16 / 47
前編
16.奉仕
しおりを挟む
困ったな、とレーネはティノールトに触れるのを少しためらった。しかしそれも一瞬のことで、指の背でそっと触れてから、ゆっくりと頬を撫でてやる。嬉しそうに、気持ちよさそうに目を細める顔に手が止まりかけて、目を伏せて必要な言葉を口にする。
「 Good boy、ティノールトくん」
視線を感じて目を向ければ空色の瞳がいつもより濃く見えた気がして、レーネは表情に出てしまわないよう微笑んでみせた。応えるように零すティノールトの笑みに結局指がうろたえて、そっと手を放す。
「今までは、君と話すことを大事にしていたつもりだけど……何かしてみたいことはある? Say」
レーネはあまり、暴力を伴うPlayが得意ではない。一人のSubに深入りしないよう、性的なことも避けてきた。
そのはずなのに遠征のとき、ティノールトに手を出して、拒まれなくて、本能に従って彼を射精させた。自分のCommandに従って、耐えて、放埓するまでのティノールトの顔が艶めかしくて、きっとレーネも興奮していたと思う。
自分がティノールトに傾いてきてしまっている自覚はレーネにもある。ちゃんと冷静でいなければならないはずなのに、彼のふとした表情や仕草に色気を感じてしまって、身勝手な欲が独り歩きし始めそうで恐ろしい。足元にいる彼はまだ学校を卒業したばかりの若者で、レーネの考えを伝えることはあっても、植えつけてはいけない相手だ。
彼は、彼の思うように。縛ってはいけない。
「……レーネさんに、奉仕したいです」
ティノールトに手を取られて、すりすりと頬を寄せられた。撫でてほしいのかと手を動かして、ただ、直前に聞いた言葉がうまく噛み砕けずに聞き返す。
「ほ……し……?」
「はい」
返事とともに見上げてきた瞳の艶に、思わず固まる。体がそわついたのは、きっと、気のせいのはずだ。
「レーネさんに……触りたいです」
頬を撫でていた手を取って手の甲に口づけるという行為に、色が含まれていないとは思わない。さすがにレーネでもわかる。
そのまま腕を伝うように向けられた視線に、レーネは喉を詰まらせた。夏のように鮮烈な空色が、ひたりとレーネに据えられている。
「嫌だったら……Stopって、言ってください」
答えられずにいるレーネの足に手を伸ばして、ティノールトがそっとズボン越しに肌を撫でてくる。反応を確かめるように、ゆっくり、レーネを見つめたまま手が進んでくる。
「ティノ、ルト、くん」
「嫌ですか」
ティノールトの手が即座に離れて、じっと見つめてくる。うまく言葉が出せず、レーネは首を横に振った。
嫌ではない。でも、どうしていいかわからない。
「誰か、と、あの……そういうこと、した、こと、ないから……こわ、い」
ティノールトの空気がふっと和らいで、レーネは小さく息をついた。
いい年をして怖いも何も、と自分でも思うが、経験がないことや知らないものは、いくつになっても怖い。誰かに言い寄られたこともないし、レーネ自身が誰かにそういう感情を抱いたこともない。
「俺を、手でイかせたのは?」
向けられたままの空色がいたたまれなくて、レーネはおずおずと椅子の上に足を引っ込めた。養父に見られたら行儀が悪いと怒られそうだが、体をぎゅっと縮めていないと落ちつかない。
「ティノールトくん、に、気持ちよくなって、ほしくて」
すでにティノールトが兆していたから、管理したいという欲を抑えきれずに手を出した。あれくらいだったら自分でするときとほぼ変わりないから、そんなにハードルも感じなかったのだ。止めたいならセーフワードを言ってもらえばいいと思っていたのだが、言えるような心理状態ではなかったとなじられるなら、もちろん謝罪する。
半ば泣きそうな気持ちでティノールトに謝ろうと目を向けると、先ほどより柔らかくなった空色がまっすぐこちらを見つめていた。
「……レーネさんに、触れてもいいですか」
「……うん」
立ち上がったティノールトが、ゆっくり手を伸ばしてくるのが怖くて目をつむる。叩かれたり殴られたりするのは、痛くて怖い。
しかし手が触れたのは思っていたのと反対側で、レーネが何かする前に温かいものが寄り添ってくる。
思いきって目を開けて、目の前の体と、見上げた先の表情に、肩の力が抜けた。
「……怖がらせてすみません。気がはやってました」
よしよしと背中を撫でられるとほっとする。炎にまかれて怖い思いをした、あのときと同じだ。
ティノールトに抱きしめてもらうと、温かくて怖くないし、安心する。おそるおそるすがってみても、嫌がられない。力のこもっていた体を緩めて預け、背中に触れる手のリズムに合わせて息を整える。
「ティノールト、くん」
「はい」
子どもをあやすように背中を撫でられているというのは少々情けないが、レーネだって覚悟を決めれば何とかなる。はずだ。ティノールトに悪意がないことだってわかっているし、たぶん、怒ってもいない。
だから、決心すれば、大丈夫。あと、ティノールトが抱きしめてくれていれば。
「僕がHugって言ったら、ぎゅってしてくれる?」
「……新しい、Commandですか?」
「うん」
Stopと止めるほど嫌ではないし、Stayで待ってもらったとして、どれくらい経てば大丈夫なのかわからない。
でも、ティノールトの腕の中にいれば、安心できるし怖くなくなるはずだ。そうしたら、触られても大丈夫。
「わかりました」
「Hug」
すかさずぎゅっと抱きしめてくれる。下心があってレーネに優しくしていると言っていたが、ティノールトは根が優しいと思う。こんなに回りくどくあれこれ手をかけないといけない相手に付き合うのは、面倒なだけだろう。しかも年上の同性で、魔法の腕以外はぱっとしない。
自分でちょっと悲しくなったが、とにかくそんな相手に丁寧に対応してくれるのだから、ティノールトは誠実で、優しい。
「……触っても、いいよ」
ぴた、と背中の手が止まった。そうしたいのではなかったかと視線を上げると、なぜかティノールトが真顔になっている。もしかして間違えたのかもしれない。
「……違っ、た?」
「さっき、怖い、って」
「……君がぎゅってしてくれてたら、大丈夫だと思う」
急に体が浮いて、少し遅れて抱き上げられたらしいことを理解する。レーネを軽々と抱えられるティノールトはすごいと思うのだが、そもそも抱き上げられた理由がわからない。首を捻ってティノールトを見るものの、じっとレーネを見つめているだけだ。
「ティノールトくん?」
「……椅子だと難しいので、ベッドでもいいですか」
「…… Take」
そのまま大股で二段ベッドに運ばれて、下側に下ろされる。ティノールトも滑り込んできて、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「連れてきてくれて、ありがとう」
「……本当に、嫌だったらStopって言ってください」
言いつつ、ティノールトの手がレーネのズボンに伸びてくる。ドキドキはするがさっきほど怖くはないから、やはりティノールトに抱きしめられていたら大丈夫そうだ。下着も脱がされて下半身があらわになって、腿をゆっくり撫でられる。レーネを抱えているほうの手がへその下あたりを撫でてくるのが、ちょっとこそばゆい。
「お腹、くすぐったいよ、ティノールトくん」
くつくつ笑うレーネにティノールトが何を思ったかわからないが、ふにっとしたものが耳にあたる。
「そのほうが、怖くないでしょう?」
気遣ってくれていたらしい。腿を撫でていた手がいつのまにかレーネのものに触れていて、ゆるゆると刺激してくるものの確かに怖くない。少し、撫でられている腹のあたりがそわそわする。
「……嫌じゃ、ないですか」
「嫌じゃ、ないよ」
レーネより長い指、大きな手が、予測できない動きをして吐息が漏れる。自分でするときは出すことだけが目的だから単調な動きになりがちだが、人にされると手の感触も触れ方も違って、身構えていられない。
「っ、ん、でちゃ、ぅ、ティ、ノールトっ、くん……っ」
「……俺も、レーネさんに気持ちよくなってほしいです」
出して、と囁きを流し込むように言われて、我慢しなくていいのだと欲望を押し出す。乱れた息のままティノールトを振り返ると、するりと腹を撫でられた。
「……かわいい、レーネさん」
ぼんやり見つめているレーネのおでこに口づけて、ティノールトの手がまたレーネのものを撫でる。
「んっ、ん」
「もっと、あなたに奉仕させてください」
そのあとも乳首や尻を揉まれたり、体を余すところなく撫で回されたりして、レーネがすっかり動けなくなるまでティノールトの奉仕が続いた。
「 Good boy、ティノールトくん」
視線を感じて目を向ければ空色の瞳がいつもより濃く見えた気がして、レーネは表情に出てしまわないよう微笑んでみせた。応えるように零すティノールトの笑みに結局指がうろたえて、そっと手を放す。
「今までは、君と話すことを大事にしていたつもりだけど……何かしてみたいことはある? Say」
レーネはあまり、暴力を伴うPlayが得意ではない。一人のSubに深入りしないよう、性的なことも避けてきた。
そのはずなのに遠征のとき、ティノールトに手を出して、拒まれなくて、本能に従って彼を射精させた。自分のCommandに従って、耐えて、放埓するまでのティノールトの顔が艶めかしくて、きっとレーネも興奮していたと思う。
自分がティノールトに傾いてきてしまっている自覚はレーネにもある。ちゃんと冷静でいなければならないはずなのに、彼のふとした表情や仕草に色気を感じてしまって、身勝手な欲が独り歩きし始めそうで恐ろしい。足元にいる彼はまだ学校を卒業したばかりの若者で、レーネの考えを伝えることはあっても、植えつけてはいけない相手だ。
彼は、彼の思うように。縛ってはいけない。
「……レーネさんに、奉仕したいです」
ティノールトに手を取られて、すりすりと頬を寄せられた。撫でてほしいのかと手を動かして、ただ、直前に聞いた言葉がうまく噛み砕けずに聞き返す。
「ほ……し……?」
「はい」
返事とともに見上げてきた瞳の艶に、思わず固まる。体がそわついたのは、きっと、気のせいのはずだ。
「レーネさんに……触りたいです」
頬を撫でていた手を取って手の甲に口づけるという行為に、色が含まれていないとは思わない。さすがにレーネでもわかる。
そのまま腕を伝うように向けられた視線に、レーネは喉を詰まらせた。夏のように鮮烈な空色が、ひたりとレーネに据えられている。
「嫌だったら……Stopって、言ってください」
答えられずにいるレーネの足に手を伸ばして、ティノールトがそっとズボン越しに肌を撫でてくる。反応を確かめるように、ゆっくり、レーネを見つめたまま手が進んでくる。
「ティノ、ルト、くん」
「嫌ですか」
ティノールトの手が即座に離れて、じっと見つめてくる。うまく言葉が出せず、レーネは首を横に振った。
嫌ではない。でも、どうしていいかわからない。
「誰か、と、あの……そういうこと、した、こと、ないから……こわ、い」
ティノールトの空気がふっと和らいで、レーネは小さく息をついた。
いい年をして怖いも何も、と自分でも思うが、経験がないことや知らないものは、いくつになっても怖い。誰かに言い寄られたこともないし、レーネ自身が誰かにそういう感情を抱いたこともない。
「俺を、手でイかせたのは?」
向けられたままの空色がいたたまれなくて、レーネはおずおずと椅子の上に足を引っ込めた。養父に見られたら行儀が悪いと怒られそうだが、体をぎゅっと縮めていないと落ちつかない。
「ティノールトくん、に、気持ちよくなって、ほしくて」
すでにティノールトが兆していたから、管理したいという欲を抑えきれずに手を出した。あれくらいだったら自分でするときとほぼ変わりないから、そんなにハードルも感じなかったのだ。止めたいならセーフワードを言ってもらえばいいと思っていたのだが、言えるような心理状態ではなかったとなじられるなら、もちろん謝罪する。
半ば泣きそうな気持ちでティノールトに謝ろうと目を向けると、先ほどより柔らかくなった空色がまっすぐこちらを見つめていた。
「……レーネさんに、触れてもいいですか」
「……うん」
立ち上がったティノールトが、ゆっくり手を伸ばしてくるのが怖くて目をつむる。叩かれたり殴られたりするのは、痛くて怖い。
しかし手が触れたのは思っていたのと反対側で、レーネが何かする前に温かいものが寄り添ってくる。
思いきって目を開けて、目の前の体と、見上げた先の表情に、肩の力が抜けた。
「……怖がらせてすみません。気がはやってました」
よしよしと背中を撫でられるとほっとする。炎にまかれて怖い思いをした、あのときと同じだ。
ティノールトに抱きしめてもらうと、温かくて怖くないし、安心する。おそるおそるすがってみても、嫌がられない。力のこもっていた体を緩めて預け、背中に触れる手のリズムに合わせて息を整える。
「ティノールト、くん」
「はい」
子どもをあやすように背中を撫でられているというのは少々情けないが、レーネだって覚悟を決めれば何とかなる。はずだ。ティノールトに悪意がないことだってわかっているし、たぶん、怒ってもいない。
だから、決心すれば、大丈夫。あと、ティノールトが抱きしめてくれていれば。
「僕がHugって言ったら、ぎゅってしてくれる?」
「……新しい、Commandですか?」
「うん」
Stopと止めるほど嫌ではないし、Stayで待ってもらったとして、どれくらい経てば大丈夫なのかわからない。
でも、ティノールトの腕の中にいれば、安心できるし怖くなくなるはずだ。そうしたら、触られても大丈夫。
「わかりました」
「Hug」
すかさずぎゅっと抱きしめてくれる。下心があってレーネに優しくしていると言っていたが、ティノールトは根が優しいと思う。こんなに回りくどくあれこれ手をかけないといけない相手に付き合うのは、面倒なだけだろう。しかも年上の同性で、魔法の腕以外はぱっとしない。
自分でちょっと悲しくなったが、とにかくそんな相手に丁寧に対応してくれるのだから、ティノールトは誠実で、優しい。
「……触っても、いいよ」
ぴた、と背中の手が止まった。そうしたいのではなかったかと視線を上げると、なぜかティノールトが真顔になっている。もしかして間違えたのかもしれない。
「……違っ、た?」
「さっき、怖い、って」
「……君がぎゅってしてくれてたら、大丈夫だと思う」
急に体が浮いて、少し遅れて抱き上げられたらしいことを理解する。レーネを軽々と抱えられるティノールトはすごいと思うのだが、そもそも抱き上げられた理由がわからない。首を捻ってティノールトを見るものの、じっとレーネを見つめているだけだ。
「ティノールトくん?」
「……椅子だと難しいので、ベッドでもいいですか」
「…… Take」
そのまま大股で二段ベッドに運ばれて、下側に下ろされる。ティノールトも滑り込んできて、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「連れてきてくれて、ありがとう」
「……本当に、嫌だったらStopって言ってください」
言いつつ、ティノールトの手がレーネのズボンに伸びてくる。ドキドキはするがさっきほど怖くはないから、やはりティノールトに抱きしめられていたら大丈夫そうだ。下着も脱がされて下半身があらわになって、腿をゆっくり撫でられる。レーネを抱えているほうの手がへその下あたりを撫でてくるのが、ちょっとこそばゆい。
「お腹、くすぐったいよ、ティノールトくん」
くつくつ笑うレーネにティノールトが何を思ったかわからないが、ふにっとしたものが耳にあたる。
「そのほうが、怖くないでしょう?」
気遣ってくれていたらしい。腿を撫でていた手がいつのまにかレーネのものに触れていて、ゆるゆると刺激してくるものの確かに怖くない。少し、撫でられている腹のあたりがそわそわする。
「……嫌じゃ、ないですか」
「嫌じゃ、ないよ」
レーネより長い指、大きな手が、予測できない動きをして吐息が漏れる。自分でするときは出すことだけが目的だから単調な動きになりがちだが、人にされると手の感触も触れ方も違って、身構えていられない。
「っ、ん、でちゃ、ぅ、ティ、ノールトっ、くん……っ」
「……俺も、レーネさんに気持ちよくなってほしいです」
出して、と囁きを流し込むように言われて、我慢しなくていいのだと欲望を押し出す。乱れた息のままティノールトを振り返ると、するりと腹を撫でられた。
「……かわいい、レーネさん」
ぼんやり見つめているレーネのおでこに口づけて、ティノールトの手がまたレーネのものを撫でる。
「んっ、ん」
「もっと、あなたに奉仕させてください」
そのあとも乳首や尻を揉まれたり、体を余すところなく撫で回されたりして、レーネがすっかり動けなくなるまでティノールトの奉仕が続いた。
24
あなたにおすすめの小説
【完結】社畜の俺が一途な犬系イケメン大学生に告白された話
日向汐
BL
「好きです」
「…手離せよ」
「いやだ、」
じっと見つめてくる眼力に気圧される。
ただでさえ16時間勤務の後なんだ。勘弁してくれ──。
・:* ✧.---------・:* ✧.---------˚✧₊.:・:
純真天然イケメン大学生(21)× 気怠げ社畜お兄さん(26)
閉店間際のスーパーでの出会いから始まる、
一途でほんわか甘いラブストーリー🥐☕️💕
・:* ✧.---------・:* ✧.---------˚✧₊.:・:
📚 **全5話/9月20日(土)完結!** ✨
短期でサクッと読める完結作です♡
ぜひぜひ
ゆるりとお楽しみください☻*
・───────────・
🧸更新のお知らせや、2人の“舞台裏”の小話🫧
❥❥❥ https://x.com/ushio_hinata_2?s=21
・───────────・
応援していただけると励みになります💪( ¨̮ 💪)
なにとぞ、よしなに♡
・───────────・
世界で一番優しいKNEELをあなたに
珈琲きの子
BL
グレアの圧力の中セーフワードも使えない状態で体を弄ばれる。初めてパートナー契約したDomから卑劣な洗礼を受け、ダイナミクス恐怖症になったSubの一希は、自分のダイナミクスを隠し、Usualとして生きていた。
Usualとして恋をして、Usualとして恋人と愛し合う。
抑制剤を服用しながらだったが、Usualである恋人の省吾と過ごす時間は何物にも代えがたいものだった。
しかし、ある日ある男から「久しぶりに会わないか」と電話がかかってくる。その男は一希の初めてのパートナーでありSubとしての喜びを教えた男だった。
※Dom/Subユニバース独自設定有り
※やんわりモブレ有り
※Usual✕Sub
※ダイナミクスの変異あり
痛いほど、抱きしめて
春於
BL
Dom/Subユニバース
東有希人(あずま ゆきと)は、演劇部に所属する高校三年生である。
親からの無償の愛を受けないまま育ち、そんな自分を大切に育ててくれた祖父母との死別を体験した有希人は舞台の上だけが自分の居場所だと思っていた。
しかし、高校三年生の春。普段と変わらぬ生活が始まると思った矢先に高校二年生の樋口叶人(ひぐち かなと)に告白される。その告白は断ったものの、それから毎日のように叶人にお世話され、構われるようになった。
有希人はそれにうんざりしながらも甘受する日々を送っていたが……。
※重複投稿 全4話完結
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
人気作家は売り専男子を抱き枕として独占したい
白妙スイ@1/9新刊発売
BL
八架 深都は好奇心から売り専のバイトをしている大学生。
ある日、不眠症の小説家・秋木 晴士から指名が入る。
秋木の家で深都はもこもこの部屋着を着せられて、抱きもせず添い寝させられる。
戸惑った深都だったが、秋木は気に入ったと何度も指名してくるようになって……。
●八架 深都(はちか みと)
20歳、大学2年生
好奇心旺盛な性格
●秋木 晴士(あきぎ せいじ)
26歳、小説家
重度の不眠症らしいが……?
※性的描写が含まれます
完結いたしました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる