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第二十二章 一斉捜査
第三百六十四話 キマイラ防衛戦③
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マスタングが町の防壁を抜けた所で浮遊を止めて地面にタイヤを這わせると、イズミの身体が地面の凹凸で揺れる。
イズミはアクセルを踏む足の力を抜くこと無く、サイドミラーでキマイラの動向を確認しつつ戦略を立て直し始めた。
「手持ちの武装じゃ撃退も出来そうにない、余り実用的では無いがデカい武器が必要だ」
「それでしたら、此方の装備は如何でしょうか?」
マスタングがモニターに表示した武器は、アメリカ製の対物ライフルとロケットランチャーだった。
対物ライフルは重量約13kgのセミオート式であり、12.7×99mmの弾を10発装填出来る代物だ。
弾倉も大盛りの弁当箱並みのサイズであり、アイテムボックスに収納出来るとしても持ち運びはしたくないデカブツである。
特徴的なマズルブレーキと二脚が、固定砲台としての運用をイズミに求めているようだが、何故かスコープが装着されておらず、控えめなアイアンサイトがあるだけだ。
「スコープが着いてないが」
「的が大きいので問題無いかと」
「…アイアンサイトで狙えと」
イズミはため息をつきたくなったが、キマイラが追いかけて来ているので直ぐに実体化をさせる。
ロケットランチャーは4連装であり、弾が込められている状態での重量は対物ライフルより僅かに軽い程度の代物だった。
好きなアクション映画の筋肉モリモリなマッチョマンがつかっていたモデルである。
「使い方のレクチャーは頼めるか?」
「メガネに説明書を表示します」
「よろしく頼む」
「追尾機能はありませんので、良く狙って下さい」
「無茶言うぜ」
イズミがキマイラを確認すると、キマイラは町から離れるイズミ達から目標を町へ戻そうとしている所だった。
「ベリア、少しだけキマイラの注意を引いてくれないか?」
「それは大丈夫だけど、何か策があるのか?」
「大急ぎで新しい武装を準備する。直ぐに終わるが時間が欲しい」
「分かった!」
町へと向き直ったキマイラに向かい、ベリアがファイヤーボールを連続で撃ち込む。
イズミの銃を撃った経験から学んだ、音速のファイヤーボールである。
最初の数発は命中したが、その後は防御魔法で阻止されてしまった。
「不意打ち以外ではまともに当てられないか…」
ベリアは苦虫を噛み潰した様な表情をしながら、キマイラの気を町から逸らす。
イズミはマスタングを停車させると急いで降り、トランクから武器を取り出した。
「マスター、最初は対物ライフルです」
「こんな重量級の武器、ちょっと担いでるだけでも筋肉痛になるぞ」
「死ぬよりは遥かに良いかと」
「そりゃそうだ…ランチャーも頼む」
対物ライフルに弾倉を入れて初弾を装填し、二脚を立てて地面に置くとロケットランチャーが実体化されるのを待った。
実体化が終わったロケットランチャーを持ち上げると、メガネに使用方法が表示させる。
「少し面倒くさいな、そりゃ説明書が必要な訳だ」
ぎこち無い動きで組み上げると、イズミはキマイラに向けてロケットランチャーを構える。
「ベリア、待たせた」
「やっとか!」
「キマイラから少し距離を取れよ!」
ロケットランチャーの引き金に指をかけると、しっかりと狙いを定めて挨拶代わりの1発を撃ち込んだ。
ロケットランチャーの狙いはキマイラの前半身であり、爆音と共に弾がかっ飛んでゆく。
ベリアのファイヤーボールでイズミへの注意が逸れていたキマイラの胴体に着弾し爆発した。
キマイラの咆哮が響き渡り、防壁近辺で対応をしている衛兵隊の動きが止まる。
「イズミ、今の一撃は効いたみたいだ」
「それは良いニュースだ、あと3発あるぞ」
キマイラはイズミの居る方へ頭を向けると、ファイアブレスを放つ体勢に入った。
「ベリア、もう1発撃ち込むが防御魔法で防がれる可能性がある。ベリアからも強烈な一撃をお見舞いしてやってくれ」
「強烈な一撃って言われてもなぁ…」
「新しいナイフの試し斬りには、うってつけだろ?」
「やってはみるけど…余り期待はするなよ」
「同時に仕掛けるぞ」
イズミは魔法通信でベリアとタイミングを合わせると、キマイラに向けてロケットランチャーの2発目を撃ち込んだ。
イズミはアクセルを踏む足の力を抜くこと無く、サイドミラーでキマイラの動向を確認しつつ戦略を立て直し始めた。
「手持ちの武装じゃ撃退も出来そうにない、余り実用的では無いがデカい武器が必要だ」
「それでしたら、此方の装備は如何でしょうか?」
マスタングがモニターに表示した武器は、アメリカ製の対物ライフルとロケットランチャーだった。
対物ライフルは重量約13kgのセミオート式であり、12.7×99mmの弾を10発装填出来る代物だ。
弾倉も大盛りの弁当箱並みのサイズであり、アイテムボックスに収納出来るとしても持ち運びはしたくないデカブツである。
特徴的なマズルブレーキと二脚が、固定砲台としての運用をイズミに求めているようだが、何故かスコープが装着されておらず、控えめなアイアンサイトがあるだけだ。
「スコープが着いてないが」
「的が大きいので問題無いかと」
「…アイアンサイトで狙えと」
イズミはため息をつきたくなったが、キマイラが追いかけて来ているので直ぐに実体化をさせる。
ロケットランチャーは4連装であり、弾が込められている状態での重量は対物ライフルより僅かに軽い程度の代物だった。
好きなアクション映画の筋肉モリモリなマッチョマンがつかっていたモデルである。
「使い方のレクチャーは頼めるか?」
「メガネに説明書を表示します」
「よろしく頼む」
「追尾機能はありませんので、良く狙って下さい」
「無茶言うぜ」
イズミがキマイラを確認すると、キマイラは町から離れるイズミ達から目標を町へ戻そうとしている所だった。
「ベリア、少しだけキマイラの注意を引いてくれないか?」
「それは大丈夫だけど、何か策があるのか?」
「大急ぎで新しい武装を準備する。直ぐに終わるが時間が欲しい」
「分かった!」
町へと向き直ったキマイラに向かい、ベリアがファイヤーボールを連続で撃ち込む。
イズミの銃を撃った経験から学んだ、音速のファイヤーボールである。
最初の数発は命中したが、その後は防御魔法で阻止されてしまった。
「不意打ち以外ではまともに当てられないか…」
ベリアは苦虫を噛み潰した様な表情をしながら、キマイラの気を町から逸らす。
イズミはマスタングを停車させると急いで降り、トランクから武器を取り出した。
「マスター、最初は対物ライフルです」
「こんな重量級の武器、ちょっと担いでるだけでも筋肉痛になるぞ」
「死ぬよりは遥かに良いかと」
「そりゃそうだ…ランチャーも頼む」
対物ライフルに弾倉を入れて初弾を装填し、二脚を立てて地面に置くとロケットランチャーが実体化されるのを待った。
実体化が終わったロケットランチャーを持ち上げると、メガネに使用方法が表示させる。
「少し面倒くさいな、そりゃ説明書が必要な訳だ」
ぎこち無い動きで組み上げると、イズミはキマイラに向けてロケットランチャーを構える。
「ベリア、待たせた」
「やっとか!」
「キマイラから少し距離を取れよ!」
ロケットランチャーの引き金に指をかけると、しっかりと狙いを定めて挨拶代わりの1発を撃ち込んだ。
ロケットランチャーの狙いはキマイラの前半身であり、爆音と共に弾がかっ飛んでゆく。
ベリアのファイヤーボールでイズミへの注意が逸れていたキマイラの胴体に着弾し爆発した。
キマイラの咆哮が響き渡り、防壁近辺で対応をしている衛兵隊の動きが止まる。
「イズミ、今の一撃は効いたみたいだ」
「それは良いニュースだ、あと3発あるぞ」
キマイラはイズミの居る方へ頭を向けると、ファイアブレスを放つ体勢に入った。
「ベリア、もう1発撃ち込むが防御魔法で防がれる可能性がある。ベリアからも強烈な一撃をお見舞いしてやってくれ」
「強烈な一撃って言われてもなぁ…」
「新しいナイフの試し斬りには、うってつけだろ?」
「やってはみるけど…余り期待はするなよ」
「同時に仕掛けるぞ」
イズミは魔法通信でベリアとタイミングを合わせると、キマイラに向けてロケットランチャーの2発目を撃ち込んだ。
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