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第四章 旅と戦闘
第三十九話 接近戦
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目指した民家の入口まで駆け抜けた後、素早く賊が居ない事を確認する。
サングラスからの情報は正しいようだ。
イズミは一呼吸おいてショットガンを持ち直してから、次なる民家を選ぶために入口から顔を一瞬だけ出した。
向かい側の民家、その屋上に賊がいた。
直ぐに撃てるように構えると、サングラスに映る反応に動きがあった。
「マスター、入口から離れてください」
マスタングからの声を聞くのと同時に、数歩入口から距離をとった。
程なくして入口が爆発した。
賊の攻撃魔法、火球が飛んできたのだ。
映画で例えるならば、グレネードランチャーの爆発の小型版みたいな感じだろうか。
「…銃より魔法の方がヤバいだろ」
思わず小言が漏れ出ていた。
近距離はクロスボウで、少し離れれば魔法攻撃で事足りる。
だからこの世界では銃が普及していないのでは?
そんな考えすら頭を過ぎった。
魔法攻撃を放った賊はカレンが対応してくれたのか、サングラスから反応が消えた。
イズミは改めて呼吸を整え、次の建物を睨みつけながらショットガンを構え直した。
走り出したと同時に目指す建物から賊が姿を見せた。
イズミは賊に攻撃をさせまいとショットガンを撃ち込む。
倒れ込む賊を尻目に建物入口に数発撃ち込み突入すると、素早く部屋内を確認する。
賊がいない事を確認しつつショットガンに弾込めをしていた所で、頭上から大きな物音がした。
イズミが上を向くのと同時に、賊が天井を破壊して攻撃をして来たのだ。
咄嗟に避ける動作をしたが、賊の手にする武器…かなり大きなアックスによってショットガンが真っ二つに破壊されてしまった。
「しくった!」
体勢を崩して倒れ込んだイズミ。
賊がアックスを持ち直しつつニヤリと笑みを浮かべる。
「あの変な魔導具が無けりゃ、こんなモヤシ野郎なんざ訳無いぜ」
大柄な賊はガラクタと化したショットガンを一瞥すると、イズミにアックスを向ける。
イズミは何とか体勢を立て直し左肩にぶら下げた44マグナムを抜いて1発撃った。
下腹部に命中したのか、出血した所を押さえてうめき声を上げる賊だったが、まだアックスを握る手はイズミに向いていた。
突然の衝撃と激痛に声にもならない呻きをあげる賊を尻目に、起き上がったイズミは念の為にもう1発撃ち込むと賊はゆっくりと倒れ込んだ。
イズミは倒れた賊の近くにある壊れたショットガンに目をやった。
「…気に入ってたんだがな」
小さく溜め息をつくも、サングラスに反応があったのですぐに44マグナムを構え直した。
サングラスで確認出来た魔法反応に対して、イズミは木の壁越しに44マグナムを4発撃ち込んだ。
叫び声が複数聞こえたが、サングラスから見える反応は消えていないので、まだ生きているのだろう。
ポケットからスピードローダーを取り出して44マグナムの弾込めを済ませたイズミは、叫び声のする方へとゆっくりと近付く。
「くそ!ぶっ殺してやる!!」
ドタドタと複数の足音と威勢の良いご挨拶がやって来た。
イズミは息を潜めつつ奥への扉から距離を取り、マグナムをいつでも撃てるように構える。
勢い良く入口から飛び出してきた賊達の胴体に向けてマグナムを1発ずつ撃ち込んだ。
飛び出してきた賊は3人だったが、まだ扉付近に反応がある。
イズミはマグナムのハンマーを起こして何時でも迎え撃つ準備を整え、ゆっくりと引き金に指をかけた。
その後も暫く戦い続けた結果、マスタングで探せる範囲の賊はいなくなったが、空を見上げると陽が傾き始めていた。
暗くなる前に戦闘が一通り終わったのは喜ばしい事だが、屍となった賊共の後処理を考えると頭痛がする。
最初に立ち寄った宿屋の前にマスタングを駐車し、もたれ掛かるようにしてイズミが通りを見渡す。
サングラスでは魔法反応を確認出来ないので、ゆっくりと外してボンネットに置いた。
カレンはマスタングに頼んでクロスボウの予備弾を出してもらい、村に残っている住民を探すと言って老人の下へと向かった。
「タバコでも吸いたい気分だ」
今日以外にも何度か戦闘を経験したイズミであったが、未だに慣れていないからか肉体的も精神的にもキツいものがあった。
サングラスからの情報は正しいようだ。
イズミは一呼吸おいてショットガンを持ち直してから、次なる民家を選ぶために入口から顔を一瞬だけ出した。
向かい側の民家、その屋上に賊がいた。
直ぐに撃てるように構えると、サングラスに映る反応に動きがあった。
「マスター、入口から離れてください」
マスタングからの声を聞くのと同時に、数歩入口から距離をとった。
程なくして入口が爆発した。
賊の攻撃魔法、火球が飛んできたのだ。
映画で例えるならば、グレネードランチャーの爆発の小型版みたいな感じだろうか。
「…銃より魔法の方がヤバいだろ」
思わず小言が漏れ出ていた。
近距離はクロスボウで、少し離れれば魔法攻撃で事足りる。
だからこの世界では銃が普及していないのでは?
そんな考えすら頭を過ぎった。
魔法攻撃を放った賊はカレンが対応してくれたのか、サングラスから反応が消えた。
イズミは改めて呼吸を整え、次の建物を睨みつけながらショットガンを構え直した。
走り出したと同時に目指す建物から賊が姿を見せた。
イズミは賊に攻撃をさせまいとショットガンを撃ち込む。
倒れ込む賊を尻目に建物入口に数発撃ち込み突入すると、素早く部屋内を確認する。
賊がいない事を確認しつつショットガンに弾込めをしていた所で、頭上から大きな物音がした。
イズミが上を向くのと同時に、賊が天井を破壊して攻撃をして来たのだ。
咄嗟に避ける動作をしたが、賊の手にする武器…かなり大きなアックスによってショットガンが真っ二つに破壊されてしまった。
「しくった!」
体勢を崩して倒れ込んだイズミ。
賊がアックスを持ち直しつつニヤリと笑みを浮かべる。
「あの変な魔導具が無けりゃ、こんなモヤシ野郎なんざ訳無いぜ」
大柄な賊はガラクタと化したショットガンを一瞥すると、イズミにアックスを向ける。
イズミは何とか体勢を立て直し左肩にぶら下げた44マグナムを抜いて1発撃った。
下腹部に命中したのか、出血した所を押さえてうめき声を上げる賊だったが、まだアックスを握る手はイズミに向いていた。
突然の衝撃と激痛に声にもならない呻きをあげる賊を尻目に、起き上がったイズミは念の為にもう1発撃ち込むと賊はゆっくりと倒れ込んだ。
イズミは倒れた賊の近くにある壊れたショットガンに目をやった。
「…気に入ってたんだがな」
小さく溜め息をつくも、サングラスに反応があったのですぐに44マグナムを構え直した。
サングラスで確認出来た魔法反応に対して、イズミは木の壁越しに44マグナムを4発撃ち込んだ。
叫び声が複数聞こえたが、サングラスから見える反応は消えていないので、まだ生きているのだろう。
ポケットからスピードローダーを取り出して44マグナムの弾込めを済ませたイズミは、叫び声のする方へとゆっくりと近付く。
「くそ!ぶっ殺してやる!!」
ドタドタと複数の足音と威勢の良いご挨拶がやって来た。
イズミは息を潜めつつ奥への扉から距離を取り、マグナムをいつでも撃てるように構える。
勢い良く入口から飛び出してきた賊達の胴体に向けてマグナムを1発ずつ撃ち込んだ。
飛び出してきた賊は3人だったが、まだ扉付近に反応がある。
イズミはマグナムのハンマーを起こして何時でも迎え撃つ準備を整え、ゆっくりと引き金に指をかけた。
その後も暫く戦い続けた結果、マスタングで探せる範囲の賊はいなくなったが、空を見上げると陽が傾き始めていた。
暗くなる前に戦闘が一通り終わったのは喜ばしい事だが、屍となった賊共の後処理を考えると頭痛がする。
最初に立ち寄った宿屋の前にマスタングを駐車し、もたれ掛かるようにしてイズミが通りを見渡す。
サングラスでは魔法反応を確認出来ないので、ゆっくりと外してボンネットに置いた。
カレンはマスタングに頼んでクロスボウの予備弾を出してもらい、村に残っている住民を探すと言って老人の下へと向かった。
「タバコでも吸いたい気分だ」
今日以外にも何度か戦闘を経験したイズミであったが、未だに慣れていないからか肉体的も精神的にもキツいものがあった。
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※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
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