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9.宿※
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改めてファイの存在の大きさを噛み締めながら宿へ向かった。
向かった先の宿は貴族の屋敷程も大きく立派な建物だった。
「……?ねぇ…ホントにここが宿なの…?貴族の屋敷じゃなくて?」
「ここは高級宿だ。そこらの安い宿になんか泊まらせるわけないだろ?普通の宿よりも割高だが金もあるし、ナルにゆっくり休んで欲しいからな」
「…ありがとファイ」
「さっさと部屋を取って外に夕飯食べに行こうか」
「うんっ」
宿の受付に行くと先に来ていた人が従業員と揉めていた。
「だぁから金はあるって言ってるだろ!?何でダメなんだよ!!」
「巡回衛兵から通達が来ていましたよ。様々なお店で騒ぎを起こしている冒険者がいると。貴方でしょう?衛兵にお世話になるような方はお泊め出来ません。既にこの店前で騒ぎを起こしていたような方は。」
「クソが!」
暴言を吐きながらくるりと入り口に向き直り、俺達の横を通り過ぎる瞬間、男と目が合った。
「ナル行こう」
「うん」
あの男…嫌な視線を送ってきた…。キモ…。
なるべく街中で会いたくないな…。気をつけよ。
「ナル。街中で今の男を見かけたら即逃げろよ。アイツから変な匂いがした。たぶんやべー薬やってる。それに…ナルの事目を付けた可能性が高い。一人でいたら誘拐されかねない。絶対俺から離れるなよ」
「そんな変な匂いした?俺わからなかった…」
「俺の嗅覚人より敏感だから…」
「…それって種族のせい?そういえば俺ファイの種族知らないんだけど。嗅覚いいってことは犬系?」
「俺は狼だ。黒狼族の生き残り」
「黒狼って白狼とともに数百年前に絶滅したやつ?生き残りいたんだ…あ、もしかしてこっちの黒髪の方が本来のファイの姿?最初金髪だったよね?」
「狼の上位種ってやつだな。同じ上位種の白狼も生き残りはいるぞ。絶滅種は見つかれば奴隷行きだから隠れて生活してる。アイツら白狼族は雌が多いから滅多に街には来ない。黒狼族は戦闘狂が多いからそんなん関係なく街にくるけど。俺は普段は金髪にして黒狼族とわからないように生活してるんだ。以外とバレないもんだよ。ただ同種の狼族には気配でバレるけど」
「ファイも戦闘狂?」
「そこまでじゃないけど戦うのは好きだな。強い奴と戦うのは面白い」
「へぇ~。じゃあ今度俺とも本気で戦ってね?俺魔法は得意なの。いっぱい練習したんだから!!」
ドヤ顔で言ってみたけどファイは信じてくれてない。
俺の頭撫でて子供をあやす感じだ。
「はいはい。強くても番と本気で戦えないよ…。種族も違うから身体の強さも違うしおいそれと本気で戦えないよ」
「むぅ~!!俺も強い種族なんだよ!!…まだ言えない…けど…」
竜人族と言えば公爵家へと繋がるし、ファイに迷惑がかかってしまうかもしれない…。この国から出てからじゃないと言えないかなぁ…。
「見た目じゃ種族わからないもんなぁ…俺達の同族…にも見えないし、他の強種の見た目とも違うし…まぁ、俺は気にしないから言いたくなったら教えてくれればいいよ。種族関係なく俺はお前が好きだからな」
「ふふっ…ファイならそう言ってくれると思ってた。ありがと!」
そんな話をしながら部屋へと向かった。
「ここが俺達の泊まる部屋だな」
「ふわぁ~、広いね!!」
入った部屋はホントに貴族の部屋と言っても過言ではない程広い。二人で寝ても余るくらいにデカいベッドに奥には風呂もあるみたい。一介の冒険者には贅沢過ぎる部屋だ。
「普通の冒険者には良すぎる部屋じゃない…?ホントにここ泊まる…の…!?」
広い部屋を観察していると後ろからぎゅうっと抱きしめられた。
「あ…ファイ…?どうしたの?」
「…ナル…ずっと我慢してた」
抱きしめられた背中にファイの猛ったモノが押し付けられていた。
我慢って…そういうこと!?
「へぁ…!?あ…あの…」
「お前が何も考えもせずくっついてくるたび俺は我慢続きなんだよ。その場で襲わないようにな」
「え…あ…ごめん…?」
「謝んなくていい。節操なく発情する俺が悪い…。けどこんな部屋に2人きりは流石にマズい。だから早く夕飯食べに外行こう…。」
俺から離れて外に行こうとするファイの服を咄嗟に掴んだ。
「…あ…我慢…しなくていい。俺はファイに我慢して欲しくない…」
ファイは俺を甘やかしてくれる。いつも俺を優しく思ってくれるそんなファイにも我慢して欲しくない。
「ナル…それ…どういうことかわかって言ってる…?」
「…うん。ファイは俺を抱きたいって話でしょ…?俺もファイと繋がりたい…。ファイが俺のなんだって…思わせて…」
その瞬間噛みつくようなキスをされた。
ファイの熱い舌が口の中を弄るのがとても気持ちいい。
初めてのキスに酔いしれているといつの間にかベッドまで移動させられていた。
どさりとベッドへ体を預けたまま見上げると、そこには獣耳と大きな尻尾をフリフリと揺らめかせたファイが舌舐めずりをしていた。
あぁ…この男に食われる…
そう思わせるほどファイが興奮していることがわかった。
「…それがホントのファイの姿なんだね…?カッコイイ…」
「興奮すると出てきちまうんだよなぁ…怖かったらごめんな…?」
「ん~ん。本来の姿のファイと一つになれるのは嬉しい。その姿は俺の前だけにしてね…?他の雌に見せないで。これを見れるのは俺だけにして…」
「興奮するのはお前だけだ。この姿を見るのはお前だけの特権だ」
「ん…ファイ…ふぁい…ん…んっ…」
ファイから与えられるキスに蕩けていると服の裾から手が入ってきて胸の飾りに指が這う。
「あっ…あ…あ…や…んっ…」
男なのにそんなトコロ…と思っていたけど指で弾かれる度に声が抑えられない。
「乳首は気持ちよさそうだな…もっと気持ちよくなろうな?」
「あ…乳首…だめぇ…やあぁ…あっ…ひんっ…」
気がつくと服は全て剥ぎ取られ、片方の乳首はファイに舐め取られ、片方は指で弄くり回される。
「ん…だんだん赤くぷっくりとしてきたな。可愛い…」
乳首が可愛いって何!?
は…恥ずかしすぎるっ!!
「あ…俺ばっかり気持ちいいのヤダぁ~…。ファイと一緒に気持ちよくなりたいっ…!!」
その声と同時にピタッと動きが止まった。
「…っ?」
「あ~…あんま煽るなよ…歯止め効かなくなる…」
ちゅっ…とキスをしてから俺から離れると、ファイは自分の猛ったモノを出した。
「ひぇ…お…おっきくない…?え…?」
ファイは自分のを擦りながら俺に見せつけてくる。
その行為が俺達を更に興奮させている。
「一緒に気持ちよくなろっか…」
「ん…」
そう言ってお互いのモノを一緒に擦る。
にちゅにちゅと音がする度に恥ずかしさとともに興奮も増してくる。
「ひぁ…っ!!んっ…も…でちゃうぅ~…や…や…あ…」
「出して…俺の手でイッて…。お前のイク顔見せて」
「ヤダ…恥ずかし…ん、ん、や!!イッちゃ…うぅ…あぁっ!!」
「…っ!…っく…!俺も…イク…!」
ほぼ2人同時に果ててお互いのお腹には出した精液がべっとりと付いている。
「はぁ…はぁ…ん…」
久々に出した事でぐったりとしてしまった俺に対してファイはもっと元気になってるみたい…。
「お前のは甘いな…いくらでも舐めれる…」
「わっ…や…そんなモノ舐めないで…!!」
俺の出したモノを舐め取ると濡れた指を俺の後孔へと這わせ始めた。
ファイのものになると思うとドキドキと心臓が破裂しそう…。
向かった先の宿は貴族の屋敷程も大きく立派な建物だった。
「……?ねぇ…ホントにここが宿なの…?貴族の屋敷じゃなくて?」
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「…ありがとファイ」
「さっさと部屋を取って外に夕飯食べに行こうか」
「うんっ」
宿の受付に行くと先に来ていた人が従業員と揉めていた。
「だぁから金はあるって言ってるだろ!?何でダメなんだよ!!」
「巡回衛兵から通達が来ていましたよ。様々なお店で騒ぎを起こしている冒険者がいると。貴方でしょう?衛兵にお世話になるような方はお泊め出来ません。既にこの店前で騒ぎを起こしていたような方は。」
「クソが!」
暴言を吐きながらくるりと入り口に向き直り、俺達の横を通り過ぎる瞬間、男と目が合った。
「ナル行こう」
「うん」
あの男…嫌な視線を送ってきた…。キモ…。
なるべく街中で会いたくないな…。気をつけよ。
「ナル。街中で今の男を見かけたら即逃げろよ。アイツから変な匂いがした。たぶんやべー薬やってる。それに…ナルの事目を付けた可能性が高い。一人でいたら誘拐されかねない。絶対俺から離れるなよ」
「そんな変な匂いした?俺わからなかった…」
「俺の嗅覚人より敏感だから…」
「…それって種族のせい?そういえば俺ファイの種族知らないんだけど。嗅覚いいってことは犬系?」
「俺は狼だ。黒狼族の生き残り」
「黒狼って白狼とともに数百年前に絶滅したやつ?生き残りいたんだ…あ、もしかしてこっちの黒髪の方が本来のファイの姿?最初金髪だったよね?」
「狼の上位種ってやつだな。同じ上位種の白狼も生き残りはいるぞ。絶滅種は見つかれば奴隷行きだから隠れて生活してる。アイツら白狼族は雌が多いから滅多に街には来ない。黒狼族は戦闘狂が多いからそんなん関係なく街にくるけど。俺は普段は金髪にして黒狼族とわからないように生活してるんだ。以外とバレないもんだよ。ただ同種の狼族には気配でバレるけど」
「ファイも戦闘狂?」
「そこまでじゃないけど戦うのは好きだな。強い奴と戦うのは面白い」
「へぇ~。じゃあ今度俺とも本気で戦ってね?俺魔法は得意なの。いっぱい練習したんだから!!」
ドヤ顔で言ってみたけどファイは信じてくれてない。
俺の頭撫でて子供をあやす感じだ。
「はいはい。強くても番と本気で戦えないよ…。種族も違うから身体の強さも違うしおいそれと本気で戦えないよ」
「むぅ~!!俺も強い種族なんだよ!!…まだ言えない…けど…」
竜人族と言えば公爵家へと繋がるし、ファイに迷惑がかかってしまうかもしれない…。この国から出てからじゃないと言えないかなぁ…。
「見た目じゃ種族わからないもんなぁ…俺達の同族…にも見えないし、他の強種の見た目とも違うし…まぁ、俺は気にしないから言いたくなったら教えてくれればいいよ。種族関係なく俺はお前が好きだからな」
「ふふっ…ファイならそう言ってくれると思ってた。ありがと!」
そんな話をしながら部屋へと向かった。
「ここが俺達の泊まる部屋だな」
「ふわぁ~、広いね!!」
入った部屋はホントに貴族の部屋と言っても過言ではない程広い。二人で寝ても余るくらいにデカいベッドに奥には風呂もあるみたい。一介の冒険者には贅沢過ぎる部屋だ。
「普通の冒険者には良すぎる部屋じゃない…?ホントにここ泊まる…の…!?」
広い部屋を観察していると後ろからぎゅうっと抱きしめられた。
「あ…ファイ…?どうしたの?」
「…ナル…ずっと我慢してた」
抱きしめられた背中にファイの猛ったモノが押し付けられていた。
我慢って…そういうこと!?
「へぁ…!?あ…あの…」
「お前が何も考えもせずくっついてくるたび俺は我慢続きなんだよ。その場で襲わないようにな」
「え…あ…ごめん…?」
「謝んなくていい。節操なく発情する俺が悪い…。けどこんな部屋に2人きりは流石にマズい。だから早く夕飯食べに外行こう…。」
俺から離れて外に行こうとするファイの服を咄嗟に掴んだ。
「…あ…我慢…しなくていい。俺はファイに我慢して欲しくない…」
ファイは俺を甘やかしてくれる。いつも俺を優しく思ってくれるそんなファイにも我慢して欲しくない。
「ナル…それ…どういうことかわかって言ってる…?」
「…うん。ファイは俺を抱きたいって話でしょ…?俺もファイと繋がりたい…。ファイが俺のなんだって…思わせて…」
その瞬間噛みつくようなキスをされた。
ファイの熱い舌が口の中を弄るのがとても気持ちいい。
初めてのキスに酔いしれているといつの間にかベッドまで移動させられていた。
どさりとベッドへ体を預けたまま見上げると、そこには獣耳と大きな尻尾をフリフリと揺らめかせたファイが舌舐めずりをしていた。
あぁ…この男に食われる…
そう思わせるほどファイが興奮していることがわかった。
「…それがホントのファイの姿なんだね…?カッコイイ…」
「興奮すると出てきちまうんだよなぁ…怖かったらごめんな…?」
「ん~ん。本来の姿のファイと一つになれるのは嬉しい。その姿は俺の前だけにしてね…?他の雌に見せないで。これを見れるのは俺だけにして…」
「興奮するのはお前だけだ。この姿を見るのはお前だけの特権だ」
「ん…ファイ…ふぁい…ん…んっ…」
ファイから与えられるキスに蕩けていると服の裾から手が入ってきて胸の飾りに指が這う。
「あっ…あ…あ…や…んっ…」
男なのにそんなトコロ…と思っていたけど指で弾かれる度に声が抑えられない。
「乳首は気持ちよさそうだな…もっと気持ちよくなろうな?」
「あ…乳首…だめぇ…やあぁ…あっ…ひんっ…」
気がつくと服は全て剥ぎ取られ、片方の乳首はファイに舐め取られ、片方は指で弄くり回される。
「ん…だんだん赤くぷっくりとしてきたな。可愛い…」
乳首が可愛いって何!?
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その声と同時にピタッと動きが止まった。
「…っ?」
「あ~…あんま煽るなよ…歯止め効かなくなる…」
ちゅっ…とキスをしてから俺から離れると、ファイは自分の猛ったモノを出した。
「ひぇ…お…おっきくない…?え…?」
ファイは自分のを擦りながら俺に見せつけてくる。
その行為が俺達を更に興奮させている。
「一緒に気持ちよくなろっか…」
「ん…」
そう言ってお互いのモノを一緒に擦る。
にちゅにちゅと音がする度に恥ずかしさとともに興奮も増してくる。
「ひぁ…っ!!んっ…も…でちゃうぅ~…や…や…あ…」
「出して…俺の手でイッて…。お前のイク顔見せて」
「ヤダ…恥ずかし…ん、ん、や!!イッちゃ…うぅ…あぁっ!!」
「…っ!…っく…!俺も…イク…!」
ほぼ2人同時に果ててお互いのお腹には出した精液がべっとりと付いている。
「はぁ…はぁ…ん…」
久々に出した事でぐったりとしてしまった俺に対してファイはもっと元気になってるみたい…。
「お前のは甘いな…いくらでも舐めれる…」
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