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静嵐
53.忍び寄る
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「神子様……!」
勢いよく部屋に入ってきた相手は、びっくりしてその場で固まったキアラに気づいていないようだった。そのまますたすたと歩いてきて、両肩をばっと掴んでくる。
「いまだにヒートがきていらっしゃらないというのは、まことですか……!」
「ルガート、様……」
後ろから慌てて追いかけてきたらしいミオとシアが、ルガートの腕を掴む。
「ルガート殿、控えなさい!」
「っ……申し訳ありません……!」
はっとした様子で手を離すと、ルガートはキアラの前に膝をついた。ミオがキアラの服の乱れを直してくれて、シアはかばうように少し前に立ってくれる。
どうもキアラの体はヨラガンにいたころから大きくなることをやめていて、けれどミオとシアはすんなりと背が伸びていったから、背中にかばわれるとしっかり隠されてしまう。
そっとシアの背中から覗いてみると、ルガートがうなだれるように頭を下げていた。
「……申し訳ありません」
「……大丈夫、です。ルガート様は、私を心配してくださったのですよね」
驚きはしたものの、ルガートに悪意がないのはわかっていたし、キアラは気持ちを落ちつかせようと小さく息をついた。しばらくルガートは頭を下げたままだったので、ミオとシアの後ろを離れてルガートの前に膝をつき、肩に触れて顔を上げてもらう。茶色の瞳に乱暴なものなどなく、ただ、キアラを案じてくれているのがわかる。
「せっかく、いらしていただいたのですが……おっしゃっていた通り、ヒートはきていないのです」
ルガートの任地は国境にあって、そろそろキアラのヒートが始まるだろうというころに合わせて王都に移動し、終わればまた国境に戻るという生活を続けてくれている。黒髪だとやはり出世は難しそうです、と苦笑しつつ、それでも王都に近づけるよう努力してくれているようなのだが、黒髪に対する人々の忌避感は根強いものがあるらしい。
ただ、それではルガートの負担が大きいような気がするのだが、本人は構わないの一点張りだし、神子に関することは、カガルトゥラードにおいては王家以外の何よりも優先されてしまう。それにヒートの直前になって呼んだところで、移動の時間を考えれば間に合わないことはキアラにもわかって、何も言えなくなってしまった。
しかし今までは三月に一度、ある程度規則正しくヒートが始まっていて、ルガートは来ているのにヒートが始まらない、などということはなかったのだ。
「お風邪を召したりなどは?」
「いいえ、私は……病もすぐに、治ってしまう体ですから」
何日かヒートの始まりが前後することはあったが、今回のように、十日以上も遅れるようなことはなかった。そこまで過ぎてもなお、始まる兆候もない。
ヒートが始まるまでルガートは神子の部屋に近づけないので、だいたいの目安となる日を過ぎても声がかからず、心配でいてもたってもいられなくなりミオやシアを振りきって部屋に飛び込んできた、ということらしい。
「しかし、なぜ……」
ミオに促され、キアラは立ち上がって居心地のいい長椅子に移動した。
精霊の祝福のおかげで体調は悪くならないが、ヒートが普段より遅れている、というのがいいことではないのは確かだ。
シアがてきぱきと飲み物を用意してくれている間に、ミオが上掛けを持ってきて膝にかけてくれる。カガルトゥラードに来て何年も経っているから、キアラも十分大人になっているはずなのだが、二人の世話はいつまでも甲斐甲斐しい。
長椅子の傍にお茶のカップを置きながら、シアが険しい顔で言った。
「個人の推測で申し上げるなら……総主様が、今は月に三度、神子様の血をとっておいでです。それが原因ではないかと存じます」
「月に三度……!?」
ぎょっとした顔をして、ルガートが勢いよく立ち上がる。月に三度というのは、やはり多いだろうか。
「いくらけががすぐ治るとはいえ、御身にそのような負担を……!」
怒っているらしいルガートをよそに、キアラは温かいお茶を受け取り、慎重に冷ましてから口に運んだ。
無視をするわけではないが、キアラも納得していることなのだ。守ってもらうばかりで何もできない人ではありたくないし、キアラにできる人助けといえば、戦うことではなく病やけがを癒やすことが一番に浮かぶ。
「私の血で、病やけがに苦しむ方や、陛下の病を癒やして差し上げられます。今は、伏せってしまわれる方が、増えているのでしょう?」
「神子様がそのようにご負担なさる必要はありません……!」
どう言ってルガートを静めたらいいのかわからず、キアラは困って小首を傾げた。
苦しんでいる人がいるなら、助けられるものは助けたい。キアラならけがをしてもすぐ治るのだし、負担がないとは言えないものの、他の人より痛みや苦しみはずっと少ない。
今、キアラが誰かのためにできることは、それしか思いつかないのだ。
「神子様……」
「……ルガート様、お伺いしたいことが、あるのです」
なおも言い募りそうな気配のルガートを止めて、キアラはいそいそと姿勢を正した。少しずるいことをしたかもしれないとは思ったが、ルガートに聞いておきたいこともたくさんある。
「……私の答えられることでしたら」
「少し前に……エドゥアルド様が、王家に加わってほしいとおっしゃったのです」
以前から遠回しにその話をされることはあったが、エドゥアルドがはっきりと口にしたのは前回が初めてだ。
ただ、王位継承者としての地位は固まっていて、導の灯火とのいさかいはあるとはいえ、それも表立って対立しているわけではない。その状況でエドゥアルドがキアラに直接的な言い方をしたのなら、きっとキアラにはわからない原因があるはずだ。
「何か、お心当たりは、ございますか」
ミオとシアが手に入れられる情報だけでは、宮殿の外のことはわからないし、ミオとシアがキアラの侍従であることは知られているから、神子に知らせてはいけないと思われたことは、隠されてしまう。
神子として大切にしてもらえてはいるのだろうが、多くの人には、神子は何も知らなくていいとさえ思われている気がする。
じっと見つめるキアラに、ルガートが気まずそうに視線を逸らした。そうして目を合わせないまま、確かなことではないが、と歯切れの悪い言い方で続ける。
「……戦が始まるやもしれません」
カガルトゥラードは今、不作と疫病に苦しんでいる。麦の作付面積は従来から増やしているのだが、思ったほどには収穫が増えていないのだ。ひとまずの食糧不足をしのぐため、他の国から麦を買い入れるなどの手立てはとっているが、それらは対応策であって解決策ではない。
だとすれば、一つの土地から取れる量が少ないのなら、土地を増やせばよい。疫病に関しても同じことで、薬の材料が取れる土地を増やせばよい。
そういう話が、貴族の中でささやかれているのだという。
「……戦が……」
取り落としそうな気がして、キアラはそっとカップを受け皿に戻した。すぐにシアが受け皿ごと受け取ってくれて、自由になった手を膝の上で重ね合わせる。
戦になれば、今よりも大勢の人が苦しむはずなのに、どうして他の国と争おうとするのだろう。今あるもので工夫して、解決策を探すわけにはいかないのだろうか。
あんなに恐ろしく、悲しいものが、解決の手段になっていいとは思えない。
ただ、戦が起きるかもしれないのだとしたら、エドゥアルドがキアラを王家に加えたがるのもわかるような気がした。
志や、目的や、掲げるものに深い思い入れがあるほど、戦う人々はあきらめない。この国の人たちは、神子の力が弱いのではないかと言うけれど、火の精霊を深く信じていて、それに準ずるキアラのことも、心の底では大切に思ってくれている。
「……ルガート様も、戦に、行かれるのですか」
はっとして尋ねると、ルガートは少しためらってからうなずいた。ルガートは兵士なのだから、戦が起きれば当然、戦いに出なくてはならない。
いつかユクガに伝えたように、叶うかどうかは別にして、ルガートにも、戦に行かないでほしいと思う。
ただ、己のわがままなのではないかと恐れもあって、キアラは何も言えずに唇を引き結んだ。ルガートは今、神子のヒートを鎮めるアルファという役割を演じてくれてはいるが、カガルトゥラードの兵士という表向きの役割を投げ出すわけにもいかない。偉い人に命じられれば、逆らうわけにはいかないだろう。
「……申し訳ありません、御身を守れなくなるかもしれず」
「い、いいえ……! 違います、私のことは、構わなくて……ルガート様や、皆様が……けがをなさったら、嫌です」
あのとき、ユクガとルガートたちが戦っていたのはわかっている。戦士や兵士というものは、戦うことが生業の人たちだから、戦わずにいられないこともわかっている。
それでも、戦などしてほしくないし、けがなどしてほしくはない。
「誰も……けがを、しないでほしい、です……」
ユクガも、ルガートたちも、その他の顔も名前も知らない兵士であってさえも、傷つかないでほしい。
だって、どんなに小さなけがでも、痛むはずだ。
上掛けを横に置いて立ち上がり、キアラはルガートに歩み寄って手を取った。ユクガと同じ、硬い手だ。
「……何も、起きないでほしい、です」
「……まだ、戦が起きると決まったわけではございません」
そっとルガートを見上げて、キアラは顔が歪みそうになるのを懸命にこらえた。
ルガートは、優しい人だ。
「そう、ですね」
無理やり作った笑顔はきっとくしゃくしゃだったし、明るくしようと思った声は不自然に震えていた。
勢いよく部屋に入ってきた相手は、びっくりしてその場で固まったキアラに気づいていないようだった。そのまますたすたと歩いてきて、両肩をばっと掴んでくる。
「いまだにヒートがきていらっしゃらないというのは、まことですか……!」
「ルガート、様……」
後ろから慌てて追いかけてきたらしいミオとシアが、ルガートの腕を掴む。
「ルガート殿、控えなさい!」
「っ……申し訳ありません……!」
はっとした様子で手を離すと、ルガートはキアラの前に膝をついた。ミオがキアラの服の乱れを直してくれて、シアはかばうように少し前に立ってくれる。
どうもキアラの体はヨラガンにいたころから大きくなることをやめていて、けれどミオとシアはすんなりと背が伸びていったから、背中にかばわれるとしっかり隠されてしまう。
そっとシアの背中から覗いてみると、ルガートがうなだれるように頭を下げていた。
「……申し訳ありません」
「……大丈夫、です。ルガート様は、私を心配してくださったのですよね」
驚きはしたものの、ルガートに悪意がないのはわかっていたし、キアラは気持ちを落ちつかせようと小さく息をついた。しばらくルガートは頭を下げたままだったので、ミオとシアの後ろを離れてルガートの前に膝をつき、肩に触れて顔を上げてもらう。茶色の瞳に乱暴なものなどなく、ただ、キアラを案じてくれているのがわかる。
「せっかく、いらしていただいたのですが……おっしゃっていた通り、ヒートはきていないのです」
ルガートの任地は国境にあって、そろそろキアラのヒートが始まるだろうというころに合わせて王都に移動し、終わればまた国境に戻るという生活を続けてくれている。黒髪だとやはり出世は難しそうです、と苦笑しつつ、それでも王都に近づけるよう努力してくれているようなのだが、黒髪に対する人々の忌避感は根強いものがあるらしい。
ただ、それではルガートの負担が大きいような気がするのだが、本人は構わないの一点張りだし、神子に関することは、カガルトゥラードにおいては王家以外の何よりも優先されてしまう。それにヒートの直前になって呼んだところで、移動の時間を考えれば間に合わないことはキアラにもわかって、何も言えなくなってしまった。
しかし今までは三月に一度、ある程度規則正しくヒートが始まっていて、ルガートは来ているのにヒートが始まらない、などということはなかったのだ。
「お風邪を召したりなどは?」
「いいえ、私は……病もすぐに、治ってしまう体ですから」
何日かヒートの始まりが前後することはあったが、今回のように、十日以上も遅れるようなことはなかった。そこまで過ぎてもなお、始まる兆候もない。
ヒートが始まるまでルガートは神子の部屋に近づけないので、だいたいの目安となる日を過ぎても声がかからず、心配でいてもたってもいられなくなりミオやシアを振りきって部屋に飛び込んできた、ということらしい。
「しかし、なぜ……」
ミオに促され、キアラは立ち上がって居心地のいい長椅子に移動した。
精霊の祝福のおかげで体調は悪くならないが、ヒートが普段より遅れている、というのがいいことではないのは確かだ。
シアがてきぱきと飲み物を用意してくれている間に、ミオが上掛けを持ってきて膝にかけてくれる。カガルトゥラードに来て何年も経っているから、キアラも十分大人になっているはずなのだが、二人の世話はいつまでも甲斐甲斐しい。
長椅子の傍にお茶のカップを置きながら、シアが険しい顔で言った。
「個人の推測で申し上げるなら……総主様が、今は月に三度、神子様の血をとっておいでです。それが原因ではないかと存じます」
「月に三度……!?」
ぎょっとした顔をして、ルガートが勢いよく立ち上がる。月に三度というのは、やはり多いだろうか。
「いくらけががすぐ治るとはいえ、御身にそのような負担を……!」
怒っているらしいルガートをよそに、キアラは温かいお茶を受け取り、慎重に冷ましてから口に運んだ。
無視をするわけではないが、キアラも納得していることなのだ。守ってもらうばかりで何もできない人ではありたくないし、キアラにできる人助けといえば、戦うことではなく病やけがを癒やすことが一番に浮かぶ。
「私の血で、病やけがに苦しむ方や、陛下の病を癒やして差し上げられます。今は、伏せってしまわれる方が、増えているのでしょう?」
「神子様がそのようにご負担なさる必要はありません……!」
どう言ってルガートを静めたらいいのかわからず、キアラは困って小首を傾げた。
苦しんでいる人がいるなら、助けられるものは助けたい。キアラならけがをしてもすぐ治るのだし、負担がないとは言えないものの、他の人より痛みや苦しみはずっと少ない。
今、キアラが誰かのためにできることは、それしか思いつかないのだ。
「神子様……」
「……ルガート様、お伺いしたいことが、あるのです」
なおも言い募りそうな気配のルガートを止めて、キアラはいそいそと姿勢を正した。少しずるいことをしたかもしれないとは思ったが、ルガートに聞いておきたいこともたくさんある。
「……私の答えられることでしたら」
「少し前に……エドゥアルド様が、王家に加わってほしいとおっしゃったのです」
以前から遠回しにその話をされることはあったが、エドゥアルドがはっきりと口にしたのは前回が初めてだ。
ただ、王位継承者としての地位は固まっていて、導の灯火とのいさかいはあるとはいえ、それも表立って対立しているわけではない。その状況でエドゥアルドがキアラに直接的な言い方をしたのなら、きっとキアラにはわからない原因があるはずだ。
「何か、お心当たりは、ございますか」
ミオとシアが手に入れられる情報だけでは、宮殿の外のことはわからないし、ミオとシアがキアラの侍従であることは知られているから、神子に知らせてはいけないと思われたことは、隠されてしまう。
神子として大切にしてもらえてはいるのだろうが、多くの人には、神子は何も知らなくていいとさえ思われている気がする。
じっと見つめるキアラに、ルガートが気まずそうに視線を逸らした。そうして目を合わせないまま、確かなことではないが、と歯切れの悪い言い方で続ける。
「……戦が始まるやもしれません」
カガルトゥラードは今、不作と疫病に苦しんでいる。麦の作付面積は従来から増やしているのだが、思ったほどには収穫が増えていないのだ。ひとまずの食糧不足をしのぐため、他の国から麦を買い入れるなどの手立てはとっているが、それらは対応策であって解決策ではない。
だとすれば、一つの土地から取れる量が少ないのなら、土地を増やせばよい。疫病に関しても同じことで、薬の材料が取れる土地を増やせばよい。
そういう話が、貴族の中でささやかれているのだという。
「……戦が……」
取り落としそうな気がして、キアラはそっとカップを受け皿に戻した。すぐにシアが受け皿ごと受け取ってくれて、自由になった手を膝の上で重ね合わせる。
戦になれば、今よりも大勢の人が苦しむはずなのに、どうして他の国と争おうとするのだろう。今あるもので工夫して、解決策を探すわけにはいかないのだろうか。
あんなに恐ろしく、悲しいものが、解決の手段になっていいとは思えない。
ただ、戦が起きるかもしれないのだとしたら、エドゥアルドがキアラを王家に加えたがるのもわかるような気がした。
志や、目的や、掲げるものに深い思い入れがあるほど、戦う人々はあきらめない。この国の人たちは、神子の力が弱いのではないかと言うけれど、火の精霊を深く信じていて、それに準ずるキアラのことも、心の底では大切に思ってくれている。
「……ルガート様も、戦に、行かれるのですか」
はっとして尋ねると、ルガートは少しためらってからうなずいた。ルガートは兵士なのだから、戦が起きれば当然、戦いに出なくてはならない。
いつかユクガに伝えたように、叶うかどうかは別にして、ルガートにも、戦に行かないでほしいと思う。
ただ、己のわがままなのではないかと恐れもあって、キアラは何も言えずに唇を引き結んだ。ルガートは今、神子のヒートを鎮めるアルファという役割を演じてくれてはいるが、カガルトゥラードの兵士という表向きの役割を投げ出すわけにもいかない。偉い人に命じられれば、逆らうわけにはいかないだろう。
「……申し訳ありません、御身を守れなくなるかもしれず」
「い、いいえ……! 違います、私のことは、構わなくて……ルガート様や、皆様が……けがをなさったら、嫌です」
あのとき、ユクガとルガートたちが戦っていたのはわかっている。戦士や兵士というものは、戦うことが生業の人たちだから、戦わずにいられないこともわかっている。
それでも、戦などしてほしくないし、けがなどしてほしくはない。
「誰も……けがを、しないでほしい、です……」
ユクガも、ルガートたちも、その他の顔も名前も知らない兵士であってさえも、傷つかないでほしい。
だって、どんなに小さなけがでも、痛むはずだ。
上掛けを横に置いて立ち上がり、キアラはルガートに歩み寄って手を取った。ユクガと同じ、硬い手だ。
「……何も、起きないでほしい、です」
「……まだ、戦が起きると決まったわけではございません」
そっとルガートを見上げて、キアラは顔が歪みそうになるのを懸命にこらえた。
ルガートは、優しい人だ。
「そう、ですね」
無理やり作った笑顔はきっとくしゃくしゃだったし、明るくしようと思った声は不自然に震えていた。
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