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2章:アルカン大陸上陸編
18.アルカン大陸
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ワタシ達はアルカン大陸へとボートで渡った。
普通にボートが無いと泳いでは渡れそうにないわ。
「そういや、マーツは人間の姿は慣れたの?」
妖精の姿から急に人間の姿になった訳だし、違和感とかありそうよね~ワタシなら違和感あり過ぎて慣れないかも……。
「ん……そうね~違和感はあるけど、動けない訳じゃないかな!歩くのは練習が必要だけど」
それにしてはスムーズに歩いていたような……?
「普通に合流する時は歩いてなかった?というか……走ってたよね!?」
「あぁ~!コレは風の魔法で浮遊を身体に付与していたのです。まぁ、数センチしか上げてないから周りからは歩いてるように見えるんですよ?」
サラッとすごい技術を使ってたよ……さすが妖精のマーツ!
「さすが……やるじゃん♪」
「エヘヘ……?」
マーツはどうして褒められているのかに若干の疑問は浮かんでいるようだった。
話をしながら二人でボートを漕いでいると人間の領地であるアルカン大陸が見えてきた。
そろそろ上陸ポイント…場所はあの低くなっている部分にボートを寄せたら降りれそう。
「マーツ見て!あの左側の側面に止めない?」
「あの……低くなってる場所?」
「うん。あそこなら上陸できそうじゃない?」
すると、マーツがボートの中にあったロープを手に握りしめると勢いよく飛んで岸壁に移動して低い岩場へと誘導してくれた。
「風魔法かぁ……使えるし、イイな~♪」
「何か言ったぁ~?」
ちょっと距離が離れてるから聞こえてないのか?
「いゃ、ありがとうって言ったの~」
「どういたしまして~」
岩場の頑丈そうな部分にロープをくくり付けるとマーツが手を伸ばした。
「はい、捕まってネム!」
「メッチャ助かるよマーツ…」
私はマーツの手を握り、なんとか上陸した。
ヤマブキも小さい体になっていたから私の肩に乗っかって楽チンそうな顔で全員が無事に新しい大陸に足を踏み入れた。
「こっちはなんと言うか……」
私が言葉に詰まっているとマーツが先手を切って一言だけ呟いた。
「荒野だ……」
辺りを見渡す限り一面が荒れた土地で木すら生えていないような過酷な場所だった。
「こんな場所に人間が暮らしているの……?」
「ちょっと~森がないなんて聞いてないのです!」
妖精は自然エネルギーが無い場所では本来の力が出せないらしく、マーツも少し元気がなかった。
「魔力の流れが悪くて…自然の魔力……」
妖精の森で大量ゲットしたエナジ草と世界樹の葉と水を使えば……
「マーツ!ちょっとだけ待ってて♪」
私は錬金スキルで生成を使って作れるかを試したところ……見事に成功!
「これをどうぞ~♪名付けて…妖精の雫よ!」
「妖精の雫なのです?」
妖精の精神安定と魔力切れを回復し、一定期間の自然の魔力を必要としなくなるポーション……。
「なかなかの出来栄えよ♪」
「色はキレイな緑だけど……うん。頂きます!」
最初は躊躇っていたマーツも覚悟したら後は早かった……グビグビっと飲み干すとみるみると顔色が良くなっていった。
「す、すごい……気分が楽になったのです!」
「良かったよぉ~♪」
「あれ…あれを見て欲しいのです!」
私はマーツの指さす方に目をやると遠くの方に人を発見して人間の街を見つける為に追いかけることにしたのだった。
普通にボートが無いと泳いでは渡れそうにないわ。
「そういや、マーツは人間の姿は慣れたの?」
妖精の姿から急に人間の姿になった訳だし、違和感とかありそうよね~ワタシなら違和感あり過ぎて慣れないかも……。
「ん……そうね~違和感はあるけど、動けない訳じゃないかな!歩くのは練習が必要だけど」
それにしてはスムーズに歩いていたような……?
「普通に合流する時は歩いてなかった?というか……走ってたよね!?」
「あぁ~!コレは風の魔法で浮遊を身体に付与していたのです。まぁ、数センチしか上げてないから周りからは歩いてるように見えるんですよ?」
サラッとすごい技術を使ってたよ……さすが妖精のマーツ!
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話をしながら二人でボートを漕いでいると人間の領地であるアルカン大陸が見えてきた。
そろそろ上陸ポイント…場所はあの低くなっている部分にボートを寄せたら降りれそう。
「マーツ見て!あの左側の側面に止めない?」
「あの……低くなってる場所?」
「うん。あそこなら上陸できそうじゃない?」
すると、マーツがボートの中にあったロープを手に握りしめると勢いよく飛んで岸壁に移動して低い岩場へと誘導してくれた。
「風魔法かぁ……使えるし、イイな~♪」
「何か言ったぁ~?」
ちょっと距離が離れてるから聞こえてないのか?
「いゃ、ありがとうって言ったの~」
「どういたしまして~」
岩場の頑丈そうな部分にロープをくくり付けるとマーツが手を伸ばした。
「はい、捕まってネム!」
「メッチャ助かるよマーツ…」
私はマーツの手を握り、なんとか上陸した。
ヤマブキも小さい体になっていたから私の肩に乗っかって楽チンそうな顔で全員が無事に新しい大陸に足を踏み入れた。
「こっちはなんと言うか……」
私が言葉に詰まっているとマーツが先手を切って一言だけ呟いた。
「荒野だ……」
辺りを見渡す限り一面が荒れた土地で木すら生えていないような過酷な場所だった。
「こんな場所に人間が暮らしているの……?」
「ちょっと~森がないなんて聞いてないのです!」
妖精は自然エネルギーが無い場所では本来の力が出せないらしく、マーツも少し元気がなかった。
「魔力の流れが悪くて…自然の魔力……」
妖精の森で大量ゲットしたエナジ草と世界樹の葉と水を使えば……
「マーツ!ちょっとだけ待ってて♪」
私は錬金スキルで生成を使って作れるかを試したところ……見事に成功!
「これをどうぞ~♪名付けて…妖精の雫よ!」
「妖精の雫なのです?」
妖精の精神安定と魔力切れを回復し、一定期間の自然の魔力を必要としなくなるポーション……。
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最初は躊躇っていたマーツも覚悟したら後は早かった……グビグビっと飲み干すとみるみると顔色が良くなっていった。
「す、すごい……気分が楽になったのです!」
「良かったよぉ~♪」
「あれ…あれを見て欲しいのです!」
私はマーツの指さす方に目をやると遠くの方に人を発見して人間の街を見つける為に追いかけることにしたのだった。
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