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三章 ご寵愛の末に
27.ソフィアの結婚式
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ソフィアの結婚式はディアン伯爵家の帝都のタウンハウスで行われた。
わたくしはアレク様と一緒にセシリアを抱っこして出席した。会場にはセシリアのためにベビーベッドが用意されていて、セシリアはそこに寝かされて、シルヤが様子を見ていてくれた。
ソフィアはシリル様と誓いの言葉を述べていた。
「わたくし、ソフィア・ディアンは、シリル・ロセル様と結婚し、共にディアン伯爵家を盛り立て、生涯を共に暮らすことを誓います」
「わたし、シリル・ロセルは、ソフィア・ディアン嬢と結婚し、共にディアン伯爵家を盛り立て、生涯ソフィア嬢を愛することを誓います」
二人の間に温度差はありそうだったが、いい誓いだったし、二人ともわたくしのデザインした結婚衣装を着ていて、わたくしは感動のあまり涙が出そうだった。
参列者の拍手で結婚が認められると、わたくしとアレク様は席について披露宴に参加する。長時間は無理だが、シルヤもいるのでソフィアの結婚式の披露宴に参加することができた。
わたくしたちが挨拶に行く前に、ソフィアとシリル様の方から挨拶に来てくれた。
「皇帝陛下、皇后陛下、本日はわたくしたちの結婚式にお越しくださってありがとうございます」
「皇帝陛下と皇后陛下に祝われて結婚できることを幸せに思います」
「ソフィア、おめでとうございます。シリル様と仲良くして、いい家庭を築くのですよ」
「それはシリル様次第ですね」
「大丈夫です、皇后陛下。わたしの愛がソフィアに通じる日が来ると信じています」
「もう呼び捨てですか?」
「結婚したのだからいいでしょう?」
仲がいい様子で言い合っている二人にわたくしは安心する。ソフィアが本音でものが言える相手が結婚相手になったのならばそれほど嬉しいことはない。
「シリル、ディアン伯爵領はこの国でも重要な領地だ。ソフィアをよく助け、領地の繁栄に努めるように」
「心得ております、皇帝陛下」
アレク様も幼馴染で側近だったシリル様に言っていたが、シリル様は軽く受け答えしていた。
こちらも遠慮せずに物が言い合える関係なのかもしれない。
「皇后陛下、セシリア殿下のお顔を見てもよろしいですか?」
「見てやってください。あなたの姪です」
セシリアが生まれてから初めての外出だったために、ソフィアはセシリアの顔をまだ見たことがない。
ベビーベッドに近寄ってセシリアの顔を覗き込んで、ソフィアが歓声を上げる。
「なんてかわいらしい。黒髪は皇后陛下に似て、目の色は皇帝陛下に似たのですね。顔立ちは皇帝陛下に似ているかもしれません」
「皇族は皆、この色の目で生まれてくるのだ。この色の目を引き継いでいるということが、わたしの子どもであるという証拠だ」
そういう話は聞いたことがあるような気がするが、アレク様の口からはっきりと言われたのは初めてだった。
ガーネくんの柘榴の瞳はとても珍しいと思っていたが、皇族だけの色だったのか。セシリアもしっかりとその色を引き継いでいた。
「抱っこしてもよろしいですか?」
「ミルクを飲んだばかりなので、結婚衣装を汚してしまうかもしれません」
「汚れても平気です。かわいい姪を抱っこする方が大事です」
手を伸ばすソフィアに、セシリアを抱っこさせてあげる。もう首は据わっていたので問題なかったが、セシリアはきょとんとしてソフィアに抱っこされていた。
「あなたの叔母ですよ。ソフィアと申します。セシリア殿下、覚えてくださいね」
「セシリア、わたくしの妹のソフィアです。叔母様ですよ」
「うー」
わたくしが話しかけると、にっこり笑って手足をばたつかせるセシリアに、ソフィアは夢中の様子だった。それでも他の参列者の挨拶を受けなければいけないので、後ろ髪引かれながら自分たちの席に戻っていく。
わたくしたちの席には、両親も挨拶に来た。
「皇帝陛下、皇后陛下、本日は娘の結婚式にお越しくださってありがとうございます」
「セシリア殿下もご一緒だったのですね。セシリア殿下のご挨拶させてください」
両親もセシリアに気を取られている。
両親にとってもセシリアは初孫なので嬉しいのだろう。
わたくしがセシリアを抱っこすると、両親がセシリアの顔を覗き込む。
「この黒髪は皇后陛下に似ましたね」
「お目目は皇帝陛下そっくりで」
「顔も皇帝陛下に似ておられる」
「なんてかわいらしい」
「お祖父様ですよ?」
「お祖母様ですよ?」
赤ちゃんというのはこんなにも大人の心を奪ってしまうものなのだろうか。両親が笑み崩れながらセシリアに話しかけているのを見ると、わたくしも微笑ましくなってしまう。
「セシリア、わたくしのお父様とお母様です。お父様とお母様も抱っこしますか?」
「よろしいのですか?」
「ぜひさせてください」
順番にセシリアを抱っこして、ミルクの香りのするセシリアを名残惜しそうにわたくしの腕に戻す両親。ずっと抱いていたいのかもしれないが、両親にも参列者をもてなす仕事があった。
「また皇宮に遊びに来てください」
「セシリアのお祖父様とお祖母様なら大歓迎だよ」
わたくしとアレク様に言われて、頭を下げてから両親は自分たちの席に戻っていった。
他にもわたくしたちに挨拶をしたい参列者がたくさんいるのは分かっているが、そんなに長時間のお出かけはまだセシリアには無理である。
もう少しソフィアを祝いたかったが、残念に思いながら、ソフィアとシリル様に声をかけてわたくしとアレク様は皇帝宮に戻ることにした。
「わたくしたちはこれで失礼します。ソフィア、素晴らしい結婚式でした」
「幸せに、ソフィア、シリル」
「ありがとうございました、皇帝陛下、皇后陛下、セシリア殿下」
「またいつでも……というわけにはいかないでしょうが、ディアン伯爵領に視察に来られるときにはよろしくお願いします」
挨拶をして用意させておいた馬車に乗り込むと、セシリアは限界だったのか眠ってしまった。
皇帝陛下のための大きな馬車にはセシリアのためのベビーベッドも置いてあるが、揺れたときに危険なのでわたくしはセシリアをずっと抱っこしていた。セシリアのよだれがわたくしのドレスについたが、そんなことは少しも気にならなかった。
「ソフィアもお父様もお母様も、セシリアをかわいいと言ってくれました」
「セシリアは世界一かわいいからな」
「アレク様に似ているのですから、世界一美しい皇女になるでしょうね」
ソフィアも美しいが、アレク様の顔立ちの整い具合は芸術的で、神の造作としか言いようがない。どんな芸術家の作品よりも美しい顔立ちに均整の取れた体付き、長身で白銀の髪が美しく長く、肌は染み一つなく雪より白い。
セシリアもアレク様に似たのか、肌の色はとても白く見える。髪の色がわたくしと同じ黒ということ以外は、目の色も顔立ちもアレク様によく似ていると思う。
「父親に似た方が女の子は幸せになると言われているよ」
「そうなのですか? それならば、わたくしは父に似たのでこんなに幸せなのですね」
美しいソフィアは母に似ているが、地味なわたくしは父の方に似ている。
けれど、わたくしも皇帝宮で磨かれて、肌はすべすべになり、髪は艶々になり、それなりに見られる外見にはなってきているとは思っていた。
アレク様の隣に立つとどうしても見劣りしてしまうが、それでも、それなりにわたくしは美しいということになっているらしい。
皇后であるわたくしをあからさまに醜いとか、地味だとか言えないのだろうとは思うのだが、わたくしは皇帝宮に来て磨かれてから少しは自信が持てるようになった。
「でも、どうして父親に似ていると幸せになると言われているのでしょう」
疑問を口にすると、アレク様が苦笑する。
「子どもの母親は本人が産むので間違いなく分かるが、父親は分からない場合がある。そういうときに、父親に似ていれば、父親は安心して自分の子どもだと思って育てられるから、愛されて幸せになるそうだよ」
「そんな理由でしたか!」
わたくしにとっては意外な理由だったので驚いてしまっていると、アレク様はくすくすと笑う。今度は苦みのない素直な笑顔だった。その証拠に目元が朱鷺色に染まっている。
「レイシーがわたし以外の相手の子どもを宿すことはないと分かっているよ」
「わたくしも、アレク様以外は嫌です」
「レイシー、愛しているよ」
「わたくしも……あ、セシリアが」
アレク様に愛していると囁かれた瞬間、セシリアの目がぱっちりと開いた。セシリアは真っすぐにアレク様を見ている。
「セシリアのことも愛しているよ」
「あー」
愛していると言われてセシリアはふにゃっと微笑んで、また眠ってしまった。
セシリアのベビードレスにも、細かな青い蔦模様の刺繍が入っていた。
わたくしはアレク様と一緒にセシリアを抱っこして出席した。会場にはセシリアのためにベビーベッドが用意されていて、セシリアはそこに寝かされて、シルヤが様子を見ていてくれた。
ソフィアはシリル様と誓いの言葉を述べていた。
「わたくし、ソフィア・ディアンは、シリル・ロセル様と結婚し、共にディアン伯爵家を盛り立て、生涯を共に暮らすことを誓います」
「わたし、シリル・ロセルは、ソフィア・ディアン嬢と結婚し、共にディアン伯爵家を盛り立て、生涯ソフィア嬢を愛することを誓います」
二人の間に温度差はありそうだったが、いい誓いだったし、二人ともわたくしのデザインした結婚衣装を着ていて、わたくしは感動のあまり涙が出そうだった。
参列者の拍手で結婚が認められると、わたくしとアレク様は席について披露宴に参加する。長時間は無理だが、シルヤもいるのでソフィアの結婚式の披露宴に参加することができた。
わたくしたちが挨拶に行く前に、ソフィアとシリル様の方から挨拶に来てくれた。
「皇帝陛下、皇后陛下、本日はわたくしたちの結婚式にお越しくださってありがとうございます」
「皇帝陛下と皇后陛下に祝われて結婚できることを幸せに思います」
「ソフィア、おめでとうございます。シリル様と仲良くして、いい家庭を築くのですよ」
「それはシリル様次第ですね」
「大丈夫です、皇后陛下。わたしの愛がソフィアに通じる日が来ると信じています」
「もう呼び捨てですか?」
「結婚したのだからいいでしょう?」
仲がいい様子で言い合っている二人にわたくしは安心する。ソフィアが本音でものが言える相手が結婚相手になったのならばそれほど嬉しいことはない。
「シリル、ディアン伯爵領はこの国でも重要な領地だ。ソフィアをよく助け、領地の繁栄に努めるように」
「心得ております、皇帝陛下」
アレク様も幼馴染で側近だったシリル様に言っていたが、シリル様は軽く受け答えしていた。
こちらも遠慮せずに物が言い合える関係なのかもしれない。
「皇后陛下、セシリア殿下のお顔を見てもよろしいですか?」
「見てやってください。あなたの姪です」
セシリアが生まれてから初めての外出だったために、ソフィアはセシリアの顔をまだ見たことがない。
ベビーベッドに近寄ってセシリアの顔を覗き込んで、ソフィアが歓声を上げる。
「なんてかわいらしい。黒髪は皇后陛下に似て、目の色は皇帝陛下に似たのですね。顔立ちは皇帝陛下に似ているかもしれません」
「皇族は皆、この色の目で生まれてくるのだ。この色の目を引き継いでいるということが、わたしの子どもであるという証拠だ」
そういう話は聞いたことがあるような気がするが、アレク様の口からはっきりと言われたのは初めてだった。
ガーネくんの柘榴の瞳はとても珍しいと思っていたが、皇族だけの色だったのか。セシリアもしっかりとその色を引き継いでいた。
「抱っこしてもよろしいですか?」
「ミルクを飲んだばかりなので、結婚衣装を汚してしまうかもしれません」
「汚れても平気です。かわいい姪を抱っこする方が大事です」
手を伸ばすソフィアに、セシリアを抱っこさせてあげる。もう首は据わっていたので問題なかったが、セシリアはきょとんとしてソフィアに抱っこされていた。
「あなたの叔母ですよ。ソフィアと申します。セシリア殿下、覚えてくださいね」
「セシリア、わたくしの妹のソフィアです。叔母様ですよ」
「うー」
わたくしが話しかけると、にっこり笑って手足をばたつかせるセシリアに、ソフィアは夢中の様子だった。それでも他の参列者の挨拶を受けなければいけないので、後ろ髪引かれながら自分たちの席に戻っていく。
わたくしたちの席には、両親も挨拶に来た。
「皇帝陛下、皇后陛下、本日は娘の結婚式にお越しくださってありがとうございます」
「セシリア殿下もご一緒だったのですね。セシリア殿下のご挨拶させてください」
両親もセシリアに気を取られている。
両親にとってもセシリアは初孫なので嬉しいのだろう。
わたくしがセシリアを抱っこすると、両親がセシリアの顔を覗き込む。
「この黒髪は皇后陛下に似ましたね」
「お目目は皇帝陛下そっくりで」
「顔も皇帝陛下に似ておられる」
「なんてかわいらしい」
「お祖父様ですよ?」
「お祖母様ですよ?」
赤ちゃんというのはこんなにも大人の心を奪ってしまうものなのだろうか。両親が笑み崩れながらセシリアに話しかけているのを見ると、わたくしも微笑ましくなってしまう。
「セシリア、わたくしのお父様とお母様です。お父様とお母様も抱っこしますか?」
「よろしいのですか?」
「ぜひさせてください」
順番にセシリアを抱っこして、ミルクの香りのするセシリアを名残惜しそうにわたくしの腕に戻す両親。ずっと抱いていたいのかもしれないが、両親にも参列者をもてなす仕事があった。
「また皇宮に遊びに来てください」
「セシリアのお祖父様とお祖母様なら大歓迎だよ」
わたくしとアレク様に言われて、頭を下げてから両親は自分たちの席に戻っていった。
他にもわたくしたちに挨拶をしたい参列者がたくさんいるのは分かっているが、そんなに長時間のお出かけはまだセシリアには無理である。
もう少しソフィアを祝いたかったが、残念に思いながら、ソフィアとシリル様に声をかけてわたくしとアレク様は皇帝宮に戻ることにした。
「わたくしたちはこれで失礼します。ソフィア、素晴らしい結婚式でした」
「幸せに、ソフィア、シリル」
「ありがとうございました、皇帝陛下、皇后陛下、セシリア殿下」
「またいつでも……というわけにはいかないでしょうが、ディアン伯爵領に視察に来られるときにはよろしくお願いします」
挨拶をして用意させておいた馬車に乗り込むと、セシリアは限界だったのか眠ってしまった。
皇帝陛下のための大きな馬車にはセシリアのためのベビーベッドも置いてあるが、揺れたときに危険なのでわたくしはセシリアをずっと抱っこしていた。セシリアのよだれがわたくしのドレスについたが、そんなことは少しも気にならなかった。
「ソフィアもお父様もお母様も、セシリアをかわいいと言ってくれました」
「セシリアは世界一かわいいからな」
「アレク様に似ているのですから、世界一美しい皇女になるでしょうね」
ソフィアも美しいが、アレク様の顔立ちの整い具合は芸術的で、神の造作としか言いようがない。どんな芸術家の作品よりも美しい顔立ちに均整の取れた体付き、長身で白銀の髪が美しく長く、肌は染み一つなく雪より白い。
セシリアもアレク様に似たのか、肌の色はとても白く見える。髪の色がわたくしと同じ黒ということ以外は、目の色も顔立ちもアレク様によく似ていると思う。
「父親に似た方が女の子は幸せになると言われているよ」
「そうなのですか? それならば、わたくしは父に似たのでこんなに幸せなのですね」
美しいソフィアは母に似ているが、地味なわたくしは父の方に似ている。
けれど、わたくしも皇帝宮で磨かれて、肌はすべすべになり、髪は艶々になり、それなりに見られる外見にはなってきているとは思っていた。
アレク様の隣に立つとどうしても見劣りしてしまうが、それでも、それなりにわたくしは美しいということになっているらしい。
皇后であるわたくしをあからさまに醜いとか、地味だとか言えないのだろうとは思うのだが、わたくしは皇帝宮に来て磨かれてから少しは自信が持てるようになった。
「でも、どうして父親に似ていると幸せになると言われているのでしょう」
疑問を口にすると、アレク様が苦笑する。
「子どもの母親は本人が産むので間違いなく分かるが、父親は分からない場合がある。そういうときに、父親に似ていれば、父親は安心して自分の子どもだと思って育てられるから、愛されて幸せになるそうだよ」
「そんな理由でしたか!」
わたくしにとっては意外な理由だったので驚いてしまっていると、アレク様はくすくすと笑う。今度は苦みのない素直な笑顔だった。その証拠に目元が朱鷺色に染まっている。
「レイシーがわたし以外の相手の子どもを宿すことはないと分かっているよ」
「わたくしも、アレク様以外は嫌です」
「レイシー、愛しているよ」
「わたくしも……あ、セシリアが」
アレク様に愛していると囁かれた瞬間、セシリアの目がぱっちりと開いた。セシリアは真っすぐにアレク様を見ている。
「セシリアのことも愛しているよ」
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