは当然だと、決めつけて行動する。
彼が広場にやってくるのだと信じて!彼を出迎える為に!彼よりも先に!広場に向かう!!
広場に向かって歩いていく最中、幸いにも誰ともすれ違うことは無かった、僥倖僥倖!夜に何処に行くのか質問されて足止めをくらうっというか、無駄と言うと失礼になっちゃうけれど、下らない質問、そんなのを知ってどうするのって感じ!そういった類の無駄に時間を消費することがないってのが!もうね!運が味方してくれている気がする。
それにね、もう少し時間が流れると、皆も眠りにつく時間になるから、そんな夜中に外を出歩く可能性は減るからね!
完全にこの時間に起きていないってわけじゃないんだけどね、今の時間に起きてる人の殆どが、お酒好きな人達になる。
そして、その人たちが行きつく先は夜中っと言うか下手すると朝方まで開けてくれるというお酒が美味しいお店!っとなると、決まってる。
女将のとこで飲み食いしてることが多い。一応、食事だけでいいのなら、この街で働く人が趣味でやってるお店がたま~に、不定期で開いてたりするんだよね。
まぁ、そんなわけで、この時間までお酒を飲んでいる人達は程よくお酒が回ってきているから酔っぱらって上機嫌!ってわけ。
此処から更に1時間か、2時間程、経つと、お酒がまわってまわって、もう満足っというか、眠たくなった人が帰ってくることが多いんだよね。
人の流れを把握するために、こういった情報はしっかりと把握しているのさ!ってなわけで、運が良く、丁度この時間ってさ、人が外に出て何かしているってことは確実に減るんだよね!
きっと、柳という人物もそれらを計算して外に出ているのだと思う、つまり、人の流れをしっかりと何かしらの方法で調べて、最も安全に尚且つ誰かに見られることなく広場に向かっているはず、ってことはだよ?相手は用意周到で、人の意志を推し量ることが出来る狡猾な人物であるって、可能性が出てくるってわけじゃん?
こういう少ない情報から相手の事を考察し見抜くってのが対人戦では重要なファクターだからね!
ってなわけで、柳ってのは馬鹿にできない、油断ならない相手ってこと!
対人戦に置いて、っていうか、戦術眼?戦略眼かな?まぁ、どっちも同じか。
私の人生において最も、私を打ち負かした戦略眼の持ち主である先生を除いて、対抗心を燃やされるなんてね、私の心を焚きつけてくる存在に、正直なところワクワクが止まらない!!
…っま、今の私だったら?先生なんて余裕で!おちゃのこさいさいで!圧倒圧勝大勝利してみせるけど?
幼き頃の私じゃない、いろんな経験を経た今だからこそ、師を越えれるってものさ。
滾るときってのは、いろんな思考が渦巻き溢れ、脳を活性化させてくれる。
そんな事を考え、今の状況を楽しいと感じながら滾る気持ちを抑えきれず、鼻息を荒くしながら広場に到着すると同時に、事前に考えた策を確認する様に、幾度となく脳内で計算していく。
想像し、瞑想し、エミュレートし、シミュレートしてきた状況を目視で確認していく。
自分が設計した公園っというか、広場だからこそ、何処に何があるのか、目を瞑っていても把握できる。
それだけじゃない、体の感覚っというか、距離感を刻み込む為に、時間がある時にこの公園に訪れた。
何歩歩くと、ベンチから隣のベンチに届くのか、この広場にあるすべての物が置かれている環境を把握するために、体に感覚として刻み込む為に距離感も体感でしっかりと記憶している。
人の感覚ってのはバカにできない!王都にいる数々の職人さん、その殆どがメジャーとか使わないのに、綺麗に寸分違わず木材などを加工してくれる。
彼らが出来るのなら私だって出来るはずだよね?ってことで、運動も兼ねてしっかりと戦場になるかもしれない、この場所は把握しきったってわーけ!
広場の真ん中で大きく鼻から息を吸うと、広場独特の土と草木の匂いを鼻腔が感じ取りながら火照った体には心地よいひんやりとした空気が肺に満たされていく。
んふーっと、肺から鼻、その先に向かって息を吐きだす…目を閉じて、同じようにもう一度呼吸を繰り返し、くりかえし、くりかえす…
そんな事をしながら相手を待っている、待っているのだが…こない?
前回、敵が…じゃないじゃない、彼は敵じゃない。
柳と名乗る人物が現れた時間は何時だったかな?困ったことに、寝起きの際に調べていなかったから、残念なことに出現自国を覚えていない。
けれど、体感と言うか、何というか、たぶん、大体この時間じゃないの?彼だって秘密裏に行動して要るっぽいから誰かに見られるのは避けようとしているはずだから、皆が寝静まる時間に行動しているのだと推測しているんだよね。
ただねー、困ったことに、私ってさ、基本的に特に用事が無い場合は早寝、遅起きだから、普段なら寝ている時間なんだよね、今って。
今ってのは、お酒が大好きな人はまだまだ女将のお店で飲んだくれている時間で、多くの人が明日に備えて睡眠をとる時間なんだけどなぁ…
体感時間ではもう、前回彼が現れたであろう、時間に差し掛かってきていると思うんだけどなぁ…おかしい、彼がやってくる足音がしない…世間はとってもと~~っても、静か…
立って待っているのも疲れたのでベンチにポスンと腰を掛ける。
何で来ないのだろうかと、ベンチに座りながら空を見上げる、見えないはずのお月様を見るように…
ん?気のせいかな?うっすらとさ、ちょ~~~っとだけ、僅かに…見えてる?見えてるような気がするんだけど?ほっそい三日月が!?っていうか、ここ迄、細いと繊月っていうんだっけ!?…ってことは、今日はダメかな?完全な新月じゃないとダメってことなのかな?っとなると、明日かな?
私の視力が人よりも良いだけだから、見えてるだけだと思いたいけれど、来ないってことは、そういうことだよね?
うーん、そっかぁ…完全なる新月じゃないとダメってこと?細かいなぁ…来てくれたっていいじゃん。
約束した日を間違えたのは此方の落ち度なのに、待ちぼうけさせられてしまったような感覚に寂しさと…小さな苛立ちが心の中をわーわーっと徐々に声を大きくさせながら駆け巡り始める。
…むぅ、なら、次の日、次の日!明日だね!
ふんだ、この程度の無駄足くらいで、私の心は苛立ったりしないんだから!ね!!
無意識に、つま先で地面を幾度か蹴り上げ、ふんふんっと鼻息を荒くしながら部屋に向かって歩いていく。
部屋に帰ってから汗を流す為にシャワーを軽く浴びてから、ベッドに飛び込む、下着姿どころか全裸でベッドに飛びつき眠りにつこうとする。
予定していたものが全て狂ってしまった苛立ちからか、はたまた…
もういい!っという心の叫びが大きくなりすぎて、何事においてもめんどくさくなってしまった…その結果、普段なら絶対にしない暴挙に出る。自分でもわかっている、良くない癖、悪い癖だと、ねぇ…
でも、興奮が長続きした影響もあってか今だに体が火照ってるような感じがする。
この火照った体からすると、程よくひんやりとしたベッドの感触が、心地よく感じ、少し病みつきになりそうな気がした。
熱を帯びている様な心と肢体が徐々に冷えていく心地よい感覚に引っ張られ、目を閉じると、整うような感覚が心地よく、ゆっくりとゆっくりと深い眠りへと誘われていく…
くぅぅっと、背中を丸めて両肘がくっ付きそうなくらい近づけ、その場で足踏みをしてしまうくらい心が弾ける!!
下準備ってほどじゃないけれど、考えはまとめれた!って思いたい!
私ってさー、誰かに説明しながらの方が新しい発想とか?思考が整理されることがあるからさー、机に向かって一人で悶々と考えるとさー色々と見逃しとかありそうなきがする!
だけれど!それはそれ!考えて、見直して、再度、長考しても、出てこないっていう現段階だったらさ、問題なくない?
直ぐにでも湧き上がる疑問こそが優先度が高いって事でしょ?考えても考えても出てこないってことは重要じゃないでしょ?なら、問題なし!!
自分の考えに同意する様にうんうんっと、頷き、そっと心臓に手を当てると鼓動が速くなっているのが凄くわかる…
速くなる心臓が心地いいと感じる日がくるなんて、想像だにしたことが無かった。
高鳴る胸を、感情を!抑えつけるなんて野暮なことはしない!!鏡に映った私の顔は微笑どころか新しいおもちゃを貰った子供のように溢れんばかりの笑み!!
この鼓動を、衝動を!抑えつけるなんて愚か!全力で…全力でぶつかりにいくよ!!全ての未知を既知にする!!
それだけでも私の知的好奇心が満たされるのを願って邁進できるってもんだよね!!恋心だけじゃないってもんよ!!
すぅはぁっと、幾度となく深呼吸をして、深呼吸を繰り返して!ある程度は、落ち着かせれたような気がする!
流石に、ね?このペースでありとあらゆる湧き上がる感情が高まり続けるとさ、出会った瞬間に息切れしそうじゃん?頭が真っ白になりかねないからね!!
テンションコントロール、適度な緊張感を保ちつつッてね!
無粋な鎧などは着ない!鎖帷子も着ない!だって、この装備を固めないっていうのが、大事なんだよ!私から彼が敵でないと、信じていると!軽装で行くことによって此方は敵意が無いと相手に伝わるってもんでしょ?
歩み寄るためにも、その一歩から勇気を出すってのは大事大事!重たくて準備するのが面倒だからじゃないよ?
お気に入りの服をきて、鏡の前で胸を張って鼻からふん!っと息を吐きだす
…なんてね、かっこつけてみたけれどさ、ぶっちゃけると、術者同士の戦いは機動力がモノを言うと私は考えているんだよね!立ち止まって詠唱なんてしてらんない!
如何に敵を封殺できるかが胆なんだから!敵に手順を踏ませない!必勝パターンをやらせない!いかに相手のリズムを崩すかが大事ってね!
そんな事を、新月の夜までにどうやって、強者である術者である新月の夜に現れる彼と、万が一敵対したと考えた時に、どうやって戦い抜くのか幾度となくシミュレーションはしてきてある!数多くのパターン…幾度となくパターンを考えては、考察し、幾度となく脳内で訓練してきた!
不測の事態はある程度、計算済み!持ちうる知識をフル活用フル動員して闘う準備も怠っていない!
…ただ、彼が術者タイプじゃなくて、生粋な騎士タイプだったら幾度となく繰り返し演算してきたシミュレーションは無意味だったりするんだけどね!
先入観っと言うか、私の索敵術式にどでかい穴を開けれるような人物が術者タイプではない、って部分を認めたくないだけなのかもしれない。
っま、相手が騎士で在ろうと、その時はその時!敵の方が一枚上手だってだ~け!
後手に回ろうが対人戦に置いて私に勝てる存在はいない!断言できるね!騎士対策だって完璧なんだから!
ふんふんっと鼻息を荒くしながら、猛烈に高まる感情を楽しみに感じ、ドアを開き、広場へと向かって早歩きで歩いていく。
因みに、まだ索敵術式に大きな穴が開いてたりはしていない、新月の夜なのだから、彼が来るのは当然だと、決めつけて行動する。
彼が広場にやってくるのだと信じて!彼を出迎える為に!彼よりも先に!広場に向かう!!
広場に向かって歩いていく最中、幸いにも誰ともすれ違うことは無かった、僥倖僥倖!夜に何処に行くのか質問されて足止めをくらうっというか、無駄と言うと失礼になっちゃうけれど、下らない質問、そんなのを知ってどうするのって感じ!そういった類の無駄に時間を消費することがないってのが!もうね!運が味方してくれている気がする。
それにね、もう少し時間が流れると、皆も眠りにつく時間になるから、そんな夜中に外を出歩く可能性は減るからね!
完全にこの時間に起きていないってわけじゃないんだけどね、今の時間に起きてる人の殆どが、お酒好きな人達になる。
そして、その人たちが行きつく先は夜中っと言うか下手すると朝方まで開けてくれるというお酒が美味しいお店!っとなると、決まってる。
女将のとこで飲み食いしてることが多い。一応、食事だけでいいのなら、この街で働く人が趣味でやってるお店がたま~に、不定期で開いてたりするんだよね。
まぁ、そんなわけで、この時間までお酒を飲んでいる人達は程よくお酒が回ってきているから酔っぱらって上機嫌!ってわけ。
此処から更に1時間か、2時間程、経つと、お酒がまわってまわって、もう満足っというか、眠たくなった人が帰ってくることが多いんだよね。
人の流れを把握するために、こういった情報はしっかりと把握しているのさ!ってなわけで、運が良く、丁度この時間ってさ、人が外に出て何かしているってことは確実に減るんだよね!
きっと、柳という人物もそれらを計算して外に出ているのだと思う、つまり、人の流れをしっかりと何かしらの方法で調べて、最も安全に尚且つ誰かに見られることなく広場に向かっているはず、ってことはだよ?相手は用意周到で、人の意志を推し量ることが出来る狡猾な人物であるって、可能性が出てくるってわけじゃん?
こういう少ない情報から相手の事を考察し見抜くってのが対人戦では重要なファクターだからね!
ってなわけで、柳ってのは馬鹿にできない、油断ならない相手ってこと!
対人戦に置いて、っていうか、戦術眼?戦略眼かな?まぁ、どっちも同じか。
私の人生において最も、私を打ち負かした戦略眼の持ち主である先生を除いて、対抗心を燃やされるなんてね、私の心を焚きつけてくる存在に、正直なところワクワクが止まらない!!
…っま、今の私だったら?先生なんて余裕で!おちゃのこさいさいで!圧倒圧勝大勝利してみせるけど?
幼き頃の私じゃない、いろんな経験を経た今だからこそ、師を越えれるってものさ。
滾るときってのは、いろんな思考が渦巻き溢れ、脳を活性化させてくれる。
そんな事を考え、今の状況を楽しいと感じながら滾る気持ちを抑えきれず、鼻息を荒くしながら広場に到着すると同時に、事前に考えた策を確認する様に、幾度となく脳内で計算していく。
想像し、瞑想し、エミュレートし、シミュレートしてきた状況を目視で確認していく。
自分が設計した公園っというか、広場だからこそ、何処に何があるのか、目を瞑っていても把握できる。
それだけじゃない、体の感覚っというか、距離感を刻み込む為に、時間がある時にこの公園に訪れた。
何歩歩くと、ベンチから隣のベンチに届くのか、この広場にあるすべての物が置かれている環境を把握するために、体に感覚として刻み込む為に距離感も体感でしっかりと記憶している。
人の感覚ってのはバカにできない!王都にいる数々の職人さん、その殆どがメジャーとか使わないのに、綺麗に寸分違わず木材などを加工してくれる。
彼らが出来るのなら私だって出来るはずだよね?ってことで、運動も兼ねてしっかりと戦場になるかもしれない、この場所は把握しきったってわーけ!
広場の真ん中で大きく鼻から息を吸うと、広場独特の土と草木の匂いを鼻腔が感じ取りながら火照った体には心地よいひんやりとした空気が肺に満たされていく。
んふーっと、肺から鼻、その先に向かって息を吐きだす…目を閉じて、同じようにもう一度呼吸を繰り返し、くりかえし、くりかえす…
そんな事をしながら相手を待っている、待っているのだが…こない?
前回、敵が…じゃないじゃない、彼は敵じゃない。
柳と名乗る人物が現れた時間は何時だったかな?困ったことに、寝起きの際に調べていなかったから、残念なことに出現自国を覚えていない。
けれど、体感と言うか、何というか、たぶん、大体この時間じゃないの?彼だって秘密裏に行動して要るっぽいから誰かに見られるのは避けようとしているはずだから、皆が寝静まる時間に行動しているのだと推測しているんだよね。
ただねー、困ったことに、私ってさ、基本的に特に用事が無い場合は早寝、遅起きだから、普段なら寝ている時間なんだよね、今って。
今ってのは、お酒が大好きな人はまだまだ女将のお店で飲んだくれている時間で、多くの人が明日に備えて睡眠をとる時間なんだけどなぁ…
体感時間ではもう、前回彼が現れたであろう、時間に差し掛かってきていると思うんだけどなぁ…おかしい、彼がやってくる足音がしない…世間はとってもと~~っても、静か…
立って待っているのも疲れたのでベンチにポスンと腰を掛ける。
何で来ないのだろうかと、ベンチに座りながら空を見上げる、見えないはずのお月様を見るように…
ん?気のせいかな?うっすらとさ、ちょ~~~っとだけ、僅かに…見えてる?見えてるような気がするんだけど?ほっそい三日月が!?っていうか、ここ迄、細いと繊月っていうんだっけ!?…ってことは、今日はダメかな?完全な新月じゃないとダメってことなのかな?っとなると、明日かな?
私の視力が人よりも良いだけだから、見えてるだけだと思いたいけれど、来ないってことは、そういうことだよね?
うーん、そっかぁ…完全なる新月じゃないとダメってこと?細かいなぁ…来てくれたっていいじゃん。
約束した日を間違えたのは此方の落ち度なのに、待ちぼうけさせられてしまったような感覚に寂しさと…小さな苛立ちが心の中をわーわーっと徐々に声を大きくさせながら駆け巡り始める。
…むぅ、なら、次の日、次の日!明日だね!
ふんだ、この程度の無駄足くらいで、私の心は苛立ったりしないんだから!ね!!
無意識に、つま先で地面を幾度か蹴り上げ、ふんふんっと鼻息を荒くしながら部屋に向かって歩いていく。
部屋に帰ってから汗を流す為にシャワーを軽く浴びてから、ベッドに飛び込む、下着姿どころか全裸でベッドに飛びつき眠りにつこうとする。
予定していたものが全て狂ってしまった苛立ちからか、はたまた…
もういい!っという心の叫びが大きくなりすぎて、何事においてもめんどくさくなってしまった…その結果、普段なら絶対にしない暴挙に出る。自分でもわかっている、良くない癖、悪い癖だと、ねぇ…
でも、興奮が長続きした影響もあってか今だに体が火照ってるような感じがする。
この火照った体からすると、程よくひんやりとしたベッドの感触が、心地よく感じ、少し病みつきになりそうな気がした。
熱を帯びている様な心と肢体が徐々に冷えていく心地よい感覚に引っ張られ、目を閉じると、整うような感覚が心地よく、ゆっくりとゆっくりと深い眠りへと誘われていく…
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
異世界で一番の紳士たれ!
だんぞう
ファンタジー
十五歳の誕生日をぼっちで過ごしていた利照はその夜、熱を出して布団にくるまり、目覚めると見知らぬ世界でリテルとして生きていた。
リテルの記憶を参照はできるものの、主観も思考も利照の側にあることに混乱しているさなか、幼馴染のケティが彼のベッドのすぐ隣へと座る。
リテルの記憶の中から彼女との約束を思いだし、戸惑いながらもケティと触れ合った直後、自身の身に降り掛かった災難のため、村人を助けるため、単身、魔女に会いに行くことにした彼は、魔女の館で興奮するほどの学びを体験する。
異世界で優しくされながらも感じる疎外感。命を脅かされる危険な出会い。どこかで元の世界とのつながりを感じながら、時には理不尽な禍に耐えながらも、自分の運命を切り拓いてゆく物語。
異世界異話 天使降臨
yahimoti
ファンタジー
空から天使が降って来た。
落ちたんだよ。転生かと思ったらいきなりゲームの世界「ロストヒストリーワールド」の設定をもとにしたような剣と魔法の世界にね。
それも面白がってちょっとだけ設定してみたキャラメイクのせいで天使族って。こんなのどうすんの?なんの目的もなければ何をしていいかわからないまま、巻き込まれるままにストーリーは進んでいく。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
我が家と異世界がつながり、獣耳幼女たちのお世話をすることになった件【書籍化決定!】
木ノ花
ファンタジー
【第13回ネット小説大賞、小説部門・入賞!】
マッグガーデン様より、書籍化決定です!
異世界との貿易で資金を稼ぎつつ、孤児の獣耳幼女たちをお世話して幸せに! 非日常ほのぼのライフの開幕!
パワハラに耐えかねて会社を辞め、独り身の気楽な無職生活を満喫していた伊海朔太郎。
だが、凪のような日常は驚きとともに終わりを告げた。
ある日、買い物から帰宅すると――頭に猫耳を生やした幼女が、リビングにぽつんと佇んでいた。
その後、猫耳幼女の小さな手に引かれるまま、朔太郎は自宅に現れた謎の地下通路へと足を踏み入れる。そして通路を抜けた先に待ち受けていたのは、古い時代の西洋を彷彿させる『異世界』の光景だった。
さらに、たどり着いた場所にも獣耳を生やした別の二人の幼女がいて、誰かの助けを必要としていた。朔太郎は迷わず、大人としての責任を果たすと決意する――それをキッカケに、日本と異世界を行き来する不思議な生活がスタートする。
最初に出会った三人の獣耳幼女たちとのお世話生活を中心に、異世界貿易を足掛かりに富を築く。様々な出会いと経験を重ねた朔太郎たちは、いつしか両世界で一目置かれる存在へと成り上がっていくのだった。
※まったり進行です。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる