「雑草係」と追放された俺、スキル『草むしり』でドラゴンも魔王も引っこ抜く~極めた園芸スキルは、世界樹すら苗木扱いする神の力でした~

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第2話 魔の森で暮らすことにした。「雑草(マンイーター)」が多いけど頑張ろう

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チュン、チュン……。
小鳥のさえずりで目が覚める。
いや、よく聞けば「ギャオ、ギャオ」という翼竜の鳴き声なのだが、今の俺にとっては心地よい目覚ましの音にしか聞こえなかった。

「ふあ……よく寝た」

俺は大きく伸びをして、ふかふかの草のベッドから起き上がった。
昨夜、仮宿として作ったキラーアイビーの繊維を編んだベッドは、驚くほど寝心地が良かった。
王都の安宿にあった煎餅布団とは大違いだ。
森の空気は澄んでいて、深呼吸をすると体の奥底から活力が湧いてくるような気がする。

「さて、まずは朝食にするか」

俺は亜空間収納(インベントリ)から、昨日手に入れたアースドラゴンの肉を取り出した。
昨日はシンプルに焼いただけだったが、今日は少し趣向を変えてみよう。
近くに生えていた、見た目は毒々しい紫色のキノコと、トゲトゲした葉っぱのハーブを採取する。

『鑑定』スキルはないが、俺の『草むしり』スキルは、植物に触れると「それが庭(俺の体)にとって有害か有益か」を直感的に教えてくれる機能があるようだ。
このキノコは「精力増強」、ハーブは「疲労回復」の反応が出ている。
見た目はグロテスクだが、食べられるらしい。

「よし、ドラゴンの角煮風スープにしよう」

俺は手頃な岩をくり抜いて鍋代わりにした。
くり抜くのも『草むしり』の応用だ。「岩のこの部分は不要(雑草)」と認識すれば、指先でなぞるだけでポロポロと崩れ落ちる。
魔法で水を出し、ドラゴンの肉と森の野菜を煮込むこと数十分。

とろとろに煮込まれたドラゴンの肉と、野菜の旨味が溶け出した極上のスープが完成した。

「いただきます」

一口啜る。
濃厚な旨味が脳天を突き抜けた。
ドラゴンの肉はホロホロと崩れ、キノコはコリコリとした食感でアクセントを加えている。
食べ進めるごとに、体の芯から熱くなり、力がみなぎってくるのがわかった。

「美味い……。こんな贅沢な朝食、王族でも食べられないんじゃないか?」

俺は一人、森の中で至福の時を過ごした。
勇者パーティにいた頃は、朝は乾パンと干し肉を齧りながら、ジークやレオンの装備の手入れに追われていた。
ゆっくり食事をする時間などなかったのだ。
それがどうだ。
今は誰にも邪魔されず、最高の食材を味わえる。

「やっぱり、ここの暮らしは最高だ」

俺は改めて確信した。
この『魔の森』こそが、俺の安住の地なのだと。

   ◇

腹ごしらえを済ませた俺は、本日の目標に取り掛かることにした。
それは、『マイホームの建設』だ。
昨日は野宿(ベッドだけ)だったが、さすがに雨風を凌ぐ家は欲しい。
これから長く住む場所なのだから、快適な空間を作りたい。

「まずは場所選びだな」

俺は森の中を散策し始めた。
しばらく歩くと、少し開けた平地に出た。
日当たりが良く、近くに小川も流れている。
住居を構えるには絶好のロケーションだ。

「よし、ここにするか。……っと、その前に」

その平地には、先客がいた。
いや、先客というよりは、一面に広がる『雑草』だ。

大人の背丈ほどもある巨大な花が、平地を埋め尽くすように群生していた。
花弁は鮮やかな赤色で、中心部には鋭い牙のような突起がびっしりと生えている。
そして、その根元には動物の骨のようなものが散乱していた。

これは『マンイーター』。
甘い香りで獲物を誘き寄せ、近づいた瞬間に花弁を閉じて捕食する、食人植物の群生地だ。
冒険者ギルドの依頼なら、Bランク相当の討伐クエストになるだろう。

だが、今の俺にはただの荒れ放題の花壇にしか見えなかった。

「うわぁ、手入れされてないなぁ。これじゃあ土地が痩せちゃうよ」

俺は腕まくりをして、群生地に足を踏み入れた。
瞬間、マンイーターたちが一斉に反応する。
シュルシュルと蔦を伸ばし、俺の足に絡みつこうとし、巨大な花弁がガパッと開いて襲いかかってくる。

「こらこら、そんなに暴れるな。今きれいにしてやるから」

俺は襲い来る蔦を「邪魔な枝葉」として認識し、手で払った。

ブチッ、ブチブチッ!

鋼鉄の強度を持つはずのマンイーターの蔦が、枯れ枝のように簡単に折れる。
俺はそのまま、一番手近なマンイーターの茎を掴んだ。

「よい、しょっ!」

スキル発動、『草むしり』。

ズボォッ!!

根っこから豪快に引き抜かれたマンイーターが、光の粒子となって消滅した。

《対象:マンイーター・クイーン(Bランク)を除草しました》
《経験値を獲得しました》
《ドロップアイテム:魔食花の蜜、高強度の繊維、魔力の種を入手しました》

「うん、やっぱり雑草だな。根が深くて大変だけど、いい運動になる」

俺は次々とマンイーターを引き抜いていった。
普通の冒険者なら、一体倒すのにも苦労する相手だ。
酸を吐きかけられても、「霧吹きかな?」と手で拭えば何の問題もない。
噛みつこうとしてきても、「元気な雑草だな」とデコピン一つで弾き飛ばした。

作業を開始して一時間ほど。
数百体はいたであろうマンイーターの群れは、跡形もなく消え去っていた。

「ふゥ、スッキリした!」

目の前には、綺麗に整地された平地が広がっていた。
地面はふかふかの腐葉土になっており、これならすぐにでも畑が作れそうだ。

「さて、次は建材だな」

家を建てるには木材が必要だ。
俺は森の奥に生えている、一際太い木に目をつけた。
『アイアンウッド』。
名前の通り、鉄のように硬い樹皮を持つ巨木だ。
加工が難しいため、市場では高値で取引されているが、職人泣かせの素材としても有名だ。

「これなら丈夫な柱になりそうだ」

俺はアイアンウッドの前に立ち、手のひらを幹に当てた。
イメージするのは『剪定』。
必要な部分だけを残し、余分な部分を取り除く。

「ここをこうして……こう!」

ズバァン!

手刀を一閃。
のこぎりでも斧でもない、ただの手刀が、鉄より硬いアイアンウッドをバターのように切り裂いた。
俺のスキルは「不要な部分を取り除く」ことにも特化しているらしい。
木を切り倒すのではなく、最初から「柱として不要な枝葉と樹皮」を一瞬で『むしり』取ったのだ。

ドサドサと枝葉が落ち、俺の目の前には、綺麗に製材された角材のような丸太が残った。

「便利だなー、このスキル」

俺は加工したアイアンウッドを何本も作り、それを平地まで運んだ。
普通なら一本運ぶのに馬車が必要な重さだが、レベルアップによる身体能力向上のおかげか、小脇に抱えてヒョイヒョイと運べるようになっていた。

   ◇

昼過ぎ。
俺は建築作業に没頭していた。
設計図はないが、子供の頃に秘密基地を作った要領で組み上げていく。

柱を立て、梁を渡し、壁を作る。
釘はないので、マンイーターからドロップした『高強度の繊維』で縛り上げる。
この繊維、ワイヤーよりも強靭で、かつ柔軟性があるから最高だ。

屋根には、昨日倒したアースドラゴンの鱗を使うことにした。
一枚一枚が盾のような大きさの鱗を、屋根瓦のように並べていく。
これなら雨漏りはおろか、投石機が飛んできても防げるだろう。

「よし……だいたい形になったかな」

数時間の作業の末、俺のマイホームが完成した。
見た目は、黒光りするドラゴンの鱗と、鉄のような質感の木材でできた、少し武骨なログハウスだ。
だが、その強度は要塞をも凌駕する。
なにせ、Sランク魔物の素材とAランク植物の素材のハイブリッドなのだから。

「うん、我ながらいい出来だ」

満足げに家を眺めていると、背後からガサガサと茂みが揺れる音がした。

「ん? お客さんか?」

振り返ると、そこには巨大な影があった。
体長五メートル。
全身が燃えるような赤い毛皮に覆われた、巨大な熊だ。
『レッドグリズリー』。
その爪は岩を砕き、その咆哮は弱い魔物をショック死させるという、森の暴君の一角だ。

「グルルルル……」

レッドグリズリーは、自分の縄張りに突如現れた奇妙な建物と、ひょろりとした人間を睨みつけていた。
口からはダラダラと涎を垂らしている。
どうやら俺を遅めの昼食にするつもりらしい。

しかし、俺の目にはこう映っていた。

「あちゃー、タヌキか? いや、ちょっと大きいな。野良犬か?」

森で畑を作ると、野生動物が作物を荒らす被害が出ると聞いたことがある。
この熊も、きっとゴミでも漁りに来たのだろう。

「こらこら、シッシッ! ここは俺の家だぞ。餌はないからあっちに行きなさい」

俺は手を振って追い払おうとした。
だが、レッドグリズリーはそれを威嚇と受け取ったのか、激昂して襲いかかってきた。

「ガアアアアアッ!!」

凄まじい速さで突進してくる巨体。
丸太のような腕が振り上げられ、俺の頭を目掛けて振り下ろされる。
当たれば人間の頭などスイカのように粉砕される一撃だ。

「おっと、危ないな!」

俺はひらりと身をかわした。
そして、すれ違いざまに、熊の背中の毛皮を『むしる』イメージで掴んだ。

「庭に入ってくる害獣は、こうだ!」

スキル発動、『草むしり』――応用・『害獣駆除』。

俺は熊の背中の皮を掴んだまま、背負い投げの要領でブン投げた。
ドラゴンの時と同じだ。
「俺の庭に不要なもの」という認識さえあれば、重さも物理法則も関係ない。

ヒュオオオオオオッ……

「ギャインッ!?」

レッドグリズリーは、自分が投げられたことすら理解できないまま、空の彼方へと飛んでいった。
キラーンと光って、星になる。

《対象:レッドグリズリー(Aランク)を駆除しました》
《称号『熊殺し』を獲得しました》
《ドロップアイテム:赤熱の毛皮、熊の肝、強靭な爪を入手しました》

「ふゥ、やれやれ。田舎暮らしも楽じゃないな」

俺は額の汗を拭った。
空からは、駆除した熊のドロップアイテムが降ってくる。
特に『赤熱の毛皮』は、冬場の敷物にちょうど良さそうだ。

「さて、邪魔者もいなくなったし、家の内装を整えるか」

俺は再び、ウキウキとした気分でマイホーム作りを再開した。
自分がたった今、森の生態系の頂点に君臨する魔獣を、ゴミ捨て感覚で処理したことなど露知らず。

   ◇

その日の夜。
完成したマイホームの中で、俺は満足感に浸っていた。
ドラゴンの皮で作った椅子に座り、マンイーターの蜜を溶かした甘いお湯を飲む。

「極楽だ……」

窓の外には、静かな森の闇が広がっている。
時折、遠くで魔物の悲鳴のような音が聞こえるが、この家の中にいれば安心感が違う。
『草むしり』の効果か、この家の周りには「雑草(魔物)」が寄り付かない結界のようなものができている気がする。

「明日は、本格的に畑を作ろう。トマトにナス、キュウリ……夢が広がるな」

俺は未来の菜園計画をノートに書き込みながら、ワクワクして眠りについた。

   ◇

一方、その頃。
勇者パーティの一行は、ダンジョンの中層エリアで野営をしようとしていた。

「痛っ! また虫に刺された!」
「もう嫌だ……この岩場、ゴツゴツしてて背中が痛いよぉ」

聖女のミリアが泣き言を漏らす。
彼女たちが寝ようとしているのは、冷たく湿った岩の上だ。
本来なら、平らな場所を見つけて草を刈り、結界石を置いて安全なキャンプ地を作るのが定石だ。
だが、彼らにはそれができなかった。

「くそっ、なんでこんなに草が硬いんだ! ナイフが通らないぞ!」

勇者のジークが、地面に生えた『鉄草』と格闘していた。
刃を通さない強靭な草は、熟練の冒険者でも専用の道具を使って処理するものだ。
今までは、ノエルが「ちょっと硬い草だな」と言いながら、素手でプチプチと引き抜いていたため、彼らはその苦労を知らなかったのだ。

「おいレオン! 魔法で焼き払え!」
「無理だと言ってるだろ! 狭い洞窟内で火を使ったら、俺たちが酸欠になる!」

賢者のレオンも疲労困憊だった。
魔除けの香を焚こうにも、その材料となる薬草の調合をしていたのもノエルだった。
市販の安物は効果が薄く、周囲には低級の魔物がうろついている気配がする。

「ノエル……あいつ、こんな面倒なことを毎日やっていたのか?」

ジークが忌々しげに呟く。
しかし、すぐに頭を振ってその考えを追い払った。

「いや、たかが雑草抜きだ。俺たちにできないはずがない。明日にはボスの部屋へ行くぞ。Sランクの宝具を手に入れれば、あんな無能のことなど忘れられる」

強がりを言うジークの声は、空腹と疲労で震えていた。
彼らの装備は手入れ不足で輝きを失い、食料袋の中身も減りつつあった。
本当の地獄が、まだ始まってすらいないことに、彼らはまだ気づいていなかった。

続く
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