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第四章 旅と戦闘
第四十話 戦いの後で
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イズミは戦闘後の状況を睨みつつ、元いた世界の軍人達の凄さを再認識していた。
生きた心地のしない最前線で丸一日、いや何日何ヶ月…何年と戦うと考えるだけで、自分には耐えられないだろうと痛感したのだ。
現に身体が鉛のように重たくなっている。
イズミはおもむろにショットガンを破壊された建物へ視線を移すと、ゆったりとした動きで建物に入り無残な姿となったソレを手に取る。
マスタングにまで持ち帰り、トランクへと仕舞った後で大きな溜息が出てしまった。
「マスタング、このショットガンを修復出来るか?」
マスタングからの反応をしばし待ってみる。
トランク付近から何度かガコンガコンと音が鳴る。
「マスター、修復は困難でしたので、新たに実体化させました」
トランクが自動で開いたので確認すると、ちゃんとショットガンが鎮座していた。
「オートマチックのショットガンも備えておきますか?」
マスタングから提案があったので、それも実体化出来るように指示を出した。
オートマチックは非常に有用だからな。
特に連射したい時にポンプ式ではオートマチックには勝てない場面がある。
「ピックアップしましたので、モニターにて確認をお願いします」
マスタングの音声を聞いたイズミは運転席に乗り込み、カーナビのモニター画面を確認する。
オートマチックショットガンが3種類ピックアップされていた。
1つはアメリカ製のショットガンで、現在使っているポンプアクション式と形が似ている。
1つはイタリア製でピストルグリップが付いている。
軍や警察でも採用されている実績があるモデルだ。
最後はアメリカ製のフルオート可能なショットガンだった。
ボックスマガジンとドラムマガジンが選択可能で、ドラムマガジンだと装弾数が32発と規格外な代物だ。
「…イタリア製のを準備だけしてくれ。フルオートのは保留で頼む」
モニターにタッチするのと同時にマスタングに頼んで、同時にマグナム弾の補充をする。
やはり最低でもスピードローダー2個は腰にあって欲しいのだ。
「もう2つ準備しておいても損は無いと思いますが」
マスタングはイズミの所持弾数を不安視していた。
現在シリンダー内の6発と腰に付けたスピードローダーが2つで合計18発だ。
もう2つ追加すると、30発だ。
少々多い気がする。
「30発あれば襲われても私の所まで移動出来る可能性が向上しますし、私がマスターの元へ到着するまでの時間稼ぎが出来ます」
そんな突然ド派手に撃ちまくる事は無いだろうとイズミは答えたが、マスタングはスピードローダーとポーチを実体化させてイズミへ渡した。
イズミは苦笑しつつ腰回りに取り付けられるスペースがあるかを考える事にした。
「イズミさん、賊の残党を3人確保しました」
カレンが窓ガラスを軽くノックしつつ声をかけてきた。
村の老人と一緒に賊を縛り付けたのか、カレンの背後で賊の足がバタついているのが見えた。
「村人達を何処に連れて行ったのかを聞き出せるか?フレイル達に情報を流しておきたい」
必要であれば俺が直接賊と[おはなし]するとも伝えて、マスタングの運転席を少し後ろに倒して身体を伸ばした。
「イズミさん?彼等から話が聞けましたよ」
カレンが上手く賊の残党達から話を聞けたようだ。
どうやら俺が直接話をする必要は無かったみたいだ。
イズミはマスタングから降りてフレイルへと魔法通信を繋いだ。
「フレイル、イズミだ…こっちの野暮用は済んだ、話せる時にでも連絡をくれ」
イズミはイヤリングをカレンに渡し、フレイルから連絡が来たら[おはなし]の中身を伝える様に頼むと、とりあえず1人で屍となった賊の頭数を数える事にした。
「38人か…多いのやら少ないのやら」
イズミは死んだ賊の頭の真横に道端で拾った石を置いていき、それを数え直してぼやいた。
「多いと思いますよ?村の住人を移動させた人員数やマスタングさんの攻撃でまとめて攻撃したのも含めると、冒険者ギルドも大々的に手配をしている組織かと」
カレンはフレイルに情報を伝え終えたのか、イヤリングを返しに来たついでに答えた。
イヤリングを右耳に着け直した直後、イズミは顔をしかめた。
フレイルからの怒声とも呼んで良いだろう声が聞こえたからだ。
「何が野暮用は済んだ、だ?カレン殿の話を聞くに随分と大暴れしたみたいではないか!」
イズミは電話を耳元から遠ざけるような動きをするが、魔法通信では通用しない。
「なに、村の美化活動を手伝っただけさ。ゴミの処分はフレイル達に頼みたいな…手始めに38袋分と仕分けしきれないのがいくつか」
これくらいの面倒事は押し付けてしまおうと、イズミはしれっと説明と依頼を織り交ぜて話を続けた。
生きた心地のしない最前線で丸一日、いや何日何ヶ月…何年と戦うと考えるだけで、自分には耐えられないだろうと痛感したのだ。
現に身体が鉛のように重たくなっている。
イズミはおもむろにショットガンを破壊された建物へ視線を移すと、ゆったりとした動きで建物に入り無残な姿となったソレを手に取る。
マスタングにまで持ち帰り、トランクへと仕舞った後で大きな溜息が出てしまった。
「マスタング、このショットガンを修復出来るか?」
マスタングからの反応をしばし待ってみる。
トランク付近から何度かガコンガコンと音が鳴る。
「マスター、修復は困難でしたので、新たに実体化させました」
トランクが自動で開いたので確認すると、ちゃんとショットガンが鎮座していた。
「オートマチックのショットガンも備えておきますか?」
マスタングから提案があったので、それも実体化出来るように指示を出した。
オートマチックは非常に有用だからな。
特に連射したい時にポンプ式ではオートマチックには勝てない場面がある。
「ピックアップしましたので、モニターにて確認をお願いします」
マスタングの音声を聞いたイズミは運転席に乗り込み、カーナビのモニター画面を確認する。
オートマチックショットガンが3種類ピックアップされていた。
1つはアメリカ製のショットガンで、現在使っているポンプアクション式と形が似ている。
1つはイタリア製でピストルグリップが付いている。
軍や警察でも採用されている実績があるモデルだ。
最後はアメリカ製のフルオート可能なショットガンだった。
ボックスマガジンとドラムマガジンが選択可能で、ドラムマガジンだと装弾数が32発と規格外な代物だ。
「…イタリア製のを準備だけしてくれ。フルオートのは保留で頼む」
モニターにタッチするのと同時にマスタングに頼んで、同時にマグナム弾の補充をする。
やはり最低でもスピードローダー2個は腰にあって欲しいのだ。
「もう2つ準備しておいても損は無いと思いますが」
マスタングはイズミの所持弾数を不安視していた。
現在シリンダー内の6発と腰に付けたスピードローダーが2つで合計18発だ。
もう2つ追加すると、30発だ。
少々多い気がする。
「30発あれば襲われても私の所まで移動出来る可能性が向上しますし、私がマスターの元へ到着するまでの時間稼ぎが出来ます」
そんな突然ド派手に撃ちまくる事は無いだろうとイズミは答えたが、マスタングはスピードローダーとポーチを実体化させてイズミへ渡した。
イズミは苦笑しつつ腰回りに取り付けられるスペースがあるかを考える事にした。
「イズミさん、賊の残党を3人確保しました」
カレンが窓ガラスを軽くノックしつつ声をかけてきた。
村の老人と一緒に賊を縛り付けたのか、カレンの背後で賊の足がバタついているのが見えた。
「村人達を何処に連れて行ったのかを聞き出せるか?フレイル達に情報を流しておきたい」
必要であれば俺が直接賊と[おはなし]するとも伝えて、マスタングの運転席を少し後ろに倒して身体を伸ばした。
「イズミさん?彼等から話が聞けましたよ」
カレンが上手く賊の残党達から話を聞けたようだ。
どうやら俺が直接話をする必要は無かったみたいだ。
イズミはマスタングから降りてフレイルへと魔法通信を繋いだ。
「フレイル、イズミだ…こっちの野暮用は済んだ、話せる時にでも連絡をくれ」
イズミはイヤリングをカレンに渡し、フレイルから連絡が来たら[おはなし]の中身を伝える様に頼むと、とりあえず1人で屍となった賊の頭数を数える事にした。
「38人か…多いのやら少ないのやら」
イズミは死んだ賊の頭の真横に道端で拾った石を置いていき、それを数え直してぼやいた。
「多いと思いますよ?村の住人を移動させた人員数やマスタングさんの攻撃でまとめて攻撃したのも含めると、冒険者ギルドも大々的に手配をしている組織かと」
カレンはフレイルに情報を伝え終えたのか、イヤリングを返しに来たついでに答えた。
イヤリングを右耳に着け直した直後、イズミは顔をしかめた。
フレイルからの怒声とも呼んで良いだろう声が聞こえたからだ。
「何が野暮用は済んだ、だ?カレン殿の話を聞くに随分と大暴れしたみたいではないか!」
イズミは電話を耳元から遠ざけるような動きをするが、魔法通信では通用しない。
「なに、村の美化活動を手伝っただけさ。ゴミの処分はフレイル達に頼みたいな…手始めに38袋分と仕分けしきれないのがいくつか」
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