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王子様との出会い
18.お姉様とコンラッド様の結婚式と王弟殿下の接触
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お姉様とコンラッド様の結婚式は、お姉様の十九歳の誕生日に行われた。
婚約式から一年後のことだ。
お姉様は真っ白な清楚で細身のウエディングドレスを着ていて、コンラッド様は白いタキシードを着ていた。
お姉様の結婚式の前日に王都に来ていた両親がベルトラン公爵家に呼ばれた。
それは、わたくしがベルトラン公爵家の養子になるための手続きをするためだった。
両親の前に出された書類を、両親はよく読んでいた。
それから、わたくしに確認した。
「フィーネ、ベルトラン公爵夫妻の養子になってもいいのだね?」
「わたくしたちとの縁は切れませんが、フィーネの帰る家はベルトラン公爵家になります」
「お父様とお母様のところに帰ってはいけないの?」
「帰ってはいけないわけではないけれど、『帰る』ではなく、『来る』ようになるね」
「お父様とお母様は、もうお父様とお母様じゃなくなってしまうの?」
「そうではありません。ずっとあなたの母と父ですよ」
お姉様がクラヴィス伯爵家に養子に行ったときに感じていたが、養子に行くのは元の家と縁が切れるわけではなくて、家族が増えるだけだという認識がわたくしには強かった。
わたくしは心を決めた。
「わたくし、ベルトラン公爵家の養子になるわ!」
「分かったよ、フィーネ」
「あなたが納得しているのならばいいのです」
わたくしと話をして両親はベルトラン公爵夫妻に向き直った。
「どうか娘のことをよろしくお願いします」
「サラもベルトラン公爵家に嫁ぐことになって、二人の娘がお世話になります」
「二人ともわたしたちのかわいい娘たちです」
それに対して、ベルトラン公爵夫妻はしっかりと頷いてくれた。
「サラ嬢もフィーネ嬢も本当の娘だと思って大事にします」
「わたくしたちはコンラッド一人だけしか子どもに恵まれませんでした。今になって娘が二人も増えてとても嬉しいのです」
歓迎してくれる雰囲気のベルトラン公爵夫妻に、わたくしはぺこりと頭を下げた。
「よろしくお願いします」
「フィーネ嬢、ベルトラン公爵家はわたくしが当主で、夫が補佐です」
「わたしたちのことは、義父、義母だけれど、お義父様、お義母様と呼びにくかったら、別の呼び方でも構わないよ」
「お義父様、お義母様……」
わたくしはクラヴィス伯爵家でもかわいがられていたが、ベルトラン公爵夫妻のことをお義父様、お義母様と思っていいようだ。
この国は男女を問わずに第一子が家を継ぐしきたりなので、ベルトラン公爵はお義母様の方で、お義父様が補佐をしているようだった。
両親が増えるというのは嬉しいことなのかもしれない。
お姉様の結婚式当日、わたくしはリングピローを持って行く役目をいただいた。
コンラッド様とお姉様が誓いの言葉を口にして、誓いの口付けを交わした後で、指輪を届けるのだ。
緊張しつつ結婚式に参列していると、国王陛下がコンラッド様とお姉様の前に立つ。
「コンラッド・ベルトラン、サラ・クラヴィス、誓いの言葉を」
「はい。わたし、コンラッド・ベルトランは、サラ・クラヴィスを妻とし、生涯愛することを誓います。死が二人を別つまで、ずっと共にいることを誓います」
「わたくし、サラ・クラヴィスは、コンラッド・ベルトランを夫とし、健やかなるときも病めるときも、夫を愛し、生涯を共にすることを誓います」
コンラッド様とお姉様が誓いの言葉を述べると、国王陛下が促す。
「それでは、誓いの口付けを」
コンラッド様が恭しくお姉様の純白のヴェールを捲り、お姉様にそっと口付ける。お姉様は目を伏せて頬を薔薇色に染めた。
「素敵……! 絵本で見たのと同じ王子様とお姫様の結婚式だわ!」
あまりにも胸がいっぱいになる光景に、わたくしは感動して涙が出そうだった。
指輪の交換のためにわたくしがリングピローを持って歩み出ると、国王陛下が優しくわたくしに微笑みかけてくれる。
「指輪の交換を」
国王陛下の声に、コンラッド様がリングピローの上から小さな指輪を取ってお姉様の左手の薬指に通した。お姉様もリングピローの上から大きい方の指輪を取ってコンラッド様の左手の薬指に通す。
「護衛騎士の仕事があるので、普段はつけていられませんが、チェーンで首から下げておきます」
「はい、コンラッド様」
「サラ嬢はずっとつけていてくださいね」
「はい」
小声で囁き合っているのが聞こえて、仲睦まじい様子にわたくしは幸せな気分で席に戻った。
披露宴は昼間から夜まで続く予定だったが、わたくしは婚約式のことがあったので、先に抜けさせてもらった。
七歳から少しずつ練習して、わたくしも一人で眠れるようになっている。
お兄様に送られて、王宮のエルネスト子爵家が泊っている部屋に向かう途中、奇妙な気配がした。
わたくしたちを追いかけてくるひとがいる。
その人物は、くすんだ赤毛に緑の目で、国王陛下と少し雰囲気が似ていた。
その人物がわたくしの横を通り過ぎて、前に立ちふさがる。
「お前がレオンハルトのお気に入りの小娘か」
「うちの妹に何の用でしょうか?」
素早くわたくしを庇ってくれるお兄様に、その人物は忌々し気に呟いた。
「わたしを誰だと思っている! 控えよ!」
わたくしは思い出す。
この方は国王陛下の末の弟君で、王子様の叔父様の王弟殿下だ。
「誰であろうとも妹に無礼なことをするなら、訴えます!」
「わたしはその小娘と話をしたいだけなのだ。レオンハルトのせいでアルノルトは公の場に出られず、一生謹慎の身となってしまった。小娘、お前、レオンハルトのお気に入りだそうだな?」
「わたくしは王子様の従妹で学友で親友よ!」
はっきりと王弟殿下に伝えると、王弟殿下がわたくしの腕を掴もうとする。
「レオンハルトはお前を取り上げられたら、どんな顔をするだろうな」
「妹に近付かないでください!」
「悪い話ではないのではないか、そっちにとっても。小娘を我が家に迎え入れてもいいのだぞ?」
わたくしを王弟殿下の家に迎え入れる。
それはどういうことなのだろう。
考えていると、わたくしを王弟殿下から庇って背中に押しやってくれているお兄様が王弟殿下を睨んだ。
「どういうつもりですか?」
「アルノルトの婚約者にしてやろうというのだ」
婚約!?
わたくしが、あの性格の悪いアルノルト様と!?
驚きのあまり声の出なかったわたくしに代わって、お兄様が声を上げる。
「殿下はそれをお許しになるとは思いませんよ。国王陛下も、王妃殿下も」
「それはどうかな? アルノルトは謹慎の身になったとはいえ、王族だ。元子爵家の小娘が婚約できるのであれば喜んで受け入れるべきではないか?」
「わたくし、アルノルト様とは婚約したくない!」
わたくしが声を上げた瞬間、わたくしたちの後ろから王子様の声が聞こえた。
「叔父上、何やら楽しいお話をされているようですね。わたしも混ぜてもらえませんか?」
「レオンハルト……どうして、ここに」
「フィーネ嬢におやすみの挨拶をしに来たのです。叔父上、今、何と仰いましたか?」
「この小娘とアルノルトとの婚約を進めると言ったのだ」
「冗談にしては笑えませんね。フィーネ嬢はもうベルトラン公爵家の令嬢なのですよ。叔父上の意向一つで婚約は決められません」
「元子爵家の小娘のどこが令嬢だ」
「必要のないことをよく喋る口ですね。アルノルトと同じようになりたくなければ、引き下がった方がいいですよ?」
王子様の言葉に、王弟殿下はぎりっと奥歯を噛み締めた音がした。
舌打ちして立ち去っていく王弟殿下を見送ってから、わたくしは王子様に向き直った。
「助けに来てくれたの?」
「叔父上がフィーネ嬢を追って会場から出たのを見ていたので、心配で追いかけてしまいました」
「ありがとう、王子様」
「わたしはフィーネ嬢の王子なので、助けるのは当然ですよ」
わたくしも八歳になっていたので、王宮で王弟殿下を剣で切り付けて黙らせることはよくないと分かっていた。お兄様は庇ってくれていたが、王弟殿下が強引な手に出れば、わたくしは肉体強化の魔法を使って抵抗して、王弟殿下を傷付けて、罪に問われていたかもしれない。
王子様に心からお礼を言えば、王子様はわたくしを部屋まで送ってくれた。
「おやすみなさい、フィーネ嬢」
指先に恭しくキスをされて、わたくしは胸がドキドキしてしまった。
王子様があまりにもきらきらした王子様で格好よすぎたのだ。
「おやすみなさい、王子様」
王子様が「叔父上の件は、わたしがどうにかします」と言ってくれたので、わたくしは安心して部屋で休むことができた。
王子様のキスをした指先は、なんとなく、ずっと熱いような気がして、気になっていた。
婚約式から一年後のことだ。
お姉様は真っ白な清楚で細身のウエディングドレスを着ていて、コンラッド様は白いタキシードを着ていた。
お姉様の結婚式の前日に王都に来ていた両親がベルトラン公爵家に呼ばれた。
それは、わたくしがベルトラン公爵家の養子になるための手続きをするためだった。
両親の前に出された書類を、両親はよく読んでいた。
それから、わたくしに確認した。
「フィーネ、ベルトラン公爵夫妻の養子になってもいいのだね?」
「わたくしたちとの縁は切れませんが、フィーネの帰る家はベルトラン公爵家になります」
「お父様とお母様のところに帰ってはいけないの?」
「帰ってはいけないわけではないけれど、『帰る』ではなく、『来る』ようになるね」
「お父様とお母様は、もうお父様とお母様じゃなくなってしまうの?」
「そうではありません。ずっとあなたの母と父ですよ」
お姉様がクラヴィス伯爵家に養子に行ったときに感じていたが、養子に行くのは元の家と縁が切れるわけではなくて、家族が増えるだけだという認識がわたくしには強かった。
わたくしは心を決めた。
「わたくし、ベルトラン公爵家の養子になるわ!」
「分かったよ、フィーネ」
「あなたが納得しているのならばいいのです」
わたくしと話をして両親はベルトラン公爵夫妻に向き直った。
「どうか娘のことをよろしくお願いします」
「サラもベルトラン公爵家に嫁ぐことになって、二人の娘がお世話になります」
「二人ともわたしたちのかわいい娘たちです」
それに対して、ベルトラン公爵夫妻はしっかりと頷いてくれた。
「サラ嬢もフィーネ嬢も本当の娘だと思って大事にします」
「わたくしたちはコンラッド一人だけしか子どもに恵まれませんでした。今になって娘が二人も増えてとても嬉しいのです」
歓迎してくれる雰囲気のベルトラン公爵夫妻に、わたくしはぺこりと頭を下げた。
「よろしくお願いします」
「フィーネ嬢、ベルトラン公爵家はわたくしが当主で、夫が補佐です」
「わたしたちのことは、義父、義母だけれど、お義父様、お義母様と呼びにくかったら、別の呼び方でも構わないよ」
「お義父様、お義母様……」
わたくしはクラヴィス伯爵家でもかわいがられていたが、ベルトラン公爵夫妻のことをお義父様、お義母様と思っていいようだ。
この国は男女を問わずに第一子が家を継ぐしきたりなので、ベルトラン公爵はお義母様の方で、お義父様が補佐をしているようだった。
両親が増えるというのは嬉しいことなのかもしれない。
お姉様の結婚式当日、わたくしはリングピローを持って行く役目をいただいた。
コンラッド様とお姉様が誓いの言葉を口にして、誓いの口付けを交わした後で、指輪を届けるのだ。
緊張しつつ結婚式に参列していると、国王陛下がコンラッド様とお姉様の前に立つ。
「コンラッド・ベルトラン、サラ・クラヴィス、誓いの言葉を」
「はい。わたし、コンラッド・ベルトランは、サラ・クラヴィスを妻とし、生涯愛することを誓います。死が二人を別つまで、ずっと共にいることを誓います」
「わたくし、サラ・クラヴィスは、コンラッド・ベルトランを夫とし、健やかなるときも病めるときも、夫を愛し、生涯を共にすることを誓います」
コンラッド様とお姉様が誓いの言葉を述べると、国王陛下が促す。
「それでは、誓いの口付けを」
コンラッド様が恭しくお姉様の純白のヴェールを捲り、お姉様にそっと口付ける。お姉様は目を伏せて頬を薔薇色に染めた。
「素敵……! 絵本で見たのと同じ王子様とお姫様の結婚式だわ!」
あまりにも胸がいっぱいになる光景に、わたくしは感動して涙が出そうだった。
指輪の交換のためにわたくしがリングピローを持って歩み出ると、国王陛下が優しくわたくしに微笑みかけてくれる。
「指輪の交換を」
国王陛下の声に、コンラッド様がリングピローの上から小さな指輪を取ってお姉様の左手の薬指に通した。お姉様もリングピローの上から大きい方の指輪を取ってコンラッド様の左手の薬指に通す。
「護衛騎士の仕事があるので、普段はつけていられませんが、チェーンで首から下げておきます」
「はい、コンラッド様」
「サラ嬢はずっとつけていてくださいね」
「はい」
小声で囁き合っているのが聞こえて、仲睦まじい様子にわたくしは幸せな気分で席に戻った。
披露宴は昼間から夜まで続く予定だったが、わたくしは婚約式のことがあったので、先に抜けさせてもらった。
七歳から少しずつ練習して、わたくしも一人で眠れるようになっている。
お兄様に送られて、王宮のエルネスト子爵家が泊っている部屋に向かう途中、奇妙な気配がした。
わたくしたちを追いかけてくるひとがいる。
その人物は、くすんだ赤毛に緑の目で、国王陛下と少し雰囲気が似ていた。
その人物がわたくしの横を通り過ぎて、前に立ちふさがる。
「お前がレオンハルトのお気に入りの小娘か」
「うちの妹に何の用でしょうか?」
素早くわたくしを庇ってくれるお兄様に、その人物は忌々し気に呟いた。
「わたしを誰だと思っている! 控えよ!」
わたくしは思い出す。
この方は国王陛下の末の弟君で、王子様の叔父様の王弟殿下だ。
「誰であろうとも妹に無礼なことをするなら、訴えます!」
「わたしはその小娘と話をしたいだけなのだ。レオンハルトのせいでアルノルトは公の場に出られず、一生謹慎の身となってしまった。小娘、お前、レオンハルトのお気に入りだそうだな?」
「わたくしは王子様の従妹で学友で親友よ!」
はっきりと王弟殿下に伝えると、王弟殿下がわたくしの腕を掴もうとする。
「レオンハルトはお前を取り上げられたら、どんな顔をするだろうな」
「妹に近付かないでください!」
「悪い話ではないのではないか、そっちにとっても。小娘を我が家に迎え入れてもいいのだぞ?」
わたくしを王弟殿下の家に迎え入れる。
それはどういうことなのだろう。
考えていると、わたくしを王弟殿下から庇って背中に押しやってくれているお兄様が王弟殿下を睨んだ。
「どういうつもりですか?」
「アルノルトの婚約者にしてやろうというのだ」
婚約!?
わたくしが、あの性格の悪いアルノルト様と!?
驚きのあまり声の出なかったわたくしに代わって、お兄様が声を上げる。
「殿下はそれをお許しになるとは思いませんよ。国王陛下も、王妃殿下も」
「それはどうかな? アルノルトは謹慎の身になったとはいえ、王族だ。元子爵家の小娘が婚約できるのであれば喜んで受け入れるべきではないか?」
「わたくし、アルノルト様とは婚約したくない!」
わたくしが声を上げた瞬間、わたくしたちの後ろから王子様の声が聞こえた。
「叔父上、何やら楽しいお話をされているようですね。わたしも混ぜてもらえませんか?」
「レオンハルト……どうして、ここに」
「フィーネ嬢におやすみの挨拶をしに来たのです。叔父上、今、何と仰いましたか?」
「この小娘とアルノルトとの婚約を進めると言ったのだ」
「冗談にしては笑えませんね。フィーネ嬢はもうベルトラン公爵家の令嬢なのですよ。叔父上の意向一つで婚約は決められません」
「元子爵家の小娘のどこが令嬢だ」
「必要のないことをよく喋る口ですね。アルノルトと同じようになりたくなければ、引き下がった方がいいですよ?」
王子様の言葉に、王弟殿下はぎりっと奥歯を噛み締めた音がした。
舌打ちして立ち去っていく王弟殿下を見送ってから、わたくしは王子様に向き直った。
「助けに来てくれたの?」
「叔父上がフィーネ嬢を追って会場から出たのを見ていたので、心配で追いかけてしまいました」
「ありがとう、王子様」
「わたしはフィーネ嬢の王子なので、助けるのは当然ですよ」
わたくしも八歳になっていたので、王宮で王弟殿下を剣で切り付けて黙らせることはよくないと分かっていた。お兄様は庇ってくれていたが、王弟殿下が強引な手に出れば、わたくしは肉体強化の魔法を使って抵抗して、王弟殿下を傷付けて、罪に問われていたかもしれない。
王子様に心からお礼を言えば、王子様はわたくしを部屋まで送ってくれた。
「おやすみなさい、フィーネ嬢」
指先に恭しくキスをされて、わたくしは胸がドキドキしてしまった。
王子様があまりにもきらきらした王子様で格好よすぎたのだ。
「おやすみなさい、王子様」
王子様が「叔父上の件は、わたしがどうにかします」と言ってくれたので、わたくしは安心して部屋で休むことができた。
王子様のキスをした指先は、なんとなく、ずっと熱いような気がして、気になっていた。
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