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しおりを挟むさらに時は過ぎ、反乱軍が王都を制圧して、共和制という制度を作ったらしい。
ただ上が変わるだけ。税を集めるだけの領地としか認識されていないここでは、領地が解体されることもなく、何が変わったのかわからない程度の変化。
噂では、シャーロット様は自害されたらしい。ウィリアム殿下はどうなったのかわからない。
王宮を脱出した王家の人達は逃げきれず、捕まることを恐れた人は自害をし、それでも逃亡を目論んだ人達も、ことごとく捕まり、処刑されたようだ。
ウィリアム殿下は、私が突きつけた約束を覚えていたなら、処刑されたのだろう。
——全ては過去のこと——
何を思うでもなく、ただ、移り変わる季節を過ごす以外、オリヴィアには、できることはなかった。
※今回、短いのですが、悩んで、やっぱり、この回はこれだけがベストだと思いました。
明日、3話出して終わります。
思いのほか、たくさんの感想等いただけて、感謝しております。読んでくださったこと、大変嬉しく思います。
ちょっとリアル都合でしばらく見られないと思うので、ここでお礼申し上げます。
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