異世界無宿

ゆきねる

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第六章 ダンジョン発見

第七十話 帰還?

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ダンジョン内の魔物達と睨み合うイズミだったが、疲労や睡魔とも戦い始めていた。

イズミは地上にあった木材で簡単なバリケードを作り、そこからダンジョンを睨みつける。
ライトも木材に括り付けたので、いざ銃撃戦になっても速やかに弾込めが可能だ。

腕時計を確認すると、短針が2時…14時を過ぎた所だった。

「カレン、少し地上で休憩を取ってくる。ショットガンも置いて置くから、必要なら使ってくれ」

カレンにショットガンの使い方を軽くレクチャーしたイズミは、日光を浴びる目的で階段を登る。


地上は快晴そのもので、陽射しが眩しく帽子が欲しくなる程だ。
周囲を見渡すと、地上組は階段周辺の片付けを済ませた所だったのか休憩中だった。

「こっちは大丈夫そうだな」

イズミは木陰で休憩をしていたガルシアに声をかけた。

「まぁな。転がってた武器や甲冑はイズミ殿のアーティファクトが回収してくれたよ。アイテムボックス持ちのアーティファクトってのは凄いな」

ガルシアの言葉を聞いたイズミはマスタングの居る方へ目をやった。
特に反応は来ない。

「…あぁ」

水分補給と軽食を取ったイズミは、マスタングへと足を運んだ。

「マスタング。こっちの調子はどうだ?」

運転席側の窓を軽くノックする。
返答は直ぐにやってきた。

「半径5キロ以内に異常な反応はありません」

燃料の残量を確認すると6割程だったので、満タンに魔力補給をする事にした。

「ショットガンありがとうな。助かったよ」

魔力補給中にマスタングに感謝の言葉を口にした。

「当然の事をしたまでです」

「そうだ…マグナム用のベルトホルスターを出して欲しいんだ」

イズミはショットガンからマグナムへのトランジションが、ショルダーホルスターからだとスムーズに出来ないからだ。

最も、これは俺が慣れていないからでもある。
元いた世界でもホルスターは、ベルトに着けるタイプを愛用していたからだ。

「分かりました」

ガコンとグローブボックスが開いて、革製のホルスターが出てきた。
飾りっ気の無いシンプルなデザインで、サムブレイクは付いていない。

「ダンジョン用ならコレだな」

何かのタイミングで銃が落下する可能性はあるが、6.5インチバレルの44マグナムならば大丈夫だろう。

マスタングの燃料メーターが満タンになったのを確認し、食料を持ってダンジョン入口まで戻る。

「カレン、今戻った」

イズミが戻ると、そこには調査隊の1人が戻って来ていた。

「イズミさん、彼女はたった今戻って来たんです」

戻ってきた調査隊は夜に合った斥候だった。
全力で戻って来たのか、まだ息が上がっている。

「何があった?」

イズミがショットガンを手に取って準備をしながら尋ねた。

「第一階層の調査をしてたら、第二階層の門が開いているを発見したにゃ。そしたら、夜になって第二階層の魔物が門を通って来て戦闘に…」

「ここから近いのか?」

イズミは確認する。
俺達が援護に向かっても間に合う距離なのか?
そもそも、俺とカレンの戦力でどうにかなる数なのか?

「少し…遠いにゃ」

イズミとカレンは、互いの顔を見合わせた。
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