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【146.5話】 リリアと死体と緊急搬送と ※少し昔の話し※
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「いたいた!ドードフ、ヘクトル、こっち!大変よ!重傷者よ!」
ここはルーダ・コートの街から外れた山中。
ドワーフのドードフ、狐耳のヘクトルと素材採取に出ていたリリア達は素材集め中に助けを求める通信を聞いたのだ。
通信を聞いたところ冒険者か旅人が数名、フォレストデーモンに襲われている。助けを求めて通信を流している様だった。
「…?皆通信聞いたでしょ?大変よ!助けないと!」
リリア達は採取をいったん中止、辺りを探し始めたが現場に近づけば通信がクリアになり、遠退けば雑音が増えるというアナログな捜索。
「ドードフ、人探しか方角探しの呪文出来ないの?」
焦りながらようやく現場に到着した。
男性冒険者二名打ちのめされて倒れている。
「しっかりして!ポーションよ!ドードフ、治癒してあげて!」
魔法攻撃を受けて酷い有り様の冒険者… 救命処置を行ったが間に合わなかった…
「どうしよう!ドードフ、ヘクトル、どうにか出来ないの?」
慌てるリリア。
「… 手遅れだ。冒険者証書には死亡の際蘇生を希望するにレ点してあるぞ。急いで教会に連れて行こう」
「今日は特に暑いし、腐ったりゾンビ化しないうちに急ごう」
「わかった、リリアは道に出て馬車でもつかまえるから急ごう」
三人は大至急、冒険者達を教会に運ぶことにした。
リリア、ドードフ、ヘクトルはルーダ・コートの街の大きな教会にいる。
礼拝堂には運んできた二人の冒険者の棺桶が並んでいる。
ファーザーが蘇生の儀式を行っている。
この三行で表わされているものの、リリア達のここまでの苦労は当然この三行で尽きる物ではなかった。
道中
山中から道に出たが、通行者が全然いない。採取のため山中にいたので仕方がない。大きな街道にでるまで根性だ。
「重い… 死体ってこんなに重いの…」
リリア達は交代でおんぶする。そして、担いでない人は冷凍担当。暑いのだ、死体を腐らせたら大変。ゾンビにならずとも教会での復活と共にアンデッドが出来上がってしまう。
善意で蘇生してあげていきなり魔物認定して退治されてしまう。
錬金のために採取に来ていたので、採取物の鮮度を保てるように借りた冷気・氷属性のフロストマジックワンドがある。
マジックワンドで死体が腐らないように冷気を当てながら教会を目指すリリア達。大変。
「リリア、ちょっと冷気が足りてなかったよ、全然冷えていない」ドードフが言う。
最初はドードフとヘクトルが担いで、リリアがクール担当だったが、さすがに一人で担ぎっぱなしはしんどい、リリアが担いで担当交代。
「どれだけ冷やしたらいいのか全然わかんないよ… 冷やし過ぎもダメかなっと思って…」リリアは息継ぎしながら担いで歩く。
「これじゃ、腐りかねない、ちょっと強めに冷やすよ」ドードフ。
「… あぁ、あたしも少し涼しさが… いいね…」リリア。
街道に出たがなかなか馬車が通りすがらない。こんな時に限って… だ…
ようやくルーダ・コートの街を目指す馬車に出会った。
「ちょっと、下せないじゃない!」
リリアが驚いて怒っている。せっかく馬車が来たので運んでもらおうと思ったら、交代したヘクトルが冷やし過ぎてしまったようだ。
「カッチンコッチンに凍ってる?ふざけないでよ!リリアはどうなるのよ!」リリアは声を荒げる。
リリアが負ぶった人は背中側からかなりの勢いでフローズン状態になってしまって霜がはって、ひんやり湯気が上がっている。
「すまん、なにせ初めてで…」ヘクトルが謝っている。
「初めてって!考えたらわかるでしょ!手加減しなさいよね!どうすんのよ!リリアは教会までこの恰好なの!!解凍してよ!」リリアはカンカン。
「フロストワンドだから冷凍出来ても解凍は無理だよ」
仕方ないので事情を説明して冷凍した人を背負ったまま馬車によじ登る…
馬車内も大変だ。
何故こんな時に駅馬車しか通りすがらないのだろうか。
まず、乗車客の視線が痛い。そして乗り込んできた時のリリア達を見る目つき…
皆驚きに目を見開いた後、何か、モンスターでも見るような目つきでリリア達を見ている。
「あは… あの… クール便です。ボランティアですよ。教会までドアトゥドアのクールサービス!なんちゃって…」
愛想笑いしながら馬車によじ登る女が生凍りの死体をおんぶしているのだ、全員絶句。死体は生凍りだが、乗客全員完全に芯まで凍り付いている。
リリアのクール便はクールの度合いが凄すぎて下せない。
つまり椅子に座れない。仕方ないので跪いて椅子にうつぶせる様に寄っかかる。下を向いているしかないので車酔いする…
状況、揺れ、精神状態… 胃の中の物をぶちまけたい状況だが、不満と愚痴と共にがまんがまん。
「あのお姉ちゃん、凍った人をおんぶしてるよ?」
「しっ… 見ちゃだめよ」
親子の会話が聞こえる。何だか、犯罪でもしてる気分になる…
「リリア、大丈夫か?」ドードフとヘクトルが心配する。
“大丈夫なわけねぇだろがぁ!ちったぁ考えろぉ!”怒鳴りつけてやりたいが我慢がまん。
「…… ヘクトル?何してるの?」リリアが聞く。
「あぁ、ちょっとまだ一部生の部分があって… この辺とか冷やさないと」
「表面だけじゃ中身は生だからね、ちゃんと芯まで冷凍しないと中腐りするぞ」
「だからぁ!その考えかたがこうなってるんでしょ!!やめてよ!!」リリアがとうとうブチ切れた。
まぁ、気持ちはわかるよ…
街中
まず、リリアのクール便だけ凍ったのでリリアだけ全行程を一人で担いでいる。足腰フラフラ。
で、街中の混雑が大変。
ちなみに乗車賃は3人分だった。
「リリアちゃん、事情が事情だから死体の分はいいや」駅馬車手が言う。
“当然だろ!死体の分までなんでリリアが払うんだ!恩着せがましい!”
しかし、後でよく考えたら緊急中の伴走者は全員無料のはずだ、ちゃっかり払わされていた。
「邪魔だなぁ!フラフラしてんじゃねぇ」
人込みの中で怒られたので事情を説明したら
「マジかよ!こいつらやべぇよ!」
「死体担いだ奴がいるぞ!」
「人殺し!」
「通り魔が出たらしい!」
「逃げろ!わーーーーーー」
皆蜘蛛の子を散らすようなパニックになっていきなり周囲がクリアになった。
「… ま、これはこれで歩きやすいや」
リリアが呟きながら教会を目指していたら新たな刺客が登場。
誰かが通報したようだ。
エイヘイがあらわれた
コマンド ▼じじょうちょうしゅにたいするいいわけ
「だから、死亡した冒険者を蘇生させるために教会に緊急よ!… あたし?リリアよ!公認勇者リリア!いい加減顔くらい覚えなさいよ!身元証明書?あるわよ、出せないよ、出せるわけないでしょ!見てわかんないの? こっちのポーチに入ってるから出して見てよ… この人の?どっか、ポケットかなんか探ってみてよ。凍っていて取り出せない?知らないわよ!… 何故死体を凍らせて持ち歩いているか?… はぁ?犯罪? バカにしないでよね!あたし勇者なんだから人殺しなんてしないわよ!勇者バカにしてんのか!死亡推定時間を細工している?? ちょっと、ドードフ、ヘクトル、あんた達にも責任あるでしょ!説明しなさ… あれ?」
リリアが振り返ったが二人はいない。
「鎧を着た、ウチのもうろくした爺さんの治療で…」とさっさと教会に向かっている。
薄情の度合いが型破りだ!後頭部にクロスチョップぶちかましてやりたい!リリアは恨めし気に見送る。
「あれリリアだろ?」
「とうとう、勢い余って人殺しちゃったみたいだよ」
「なんか、冷凍にして誤魔化そうとしたらしいよ」
「変な教団に入信してアンデッドをクリエートしようとしたらしい」
「肉屋さんに売ろうとして捕まったらしいぜ」
「あいつはいつかとんでもない事しでかすと思ってたぜ」
リリアを遠巻きに見る人だかりの中では冒険者仲間がヒソヒソと噂話している
ここはルーダ・コートの街から外れた山中。
ドワーフのドードフ、狐耳のヘクトルと素材採取に出ていたリリア達は素材集め中に助けを求める通信を聞いたのだ。
通信を聞いたところ冒険者か旅人が数名、フォレストデーモンに襲われている。助けを求めて通信を流している様だった。
「…?皆通信聞いたでしょ?大変よ!助けないと!」
リリア達は採取をいったん中止、辺りを探し始めたが現場に近づけば通信がクリアになり、遠退けば雑音が増えるというアナログな捜索。
「ドードフ、人探しか方角探しの呪文出来ないの?」
焦りながらようやく現場に到着した。
男性冒険者二名打ちのめされて倒れている。
「しっかりして!ポーションよ!ドードフ、治癒してあげて!」
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「どうしよう!ドードフ、ヘクトル、どうにか出来ないの?」
慌てるリリア。
「… 手遅れだ。冒険者証書には死亡の際蘇生を希望するにレ点してあるぞ。急いで教会に連れて行こう」
「今日は特に暑いし、腐ったりゾンビ化しないうちに急ごう」
「わかった、リリアは道に出て馬車でもつかまえるから急ごう」
三人は大至急、冒険者達を教会に運ぶことにした。
リリア、ドードフ、ヘクトルはルーダ・コートの街の大きな教会にいる。
礼拝堂には運んできた二人の冒険者の棺桶が並んでいる。
ファーザーが蘇生の儀式を行っている。
この三行で表わされているものの、リリア達のここまでの苦労は当然この三行で尽きる物ではなかった。
道中
山中から道に出たが、通行者が全然いない。採取のため山中にいたので仕方がない。大きな街道にでるまで根性だ。
「重い… 死体ってこんなに重いの…」
リリア達は交代でおんぶする。そして、担いでない人は冷凍担当。暑いのだ、死体を腐らせたら大変。ゾンビにならずとも教会での復活と共にアンデッドが出来上がってしまう。
善意で蘇生してあげていきなり魔物認定して退治されてしまう。
錬金のために採取に来ていたので、採取物の鮮度を保てるように借りた冷気・氷属性のフロストマジックワンドがある。
マジックワンドで死体が腐らないように冷気を当てながら教会を目指すリリア達。大変。
「リリア、ちょっと冷気が足りてなかったよ、全然冷えていない」ドードフが言う。
最初はドードフとヘクトルが担いで、リリアがクール担当だったが、さすがに一人で担ぎっぱなしはしんどい、リリアが担いで担当交代。
「どれだけ冷やしたらいいのか全然わかんないよ… 冷やし過ぎもダメかなっと思って…」リリアは息継ぎしながら担いで歩く。
「これじゃ、腐りかねない、ちょっと強めに冷やすよ」ドードフ。
「… あぁ、あたしも少し涼しさが… いいね…」リリア。
街道に出たがなかなか馬車が通りすがらない。こんな時に限って… だ…
ようやくルーダ・コートの街を目指す馬車に出会った。
「ちょっと、下せないじゃない!」
リリアが驚いて怒っている。せっかく馬車が来たので運んでもらおうと思ったら、交代したヘクトルが冷やし過ぎてしまったようだ。
「カッチンコッチンに凍ってる?ふざけないでよ!リリアはどうなるのよ!」リリアは声を荒げる。
リリアが負ぶった人は背中側からかなりの勢いでフローズン状態になってしまって霜がはって、ひんやり湯気が上がっている。
「すまん、なにせ初めてで…」ヘクトルが謝っている。
「初めてって!考えたらわかるでしょ!手加減しなさいよね!どうすんのよ!リリアは教会までこの恰好なの!!解凍してよ!」リリアはカンカン。
「フロストワンドだから冷凍出来ても解凍は無理だよ」
仕方ないので事情を説明して冷凍した人を背負ったまま馬車によじ登る…
馬車内も大変だ。
何故こんな時に駅馬車しか通りすがらないのだろうか。
まず、乗車客の視線が痛い。そして乗り込んできた時のリリア達を見る目つき…
皆驚きに目を見開いた後、何か、モンスターでも見るような目つきでリリア達を見ている。
「あは… あの… クール便です。ボランティアですよ。教会までドアトゥドアのクールサービス!なんちゃって…」
愛想笑いしながら馬車によじ登る女が生凍りの死体をおんぶしているのだ、全員絶句。死体は生凍りだが、乗客全員完全に芯まで凍り付いている。
リリアのクール便はクールの度合いが凄すぎて下せない。
つまり椅子に座れない。仕方ないので跪いて椅子にうつぶせる様に寄っかかる。下を向いているしかないので車酔いする…
状況、揺れ、精神状態… 胃の中の物をぶちまけたい状況だが、不満と愚痴と共にがまんがまん。
「あのお姉ちゃん、凍った人をおんぶしてるよ?」
「しっ… 見ちゃだめよ」
親子の会話が聞こえる。何だか、犯罪でもしてる気分になる…
「リリア、大丈夫か?」ドードフとヘクトルが心配する。
“大丈夫なわけねぇだろがぁ!ちったぁ考えろぉ!”怒鳴りつけてやりたいが我慢がまん。
「…… ヘクトル?何してるの?」リリアが聞く。
「あぁ、ちょっとまだ一部生の部分があって… この辺とか冷やさないと」
「表面だけじゃ中身は生だからね、ちゃんと芯まで冷凍しないと中腐りするぞ」
「だからぁ!その考えかたがこうなってるんでしょ!!やめてよ!!」リリアがとうとうブチ切れた。
まぁ、気持ちはわかるよ…
街中
まず、リリアのクール便だけ凍ったのでリリアだけ全行程を一人で担いでいる。足腰フラフラ。
で、街中の混雑が大変。
ちなみに乗車賃は3人分だった。
「リリアちゃん、事情が事情だから死体の分はいいや」駅馬車手が言う。
“当然だろ!死体の分までなんでリリアが払うんだ!恩着せがましい!”
しかし、後でよく考えたら緊急中の伴走者は全員無料のはずだ、ちゃっかり払わされていた。
「邪魔だなぁ!フラフラしてんじゃねぇ」
人込みの中で怒られたので事情を説明したら
「マジかよ!こいつらやべぇよ!」
「死体担いだ奴がいるぞ!」
「人殺し!」
「通り魔が出たらしい!」
「逃げろ!わーーーーーー」
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「… ま、これはこれで歩きやすいや」
リリアが呟きながら教会を目指していたら新たな刺客が登場。
誰かが通報したようだ。
エイヘイがあらわれた
コマンド ▼じじょうちょうしゅにたいするいいわけ
「だから、死亡した冒険者を蘇生させるために教会に緊急よ!… あたし?リリアよ!公認勇者リリア!いい加減顔くらい覚えなさいよ!身元証明書?あるわよ、出せないよ、出せるわけないでしょ!見てわかんないの? こっちのポーチに入ってるから出して見てよ… この人の?どっか、ポケットかなんか探ってみてよ。凍っていて取り出せない?知らないわよ!… 何故死体を凍らせて持ち歩いているか?… はぁ?犯罪? バカにしないでよね!あたし勇者なんだから人殺しなんてしないわよ!勇者バカにしてんのか!死亡推定時間を細工している?? ちょっと、ドードフ、ヘクトル、あんた達にも責任あるでしょ!説明しなさ… あれ?」
リリアが振り返ったが二人はいない。
「鎧を着た、ウチのもうろくした爺さんの治療で…」とさっさと教会に向かっている。
薄情の度合いが型破りだ!後頭部にクロスチョップぶちかましてやりたい!リリアは恨めし気に見送る。
「あれリリアだろ?」
「とうとう、勢い余って人殺しちゃったみたいだよ」
「なんか、冷凍にして誤魔化そうとしたらしいよ」
「変な教団に入信してアンデッドをクリエートしようとしたらしい」
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