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監禁! 最後の文化祭
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「──っヒャア!!!!!!!!! 馬鹿がよォ~現環境ぶっ壊れカード使ってくることなんて分かってんだよ脳死野郎が!!!!! 環境対策できてないガキと違ってこっちは対策した上で嫌がらせデッキ構築してんだほら泣き顔見せてみろバーーーーーーーーーーカ!!!!!!!」
「ウグクァーーーッッッ!!!!!!」
予想通り、現状最強カードを使ってきた相手にメタ張って完封。いやぁ気持ち良~~!!
環境相手ならいくらでも対策してあるため、こちらから攻撃せず相手のメンタルを壊したりシンプルにメタ読み完封メインデッキを見せつけたり、多種多様な勝ち方を見せられた。
いやぁ、流石チンピラ。プライドだけは一丁前で、少し隙を見せてやればいくらでも巻き上げられたがるので助かった。
「おっ、カスの勝ち方してんな~」
俺を放置して回っていたらしいこうちゃんと水瀬が迎えにきてくれる。手にはイカ焼きやチョコバナナが握られており、こうちゃんに至ってはお面にわたあめにスーパーボールとチーズハットグとかいう浮かれポンチ祭り野郎になっていた。
「ヒッヒィイ! もう無いです! もう何も持ってねぇです! 許してくだせぇ~~!」
「いやいや強かったぜオニイチャン、カードはなぁ~!」
「どっちが悪者なんかわからんなぁ」「田中さま、ゲーム中人変わるタイプなんだ」「クソカス煽り野郎じゃん」「実力に人格は伴わないんだな」「あの人もあの人でカードは強いに当てはまるのでは」
散々な言われよう。一応トラブルを解決した立場だっていうのに。俺がトラブルの元なのは、まぁそう。
あとしれっと今水瀬紛れてたな。暇な人は探してみよう! 貶されてる友達を外野と一緒になって貶すな、最低だぞ。
こうちゃんは観戦に徹することにしたらしく、俺が戻ってくるまでローストチキンをムシャァと噛みちぎっていた。正気か? 何だそのチキンは。あとで俺もそれを食う。
「ガキども、自分のカードだけ取れ。どさくさに紛れて他人のカード取るんじゃないぞ」
「はーい!」「ありがとうお兄ちゃん!」「闇お兄ちゃんありがとう!!」
「誰が闇の人格だ」
俺ほどホビーに純粋な心を持っている人もいないというのに。散らばったデッキを集め、子供達に見せる。各々自分のカードを探しているのを眺めつつ、項垂れる他校生を観察した。
この灰色の学ランは確か、都立屈指の不良校である千桐高校か。遠いところからわざわざご苦労様というものだ。
ここは近くの女子校である私立白百合女学院の生徒も多くくるので、女あさりに来る千桐高校のやつは多い。
「ク、クソ、ゆるさねぇ~……テメェ、俺にこんなことしてヨッちゃんが黙ってるとでも思ってんのか!?」
「ヨッちゃんまだ出てくるんだ」
あいつ使い捨てじゃないのかよ。もう天丼いいよ。
しれっと撮っておいたヨッちゃんの学生証との自撮りを出そうか迷っていると、教室の入り口から真道が慌てたように姿を現した。
「そこまでだ! 文化祭の秩序を乱す不届きものめ……、」
「おっせぇ~~」
椅子に座った俺がデッキを組み直している隣で千桐高校の生徒が四つん這いになっている。その様子を見て何だと思ったのか、真道は人混みを掻き分けずかずかと近づいてきて、俺の肩に手をのせた。
「師匠……ッ! 何のカードが欲しくてこんなことを……ッ!」
「ねぇ実はお前俺のこと信用してないよな?」
「冗談だ」
「冗談は伝わらないと意味がないんだよ」
悲壮感のある顔しやがって、若干疑ってただろ。
事情を軽く説明すると、地元でもそういう事件があったと以前話したからか納得したように頷いた。
「一応聞くが賭博は違法だぞ」
「賭けてるのは金じゃないし、カードは俺の余りの強さに感涙して相手が自ら差し出してきただけだからな」
「ふ、屁理屈を……」
ひとまず学生証を押さえて生徒指導室に押し込み向こうの高校に連絡を取るということらしい。
「しかし、こんな文化祭にまでカードを奪おうとする輩がいるとはな。しかも子供から……遊び道具だろう?」
「そこのガキのカード……ちょい見せてみ。そう。これ、数百はくだらないぞ」
「……円?」
「万」
大事なカードである。絶句している真道を横目に、子供にカードを丁寧に返す。
「ウグクァーーーッッッ!!!!!!」
予想通り、現状最強カードを使ってきた相手にメタ張って完封。いやぁ気持ち良~~!!
環境相手ならいくらでも対策してあるため、こちらから攻撃せず相手のメンタルを壊したりシンプルにメタ読み完封メインデッキを見せつけたり、多種多様な勝ち方を見せられた。
いやぁ、流石チンピラ。プライドだけは一丁前で、少し隙を見せてやればいくらでも巻き上げられたがるので助かった。
「おっ、カスの勝ち方してんな~」
俺を放置して回っていたらしいこうちゃんと水瀬が迎えにきてくれる。手にはイカ焼きやチョコバナナが握られており、こうちゃんに至ってはお面にわたあめにスーパーボールとチーズハットグとかいう浮かれポンチ祭り野郎になっていた。
「ヒッヒィイ! もう無いです! もう何も持ってねぇです! 許してくだせぇ~~!」
「いやいや強かったぜオニイチャン、カードはなぁ~!」
「どっちが悪者なんかわからんなぁ」「田中さま、ゲーム中人変わるタイプなんだ」「クソカス煽り野郎じゃん」「実力に人格は伴わないんだな」「あの人もあの人でカードは強いに当てはまるのでは」
散々な言われよう。一応トラブルを解決した立場だっていうのに。俺がトラブルの元なのは、まぁそう。
あとしれっと今水瀬紛れてたな。暇な人は探してみよう! 貶されてる友達を外野と一緒になって貶すな、最低だぞ。
こうちゃんは観戦に徹することにしたらしく、俺が戻ってくるまでローストチキンをムシャァと噛みちぎっていた。正気か? 何だそのチキンは。あとで俺もそれを食う。
「ガキども、自分のカードだけ取れ。どさくさに紛れて他人のカード取るんじゃないぞ」
「はーい!」「ありがとうお兄ちゃん!」「闇お兄ちゃんありがとう!!」
「誰が闇の人格だ」
俺ほどホビーに純粋な心を持っている人もいないというのに。散らばったデッキを集め、子供達に見せる。各々自分のカードを探しているのを眺めつつ、項垂れる他校生を観察した。
この灰色の学ランは確か、都立屈指の不良校である千桐高校か。遠いところからわざわざご苦労様というものだ。
ここは近くの女子校である私立白百合女学院の生徒も多くくるので、女あさりに来る千桐高校のやつは多い。
「ク、クソ、ゆるさねぇ~……テメェ、俺にこんなことしてヨッちゃんが黙ってるとでも思ってんのか!?」
「ヨッちゃんまだ出てくるんだ」
あいつ使い捨てじゃないのかよ。もう天丼いいよ。
しれっと撮っておいたヨッちゃんの学生証との自撮りを出そうか迷っていると、教室の入り口から真道が慌てたように姿を現した。
「そこまでだ! 文化祭の秩序を乱す不届きものめ……、」
「おっせぇ~~」
椅子に座った俺がデッキを組み直している隣で千桐高校の生徒が四つん這いになっている。その様子を見て何だと思ったのか、真道は人混みを掻き分けずかずかと近づいてきて、俺の肩に手をのせた。
「師匠……ッ! 何のカードが欲しくてこんなことを……ッ!」
「ねぇ実はお前俺のこと信用してないよな?」
「冗談だ」
「冗談は伝わらないと意味がないんだよ」
悲壮感のある顔しやがって、若干疑ってただろ。
事情を軽く説明すると、地元でもそういう事件があったと以前話したからか納得したように頷いた。
「一応聞くが賭博は違法だぞ」
「賭けてるのは金じゃないし、カードは俺の余りの強さに感涙して相手が自ら差し出してきただけだからな」
「ふ、屁理屈を……」
ひとまず学生証を押さえて生徒指導室に押し込み向こうの高校に連絡を取るということらしい。
「しかし、こんな文化祭にまでカードを奪おうとする輩がいるとはな。しかも子供から……遊び道具だろう?」
「そこのガキのカード……ちょい見せてみ。そう。これ、数百はくだらないぞ」
「……円?」
「万」
大事なカードである。絶句している真道を横目に、子供にカードを丁寧に返す。
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