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12 マクドガル館での生活
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ベケット師匠に連れられて、アシュレイは領主様に挨拶に行く。ベケットの部屋は高い本棚がいっぱいあって驚いたし、艶のある木材や大きな立派な机などがあったけど、煌びやかな物は無かった。
しかし、領主様の一族が住むエリアには見ただけで高価そうな花瓶とか絵画が飾ってある。
「アシュレイ、領主のサイモン・マクドガル様だ。挨拶しなさい」
領主のサイモンは身体を鍛えた中年の騎士だった。でも、アシュレイは貴族に会うのは初めてで、そんな事はわからない。
「マディソン村のアシュレイです。ベケット師匠の弟子になりました。宜しくお願いします」
サイモンは、アシュレイを見た瞬間、何故かドキッとした。でも、落ち着いて見ると、チビの農民の子だ。
「ベケットが弟子を取るのは初めてだ。しっかり励むように」
カチンコチンに緊張したアシュレイは、ペコリと頭を下げると、ベケット師匠の後ろをぎこちなく歩いてついて行く。
「私はこの館に住まわせてもらっている。お前の部屋も用意してくれているはずだ」
領主様の部屋から少し歩いて玄関の近くの階段を降りるとそこが執事のバーモスの部屋だ。
「バーモス、私の弟子のアシュレイだ。部屋を用意してくれているかい?」
半地下というか、玄関が階段を何段も上がった所なので地上なのかもしれない。思ったより明るい部屋をキョロキョロ見ていたアシュレイだけど、ベケット師匠に頭を押さえられて、慌てて挨拶する。
「アシュレイです。よろしくお願いします」
バーモスはこのアシュレイをどの部屋に住ませるべきか悩んだ。ベケットは貴族ではないが、魔法使いはこのシラス国では貴族扱いだ。
なので、領主様の客人扱いとしての部屋に住まわせている。仕事部屋は家族が住むエリアと使用人の仕事部屋との間にある。
「こちらに用意してあります。ついてきて下さい」
今は農民のチビ助だけど、いずれは魔法使いになるのだ。悩んだ末にベケットより小さな客人用の部屋にした。
「えっ、ここが俺の部屋ですか?」
港街のナントの治療師をしていた叔父さんの部屋より立派だとアシュレイは驚く。
「私の部屋は2つ先だ。朝はまず私の部屋に来なさい。あと、朝と昼は私と一緒に食べるが、夜はまだ子供だからどうしたら良いものか? バーモス、どうしたら良いだろう?」
本来なら客人扱いなのだから、夕食もベケットと同じテーブルで良いのだが、アシュレイはどう見ても農民の子供だ。夕食には領主の客を招いたりもする。
マナーも覚えていない子供は拙い。かと言って領主のお子様は未だ幼いから子守が食べさせている状態だ。
「そうですねぇ、13歳になるまでは私達と夕食は一緒の方が良いでしょう」
アシュレイは朝も昼も召使い達と一緒の方が気楽だと思ったが、ベケットはアシュレイに貴族との付き合い方も学ばせたいと思っていた。
早速、バーモスに食事のマナーを教えてもらう。
「ねぇ、バーモスさん。俺は召使いと一緒に食べたいよ」
祖父母との食事はスプーン1つで食べていたのだ。フォークとナイフの使い方から習わなくてはいけない。
「いえ、ベケット様はアシュレイさんの将来を考えておられるのです。さぁ、頑張って覚えて下さい」
アシュレイの魔法使いの修行は先ずはナイフとフォークの使い方から始まった。
にわか仕込みのマナーだけど、領主のサイモンは代々の貴族ではなく、戦で手柄を立てて騎士爵になったから、さほどうるさい事を言う者もいない。アシュレイもどうにか恥をかくことなく昼食を終えた。
「アシュレイ、お前はフローラ村のイルマの弟子をしていたと紹介状に書いてあったが、薬草とかの知識はあるのか?」
ベケットは自分の部屋のドアを開けて、続き部屋にアシュレイを連れて行く。そこの棚にはぎっしりと薬草や薬瓶が並んでいた。
「ええっと、知っている薬草もあるけど、知らないのもあるよ」
ベケットは知っている薬草とその効能を言わせて、少しホッとする。
もぐりの治療師をベケットは批判的な目で見ていたからだ。
いい加減な知識は返って害になると心配していたが、きちんと習っていた。
「基本的な薬草は知っているようだ。後は、この本を読んでおきなさい」
アシュレイは、ベケット師匠に教えてもらいたい事があって祖父母と別れたここに来たのだ。
「ベケット師、俺は竜の卵を孵さなきゃいけないんだ。どうやったら竜の卵を孵せるか教えて下さい」
ベケットはずっと肩から下げている袋からアシュレイは卵を5個出して差し出したのに驚いた。
「これが竜の卵なのかい?」
アシュレイは年老いた竜のリュリュに卵を託された話をベケット師に話す。
「私は竜を見たことが無い。それに竜の卵の孵し方も知らない」
アシュレイはがっかりした。その様子を見て、ベケットは竜の話は子供の夢物語では無いかと疑っていたが、満更嘘ではないのかもしれないと思った。
「だが、きっと王都サリヴァンに行けば、きっと知っている魔法使いもいるだろう。私の知り合いに頼んでやろうか?」
やはりサリヴァンに行かなくては駄目なのだろうか、アシュレイは困ってしまう。
「でも、サリヴァンの魔法使いが知っているか分からないのでしょ。知っている人が見つかるまではここで修行させて下さい」
バケットは、確かに竜の卵の孵し方などサリヴァンにいた頃にも聞いた事が無かった。
それに目の前の石みたいなのが竜の卵かどうかも判断できない。
ただ、アシュレイがそう信じているのだけは確かだ。
「分かった。私の師匠のマリオン様や兄弟子達に手紙を書いて聞いてあげよう。マリオン様は上級魔法使いだからご存知かもしれない」
アシュレイは上級魔法使いが何者かも知らなかったが、師匠に任せることにする。
少なくともマディソン村に居た時より竜の卵を孵すのに一歩近づいた気分になった。
「この部屋の掃除はアシュレイの仕事だ。召使い達は薬草をごっちゃにしてしまうからな。その他は、おいおい考えよう」
薬草の本を読む事と部屋の掃除がアシュレイの日課になった。
「もう読んだのか?」バケットはアシュレイの本を読む速度に驚いて、テストをしたが全て覚えていたのに二度驚く。
「では、この本を読みなさい」次々と本を読ます。
アシュレイは、マディソン村では農作業の手伝いや森に薪拾いに行ったりと身体を動かしていたのに、館の暮らしでは薬草部屋の掃除しかないので、身体がむずむずしていた。
「ベケット師匠、裏庭に何か植えても良いですか?」
その時、ベケットはサリヴァンの兄弟子から送られた面白い学説を読んでいたので、上の空で「勝手にしろ」と許可を出した。
週末、マディソン村まで歩いて帰ったアシュレイは祖母から菜園に植えている種をもらって帰った。
館の庭師に鍬を借りると、裏庭に菜園を作り上げた。
「ベケット様、アシュレイさんはあれで良いのですか?」
執事のバーモスがベケットに言いつけに来た時には、裏庭には立派な菜園が出来上がり、まだ春も浅いというのにぎっしりと野菜が実っていた。
「アシュレイ、お前は魔法で野菜を育てたのか?」
真っ赤なトマトを1つ取って、ベケットはかすかに魔力を感知し、驚き呆れた。
「だって暇なんだもの!」
ベケットは、これからはビシバシ鍛えなくてはいけないと大きなため息をついた。
弟子を持つのは初めてだし、まだ子供だから本を読ませて、少しずつ教育すれば良いと思っていたのだ。兄弟子に弟子の教育の仕方も尋ねようとベケットは決めた。
しかし、領主様の一族が住むエリアには見ただけで高価そうな花瓶とか絵画が飾ってある。
「アシュレイ、領主のサイモン・マクドガル様だ。挨拶しなさい」
領主のサイモンは身体を鍛えた中年の騎士だった。でも、アシュレイは貴族に会うのは初めてで、そんな事はわからない。
「マディソン村のアシュレイです。ベケット師匠の弟子になりました。宜しくお願いします」
サイモンは、アシュレイを見た瞬間、何故かドキッとした。でも、落ち着いて見ると、チビの農民の子だ。
「ベケットが弟子を取るのは初めてだ。しっかり励むように」
カチンコチンに緊張したアシュレイは、ペコリと頭を下げると、ベケット師匠の後ろをぎこちなく歩いてついて行く。
「私はこの館に住まわせてもらっている。お前の部屋も用意してくれているはずだ」
領主様の部屋から少し歩いて玄関の近くの階段を降りるとそこが執事のバーモスの部屋だ。
「バーモス、私の弟子のアシュレイだ。部屋を用意してくれているかい?」
半地下というか、玄関が階段を何段も上がった所なので地上なのかもしれない。思ったより明るい部屋をキョロキョロ見ていたアシュレイだけど、ベケット師匠に頭を押さえられて、慌てて挨拶する。
「アシュレイです。よろしくお願いします」
バーモスはこのアシュレイをどの部屋に住ませるべきか悩んだ。ベケットは貴族ではないが、魔法使いはこのシラス国では貴族扱いだ。
なので、領主様の客人扱いとしての部屋に住まわせている。仕事部屋は家族が住むエリアと使用人の仕事部屋との間にある。
「こちらに用意してあります。ついてきて下さい」
今は農民のチビ助だけど、いずれは魔法使いになるのだ。悩んだ末にベケットより小さな客人用の部屋にした。
「えっ、ここが俺の部屋ですか?」
港街のナントの治療師をしていた叔父さんの部屋より立派だとアシュレイは驚く。
「私の部屋は2つ先だ。朝はまず私の部屋に来なさい。あと、朝と昼は私と一緒に食べるが、夜はまだ子供だからどうしたら良いものか? バーモス、どうしたら良いだろう?」
本来なら客人扱いなのだから、夕食もベケットと同じテーブルで良いのだが、アシュレイはどう見ても農民の子供だ。夕食には領主の客を招いたりもする。
マナーも覚えていない子供は拙い。かと言って領主のお子様は未だ幼いから子守が食べさせている状態だ。
「そうですねぇ、13歳になるまでは私達と夕食は一緒の方が良いでしょう」
アシュレイは朝も昼も召使い達と一緒の方が気楽だと思ったが、ベケットはアシュレイに貴族との付き合い方も学ばせたいと思っていた。
早速、バーモスに食事のマナーを教えてもらう。
「ねぇ、バーモスさん。俺は召使いと一緒に食べたいよ」
祖父母との食事はスプーン1つで食べていたのだ。フォークとナイフの使い方から習わなくてはいけない。
「いえ、ベケット様はアシュレイさんの将来を考えておられるのです。さぁ、頑張って覚えて下さい」
アシュレイの魔法使いの修行は先ずはナイフとフォークの使い方から始まった。
にわか仕込みのマナーだけど、領主のサイモンは代々の貴族ではなく、戦で手柄を立てて騎士爵になったから、さほどうるさい事を言う者もいない。アシュレイもどうにか恥をかくことなく昼食を終えた。
「アシュレイ、お前はフローラ村のイルマの弟子をしていたと紹介状に書いてあったが、薬草とかの知識はあるのか?」
ベケットは自分の部屋のドアを開けて、続き部屋にアシュレイを連れて行く。そこの棚にはぎっしりと薬草や薬瓶が並んでいた。
「ええっと、知っている薬草もあるけど、知らないのもあるよ」
ベケットは知っている薬草とその効能を言わせて、少しホッとする。
もぐりの治療師をベケットは批判的な目で見ていたからだ。
いい加減な知識は返って害になると心配していたが、きちんと習っていた。
「基本的な薬草は知っているようだ。後は、この本を読んでおきなさい」
アシュレイは、ベケット師匠に教えてもらいたい事があって祖父母と別れたここに来たのだ。
「ベケット師、俺は竜の卵を孵さなきゃいけないんだ。どうやったら竜の卵を孵せるか教えて下さい」
ベケットはずっと肩から下げている袋からアシュレイは卵を5個出して差し出したのに驚いた。
「これが竜の卵なのかい?」
アシュレイは年老いた竜のリュリュに卵を託された話をベケット師に話す。
「私は竜を見たことが無い。それに竜の卵の孵し方も知らない」
アシュレイはがっかりした。その様子を見て、ベケットは竜の話は子供の夢物語では無いかと疑っていたが、満更嘘ではないのかもしれないと思った。
「だが、きっと王都サリヴァンに行けば、きっと知っている魔法使いもいるだろう。私の知り合いに頼んでやろうか?」
やはりサリヴァンに行かなくては駄目なのだろうか、アシュレイは困ってしまう。
「でも、サリヴァンの魔法使いが知っているか分からないのでしょ。知っている人が見つかるまではここで修行させて下さい」
バケットは、確かに竜の卵の孵し方などサリヴァンにいた頃にも聞いた事が無かった。
それに目の前の石みたいなのが竜の卵かどうかも判断できない。
ただ、アシュレイがそう信じているのだけは確かだ。
「分かった。私の師匠のマリオン様や兄弟子達に手紙を書いて聞いてあげよう。マリオン様は上級魔法使いだからご存知かもしれない」
アシュレイは上級魔法使いが何者かも知らなかったが、師匠に任せることにする。
少なくともマディソン村に居た時より竜の卵を孵すのに一歩近づいた気分になった。
「この部屋の掃除はアシュレイの仕事だ。召使い達は薬草をごっちゃにしてしまうからな。その他は、おいおい考えよう」
薬草の本を読む事と部屋の掃除がアシュレイの日課になった。
「もう読んだのか?」バケットはアシュレイの本を読む速度に驚いて、テストをしたが全て覚えていたのに二度驚く。
「では、この本を読みなさい」次々と本を読ます。
アシュレイは、マディソン村では農作業の手伝いや森に薪拾いに行ったりと身体を動かしていたのに、館の暮らしでは薬草部屋の掃除しかないので、身体がむずむずしていた。
「ベケット師匠、裏庭に何か植えても良いですか?」
その時、ベケットはサリヴァンの兄弟子から送られた面白い学説を読んでいたので、上の空で「勝手にしろ」と許可を出した。
週末、マディソン村まで歩いて帰ったアシュレイは祖母から菜園に植えている種をもらって帰った。
館の庭師に鍬を借りると、裏庭に菜園を作り上げた。
「ベケット様、アシュレイさんはあれで良いのですか?」
執事のバーモスがベケットに言いつけに来た時には、裏庭には立派な菜園が出来上がり、まだ春も浅いというのにぎっしりと野菜が実っていた。
「アシュレイ、お前は魔法で野菜を育てたのか?」
真っ赤なトマトを1つ取って、ベケットはかすかに魔力を感知し、驚き呆れた。
「だって暇なんだもの!」
ベケットは、これからはビシバシ鍛えなくてはいけないと大きなため息をついた。
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