5 / 46
◆俺のこと大好き星人
しおりを挟むクール男前受け
遠野 あやと(とおの あやと)
副会長攻め
吉崎 晴哉(よしざき はるや)
◇◇◇
突然ですが俺には…少し、いやかなりスキンシップの激しい彼氏がいます。
そいつは、所謂、生徒会副会長というのに所属して学校では憧れの存在。
そんな奴となぜ俺が付き合っているのかというと話せば長くなる。
そいつとは小さい頃からの付き合いだった。
小さい頃からベタベタ俺のこと触っていた記憶が今も残っている。
小さい頃から色んなことされてたなと、思い返すと恥ずかしくなる。
そんなこと考えていたらそいつがやってきた。
「あや。一緒に帰ろ」
「あぁ」
ぎゅっと俺の手を握って歩き出すこいつは、さっき俺が言った彼氏。
名前は、吉崎晴哉。
ちなみに俺の名前は遠野あやと。こいつからはいつもあやって呼ばれている。
「今日生徒会はいいのか?」
「んー、今日は休み」
「そっか」
いつも生徒会の仕事で晴哉の帰りを待っていて、今日は早いから珍しかった。
それより、今日はいつもより早いから手を握るの少し恥ずかしい。
だって、今から帰る奴らが多くて視線が痛いから。
「なぁ、晴哉」
「どうしたの?あや」
「や、なんでもない」
にっこりと眩しくらいの王子様スマイルを目の前にして俺は何も言えなかった。
「今日あやの家寄ってもいい?」
「んー、別にいいよ」
てか、いつも勝手に部屋にあがってきているだろとは言えない。
「あら、はるくんいらっしゃい」
「お邪魔しますね」
晴哉は俺の母さんにあいさつして玄関で靴を脱ぐ。そして、几帳面に靴を端に揃えて直している。俺はそんな彼を無視してそのまま自分の部屋へと直行。
「あや。もう酷いじゃないか先に言っちゃうなんて」
晴哉も俺を追って部屋へと入ってきた。
「ごめん。少し休みたかったから」
「もう次からは俺を置いて行っちゃだめだよ」
そう言って、俺が座っているベッドの横に晴哉も腰を下ろした。
「そういえば、聞いてよ」
晴哉は俺の膝へと倒れ込んで膝枕状態のまま俺に話してくる。
「なに」
「今日、あやのこと話している奴らがいてさ、すっごいむかついた」
「そうなんだ」
どうせ悪口かなんか言われてんだろうな。別に気にしない。だって俺にはこいつがいるから。
「あやはきっと何もわかってない」
「別にわからなくてもいい。お前さえいてくれれば」
「あや!」
ぎゅっと俺の腰に手を回してスリスリしてくる。
「晴哉、ちょっとそれくすぐったいからやめて」
「はぁ、あやは可愛いな。クールで男前なのに本当いつもずるい」
何がずるいのかわからないけど男前はお前だろと言ってやりたい。
「俺さえいてくれればって何。もう生殺しじゃん」
「だって俺、お前以外の奴と話できないし」
そう俺は極度の人見知り野郎。
友達と呼べる者なんていない。晴哉だけ。
「はぁ可愛い。もうあや大好き」
晴哉は俺のこと可愛い、可愛いと言って起き上がり俺にキスをする。
「んっ、ぁ、ちょ、はる…や」
「あや可愛い。だけどやめてあげないよ」
舌と舌とが深く絡み合う。
「あや大好き。今すぐ結婚しよ」
「結婚…、できるの18歳からだろっ」
「そんなの関係ない。今すぐあやを俺のものにしたい」
「んっ、…もうお前のもんだけど」
その一言で晴哉は狼のように豹変した。
何でこんなみんなから王子様と呼ばれている奴が俺のこと大好きなのかわからない。
だけど、俺もこいつのこと
大好き。
「んっ、ぁ、はる…や」
「可愛い。あやもっと顔見せて」
「…っ。俺のこと大好き星人め」
「それはあやも一緒でしょ」
「…っ、知らない」
いつも俺は、副会長でスキンシップの激しい彼氏に
愛されています。
【完】
116
あなたにおすすめの小説
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
【花言葉】
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!
【異世界短編】単発ネタ殴り書き随時掲載。
◻︎お付きくんは反社ボスから逃げ出したい!:お馬鹿主人公くんと傲慢ボス
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
見ぃつけた。
茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは…
他サイトにも公開しています
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる