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第二十二章 一斉捜査
第三百五十一話 カクテルは目立つ
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イズミは厨房へ向かい料理人に一声かけると、グラスを一度洗っておく。
洗う事でクリアな感覚で酒の比較が出来ると思ったからだ。
「さて。この酒はどう合わせるべきか」
「…単体で良いんじゃねぇの?」
「それじゃつまらないだろ。色んな飲み方が出来た方が楽しめるし」
イズミはカクテルセットにあるソフトドリンクを確認してから、良い案が浮かんで来なかったので厨房で働く料理人に声を掛ける。
「すみません、誰か屋敷内の飲み物事情に詳しい方は居ますか?」
「飲み物ですか?」
そう言うと小柄なラミア族の料理人が近付いて来た。
「町の酒屋に新商品で入荷した酒でして」
「確認しますね…独特ですが良い香りで、飲み口も甘いのですね」
「このお酒に混ぜる飲み物を考えてまして」
「屋敷内にある飲み物でしたら、此方に保管しております」
料理人の案内で飲み物が保管されている、冷蔵庫のような何かの前に案内される。
扉を開けると、中には様々なソフトドリンクが入っている。
「かなり充実してますね」
「屋敷で働く者達の飲み物ですから、不満は少ない方が良いので」
「少し戴いても?」
「問題はありませんが…そのお酒と混ぜるとどうなるのか、非常に興味があります」
「試飲に協力して頂けるならば、飲めますよ」
「やりましょう!」
語気に勢いがつき、眼が非常に輝いている料理人と一緒に数本の瓶を持つと、食堂へ戻りカクテル作りに入る。
「お酒と混ぜると言うのは、単に混ぜ合わせるだけですよね?」
「そう言う場合と、一工夫する場合があります。例えば…これでやってみますか」
イズミは2リットルはあるような瓶を手に取ると、蓋を開けて中身を確認する。
普通の牛乳だった。
牛乳と酒をそのまま混ぜるのと、シェイカーでシェイクするパターンで比較する事にする。
「えぇと、何方か氷は出せますか?」
「しばしお待ちを…連れてきました」
料理人がオットリとした従者を連れてきた。
聞くと今日の仕事は終わったので、フリーなのだという。
ものはついでなので、この従者にも試飲をしてもらうとしよう。
「これが普通に混ぜたドリンクです」
イズミが測りを使いチャチャっと作ると、皆に試飲をしてもらう。
「悪くはありませんけど」
「不思議な甘さが良いです」
「何かちょっと、温いかな」
三者三様の感想である。
イズミはシェイカーを準備すると、氷魔法で小振りな氷を詰め込み酒と牛乳を注ぐ。
蓋を締めると、イズミは慣れない手つきでシェイクを始める。
聞き慣れない音が食堂に響き、近くで働いていた従者達の視線がイズミに向く。
「次は氷を使いシェイクして、しっかりとドリンクを冷やしてみました」
グラスに注ぐのを確認した3人がグラスを我先に取ると、恐る恐る口へと運んだ。
「これは食後に飲むのが良いですね」
「甘い飲み口に牛乳が酒の強さを抑えていて、1つのスイーツみたいです」
「美味いなコレ。おかわり欲しい」
そんな反応を聞いていた従者達から、自分達も欲しいと言わんばかりの圧を感じる。
この状況はよろしくないのでどうにかしたいが、購入した小瓶の残量は少ない。
「流石に購入した分だと、そこまで作れないのですがね…ベリア、この酒は結構入荷してたのか?」
「お試しで小瓶を買ってきたけど、ちゃんとした瓶のもそこそこ入荷してたな。確か瓶1本で銀貨30枚だったと思う、まだ何処まで売れるのか分からなくて、生産数が控えめだから値段が抑えられないとか」
ベリアがそこまで言うと、試飲をした料理人がススッと移動して料理長を連れてきた。
「料理長、コレを飲んでみてください」
「なんですかいきなり…これは料理にもよりますが、食後の1杯に良いかもしれませんね」
「このお酒であれば、皆がチーズケーキを所望している現状に選択肢が増やせるかと」
「確かに…材料と比率は?」
料理長が聞いてきたので、イズミは素直に答えた。
「お酒と牛乳で1:2です。今回はお酒を20ml牛乳を40mlで、この道具に氷を入れてシェイクしました」
「氷を利用して冷やしたのですね、普通に混ぜると…少し物足りないですね。こんなに変わるとは、面白いですね」
料理長がそう言うと料理人がお酒の購入申請を出し、お酒を買うべく行動を始める。
まだ試してみたいドリンクが多々あるのだが、そんな雰囲気では無くなって来たのが鈍感なイズミでも分かった。
洗う事でクリアな感覚で酒の比較が出来ると思ったからだ。
「さて。この酒はどう合わせるべきか」
「…単体で良いんじゃねぇの?」
「それじゃつまらないだろ。色んな飲み方が出来た方が楽しめるし」
イズミはカクテルセットにあるソフトドリンクを確認してから、良い案が浮かんで来なかったので厨房で働く料理人に声を掛ける。
「すみません、誰か屋敷内の飲み物事情に詳しい方は居ますか?」
「飲み物ですか?」
そう言うと小柄なラミア族の料理人が近付いて来た。
「町の酒屋に新商品で入荷した酒でして」
「確認しますね…独特ですが良い香りで、飲み口も甘いのですね」
「このお酒に混ぜる飲み物を考えてまして」
「屋敷内にある飲み物でしたら、此方に保管しております」
料理人の案内で飲み物が保管されている、冷蔵庫のような何かの前に案内される。
扉を開けると、中には様々なソフトドリンクが入っている。
「かなり充実してますね」
「屋敷で働く者達の飲み物ですから、不満は少ない方が良いので」
「少し戴いても?」
「問題はありませんが…そのお酒と混ぜるとどうなるのか、非常に興味があります」
「試飲に協力して頂けるならば、飲めますよ」
「やりましょう!」
語気に勢いがつき、眼が非常に輝いている料理人と一緒に数本の瓶を持つと、食堂へ戻りカクテル作りに入る。
「お酒と混ぜると言うのは、単に混ぜ合わせるだけですよね?」
「そう言う場合と、一工夫する場合があります。例えば…これでやってみますか」
イズミは2リットルはあるような瓶を手に取ると、蓋を開けて中身を確認する。
普通の牛乳だった。
牛乳と酒をそのまま混ぜるのと、シェイカーでシェイクするパターンで比較する事にする。
「えぇと、何方か氷は出せますか?」
「しばしお待ちを…連れてきました」
料理人がオットリとした従者を連れてきた。
聞くと今日の仕事は終わったので、フリーなのだという。
ものはついでなので、この従者にも試飲をしてもらうとしよう。
「これが普通に混ぜたドリンクです」
イズミが測りを使いチャチャっと作ると、皆に試飲をしてもらう。
「悪くはありませんけど」
「不思議な甘さが良いです」
「何かちょっと、温いかな」
三者三様の感想である。
イズミはシェイカーを準備すると、氷魔法で小振りな氷を詰め込み酒と牛乳を注ぐ。
蓋を締めると、イズミは慣れない手つきでシェイクを始める。
聞き慣れない音が食堂に響き、近くで働いていた従者達の視線がイズミに向く。
「次は氷を使いシェイクして、しっかりとドリンクを冷やしてみました」
グラスに注ぐのを確認した3人がグラスを我先に取ると、恐る恐る口へと運んだ。
「これは食後に飲むのが良いですね」
「甘い飲み口に牛乳が酒の強さを抑えていて、1つのスイーツみたいです」
「美味いなコレ。おかわり欲しい」
そんな反応を聞いていた従者達から、自分達も欲しいと言わんばかりの圧を感じる。
この状況はよろしくないのでどうにかしたいが、購入した小瓶の残量は少ない。
「流石に購入した分だと、そこまで作れないのですがね…ベリア、この酒は結構入荷してたのか?」
「お試しで小瓶を買ってきたけど、ちゃんとした瓶のもそこそこ入荷してたな。確か瓶1本で銀貨30枚だったと思う、まだ何処まで売れるのか分からなくて、生産数が控えめだから値段が抑えられないとか」
ベリアがそこまで言うと、試飲をした料理人がススッと移動して料理長を連れてきた。
「料理長、コレを飲んでみてください」
「なんですかいきなり…これは料理にもよりますが、食後の1杯に良いかもしれませんね」
「このお酒であれば、皆がチーズケーキを所望している現状に選択肢が増やせるかと」
「確かに…材料と比率は?」
料理長が聞いてきたので、イズミは素直に答えた。
「お酒と牛乳で1:2です。今回はお酒を20ml牛乳を40mlで、この道具に氷を入れてシェイクしました」
「氷を利用して冷やしたのですね、普通に混ぜると…少し物足りないですね。こんなに変わるとは、面白いですね」
料理長がそう言うと料理人がお酒の購入申請を出し、お酒を買うべく行動を始める。
まだ試してみたいドリンクが多々あるのだが、そんな雰囲気では無くなって来たのが鈍感なイズミでも分かった。
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※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
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