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第二十二章 一斉捜査
第三百四十五話 デカくない?
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しばらくするとベリアが戻って来た。
「すまんすまん、念の為にフォレストリザードの頭蓋骨と戦闘痕の木の皮を剥いでたんだ」
そう言って取り出された木の皮には、デカい戦闘痕がハッキリと見える。
「キマイラの爪攻撃の跡は3本の事が多い。そうすると、爪の間隔から足のサイズをある程度特定出来る」
マスタングのボンネットに木の皮を置くと、爪の痕の間隔を確認する。
「待て待て、俺のマグナムよりも間隔が長いぞ」
全長で約30cmはある44マグナムを比較用に置いてみたが、それだけでは足りなかった。
「…このナイフでギリギリ届かない」
新しいナイフを置いてみたが、微妙に長さが足りない。
ナイフの長さはマグナム2丁より僅かに短い。
つまり爪の間隔は60cmを少し超えるのだ。
「…デカくないか?」
「攻撃のシチュエーションが不明だから、多少の誤差があるのは仕方ないとして。遠くからでもキマイラと分かる程の大きさとしては妥当だな」
木の皮をアイテムボックスに収納したベリアは、持参した水を飲んでからナイフを腰に戻す。
「足跡はもうハッキリとは残って無かったし、一旦町に戻ろう」
「そうだな」
イズミとベリアはマスタングに乗り込むと、日が暮れる前にヒュミトールへと到着すべく走り出した。
グラテミア達の屋敷へ戻る前に冒険者ギルドへ立ち寄り、ベリアが簡単な報告を始めた。
「地図で説明します。キマイラが倒したと思われるフォレストリザードの死骸は、この辺りにありました。腐敗も進んでいましたが頭蓋骨は回収していますので、後ほど確認を」
「ヒュミトールからはまぁ、距離としてはあるのか」
冒険者ギルドの職員が唸る。
「次に戦闘痕の可能性があるとして回収出来た物が此方です」
「木の皮か」
「はい。爪攻撃の跡が3本、可能性は高いかと」
「どのような戦闘で使われたのかが分からんが、もし通常攻撃でコレならば…かなりの大物だな」
話を聞いていた冒険者ギルド長のレオンチーノは、大きなため息をついた。
「巣なしの可能性は?」
「非常に高いです。近くには気配を感じませんでしたし、森に住む生物達もそこまで警戒はしていませんでした」
「何処に居るのか分からん以上、警戒態勢を取らねばならんな。公爵や商人ギルドにも連絡をしておこう」
調査報告を済ませたベリアはフォレストリザードの頭蓋骨を担当職員に渡すと、少しばかりの報酬を受け取り冒険者ギルドの建物を後にする。
屋敷へ到着し馬車置き場へ向かうと、今朝は無かった馬車が停まっている。
その隣にマスタングを駐車すると、イズミ達は屋敷へと歩き出した。
屋敷に入るとイズミ達を見た従者がやって来て、グラテミアが呼んでいると教えてくれた。
荷物を持ったまま向かうのもあれなので、一度部屋に戻り各々の荷物を置いてからグラテミアの元へ向かう。
「グラテミア様、イズミ様とベリア様をお連れしました」
従者が部屋の扉を開けると、そこにはグラテミアとフラウリア、そしてソフィアが待っていた。
「お久しぶりです」
「貴方達も元気そうね。冒険者ギルドの依頼をしてたって聞いたけれど」
ソフィアが一度イズミの顔を見てから聞くと、ベリアが代わりに答えてくれた。
「アタイがちょっと討伐依頼をしたいなと思ってな。実際やったのはキマイラの目撃情報に関する調査だけど」
「キマイラですか」
イズミ達用の席が用意されたので、2人は話を切り上げて座った。
「早速ですが、本題に入っても?」
ソフィアが切り出すと、フラウリアが盗聴防止の魔法を部屋内にかける。
「盗聴防止はしました。よろしくお願いします」
フラウリアの言葉を聞いたソフィアは、膝の上に置いていた資料を机に並べ始める。
「すまんすまん、念の為にフォレストリザードの頭蓋骨と戦闘痕の木の皮を剥いでたんだ」
そう言って取り出された木の皮には、デカい戦闘痕がハッキリと見える。
「キマイラの爪攻撃の跡は3本の事が多い。そうすると、爪の間隔から足のサイズをある程度特定出来る」
マスタングのボンネットに木の皮を置くと、爪の痕の間隔を確認する。
「待て待て、俺のマグナムよりも間隔が長いぞ」
全長で約30cmはある44マグナムを比較用に置いてみたが、それだけでは足りなかった。
「…このナイフでギリギリ届かない」
新しいナイフを置いてみたが、微妙に長さが足りない。
ナイフの長さはマグナム2丁より僅かに短い。
つまり爪の間隔は60cmを少し超えるのだ。
「…デカくないか?」
「攻撃のシチュエーションが不明だから、多少の誤差があるのは仕方ないとして。遠くからでもキマイラと分かる程の大きさとしては妥当だな」
木の皮をアイテムボックスに収納したベリアは、持参した水を飲んでからナイフを腰に戻す。
「足跡はもうハッキリとは残って無かったし、一旦町に戻ろう」
「そうだな」
イズミとベリアはマスタングに乗り込むと、日が暮れる前にヒュミトールへと到着すべく走り出した。
グラテミア達の屋敷へ戻る前に冒険者ギルドへ立ち寄り、ベリアが簡単な報告を始めた。
「地図で説明します。キマイラが倒したと思われるフォレストリザードの死骸は、この辺りにありました。腐敗も進んでいましたが頭蓋骨は回収していますので、後ほど確認を」
「ヒュミトールからはまぁ、距離としてはあるのか」
冒険者ギルドの職員が唸る。
「次に戦闘痕の可能性があるとして回収出来た物が此方です」
「木の皮か」
「はい。爪攻撃の跡が3本、可能性は高いかと」
「どのような戦闘で使われたのかが分からんが、もし通常攻撃でコレならば…かなりの大物だな」
話を聞いていた冒険者ギルド長のレオンチーノは、大きなため息をついた。
「巣なしの可能性は?」
「非常に高いです。近くには気配を感じませんでしたし、森に住む生物達もそこまで警戒はしていませんでした」
「何処に居るのか分からん以上、警戒態勢を取らねばならんな。公爵や商人ギルドにも連絡をしておこう」
調査報告を済ませたベリアはフォレストリザードの頭蓋骨を担当職員に渡すと、少しばかりの報酬を受け取り冒険者ギルドの建物を後にする。
屋敷へ到着し馬車置き場へ向かうと、今朝は無かった馬車が停まっている。
その隣にマスタングを駐車すると、イズミ達は屋敷へと歩き出した。
屋敷に入るとイズミ達を見た従者がやって来て、グラテミアが呼んでいると教えてくれた。
荷物を持ったまま向かうのもあれなので、一度部屋に戻り各々の荷物を置いてからグラテミアの元へ向かう。
「グラテミア様、イズミ様とベリア様をお連れしました」
従者が部屋の扉を開けると、そこにはグラテミアとフラウリア、そしてソフィアが待っていた。
「お久しぶりです」
「貴方達も元気そうね。冒険者ギルドの依頼をしてたって聞いたけれど」
ソフィアが一度イズミの顔を見てから聞くと、ベリアが代わりに答えてくれた。
「アタイがちょっと討伐依頼をしたいなと思ってな。実際やったのはキマイラの目撃情報に関する調査だけど」
「キマイラですか」
イズミ達用の席が用意されたので、2人は話を切り上げて座った。
「早速ですが、本題に入っても?」
ソフィアが切り出すと、フラウリアが盗聴防止の魔法を部屋内にかける。
「盗聴防止はしました。よろしくお願いします」
フラウリアの言葉を聞いたソフィアは、膝の上に置いていた資料を机に並べ始める。
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