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遊び人
第14話 シンプルだった
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「まず柔軟からやる。私の真似をして……と言っても、私はこんなのだから……」左腕がなく、右足が義足。「わからなければ聞いて。説明する」
そのまま、メルは身体を伸ばし始める。足を伸ばして、腕を伸ばす。身体全体、首周り。いろいろな場所をくまなくストレッチする。
そんなメルを見て、エトワールは思う。
体が柔らかい。開脚すればまっすぐに足は伸びるし、膝を伸ばしたまま地面に手を伸ばせばピタリとくっつく。どちらかというと体が硬めなエトワールにとってはとても遠い姿だった。
そして、長い。柔軟に費やす時間、ストレッチに費やす時間が長い。それだけで汗が滲んでくるほど、長時間費やしている。エトワールはどちらかというと柔軟もそこそこに修行に移ってしまうので、なんだか新鮮だった。焼け野原の道場だから、たまに外の人の視線が気になるけれど、まぁどうでもいい。
「今のうちに……指導方針について説明する」柔軟しながら、メルが言う。「基本的には40分間、何かしらの稽古をする。それで20分休憩。それを何度か繰り返す」
「そんなに休憩するんですか?」
キツイやつをお願いしたので、もっとみっちりとやると思っていた。しかし、しっかりと休憩を取るスタンスであるらしい。
「ただの休憩じゃない。休んでる間に、イメージして」
「イメージ……何をですか?」
「理想の自分。エトワールくんの場合、最強の自分」最強の……自分……「そしてその理想に近づくには、どうしたらいいか……それを常に考えて。自分のイメージ通りに体を動かすことが、目標」
自分のイメージした通りに体を動かす……できているつもりだけれど……メルからすればまだまだということだろうか?
「じゃあいったん休憩。20分したら走りに行く。水分補給も忘れずに。水くらいあるから」
「はい」
なんだか思ったより楽そうだと思いつつ、エトワールはメルの教えを実行しようとする。
イメージするは理想の自分。最強の自分。
エトワールにとって最強とは、勇者グランその人である。10年前に魔王を討伐し、世界を平和にした最強、最高の英雄。エトワールにとって憧れの人物であり、現ディビジョンS。世界最強の称号を持っている男だ。
誰よりも強く誰よりも勇気がある。力も技も、人柄もすべてを兼ね備えた伝説的英雄。その人にできるだけ近づきたい。追い越したい。それがエトワールの目標だった。
「そろそろ行く」
メルの声かけで、今度はランニングに出かける。どれくらい走るのかわからないが、おそらくついていけるだろう。何度も言うが、エトワールは体力にだけは自信がある。
メルがランニングコースに選んだのは、町から外れた人の少ない道だった。ある程度起伏があって、ある程度自然豊か。なんとも平均的で、無難なコース選びに思えた。
よく知らない場所を走るというのは、なんだか新鮮だった。見たことがない場所。はじめての師匠による、はじめての稽古。新たなことが多々あると、どうしても心が踊ってしまう。
メルの後ろをついて走って思う。メルの走りはまったく義足であることを感じさせない。バランスを崩して転びそうになるなんて場面は一瞬もなかった。もはや義足も自分の身体として使いこなしているようだ。
いったい彼女はどこで腕と足を失ったのだろう。気になるけれど……まぁ今はいいや。聞いたところで教えてもらえるとは思えないし、聞きづらい話題でもある。
ランニングを終えて、道場に戻ってくる。そしてメルがエトワールを見て、
「……結構な距離を走ったつもりだった」
「え……そうですか?」
たしかに長時間走っていたけれど、別に長いとは感じない。エトワールにとって体力は一番自信がある分野なので、この程度で音を上げていられない。
「……」メルは一瞬エトワールを見て、すぐに顔をそらした。「また少し休憩」
「はい」
さすがに疲れてないといえば嘘になるので、素直に休憩する。しかし、思うところもあるので提案してみる。
「あの……もっと休憩を減らしても大丈夫ですよ?」
「……ただ身体を動かすだけじゃ無意味。それで強くなれるなら、苦労はない。しっかり休んで、考えて」
「……はい……」
休むことも修行のうち、ということだろう。渋々エトワールは納得する。師匠の方針ならば仕方がない。
休憩時間は、また最強の自分をイメージする。なのだけれど、ここで1つ疑問が生まれた。
エトワールにとって最強とはグランのことだ。しかしエトワールはグランの戦いを見たことがない。ただその武勇を聞きかじっているだけなのだ。剣を持って戦う大男であるという情報しかない。
ということで、聞いてみる。
「メル先生は……グラン様とお知り合いなんですよね」
「……そうだけど……」
「あ、ルスルスさんから聞きました」
「……なるほど……」
「はい。それで……グランさんって、どれくらい強いんですか? どんな戦い方をするのか……できれば知りたいです」
「……」メルはエトワールを見て、また目をそらす。その動作にどんな意味があるのかはわからない。「グランは……常に余裕があった。体力があって力があって技術があって……戦いにおいて弱点はなかった」
「……弱点がない……」だからこそ強い。すべてが長所。それくらいじゃないと最強にはなれない。「メル先生は……直接グランさんの戦いを見たことがあるんですか?」
「ある」
「戦争で、ですか?」
「うん」
やはりメルは戦争に参加していたらしい。グランと共に戦ったこともある。なのに、彼女は無名の存在である。いよいよメルについての謎が深まってしまった。
「戦闘なら……グランは小細工は何もしない。相手の技をすべて受け止める、あるいは回避して、反撃する。やることはそれだけ。戦い方はシンプルだった」
真の強者は奇をてらう必要はないらしい。真っ向勝負ですべてをねじ伏せる。圧倒的な実力があれば可能な芸当。
「ありがとうございます」貴重な情報が得られた。「ちなみになんですけど……メル先生が出会った人の中で、一番強かったのは誰ですか?」
「グラン」即答してから、「……ルスルスかもしれない」
「……ルスルスさんってそんなに強いんですか?」
「……強い。グランのほうが強いとは思うけど……わからない。2人の本気を見たことがないから」
「……見たことがない?」
「私じゃあ……あの人たちの本気は引き出せない。手抜きで、やられる」
冗談みたいな話だった。ディビジョンAを圧倒したメル。今のエトワールからすれば、メルの時点で雲の上の存在だ。さらにそのメルですら歯が立たないらしいグランとルスルス。
「ルスルスさんはどんな戦い方を?」
「グランとは正反対。搦め手、挑発、目潰し、毒、逃げ……勝つためならなんでもする。最終的に自分が得をする選択肢しか選ばない」言い終わってから、「キミには合わない戦い方だと思う」
「……僕もそう思います」
搦め手なんてエトワールには向かない。バカ正直というかバカなので、真っ向勝負しかできない男なのである。
それにしても……メルはグランとルスルス、その両方と戦ったことがあるようだ。ルスルスはともかく、なんでグランと戦ったのだろう。魔物と戦争する立場なら味方だろうに。手合わせのようなものだろうか?
……まぁいいか。仲間なら手合わせの1つや2つするだろう。たぶんお互いに戦うことで研鑽を積んでいたのだろう。
自分も追いつけるように努力をしなければ、とエトワールは決意を新たにしたのだった。
そのまま、メルは身体を伸ばし始める。足を伸ばして、腕を伸ばす。身体全体、首周り。いろいろな場所をくまなくストレッチする。
そんなメルを見て、エトワールは思う。
体が柔らかい。開脚すればまっすぐに足は伸びるし、膝を伸ばしたまま地面に手を伸ばせばピタリとくっつく。どちらかというと体が硬めなエトワールにとってはとても遠い姿だった。
そして、長い。柔軟に費やす時間、ストレッチに費やす時間が長い。それだけで汗が滲んでくるほど、長時間費やしている。エトワールはどちらかというと柔軟もそこそこに修行に移ってしまうので、なんだか新鮮だった。焼け野原の道場だから、たまに外の人の視線が気になるけれど、まぁどうでもいい。
「今のうちに……指導方針について説明する」柔軟しながら、メルが言う。「基本的には40分間、何かしらの稽古をする。それで20分休憩。それを何度か繰り返す」
「そんなに休憩するんですか?」
キツイやつをお願いしたので、もっとみっちりとやると思っていた。しかし、しっかりと休憩を取るスタンスであるらしい。
「ただの休憩じゃない。休んでる間に、イメージして」
「イメージ……何をですか?」
「理想の自分。エトワールくんの場合、最強の自分」最強の……自分……「そしてその理想に近づくには、どうしたらいいか……それを常に考えて。自分のイメージ通りに体を動かすことが、目標」
自分のイメージした通りに体を動かす……できているつもりだけれど……メルからすればまだまだということだろうか?
「じゃあいったん休憩。20分したら走りに行く。水分補給も忘れずに。水くらいあるから」
「はい」
なんだか思ったより楽そうだと思いつつ、エトワールはメルの教えを実行しようとする。
イメージするは理想の自分。最強の自分。
エトワールにとって最強とは、勇者グランその人である。10年前に魔王を討伐し、世界を平和にした最強、最高の英雄。エトワールにとって憧れの人物であり、現ディビジョンS。世界最強の称号を持っている男だ。
誰よりも強く誰よりも勇気がある。力も技も、人柄もすべてを兼ね備えた伝説的英雄。その人にできるだけ近づきたい。追い越したい。それがエトワールの目標だった。
「そろそろ行く」
メルの声かけで、今度はランニングに出かける。どれくらい走るのかわからないが、おそらくついていけるだろう。何度も言うが、エトワールは体力にだけは自信がある。
メルがランニングコースに選んだのは、町から外れた人の少ない道だった。ある程度起伏があって、ある程度自然豊か。なんとも平均的で、無難なコース選びに思えた。
よく知らない場所を走るというのは、なんだか新鮮だった。見たことがない場所。はじめての師匠による、はじめての稽古。新たなことが多々あると、どうしても心が踊ってしまう。
メルの後ろをついて走って思う。メルの走りはまったく義足であることを感じさせない。バランスを崩して転びそうになるなんて場面は一瞬もなかった。もはや義足も自分の身体として使いこなしているようだ。
いったい彼女はどこで腕と足を失ったのだろう。気になるけれど……まぁ今はいいや。聞いたところで教えてもらえるとは思えないし、聞きづらい話題でもある。
ランニングを終えて、道場に戻ってくる。そしてメルがエトワールを見て、
「……結構な距離を走ったつもりだった」
「え……そうですか?」
たしかに長時間走っていたけれど、別に長いとは感じない。エトワールにとって体力は一番自信がある分野なので、この程度で音を上げていられない。
「……」メルは一瞬エトワールを見て、すぐに顔をそらした。「また少し休憩」
「はい」
さすがに疲れてないといえば嘘になるので、素直に休憩する。しかし、思うところもあるので提案してみる。
「あの……もっと休憩を減らしても大丈夫ですよ?」
「……ただ身体を動かすだけじゃ無意味。それで強くなれるなら、苦労はない。しっかり休んで、考えて」
「……はい……」
休むことも修行のうち、ということだろう。渋々エトワールは納得する。師匠の方針ならば仕方がない。
休憩時間は、また最強の自分をイメージする。なのだけれど、ここで1つ疑問が生まれた。
エトワールにとって最強とはグランのことだ。しかしエトワールはグランの戦いを見たことがない。ただその武勇を聞きかじっているだけなのだ。剣を持って戦う大男であるという情報しかない。
ということで、聞いてみる。
「メル先生は……グラン様とお知り合いなんですよね」
「……そうだけど……」
「あ、ルスルスさんから聞きました」
「……なるほど……」
「はい。それで……グランさんって、どれくらい強いんですか? どんな戦い方をするのか……できれば知りたいです」
「……」メルはエトワールを見て、また目をそらす。その動作にどんな意味があるのかはわからない。「グランは……常に余裕があった。体力があって力があって技術があって……戦いにおいて弱点はなかった」
「……弱点がない……」だからこそ強い。すべてが長所。それくらいじゃないと最強にはなれない。「メル先生は……直接グランさんの戦いを見たことがあるんですか?」
「ある」
「戦争で、ですか?」
「うん」
やはりメルは戦争に参加していたらしい。グランと共に戦ったこともある。なのに、彼女は無名の存在である。いよいよメルについての謎が深まってしまった。
「戦闘なら……グランは小細工は何もしない。相手の技をすべて受け止める、あるいは回避して、反撃する。やることはそれだけ。戦い方はシンプルだった」
真の強者は奇をてらう必要はないらしい。真っ向勝負ですべてをねじ伏せる。圧倒的な実力があれば可能な芸当。
「ありがとうございます」貴重な情報が得られた。「ちなみになんですけど……メル先生が出会った人の中で、一番強かったのは誰ですか?」
「グラン」即答してから、「……ルスルスかもしれない」
「……ルスルスさんってそんなに強いんですか?」
「……強い。グランのほうが強いとは思うけど……わからない。2人の本気を見たことがないから」
「……見たことがない?」
「私じゃあ……あの人たちの本気は引き出せない。手抜きで、やられる」
冗談みたいな話だった。ディビジョンAを圧倒したメル。今のエトワールからすれば、メルの時点で雲の上の存在だ。さらにそのメルですら歯が立たないらしいグランとルスルス。
「ルスルスさんはどんな戦い方を?」
「グランとは正反対。搦め手、挑発、目潰し、毒、逃げ……勝つためならなんでもする。最終的に自分が得をする選択肢しか選ばない」言い終わってから、「キミには合わない戦い方だと思う」
「……僕もそう思います」
搦め手なんてエトワールには向かない。バカ正直というかバカなので、真っ向勝負しかできない男なのである。
それにしても……メルはグランとルスルス、その両方と戦ったことがあるようだ。ルスルスはともかく、なんでグランと戦ったのだろう。魔物と戦争する立場なら味方だろうに。手合わせのようなものだろうか?
……まぁいいか。仲間なら手合わせの1つや2つするだろう。たぶんお互いに戦うことで研鑽を積んでいたのだろう。
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